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平成26年第4回定例会 会議録(第2号-1)
平成26年 (2014年) 第4回 南風原町議会 定例会 第2号 12月16日
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日程 | 件名 | |
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日程第1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第2 |
質問議員名 | 質問内容 | |
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大城真孝 | |||
花城清文 | |||
大宜見洋文 | |||
知念富信 | 答弁 、再質問 | ||
照屋仁士 | |||
会議録
○議長 宮城清政君 これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりでございます。
開議(午前10時01分)
日程第1.会議録署名議員の指名
○議長 宮城清政君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって6番 赤嶺奈津江議員、7番 浦崎みゆき議員を指名します。
○議長 宮城清政君 日程第2.一般質問を行います。それでは、通告書のとおり順次発言を許します。15番 大城真孝議員。
○15番 大城真孝君 それでは、2点について質問します。幼稚園児の学童利用について。(1)現在、幼稚園児の学童利用状況はどうなのか。(2)来年4月から施行される子ども・子育て支援新制度では幼稚園児の学童利用は認められなくなるとある。幼稚園の預かり保育はどう変わるか。(3)幼稚園児の学童利用についての施策はあるか。(4)民生部と教育委員会は学童の待機児童解消のためにどのような調整を行っているかお伺いします。
2点目.津嘉山公園整備の進捗を問う。(1)津嘉山公園整備の進捗と事業完了までの予定はどうなっているか。(2)津嘉山公園整備事業が当初の予定より遅れているのはなぜかお伺いします。
○教育長 赤嶺正之君 大城真孝議員のご質問にお答えいたします。1.幼稚園児の学童利用について(1)でございます。幼稚園児の学童利用者は、現在、町立幼稚園4園で8名でございます。(2)でございます。幼稚園の預かり保育がどう変わるかのご質問ですけれども、平日の町立幼稚園預かり保育は、これまでと変わりません。平成27年度町立幼稚園申込ニーズ調査を行っております。その結果を参考に、幼稚園型の一時預かり事業を町立幼稚園の土曜日預かり保育として実施できないか検討してまいります。(3)でございます。ニーズ調査の結果を踏まえて、町立幼稚園の一時預かり事業として土曜日の預かり保育を実施するか、あるいはまたその他に受け皿がないかも検討してまいりたいと考えております。(4)でございますが、民生部と教育委員会では学童の待機児童解消に向けて関係課で調整会議を持ち解決策の検討をしております。さらに南風原町子ども・子育て会議にも担当課が同席するなどして情報の共有に努めております。以上でございます。
○副町長 国吉真章君 質問事項2点目.津嘉山公園整備事業の進捗を問う(1)についてお答えします。津嘉山公園については、平成25年度に国道507号バイパス沿いに擁壁工事の一部を施工いたしましたが、本格的な施設整備については平成27年度から平成29年度までの3カ年で整備を行う計画であります。平成27年度は、津嘉山中央線沿いの斜面緑地部分の工事を先行して行い、平成28年、平成29年度に多目的広場やパークゴルフ場、駐車場及び管理施設などの工事を行う予定となっております。(2)についてであります。当初計画は、平成26年度に実施設計、平成27年度工事着手し平成28年度事業完了予定でありましたが、計画の見直しにより平成24年度に実施設計、平成25年度に区画整理事業で造成工事を行い、工事着手を平成26年度、事業完了を平成28年度としておりましたが、平成24年度の実施設計時において土砂受入箇所が那覇空港建設地へと変更になることから再度計画変更が生じています。今後は、先ほど答弁しました計画に沿って進められるよう取り組んでまいります。以上です。
○15番 大城真孝君 先ほど、幼稚園児についての学童利用は8名だということで、皆さんは影響ないという考えのようですので、ひっくるめてお伺いします。今まで幼稚園で預かり保育をやっていますけれども、土曜日はやっていないのですか。今までできなかったのはなぜか。隣接町村はほとんどやっていますよね。来年からは制度が違うのですからやらなければいけないのですよね。今で計画をしておかなければ、土曜日預かりになる場合には、職員も置かなければいけないはずですから予算に関わってくると思うのです。検討しますではなくて、民生部はどうしてもっと詰めてやろうとしないのですか。予算の問題になるのです。皆さんは、来年の予算について今頃からやるのでしょう。今が一番大事な時期だと思うのです。今から検討すると言うのではなくて、どのぐらい進んでいるのかお伺いします。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまの一般質問、土曜日預かりの件でございます。これまで幼稚園につきましては、学校給食の提供、時間延長、専任園長というように幼稚園改革を行ってまいりました。それに一つ課題であったのが土曜日の預かりをどうするかでございました。これについても3つの改革的なことをしてきましたので、その後検討していこうということでこれまできておりました。それで昨今の子育て関連法案改正等で、今回、土曜の預かり保育をやっていこうという視点で取り組んでいます。今、幼稚園申込の受付をしておりますので、それにアンケート調査を行ってどれだけのニーズがあるか状況の把握をしているところでございます。予算につきましても、おっしゃるように今がたいへん大事な時期でございますので予算要求等も提出しているところでございます。ぜひ、平成27年度からは預かり保育ができるように取り組んでまいりたいと考えております。
○議長 宮城清政君 15番 大城真孝議員。
○15番 大城真孝君 今、部長はいろいろアンケートを取ったと言いますけれども、今まで6時半まで預かりをやっているのですよね。やっている側は、土曜日も預かったほうがまだいいと思う。アンケートを取る必要はない。皆さんの姿勢だと思います。皆さんが土曜日も預かりをやりますと言えば、反対する人はいないと思う。どうして皆さんは、父兄に責任を取らせるようなことをするのですか。教育委員会の方針でしょう。皆さんが土曜日にやりますと、春休みにやりますと出せばやらなければいけないのでしょう。それは職員に対しても、方針が決まりましたから土曜日もやります、春休みもやりますとして指導しなければいけないわけです。それをどう思うのかもう一度。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいま議員からご指摘がありますように、土曜預かり保育をやったほうが保護者にとっても預けやすい環境ができるとのことでございますので、平成27年度からの予算要求等、それから新しい事業を行うためには状況把握も必要でございますので、先ほど申し上げましたようにアンケート調査を行っております。まだ全園児対象には取れておりませんが、その結果を見ましても要求と言いますか、それがアンケートには出ておりますので教育委員会の方針としましてもぜひ土曜日預かり保育を行っていくよう職員一同取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 15番 大城真孝議員。
○15番 大城真孝君 今答弁したように、皆さんが方針を出せば預ける親たちは喜びますよ。ぜひアンケートは抜きにして、皆さん方教育委員会としての教育方針を出してやるべきです。全てアンケート、アンケートでは通らないでしょう。しかも民生部と詰めていかなければいけないこともあるのでしょう。他町村では4歳児から幼稚園で預かっている地域もあります。そういうこともありますので、民生部と十分に詰めれば待機児童の解消にもつながるのです。同じ役場内で教育委員会は教育委員会、民生部は民生部とやってはおかしいでしょう。確かに皆さんは、教育部局と町長部局とは違うという考えなのかもしれませんけれども、それはそれとして予算面は町長にお願いするわけでしょう。民生部とあなた方が一緒に調整を十分やっていかなければ、今予算要求をする時にやっておかなければ話にならない。4月から始まる制度ですよ。そのへん、十分にやっていけるかどうか再度お願いします。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。来年4月からの土曜日預かり保育ですけれども、ご承知のように月曜日から金曜日の預かり保育は正規の教育課程時間外の預かり保育ということでやっておりますが、土曜日の預かり保育につきましては幼稚園型の一時預かり保育事業という別個の事業の位置付けになりますので、それを想定して検討しております。11月の定例教育委員会のフリートークのなかですけれども、教育委員会事務局としてはそういったことを考えていますと提案いたしました。その定例教育委員会のなかでは教育委員会としてぜひ土曜日の預かり保育も実施できるよう取り組んで欲しいというような結論でございました。具体的には、来年4月に向けての幼稚園管理規則等々の改正で定例教育委員会委員の皆さんの意思は反映されますけれども、先ほど申し上げましたように土曜日の預かり保育に関しても幼稚園型一時預かり保育事業という新たな事業の位置付けで実施してまいりたいと考えておりますのでぜひご理解のほどお願いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 15番 大城真孝議員。
○15番 大城真孝君 教育委員会でもそういう方針であると言うのに、今から検討してまいりますという答弁はおかしいよね。ぜひ、教育委員会が答弁したとおり教育委員会でもやってもらいたい。その点について町長はどうなのですか。答弁をお願いします。
