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2026年10月号P11

更新日:2026年9月4日更新 ページID:0019606 印刷ページ表示

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P11

下里豪志さんコラム (Vol.5)

たーけーダイアリー♪「夏の思い出。」

去年の夏はヨーロッパで過ごす最後の夏で、この夏は日本で過ごす新しい夏。この2度の夏はずっと私の中に残っていくことでしょう。私は6年イタリア、2年パリで勉強しました。イタリアの師匠にパリへ行きたいと伝えた時、外国人の君がやっと自分の生きる場所を手に入れたのに、それを捨ててでも行きたいのか?と聞かれました。パリに行けば、全て一から築き直さないといけないことくらいわかっているつもりだったんです。でも、蓋を開けたらパリはとにかく「若さがすべて」でした。

自由・平等・博愛を3色で表したフランスの国旗を象徴するような、年齢にとらわれない生き方をする人で溢れた素敵な街。けれど、奨学金や、コンサート出演オーディションはほぼ全て参加資格が25歳以下。だからコンクールや試験で演奏する機会を勝ち取るしかなかったんですね。そこで、自分の人生を見つめ直して、残り1年で帰ろうと決心しました。

令和7年7月。無事卒業して帰るだけとなったところでフランスの音楽学校で働かないかとメールが届きました。人生はいたずらにと言うけれど、本当に試される時があるんですね。こんな夢みたいな話なのに抱いた感情は「ショック」。なぜなら私の帰国は揺るがないものだったから。私の人生は柔軟性でどうにかしてきた。だからこそ一度決めたことを今回だけは曲げてならない。じゃないと一生自分に自信がもてないと思ったんですよね。これだけ好きな街を自分の意志で出て、学んだことを母国に広めるという新しい使命を果たしたい。だから断る結末しかなかった。

帰ってきて約1年、走りつづけました。こんなにもあっという間に過ぎた1年はないんじゃないかなって思います。あの時の決断が間違いだったと未来の自分に言わせないために一生懸命音楽に尽くし、人と結ぶために時間を捧げました。探して、10月12日、私は夢のコンベンションセンターの舞台に立ちます。ここでソロリサイタルを開催した県出身ピアニストを私は見たことがありません。その夢をぜひ南風原の皆様に応援していただきたいです。詳細は私のホームページにあるので、覗いてみてください。

文化の泉 宝物 No.81

戦後の南風原のはじまり

10月12日は「南風原町民平和の日」です。平成25年に制定されました。なぜ10月12日?それは、沖縄戦のあと、南風原村(当時)の役所が収容所から南風原に戻ってきた日、つまり南風原の戦後行政のスタートの日なのです。1946年の10月12日に現在の南風原小学校の敷地内に役所がおかれ、今年で80年の節目になります。

当時の職員は村長を含めてたったの19名。(それでも、戦前は10名程度だったようなので、当時としては多いのかもしれません。)初期の業務は、食料の配給や建築資材の配給と建設、帰還者の受け入れと字別名簿の作成、農作物の種苗、家畜の入手と分配などでした。今の南風原の風景をみていると想像もできませんが、当時まず必要とされたのは、村民の把握と、食べ物と住む場所の確保だったんですね。

戦禍と復興のあゆみを忘れないために、いつまでも「戦後」が続くように、10月12日は平和を考える一日にしませんか?町民平和の日には各イベントを開催します。ぜひご参加ください。(前城)

※広報9月号でお知らせしていた企画展「戦後・ゼロからの再建」は延期となりました。開催については後日お知らせいたします。

お問い合わせ:文化センター 889-7399

南風原町民平和の日イベント

● 沖縄陸軍病院20号壕町民見学(無料)

  • 日時:10月12日(月曜日) 9時~15時(※昼休み 12時~13時)
  • お問い合わせ:南風原文化センター 098-889-7399

※当日は先着順でご案内します。
※南風原文化センター常設展示室はいつでも町民無料で見学できます。

● 南風原平和ガイドの会学習会 沖縄戦体験を聴く集い

  • 日時:10月12日(月曜日) 14時~16時(※参加無料)
  • 会場:南風原文化センター
  • 主催:南風原平和ガイドの会

● 南風原町民平和の日パネル展

  • 日にち:10月5日(月曜日)~10月9日(金曜日)
  • 会場:役場1階ロビー
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