○議長 宮城清政君 町長。
○町長 城間俊安君 先ほど教育長からもありましたように来年4月からですので、この問題については私たちも今日まで幼稚園教育、延長保育も含めてやってきたことに大きな成果があるものだと、また父兄からも給食提供についても評価されておりました。なおかつ来年4月1日から施行されますので、これについて当然私たちもやるものだと、そしてまた土曜日についてどのようにやったほうがいいのかというアンケートであればよろしいかと思っております。そして土曜日もやることによって職員はどうなのかということもありますので、その件についても補強すべきところは補強していかなければいけない思いを持っておりますので、ぜひ新年度に遅れがないよう私たちも連携しながらやってまいりたいと思います。また父兄にも来年4月から土曜日も開園することを周知することが一番大事ではないか、土曜日は休みだという感覚もあろうかと思いますので、その固定観念をはずす気持ちで、土曜日もやりますという方針を強くアピールすることが大事だと思っております。ぜひ、教育委員会と連携しながら進めていきたいと思います。
○議長 宮城清政君 15番 大城真孝議員。
○15番 大城真孝君 町長も皆さんと協力とするとありますので、皆さんが早めに方針を出さなければ予算などいろいろありますからぜひ町長部局と一緒になって取り組んで欲しいと思います。以上、この点については終わります。
次に津嘉山公園。空港に土を持って行けないことを遅れる理由にしていますけれども、全く盛土された土が動かないものだから地域の先輩方は私たちが元気なうちに完成するのかとそういう疑念を持っていますので今回質問しました。ちょっとでも土を運ぶ姿勢が見られるのであればそういう話は出ないと思いますけれども、全く状況は変わらない。逆に盛土は高くなるということが見られる。では、空港が延びれば自ずとこれも延びるということなのです。当初は糸満に土を持っていくとあったそれがなくなって今度は空港となった。空港は近いから空港のほうが安いのだと、それは皆さんの勝手でしょう。地域は、当初計画の平成28年度完成の考えでいるのです。皆さんの考えは、空港が遅れたらまた遅れるということですよね。その態勢をどう思うのか、もう一度。
○議長 宮城清政君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。津嘉山公園につきましては、地域の方々の早めの整備をという強い要望がございます。それに対しまして当初の計画より1年遅れているような状況になっておりますこと深くお詫びいたします。確かに当初は糸満の県営の土地改良区に搬出の計画でしたが、南部の公共工事関係からの土砂の搬出が思った以上に量が多く、早めに受け入れが止まってしまったことから、実施設計時点での土砂の搬出が空港建設地となりまして、実施設計の段階では当初空港の土砂受け入れが平成26年度に始まるということで現計画を再度見直ししております。実際には、さらにまたその空港の土砂の受け入れが当初より1年遅れまして、土砂の受け入れが始まるのが平成27年半ばからとなっております。そうなりますとまた1年その計画が遅れるのは地域の方々に説明ができないことから、少し施工の位置を変更しまして今の土砂の搬出等を、離れた、着手できる所からやっていこうということで計画見直しをやっております。平成27年から本格的な工事に入りまして、事業計画年度平成29年度までには終わらせる計画をしております。先に土砂の搬出が先にできれば一番よろしいのですけれども、今はこの土砂の受け入れ場所がなかなかございません。今、土砂を搬出しようとしますと1立米当たり1,000円の有償になります。今現在、盛っております土が約14万立米ございますので、単純に計算しても1億4,000万円ほどの処理費負担がさらにかかることからやむを得ず空港への搬出ということで待っているような状況でございます。今後は、できるだけ現在の計画内で事業が完了するよう数カ月でも早めに事業完了するよう努力してまいりたいと考えておりますのでご理解をよろしくお願いいたします。
○議長 宮城清政君 15番 大城真孝議員。
○15番 大城真孝君 部長は前向きの答弁ですけれども、区画整理区域内でも盛土する場所がありますよね。全部が全部反対ではないと思うのです。その場所でも工夫して盛土を先にやれば、その換地された土地はその分だけ手配されますので、ああいう方法も考えて、空港一本ではなくできるだけ早くやるべきだと思います。ぜひそういう方法でやっていただくことをお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前10時23分)
再開(午前10時24分)
○議長 宮城清政君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 質問をする前に、去った11月16日に行われました沖縄県知事選挙、それに12月14日に行われました第47回衆議院選、辺野古に新たな基地を造らせないのだという強い信念とぶれない政治姿勢が多くの県民、町民の支持を受けそれぞれ当選したのだと思います。それにしても南風原町から初めての国会議員として仲里利信氏が当選したことは、われわれ町民含めて大きな喜びであります。おめでとうございます。
それでは、一般質問をします。まず町立図書館について伺います。図書館は、読みたい本もない、まるで小学校の図書館のようだと揶揄されています。図書館は町民が利用するものであり、いろんな本や機能を併せ持つものでなければなりません。そこで通告してある(1)、(2)、(3)についてお答えください。
次に、保育所、幼稚園の課題と子ども・子育て支援新制度について伺います…
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前10時26分)
再開(午前10時26分)
○議長 宮城清政君 再開します。8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 では、図書館については、今申し上げたように、建設するまで町長の責任なので町長にお伺いします。町立図書館は狭すぎる、図書も少ない。まるで小学校の図書室だと揶揄されている。それに対してどう思いますか、お答えください。(2)図書館は、学習する人もいれば幼児へ絵本の読み聞かせをする母親もいる。また、視聴覚も必要であります。このような町民が利用できる部屋や設備が十分でないが、どう思いますかお答えください。(3)今の図書館を中央公民館の小ホールとして活用し、新たな図書館を建設できないかどうかを伺います。
次は、保育所、幼稚園の課題と子ども・子育て支援新制度について伺います。いよいよ来年4月から新制度がスタートします。それに向け各市町村とも取り組みに苦労しているようです。またマスコミも連日報道しているように、親にとって心労だと思います。そこで質問します。(1)子ども・子育て支援制度が来年4月からスタートする。認可保育園や幼稚園、同じ町民の子どもを保育する所で情報や課題を共有することが大事であります。合同での話し合いをしたことがあるかどうか伺います。(2)学童を利用していた5歳児の受け皿として幼稚園で土曜日の預かり保育を実施する予定があるかどうか。また、他市町村は対象を明確にして取り組むといいます。本町は母親の就労支援も含めどうどういうふうにするのかお答えください。(3)幼稚園は土曜日の預かり保育が実施された場合、親が希望すれば5歳児は幼稚園を利用すると思います。しかし、土曜日の預かり保育をすると親と切り離され親子の絆が薄れます。教育的効果をどう期待しているのかお答えください。(4)幼稚園での土曜日の預かり保育は、保育料の面からも保護者にとって新たな負担になります。預かり保育を金曜日までと選択ができるか。また、保育料は所得による応能で算出ということになっています。本町の幼稚園預かり保育料はどうなるのかお答えください。(5)北丘幼稚園では預かり保育を担当する職員が探せず、職員に負担をかけたと聞いています。支援新制度で各市町村ともに有資格者の採用に奔走するが職員の確保はできていますか。また、入園を決定してから職員が探せない場合はどうするかお答えください。(6)支援新制度の実施で認可保育園でも新たな負担が出ると思います。町の支援はどうするか。また、認可外保育園で定員増が予想されるのかどうかです。幼稚園が充実する。では、保育園はどういうふうに拡充されるのかお答えください。
3点目、南風原町社会福祉協議会への支援について伺います。平成19年の総合計画では平成23年度までに自治会への加入率を70パーセントまで引き上げるとあります。地域福祉を推進するため社協においても自治会加入は大事なことであります。そこで伺います。(1)取組と加入率を教えてください。(2)町社協も地域福祉を推進するため会員獲得が必要であります。そのため町の支援は欠かせません。町社協に対し呼び掛けたことがあるのかどうか。また、共同でのキャンペーンはどうでしょうか答えてください。
次に4点目、琉球絣の後継者育成について伺います。町は絣の後継者育成事業をしていますが、より絣を振興するため育成事業は大事であります。そこで質問します。(1)琉球絣の後継者育成事業を行っているが、その後の就労状況はどうでしょうかお聞かせください。せっかくその事業を受けて果して何名がどういう状況でこの絣事業に従事しているかお答えください。それから、(2)一括交付金を活用し、生活できる給料を保障するための制度を新しく創ってはどうか。たぶん給料の面が大きなネックになっていると思います。
最後に、大名の町道10号線の整備状況について伺います。この道路は、首里からの道路として交通量が多くかなり混雑します。しかも歩道がありません。地域の皆さんにおいても大変危険な道路であります。そこで伺います。(1)事業が計画どおり進んでいるかどうか。進捗状況はどうでしょうかということです。(2)地域に不便や迷惑をかけないためにも仮設の道路が必要だと考えますが、そこはどうなるのかお答えください。以上です。
○教育長 赤嶺正之君 清文議員の1.町立図書館を新しく建設してはどうかというご質問にお答えいたします。(1)でございますが、隣接する豊見城市や西原町の図書館に比べ小規模ではございますが本町は図書館を地域の情報センターと位置付け教育関係機関との協力連携を行い、特長ある図書館を目指しております。また、町民の生涯学習の一助となる図書館活動を推進し資料収集・整理・保存に努め、その他利用促進を図り教育・文化振興の拠点となる図書館として可能な限りサービスを行っていきたいと考えております。(2)でございますが、学習場所として2階を提供しております。読み聞かせのコーナーはありませんが、絵本コーナーとして専用のスペースを用意しております。視聴覚は、現在収集を進めており、館内での視聴貸出サービスを提供しております。(3)でございます。町立図書館は開館して3年目で特長ある図書館を目指して鋭意努力しているところであり、新たな図書館の建設は考えておりません。
質問事項2番、保育所・保育園の課題と子ども・子育て支援制度についてのご質問にお答えいたします。(1)でございますが、子ども・子育て支援の新制度については、これまで認可保育園の園長会に毎月参加しております。また、幼稚園のあり方については、民生部と合同で関係課の調整会議を持ち、2カ年保育の検討や土曜日の預かり保育などについて意見交換を行っております。(2)でございます。町立幼稚園の一時預かり事業として土曜日の預かり保育を実施するかアンケート調査を行っている状況であり、調査結果を参考にどういったかたちで実施できるかも含めて検討してまいります。(3)でございますが、幼稚園で土曜日の預かり保育が実施されたとしても就労などで家庭保育ができないため利用されるものと考えておりますので、土曜日に預けるから親子の絆が薄れるというような問題はないだろうと見ております。土曜日の預かり保育で保護者の就労支援、あるいはまた就園率の向上、子どもたちの集団保育での幼稚園教育の充実が図られると見ております。(4)でございます。月曜日から金曜日までの預かり保育と土曜日だけの預かり保育は選択できるように考えております。幼稚園預かり保育料は、平日がこれまでどおりの定額5,000円、土曜日預かり保育は一日につき1,000円で弁当持参というように予定しております。(5)でございますが、申込が12月中旬となっており、そのあとに募集しますので臨時職員等の確保は未定でございます。臨時職員等が探せない場合には、これまで同様に各園で、あるいはまた教育委員会で対処することになります。以上でございます。
○議長 宮城清政君 副町長。
○副町長 国吉真章君 それでは、質問事項2点目(6)以降についてお答えします。まず(6)です。来年4月から始まる新制度に向けて5歳児の学童利用ができなくなるなど新たな課題が出てまいりますので、待機児童対策も含めてニーズを調査し必要に応じて認可保育園とも調整して対応していきたいと考えています。認可保育園の定員については、毎年県による立入調査があり、基準に応じて保育するよう指導を受け、それぞれの園で定員の適正化に取り組んでいるので大幅な定員の変動はないと認識しております。
質問事項の3点目.南風原町社会福祉協議会への支援について(1)です。自治会加入率を高め、多くの方に自治会へ加入していただくことで地域力の増強、まちづくりの推進につながるものだと考えています。町においては、転入世帯を対象に住民環境課の窓口で自治会の取組・活動内容・自治会加入のメリット等を紹介する自治会加入案内チラシを配布しています。また、自治会加入促進の横断幕を作成し、各自治会へ配布を予定しており、その予算を今定例会に上程しております。加入率に関しては、平成23年度以降の調査はしておりません。(2)についてです。町民の自治会への加入促進は、字・自治会単位の小地域を基盤とした地域福祉を推進する社協にとって重要な課題だと捉えています。これまで行政と社協がタイアップして自治会加入促進に取り組んでいる自治体を視察しておりますので、その取組事例も参考にしながら地域づくりやまちづくりの視点も含め町社協との連携を図りたいと考えております。
質問事項4点目.琉球絣の後継者育成の(1)であります。後継者育成事業については、琉球絣事業協同組合において毎年8人程度の後継者育成を行っております。後継者育成のプログラムを修了した者のその後の就労状況を、過去5年に対し調査しましたところ、平成21年度から平成25年度までの事業終了後の就職率は5年間いずれの年も100パーセントとなっています。そのうち平成26年11月現在、継続している就業者は、39名中31名で、継続率79パーセントとなっています。(2)です。一括交付金で生活できる給料を保障するための制度を事業化することについては、沖縄振興特別推進交付金交付要綱において個人・法人の負担に充当する事業または事務及び専ら個人・法人の資産を形成するための事業または事務に対し、原則交付金を充てることはできないとあることから、一括交付金を活用した給料を保障する制度の事業化は困難であります。また、経済的に自立できない伝統工芸の後継者に対し生活できる給料を保障するための制度・補助事業等がないか確認しましたが、現在そのような事業はないということでありました。
5点目の大名の町道10号線整備状況を問う(1)です。町道10号線は、計画時点における全体事業費が約18億円となっていることから、実施計画において平成31年度までの予定となっております。進捗状況については、平成26年度末までの事業費合計で申し上げますと、全体で27.1パーセント、用地補償39.9パーセント、工事2.7パーセントとなっています。(2)です。計画としましては、起点の県道から約200メートルが現道から外れた新設道路部分で、それ以降の約640メートルは山手側へ約5メートル現道拡幅することになっています。その拡幅部分を仮設道路として車両の通行を誘導し、工事を行いたいと考えています。ご質問のとおり、地域住民の皆さんに対しては迷惑をかけないよう工事方法を検討して進めてまいります。以上です。
○8番 花城清文君 それでは、再質問をさせてください。まず図書館ですが、特色ある公民館づくりをするとのことですが、その特色ある公民館づくりとは具体的になんでしょうか聞かせてください。
○議長 宮城清政君 生涯学習文化課長。
○生涯学習文化課長 大城敏雄君 図書館協議会等で努力目標などを定めて、特に南風原については子育て支援を中心としたかたちを作っていこうと、前回の議会のなかでもそうお答えしました。8点ほどございますが、そういった目標を定めて今後図書館の充実を図っていきたいと思っております。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 南風原らしい特長というのが感じられません。皆さんが今、図書館の設置目的としているのは、どこの図書館でもやることでしょう。南風原らしい特長というのがまずないのではないか。学校の先生方からも聞いたことがあります。学校の授業で使うものも南風原の図書館にはない、だから西原町へ行く、豊見城市へ行くということで、学校の先生方からそういう話を聞かされます。それだけ南風原町の図書館は、言葉は悪いが粗末な図書館かとそんなところがあります。また町民も読みたい本がない、そういったことがあるかと思っています。たぶん次の町長選挙の選挙公約に出てくるかと思いますので、次の町長に期待しておきます。この1点目についての質問は終わります。
〔「休憩願います」の声あり〕
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前11時49分)
再開(午前11時49分)
○議長 宮城清政君 再開します。教育長。
○教育長 赤嶺正之君 それでは、ただいまの花城清文議員から町の図書館は、学校の先生方が授業で使う借りたい本があってもないというようなご質問がございました。教育委員会といたしましては、非常に重要なことでございます。本来でしたら学校の図書室に揃えていてもいいわけですけれども、それができなくて町立図書館に借りにいったということだと思いますが、そのあたりを具体的にどういった教材、どういった本でどこの学校がそれを欲したのかという点がもしございましたらお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 初めて反問が出ましたね。その先生方との話で具体的に何の本だとは聞いていません。南風原の図書館へ行っても見たい本もない、学校で参考にしたいがそういうものがないということでしたので、もしそれであったら学校の先生方、校長との連絡会議、いろんなものがあるはずです。そのなかで議論されてみてはどうでしょうか。以上です。
〔「休憩願います」の声あり〕
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前11時51分)
再開(午前11時52分)
○議長 宮城清政君 再開します。8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 先にも答弁しました。具体的なことは聞いていない。そういう話し合いがあったということでした。必要であれば、皆さん方は校長会であるとか教育委員会とのいろんな連絡会があるはずです。そのなかで直接聞かれてはどうでしょうかということです。以上。
○議長 宮城清政君 ただいまの反問は、(1)のなかで議論の明確化のために執行部側が採用した反問となります。8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 それでは繰り返しますが、個人のプライバシーのこともありますし、議場ではどの学校の誰であったとは申し上げられません。先に言いましたように、学校の先生方からもそういった声が聞こえたので、それぞれ校長会のなかで聞いてみてください。以上です。
○8番 花城清文君 まず確認していただきたい。平成27年度4月から始まる新制度を確認しておきたい。保育所と幼稚園との違いを聞かせてください。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 それでは、幼稚園と保育所との違いというご質問でございます。保育所に関しましては、民生部長が答弁すると思いますから私は幼稚園についてお答えいたします。まず幼稚園につきましては、文科省が定めております幼稚園の教育要領に基づいての教育でございます。この学校教育法のなかに幼稚園に関しましては、第22条で幼稚園は義務教育及びそのあとの教育の基礎を培うものとして幼児を保育し幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えてその心身の発達を助長することを目的とするとございます。この基本に準じて、おおむね保育時間は基本として4時間でございますけれども、その4時間の間でいろんな教育活動をしているということでございます。以上です。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。児童福祉法の何条であるかは覚えていませんが、そのなかで保育に欠ける方を保育所で預かりなさいということが大きな目的です。当然、年齢的に0歳から5歳まで。今年までは保育に欠ける人、フルタイムが基本で、余裕があれば点数を付けて選考して措置する、入所させるということです。新法では、勤務時間が月64時間で、だいぶ差があります。こういう方たちには、町として1号認定から2号、3号の認定証をあげます。これも来年からすぐ全部措置することはまず難しい、できません。平成31年までにはぜひ整備して、当然、小規模保育とか認定こども園ができるかどうか分かりませんがそういう整備をしなさいということであります。保育園は0歳児から5歳児までの保育に欠ける人を措置するという考え方でございます。以上です。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 本町は、昨年3点セットを実施しました。他市町村と比べると専任の園長もあります。ですから、より細かな新しい制度の取組ができると思います。そこで、その園長の皆さんであるとか認可保育園も5歳児まで保育ができます。そういった園長の皆さんなど現場の皆さんと合同での話し合いをしたかどうかお聞かせください。
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前10時59分)
再開(午前10時59分)
○議長 宮城清政君 再開します。民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 再質問にお答えします。答弁書の2(1)でお答えしましたとおり、認可保育園の園長会には担当課長が毎月参加してそういう情報の収集、特に新しくい制度が変わるものですから毎月参加しているということでございます。認可以外については、この制度ができて、子育て会議等の議題もありますので今年2回、そういう調整会議を行ったということでございます。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。幼稚園の園長たち、現場との話し合いでございますが、先ほど大城真孝議員にもお答えいたしましたけれども、教育委員会としては、11月の定例会のなかで事務局から提言がありました土曜日保育を実施したいというような提案につきましてわれわれ5人の委員で話し合いをしまして、方針として土曜日は実施するということで確認はしているわけでございます。では、具体的にどういったふうに実施すればいいのか。現在、学童に行っている幼稚園児は8名しかいませんと、では実際8名しかいないのか、土曜日保育を実施することになれば先ほど真孝議員からもございましたように希望者はもっと増えるのではないかというようなこともありまして具体的なところは部長を中心に園長会あるいは教頭会で話し合いをしております。ですから、申込の人数がもし30名あるいは40名、50名になった場合、2つの園でやるのか、あるいは1桁の人数だったら宮平保育所の一時預かりでこの5歳児は対応できるのか、いろんなことを想定しながら園長、教頭とも情報交換をしている状況でございます。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 非常に大事なことだと思います。今回の子育て支援であるとか、それはなにも5歳児だけの問題ではない、保育に欠ける子どもたちもいるわけでしょう。就学前の子どもたちですから、当然、認可保育園も幼稚園も合同で何が課題であるのか、何をクリアしなければならないのか議論をするべきだと思います。そこが私からするとあまりうまくいっていない、現場が一番詳しいのであって、課題を知っているのも現場です。現場が一番詳しいのに、現場の園長方との話し合いがなされていないのが非常に気になります。
ではもう1ついきましょう。宮平保育所は、5歳児の保育をしていません。先の答弁では町内で8名しかいない。保育に欠けるのは、当然保育所なのでしょう。保育に欠ける者、保育を必要とする者は、就労支援も含めて5歳児でしょう。親が希望するのが幼稚園かな。ぜひみて欲しいとするのが幼稚園かと思います。そういった面で、宮平保育所は5歳児をみていないが、当然保育に欠ける園児を宮平保育所はできますね。どうでしょうか答えてください。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。現在、認可保育園が10園、公立が1園で11の保育所(園)がございます。そのなかで5歳児を預かっているのは、6園ですね。あと5園は、5歳児を預かっておりません。5歳児については、保育所と幼稚園、保護者が希望して、選んでどこへ行きますということになります。幼稚園については、就労に関係なく希望すれば入れます。認可保育所等については、本当に保育に欠ける人を優先的に入れますので、そこで保護者の希望がございます。今、5歳児を預かっていない5園でありますが、そこで5歳児を預かってくれという要望は基本的にございません。過去にどうしてもという方がいて、4歳児と一緒に5歳児がいたという事例はあるそうですが、宮平保育所については当初から5歳児は受け入れをしないと言いますかクラスがないということで、他の園もそうですが、そのように園によっては5歳児がない所もございますので、5歳児クラスのある保育所に申込をするかたちとなっております。以上です。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 保育に欠ける4歳児、5歳児は一緒じゃないですか。私が福祉課長の時は5歳児まで保育をやっていたと思います。それがいつの間にか5歳児がなくなって、4歳児までをやっているはずです。5歳児が希望する園が当然のようにできますね。どうでしょうか。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。入所申込には4歳以上としていますけれども、クラスとして5歳児クラスがないということです。ですから、できるだけ学年が同じ所でやっていかないと、5歳児が4歳児の所に入るのは教育的にも保育的に遊びなども違いますので保護者のご理解を得て幼稚園に行くのか他の園に移ってもらうかということで、現在5歳児クラスはないということでございます。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 やっていないとは、ニーズがないということなのでしょうか。5歳児のニーズがなかったということなのでしょうか。
それでは、もう1点いきましょう。今度は教育委員会に聞きます。土曜日の預かり保育は、午前7時半から午後6時半までになります。土曜日だと11時間の預かり保育になります。その11時間のカリキュラムはどのようになるのでしょうか、お答えください。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。土曜日の預かり保育のカリキュラムというご質問でございますけれども、基本的に幼稚園はご承知のとおり4時間保育が基本でございます。平日の月曜日から金曜日までの4時間保育ですね。それを今、南風原町は地域のニーズあるいは保護者の要望に応えまして、月曜日から金曜日までは午後2時まで本来の教育課程の保育をしています。午後2時以降は、午後6時半まで預かり保育という正規の教育課程以外の保育ということで、これも幼稚園の教育要領にあるのですけれども、そういったものを根拠に月曜日から金曜日までの預かり保育を実施しております。それを今度はまた本来の金曜日までの預かり保育とは別に、幼稚園型の一時預かり保育事業というものを改めて事業として取り入れまして、土曜日だけの預かり保育を実施したい考えでございます。そのとき、それは議員ご指摘のとおり7時半から夕方の6時半までというような予定でございますけれども、その教育内容につきましては基本的に正規の教育時間外の教育活動についても本来の午前保育のカリキュラムに沿ったかたちでやりなさいという基本的な部分がございます。当然、月曜日から金曜日まで午前の本来の幼稚園教育活動の延長線としてそれに沿ったかたちでカリキュラム・週案が作られると考えております。以上です。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 かなり長い時間ですね。私が一番心配しているのは、以前の託児所みたいにただ子どもを預かって遊ばせておけばいい、見ておけばいい、幼稚園という組織、幼稚園教育からしますと中身がただ預かって園で遊ばせておくだけではならないと思います。そこをどういうふうにやるのか。午後2時までの延長保育は分かる。教育課程でやるでしょう。午後2時あとの4時間、午後6時までのそれもある。今度は土曜日が増えてきます。そのカリキュラムをきちんとしなければ単なる託児所、子どもを預かるだけでは親も希望しないと思います。そのカリキュラムも園長たちと話し合ってやるべきではないか。どういうふうにやるのか検討してください。答えは求めませんので、園長たちと十分話し合いをしてください。
もう1つ。保育料に関してです。幼稚園入園料が廃止されますね。今度の預かり保育で廃止になります。そうすると、先に言った保育料が応能負担になります。他市町村はその保育料が決まっていますが、本町はどうでしょうか。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまの幼稚園の保育料、入園料につきましては、まだ検討中でございます。保育料につきましては、定額の5,000円でございますのでその方向で進めようと思っておりますが、まだ予算関連がございますので調整がございます。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 新聞報道によると、幼稚園は入園料がなくなります。あとは保育料。そして預かり保育でしょ、この2つ。そうであったら、他市町村も保育料をどうする、預かり保育をどうする、先に教育長が答弁されていた1日1回1,000円、それが月に4回、5回あるわけですから結局、4,000円、5,000円負担になる。土曜日1日1,000円としたら、月に換算したら4,000円、5,000円の負担になるわけでしょう。これはきちんと保護者に伝えてありますか。答えてください。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。入園料の件もございますのでお答えいたしますけれども、確かに議員ご指摘のとおり新制度になりますと入園料という概念がなくなると認識はしております。これまで取っていた入園料がなくなるわけでございますので、入園料が7,200円ぐらいですので、これを12カ月で割って毎月の保育料に加算していくかというような議論も実はやっております。そういった場合に、入園料として個別に取る場合は保護者の同意がなければできませんので、先に言いましたように月額の保育料に転嫁してこの入園料の分を徴収するかという議論もやってはいるのですけれども、今の段階でわれわれが主張しておりますのは定額で、議員ご指摘のようにこの入園料も廃止したほうがいいのではないかという考えもございますがまだ結論には至っておりません。これからさらに議論を深めてまいりたいと思っております。
それから、土曜日の一時預かり事業につきましては、われわれの考え方としましては、1,000円のうち200円がおやつ代という保育料でございますので、確かに一日計算でございますので月4日にしますと5,000円となります。これは国の基準等も参考にしながら数字を決めていくわけでございますけれども、基本的には宮平保育所の一時預かり保育の料金を参考にしながら議論しているということでご理解をお願いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 今度新しく制度が変わります。国の基準が来ていますか。まだ来ないですか。かなり制度が変わるはずです。国の基準どおり参考にすると思いますが、月給は条例改正しなければいけない、親の負担も当然、条例改正をし以下の手続きを経ていかなければ親御さんもいくら取られるか分からない。保育料をいくら取られるか分かりません。そういった面で、いろいろな作業が皆さんにはあります。その作業も、保護者の負担についても十分配慮してやって欲しいと思います。こういうことはどうでしょうか。保育に欠けるのは保育所でやる、親が希望するのは幼稚園でやるとしたら、保育所に預けると保育に欠ける者に措置費が国からきますね。けれども、幼稚園の措置費、国・県の補助金はそんなにないと思う。保育所に預けたほうがいいのか、幼稚園に預けたほうがいいのか、町の財政的な環境はどうなのか。そして、保護者の負担はどうなのか、それを計算したことがありますか。検討したことがありますか答えてください。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。まず5歳児の園児が保育所へ行くか幼稚園へ行くかということで、まずこれについては保護者が選んでくださいということです。先ほどもお答えしたように、保育園は保育に欠ける人でなければまず入れません。幼稚園は希望があれば入れますということですので、そこで保護者がどこを選ぶかもまずありますね。保育所の場合は、一定額から保護者負担金を引いて半分が国、4分の1が県と市町村が持つということで、おおむね一般財源が2割程度、これも全体的に計算したものですので個別で違うのですが、全体で見ると一般財源が21パーセント、保護者負担金が26パーセントとなっています。ですから、保育所に入る園児が増えれば町の負担も増えるということではございます。先ほどからあったように、幼稚園に5歳児が入ることによって、認可保育園等が下の年齢の子どもたちを増やし、それによって待機児童が減ることは十分にあるのかと考えております。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 国・県の措置費が保育所の場合にはある。けれども、幼稚園の場合にはそういうことはないですね。同じ5歳児においても、どこに預けるか、保育に欠けるも分かる、希望も分かる、それを町全体同じ町民の子どもとしてどこで取り扱うか他の市町村はその基準をきちんと定めているようですから町もその基準を定めて、どういう場合は保育所、どういう状況の場合は幼稚園であると定めなければならないでしょう。その基準づくりはどうでしょうか。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。現在、平成27年度公立認可保育園の入所のしおりを作って申込受付をしています。11月末で第1回目を締め切りました。そのなかで新法による支給認定区分というのがございます。1号認定が幼稚園と、今はないのですが認定こども園が1号になります。今のところそれは5歳児という考え方ですね。2号が保育所の3歳以上となります。それ以下、3歳未満が3号認定ということで、今のところ保育園に申込をしたのは、こども課が認定証を発行します。幼稚園に申込をした1号認定については、教育委員会が行うということでお互いの担当課では決めてございます。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 では次に進めましょう。教育長の答弁では、土曜日の預かり保育は選択できるとのことでした。民間の会社は土曜日の休日が増えましたね。金曜日までは預かってください、土曜日はいいですということもいいわけですよね。では、一時預かり事業とのことですから、土曜日に仕事関係で預かってくださいということになったら、その事務作業、預かり料金をもらう領収書、あるいは申込受付、請求書の作成、そういったいろんな事務処理が出てきます。それは当然、教育委員会でやらなければいけないが、大丈夫でしょうね。そういう作業があることは当然知っていますよね。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。幼稚園型のこの一時預かり保育に関しましては、基本的に国から示された要綱がございますのでそれに基づいて実施するのですけれども、われわれが参考にしておりますのは、町立の宮平保育所で0歳から5歳まで一時預かり保育を実施しておりますのでそこのやり方も参考にしながらいろいろと勉強しているところです。ですから、当然、例えば民生部こども課でそういう手続きをしているのであれば、教育委員会もやらなければいけないと思います。現場でやっているのであればそれはまた現場にお願いしますし、そういったマンパワーの整備等も必要になってくると思っております。以上です。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 それでは、3点セットで専任園長も配置しました。園長の土曜日の配置はどうでしょうか。小学校、中学校で子どもたちが出校しているのに校長が休み、教頭が休んでいるということがあるか、幼稚園はどうするのか、どうでしょうか。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。土曜日の預かり保育に関しましては、責任者と申しますかやはり議員ご指摘のように園長なり教頭なり誰か1人はいなければいけないということでございますので、それは認識しております。またシフトも見直しをしまして、土曜日に出た園長は1週間のうちどちらかで休んでいただくと、あるいはまた先週は園長が出ましたので今週は教頭先生がといういろんなシフトをこれから組み直していかなければいけないと考えています。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 園長は嘱託ですよね。園長も土曜日の預かり保育に出勤させるのですか。そういう考え方も持っておられるのか。教育委員会の方針として園長も出勤させるということであるわけですね。もう一度、答えてください。教育委員会の方針として園長、教頭、小学校ではそういうのはないと思うが幼稚園の場合はあるのかどうか教育委員会の方針を答えてください。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 先ほど答弁しましたように、教育委員会としましてはいろいろとシフトを工夫しまして園長、教頭に土曜日も出てもらうという方針でございます。小学校、中学校におきましても、例えば夏休みのサマースクールなどいろいろな行事のとき、学校長も出てきています。教頭も出ております。そういうことで、特段、幼稚園だからでなくていいというような認識は持っておりません。やはりその委託契約と申しますか、そういったものも見直す必要があれば見直しながら、責任者として教頭なり園長なり誰か1人は在園するようなシフトを考えていきたいということでございます。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 非常に大事なことですから、園長と話し合ったことがあるのでしょうか。そういった方針を伝えてあるのですか。教育委員会の今の方針を、園長に直接伝えてありますか。嘱託の契約が整っていますが、どうでしょう。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。この土曜日の預かり保育を実施すると、そういった予定であるということは、これまでも幼稚園の園長会のなかで部長が伝えております。具体的にどのようにしたほうがいいかというようないろんな意見交換も教頭方とやっております。ただ、この土曜日の預かり保育を土曜日だけに限って事業として実施したいと教育委員会で審議しましたのは11月でございます。11月のなかでわれわれ5人の教育委員はそれをやりましょうということで確認はしているのですけれども、正式に教育委員会の方針はこれですということは12月の園長会で話します。ただ、事前に部長のほうでそういった方向で動いていますよというような意見交換は、園長会でも教頭会でもやっているとご理解をお願いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 ではもう1つ聞きましょう。その件については、園長としっかり話し合って欲しい。嘱託ですから、たぶん勤務時間もでしょう。それから、南城市は2園で6名採用するとこの前の新聞に出ていました。本町はどうでしょうか。今で確保しておかないと、事業は実施する、でも専任の職員はいないとなるとその事業に取り組めないでしょう。どうでしょうか。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 本町の幼稚園に関しましては、これまで就園率等々の問題、あるいはまた職員の勤務形態等々の問題もございまして、将来的には民営化する方針が打ち出されました。それが教育委員会でいろいろと調査をしまして勉強してみましたら、公立幼稚園を廃止してまた民営化するには結構ハードルが高いことが分かりましたので、幼稚園の民営化は撤回しております。それから平成17年あたりから民営化の方向で動いておりましたので採用がございませんで、職員がほとんど臨時職員になってしまいました。それで平成22年あたりから民営化はできないということになったものですから、その今まで臨時職員だったものを随時計画的に本務に変えていっております。あと3名、4名ですか、全ての幼稚園の先生方が本務になるわけでございますので、それもまず計画的に切り替えていきたいということです。今回新たな事業が出てくるわけですので、そのへんもまた増員で、退職の部分もまた補充するということでだいたい年間2人ないし3人で採用していかなければ追い着かない状況です。けれども、この幼稚園の先生がなかなかおりませんで不足の状態でございまして苦慮しているところですが、実際子どもたちが入園してくるわけでございますので、そのへんは嘱託なり臨時なりで対応しながら計画的に、あるいはまた本務の先生方にも協力していただいて計画的にマンパワーを整備していきたいと考えております。以上です。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 ではもう1つ聞きます。保育所もしかりですが幼稚園では早出、遅番があります。平日があります。そして土曜日も行うとしたら、土曜日の振替休日もあります。そこは園長も含めてその体制を取れる状況を皆さんは考えていますでしょうね。どうでしょうか。しっかり取れますね。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 議員ご指摘のように、いろんなシフトが出てまいりますのでそのへんはしっかり対応できるように、南風原町の大事な子どもたちを保育していくわけでございますので、しっかりマンパワーを整備できるよう鋭意努力してまいりたいと考えております。
○議長 宮城清政君 8番 花城清文議員。
○8番 花城清文君 今まで答弁していただいた約束、5歳児の学童がなくなるのであればどこかで誰かが預からなければならないでしょう。それをやるためにはいろんな条件が必要です。今言った職員の対応にしても体制にしても園長の問題にしても十分話し合ってやって欲しい。約束したものはきちんと守って欲しい。
最後にいきます。社協のキャンペーンにいきましょう。調査していないということですから分からないと思いますが、やはり非常に大事なことなので社協と一緒になって会員獲得するようお願いしておきます。自治会会員を70パーセントまで上げると言っていますが調査していないということですから、結局平成19年からスタートして平成28年で総合計画は終わるわけでしょう。その間、何もしていないということですが指摘はしません。これからの取組を社協と一緒に、社協の自主財政を確保するためにも会員の獲得は非常に大事です。そういったことで、社協と一緒にキャンペーンみたいなことをしてはどうでしょうか。今までやっていないと思いますから、どうでしょうか答弁してくださいということです。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。(2)でお答えしたのがありますので、これを詳しく説明したいと思います。他の市町村で社協と役場と区長会の三者でやったものがありまして、宜野湾市の自治会加入促進強化事業実行委員会規則というものですが平成16年にありまして、そのなかで事業としていろいろやっております。広報への特集掲載、あるいは町内一周パレード、懸垂幕・横断幕・のぼりなどの設置等、社協も当然広報等に載せるということでやっているのですが、他の市町村のことを言うのもなんですが実際平成18年の38.35パーセントから35.08パーセントと3パーセント近く下がっているのです。やらなければもっと下がっていたのかは分かりませんが、こういう取組で社協・自治会・区長会ですか、あるいは役場でその取組をするかどうか今後検討していきたいと考えております。
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前11時39分)
再開(午後1時03分)
○議長 宮城清政君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。4番 大宜見洋文議員。
〔大宜見洋文議員 登壇〕
○4番 大宜見洋文君 通告書にしたがいまして、質問をさせていただきます。よろしくお願いします。まず、翔南小学校校区内待機学童への対応は(1)町内の新1年生の待機学童という問題に対し、対策は講じたか。(2)翔南小学校の児童で校区内の学童クラブを希望しているが、やむなく校区外の学童クラブを利用している児童はどれくらいいるか。(3)翔南小学校校区内に学童クラブ設置が必要と考える。学童クラブ設置の考えはないか。
2.町立小中学校へのクーラー設置を(1)近隣自治体の小中学校でのクーラー設置状況は、南風原町と比較して違いはあるか。(2)教室にクーラー設置が進んでいる他の自治体の学校と町立小中学校との学力に相関関係は見られるのか。(3)町内でクーラーが設置されている普通教室はあるのか。クーラー設置済のクラスと未設置のクラスでの学力差に相関関係は見られるか。
3.町立小中学校のフィフティ・フィフティプログラムへの認識を問う。(1)第四次総合計画で「各町立学校との連携を密にして、省エネルギー対策活動(フィフティ・フィフティ等)を実施」とある。フィフティ・フィフティプログラムとは具体的にどのような活動か。(2)フィフティ・フィフティプログラム活動を実施している学校はあるか。(3)町立6小中学校の光熱水費の推移について、フィフティ・フィフティプログラムの成果と課題はどうか。(4)クーラー未設置教室への設置要望が増えている。要望に応えた場合、光熱水費も増加するのは確実と思われるが、財源は大丈夫なのか。
4.小中学校行事は、児童や教師への負担になっていないか。(1)学力テストの順位が大幅アップしている。その実績は評価されるが、放課後の時間外等で教師への負担はないか。(2)町立小中学校陸上競技大会で、地区大会派遣のない4年生の部があるが、体力的な負担が懸念される。4年生の部の意義を問う。(3)町の行事で小中学生を対象としている行事は、他町村と比較して多くはないか。以上です。ご答弁よろしくお願いします。
○副町長 国吉真章君 では、質問事項1.翔南小学校校区内待機学童への対応(1)についてであります。現在、待機学童について保護者等より学童クラブ設置増の必要性を求められているのは、翔南小学校校区となっています。要望が翔南小学校施設内への新設であり、その対策については教育委員会との調整が必要ですので今後協議をしてまいります。(2)です。翔南学童クラブは、現在52名の児童が利用していますが、定員の関係で入れなかった児童は22名おりました。その後、翔南小学校区の南風原小学校近く、わんぱく保育園の学童、南風原校区のドルチェ学童クラブと正道館学童クラブ、北丘校区の学童クラブVI-VAを利用しております。(3)です。翔南小区域の保護者等から要望されているのは、学校敷地内への学童クラブ新設となっていることから、教育委員会との調整を進めているところであり、保護者等に対しても話し合いの場を設けて現在の進捗状況を説明しております。町としても同校区内には他校区に比べて学童クラブが少ないことから、その解決策の一つとして翔南校区内で民間施設を利用した学童クラブの設置を保護者の皆さんで検討できないかその旨をお願いしているところであります。以上です。
○教育長 赤嶺正之君 大宜見洋文議員の2.町立小中学校教室へのクーラー設置をというご質問にお答えいたします。(1)でございますが、近隣自治体の小中学校のクーラー設置状況が把握できませんが、沖縄県平均のクーラー設置率は67.9パーセントであります。本町は、特別教室にクーラーは設置しておりますが、普通教室はほとんど設置していませんのでその違いはございます。(2)でございます。本町の全国学力学習状況調査は、小中学校ともに県平均以上となっております。この調査結果を見ますと、クーラー設置の相関関係はほとんどないのではないかと考えております。(3)町内ではクーラーが設置された多目的教室を一時転用して普通教室に使用している学級が7学級あります。クーラー設置の学級でも学力のばらつきがありますので、相関関係はほとんどないと思っております。
質問事項3.町立小中学校のフィフティ・フィフティプログラムへの認識についてでございます。(1)省エネルギー活動のプログラムで、学校で生徒や教職員が協力して省エネ活動を行い節減できた光熱水費を全て自治体の財政に戻すのではなく、半分はその学校に還元する仕組みでございます。(2)町内小中学校でフィフティ・フィフティ活動実施の学校はまだございません。(3)6小中学校の光熱水費は、おおむね横ばい状態であります。フィフティ・フィフティプログラムは、実施しておりませんので成果についてはまだ出ておりません。(4)小中学校6校で、光熱水費がおおむね1,500万円増えると見込まれ大きな負担になるものと考えます。
小中学校行事は児童や教師への負担になっていないかのご質問でございますが、(1)放課後の時間はおおむね勤務時間内で行っておりますので、教師負担はそんなに多大ではないと見ております。(2)でございます。町小中学校陸上競技大会は、児童生徒の競技力の向上、体力増進並びに交流と親睦を図り健全育成に資するという観点から行っております。4年生は種目的にも男女とも100メートルと4×100メートルのリレー2種目でございますから、午前中で終わりますので体力的にもそんなに大きな負担はないものと考えております。(3)他市町村との比較でございますが、教育総務課所管で申し上げますと、小中学校陸上競技大会、それから小学生駅伝大会、新春マラソン大会の3つでございます。新春マラソンは、自由参加でございますので他市町村と比べて決して多くはないものと思っております。以上でございます。
○4番 大宜見洋文君 答弁、ありがとうございました。それでは、続きまして再質問させていただきます。まず、1(1)です。子ども子育て支援新制度に伴う条例によると、5年後には現状の学童クラブの数でもとうてい待機学童の解消が難しいと考えられますが、私の質問の前にお二方の答弁にも絡みますし、今後また質問があると思いますのでこれからの迅速な対応に期待するということと、そのなかでも特に他の3校との状況が異なる翔南小学校に絞って質問させていただきたいと思います。1と2につながるのですけれども、地域の子は地域で育てるのが教育にとって大変重要だと考えていますが、翔南小の児童が校区外の学童クラブに預かってもらわなければならない状況について町長のお考えを答弁お願いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。まず学童クラブについてお話しますけれども、平成25年の実績でございますが、町内に10カ所の学童クラブがございます。全体で466人、1カ所平均46名程度です。将来的には40名以内となりますので、当然この10カ所では足りません。それ以外にもそういう希望がある方であれば学童等の推進も必要だと考えています。この学童クラブに補助金が少ないところでも420万円、多いところで650万円、これも県の補助が3分の2、市町村が3分の1で運営しているところでありますので、状況に応じて民間等あるいは保護者等、調整をしながら増えていくものかと考えております。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 ありがとうございます。この話の続き、3にもつながっていくのですけれども、翔南小学校の校区内に民間施設を利用した学童クラブの設置もできないかと保護者等にも伝えているとのことでした。これは去年からもそういうことで保護者の皆さんも動いていたと聞いています。ただし、やはり翔南小学校校区は、9月議会で赤嶺雅和議員の一般質問にもありましたけれども、土地利用にかなり制限があるということで集合住宅、アパートが少ない、敷地がなかなか探せないということで保護者の皆さんも頭を抱えている状況であるとありました。そうなると他の3校と違って翔南小学校の児童、保護者の皆さんには大変不自由な環境にあるのではないかと思います。そのへん、今後、学校内に施設の検討はされますかどうかぜひお答え願いたいと思います。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。翔南小学校の学童クラブは、現在1件、空き教室を利用して4年目になります。答弁でもあったように、52名が利用しております。他に22名が校区外の学童クラブにおります。空き教室以外にももう1つ、学童を作りたい要望がございます。敷地的には翔南小は可能かという考えもございますが、このへんについては、作るとなれば他の3校も含め4校にできる方針でなければ困るでしょうという立場でいます。そして、結論をすぐに来年、再来年というのは難しいですので、その間、民間の施設等を利用してやってもらいたいということです。これについては、南風原小学校校区のこがね森学童クラブが第一から第二に分離しました。それが2年目ぐらいになりますか。役場のすぐ側の民間アパートを借りてやっています。その第二こがね森学童クラブにも500万円ぐらいの補助を出していますので、決してできない運営ではないのかなと考えています。今後、教育委員会とも調整して、できるようであれば考えていきたい、すぐに必要であればぜひ民間を活用してもらいたいということで考えております。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 なかなか平行線と言いますか、翔南小学校区の土地利用が厳しい状況で集合住宅が少ないなかで去年一年間、保護者の皆さんは一生懸命探したのですけれども見つからないということだったのです。そこで民間を進めていきたいという答弁であるならば、代替案と言うのですかそういうものを探してもらえるのかどうかお願いします。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。議員は町が斡旋してどうですかというご質問だと思いますが、これについては他の学童も独自でやっているわけですので、翔南小の1カ所だけ町が介入と言っては言葉がおかしいかもしれませんが案内するのは難しいのかと考えております。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 取り敢えず次年度、翔南幼稚園園児の皆さんが小学校1年生に上がっての校区外含めまして何とか受け入れ先が決まっていることは聞いていますので、そのあと、5年間をかけてさらに状況は厳しくなっていくことが考えられますので校区内、できれば学校内に、あれだけ大きな広さがあるので、また国からのメニューもあると聞いていますのでぜひご検討いただいて、これからも議員の勉強会をいろいろもつ予定になっていますから僕たちも調べていきたいと思います。この質問は以上で終わります。
続きまして、質問2です。自分の質問は、クーラーを設置する根拠ができれば学力の向上につながるという答弁になると思ったところ、ちょっと違う方向に進んでしまいましたのでどうしようかと思っているのですが、この問題と例えば他市町村と比べてクーラーの設置が遅れていることは理解できました。今後、町としてのクーラー設置はどう進めていくのか聞かせてもらっていいですか。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 再質問にあります今後の学校へのクーラー設置につきましては、特別教室にはクーラーを入れる方針でございます。学校全クラスではありませんが、技術教室やクーラーが特に必要ではない家庭科教室の火を使うところ、そこは今のところ入れてございません。普通教室については、扇風機を一括交付金等でも対応しているところでございますがそれで暑さをしのいでいただく。それから特に学校の向き、教室の向きであったり、そこで大変暑い学級があるというような学校からの要望もありますので、それについては随時入れていこうと、学校確認をして設置をしていきたいと考えております。説明では7教室ということで入れてございますが、これは多目的教室を普通教室に代えた学級がありますのでそれが数字に表れています。今後は特に暑い教室につきましては調査をして設置してまいりたいと考えております。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 他の市町村と異なって環境が厳しいなかでも、子どもたちと先生のがんばりのお陰で学力も上がっているのだと理解できました。ありがとうございました。
それから、その次の質問3にもつながっていくのですけれども、最後に確認した金額ですね。光熱水費が1,500万円増えてしまう可能性があることも含めまして、今、南風原町で第四次総合計画ではフィフティ・フィフティの活動を実施と書いてありましたが、これが現在行われていない状況はどうしてなのかをまずお聞きしたいと思います。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 第四次総合計画のなかのフィフティ・フィフティ関連ですが、これは省エネルギー対応の活動促進として町立学校においても連携を密にしてそういった意識をしていきましょうということです。学校では光熱水費がこのフィフティ・フィフティに該当するのではないかと考えておりますが、例年の光熱水費の推移等を見てみますと、町の学校は社会体育施設も含めての使用でございますので貸出状況が多くなったりしますと屋外の水銀灯だったり体育館の使用頻度の状況等によって使用料が若干変わっているところでございます。そこで一定の期間節約してもそんなに変わらないだろうという視点があったり、光熱水費は節約等をしていってもある程度頭打ちがくるのではないかと、1、2年はできたけれども、また反動がくるのではないかという視点がございます。それでなかなか難しいのではないかと考えております。フィフティ・フィフティの関連ではございませんが、学校現場においては随時節約をするよう教頭を中心に指導を行って、廊下であれば1つ空けて電気をつけるとかそういう対策をして省エネ関係については取り組んでいるところでございます。特にフィフティ・フィフティで節約した費用を学校に還元するというような取組は今のところしてございません。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 他の体育施設利用もあるからという答弁でしたが、去った日曜日の教育の日の授業参観であちこち学校を見せていただきましたが、授業がないのに電気がついているところもありましたので、自分としては、これはできない話ではないのではないかという気がしています。そこで節約できた分の半分が学校で使えるよという学校としては嬉しいことにつながるのではないかと思うのです。例えば南星中では学校車がボロボロになっても買い替える予算がなくて、南風原中では派遣費も厳しいという学校の状況があるなかで、節減努力すれば努力した分見返りが得られるようなプログラムがあったら、これが利用できるものであれば利用したいという気はするのではないかと思っているのですね。このプログラムについて学校側との協議はあったのか。それとも、ないのであれば今後できないのかお伺いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 フィフティ・フィフティプログラムについて学校側とそのような還元をするという調整はしてございません。学校には常に節約をするような視点では行っておりますが、フィフティ・フィフティプログラムの視点ではお話してございません。調整もしてございません。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 せっかく第四次総合計画でも掲げられていると言いますか、なかに載っていますので、今後はどうでしょう。見込みはありませんか。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。フィフティ・フィフティプログラムにつきましては、総合計画のなかで期間内に実施するというように明記されているわけでございます。学校教育といたしましては、学校のなかで省エネ教育ということで十分関連性があるわけですから取り組んでいきたいと考えているわけですけれども、基本的には総合計画のなかでは環境と共生する美しい住みよいまちづくりということで環境部門でございまして、できればその環境部門でリードしていただければわれわれも協力しやすいという考え方もございます。また同時に、これは財政が絡んでくるものですから、では南星中学校では省エネで100万円財源があまりましたと、ではこの100万円のうち50万円は南星中学校に自由に使わせてくださいよということは、他の学校もがんばればできるということになるかもしれませんが、全体の学校とのバランスとかそういったことを考えますと内部でその財政も含めまして十分に教育委員会と話し合いをする必要があるかと思っております。われわれとしては、実施はしたいのですがまだ少し議論不足、話し合い不足ということでございますので、あとしばらくお時間をください。そういうことでございます。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 教育委員会の立場、ありがとうございました。では、町長部局ではどうでしょうか。答弁しづらいでしょうか。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 第四次総合計画の後期に明記されております。それから、教育の観点から環境教育で、節約できたものの半分が自由に使えるということがございますので、それは光熱費の設定の部分もありますけれども、それは財政的に節約できた半分ですので対応できるのではないかということもございます。ですから、主に教育の観点、それから光熱水費節約の動機付け、そういったことも含めてやはり教育委員会側とも前向きに検討していきたいと考えています。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 ありがとうございました。子どもたちにとっても意識付け、教育につながると思いますので、ぜひ検討していただいて実施していただければPTAとしてもありがたいのではないかと思いますのでよろしくお願いします。
続いて、質問4の小中学校行事は児童や教師への負担になっていないか。教師の日常業務を詳しく知らないので的外れかもしれませんけれども、教師にとっての放課後という時間は、その日の授業の反省と翌日の授業の準備の時間ではないかと一度聞いたことがあって、その時間内に児童の補習や学力テストなどの準備などが入ってしまうと負担になるのではないかと思ったものですから質問しました。このへんはどうでしょうか、お願いします。
○議長 宮城清政君 教育指導主事。
○教育指導主事 山内庸子さん では、つい最近まで現場にいた私のほうで答えさせていただきます。放課後、この学力向上の取組については20年ぐらい取り組んでいますが、それ以前から教師は放課後、生徒に補習はしています。どうしてもできない子どもを取りこぼしていくのは教師として無責任なことになります。子どもたちに学力を付けるのは教師の責務だと思っています。ただ、この学力向上推進を図ることになってから組織的に月曜日の放課後とか学校全体の取組として行うようにはなってきています。ただ、教師の負担ではないかとのご質問ですけれども、これを負担と捉えるかどうかは教師の資質にもよるかなとは感じていますが、私たち教育委員会では校長、教頭で計画的に行うことで教師の負担感は軽減されるかと捉えます。その他の面でいろいろと軽減をしていますので、プラスマイナス、ややプラスになるかもしれませんが、そういうふうなかたちで学校経営者の校長、教頭でそれぞれどういう方法をとっているかは学校によっても違います。例えば朝の自習時間で学校体制、全校体制で学力向上の取組をしようとか、この期間だけ取り組もうとか、他の期間はまた別に充てようとかそのように計画的に行っています。無計画でやると確かに教師の負担になると思いますが、計画性があればそういう負担、また負担感は軽減されるのかと捉えています。以上です。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 答弁、ありがとうございました。無理はしていないということで安心しました。ただ、やはり学力テストへの偏重がないかと憂慮されます。学童クラブとの皆さんとの意見交換を重ねているなかで子どもの遊びとか異年齢のつながりとか、昔遊びのゲームとかその時のコミュニケーション能力で大きくなってから差がつくような状況も見られますので、ぜひ学力だけに拘らないように、先ほどおっしゃった計画的な教育を望みますのでよろしくお願いします。
では次にいかせていただきます。町立小中学校陸上競技大会で、派遣のない4年生の部があるということで、保護者からはこの大会だけの話ではなくてこれに向かっての練習期間で教師の指導が熱を帯びてくるのか帰ってくるとものすごく疲れているよということがあったので今回質問させていただきました。勝負にこだわるわけではなくて機会を増やすとか子どもたちの健全育成を求めてやっていることは分かるのですけれども、これが過剰に順位にこだわっていくような雰囲気にならないようにぜひお願いしたいと思いますが、このへんについては教育委員会としてどのぐらいの認識があるのかお伺いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいま小学4年生への過重な負担というお話がございましたが、最初の答弁でも申し上げましたように、競争心を煽る陸上競技大会開催という認識ではございません。黄金森陸上競技場ができたあとに、4校揃って陸上競技をとおして子どもたちの健全育成もしかり、4校集まって大会をすることによってお互いのつながりもできるだろうという視点でございます。地区大会というものが小中学校ございますが、種目もたくさんございます。それとは違って小中学校陸上競技大会は、特に4年生は2種目で、通常の体育の授業でもできるような取組でもいいのではないかと考えております。ぜひそのように学校側にもご理解をいただいて、この大会は続けてまいりたいと考えております。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 そうですね。やはり小さい時から活躍の場があることは、子どもたちにとっても自信につながっていくと思いますので、無理のない、学校現場での無理のない程度の準備をしてもらって、そういう認識でいくことはぜひ伝えてもらいたいと思います。そのことと次もつながるのではないかと思うのですけれども、町の行事で小中学生を対象としている行事は他の市町村より多くないかということでは、確かに多くない、ただ、動員、他の老人会や他の団体への動員があるので、やはりこのへんをまとめきれるのであれば一緒に開催するとかそういう方向へ持っていければ保護者の負担もなくなるのかと思いますけれども、これについてはどうでしょうか。
○議長 宮城清政君 教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 教育委員会サイドで主催する大会、先にも申し上げましたように学校、地域にお願いしている小中学校陸上と駅伝大会があります。それがそんなに多いということでは、他の町村と比べてもないだろうということです。それからまた、他の団体で主催する行事の他に地域の子どもたちをという所もあるようですので、それもそんなに練習をしてというかたちではないはずです。たぶん午前中で終わるような、地域参加をさせるという、地域で地域を育てる視点でもございますので、また小中学校の皆さんには負担を要求しないと思います。地域行事には参加をさせて地域の人たちと交流をする意味でも良いのではないかと思います。負担と考えてしまいますと制限される可能性がございますので、そういったところも含めて、地域の子どもたちは地域で育てる視点もございますから無理がないかたちでできればいいのかと考えております。
○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。
○4番 大宜見洋文君 ありがとうございました。地域連携が弱くなっている南風原町であります。なかなか関わっていない保護者からしたら負担に感じる部分があると思いますけれども、それが強く交わってくると負担よりも喜び、楽しみのほうが増えてくるのかなと自分でも感じています。ぜひこのような連携が強まるような雰囲気づくりを僕らも議員としてがんばって進めていきたいと思います。以上で質問を終わります。ありがとうございました。
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