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平成26年第1回定例会 会議録(第5号-1)
平成26年 (2014年) 第1回 南風原町議会 定例会 第5号 3月19日
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日程 | 件名 | |
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日程第1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第2 |
質問議員名 | 質問内容 | |
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知念富信 | 答弁 、再質問 | ||
会議録
○議長 中村 勝君 これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。
開議(午前10時00分)
○議長 中村 勝君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって7番 知念富信議員、8番 宮城清政議員を指名します。
○議長 中村 勝君 日程第2.一般質問を行います。通告書のとおり順次発言を許します。14番 上原喜代子議員。
〔上原喜代子議員 登壇〕
○14番 上原喜代子君 3月定例会初日の一番となっております。がんばってまいりますので、よろしくお願いいたします。それでは、通告書にしたがいまして一般質問をさせていただきます。
1.給食費の未納に対する改善策について。(1)通常、給食賄費は給食費を財源としています。しかし、本定例会に提案された平成26年度一般会計予算書によると、学校給食賄費2億1,188万4,000円のうち1,050万円が一般財源から計上されています。その要因は何でしょうか。(2)町民税など町全体の税収は右肩上がりで好調であると聞きますが、給食費の徴収率は近年どうなっていますでしょうか。(3)給食費を負担する保護者や一般財源を投入される納税者に対して、(2)と関連しましてどう説明をするのでしょうか。(4)給食費の未納に対して、どのように取り組んでいるのでしょうか。また、有効な改善策を検討しているのでしょうか。
○教育長 赤嶺正之君 おはようございます。上原喜代子議員のご質問にお答えいたします。まず1.給食費の未納に関する質問でございますけれども、(1)給食賄費が今般、一般財源からの計上となっておりますそれについてのご質問でございます。米飯と牛乳の価格上昇が激しく、幼稚園、小学校、中学校分で約427万円余、消費税3パーセント加算分で607万円余、合計で1,035万円の一般財源からの補てんをお願いしたものです。残り15万円につきましては、給食費の過誤納付金でございます。
(2)のご質問でございますけれども、給食費の徴収率は過去3年間の実績として平成22年度分95.10パーセント、過年度分6.23パーセント、平成23年度現年度分95.48パーセント、過年度分5.50パーセント、平成24年度現年度分95.12パーセント、過年度分3.61パーセントとなっております。
(3)のご質問でございますけれども、給食費を17年間据え置いていること、それから消費税3パーセントの上乗せ分を一般会計から補てんしていただき、町の子供たちの安全・安心な給食を提供していくことについてご理解をお願いしてまいりたいと考えております。
(4)のご質問でございますが、これまで未納者に対し取り組んでまいりましたのは、督促状や文章での催促、職員による徴収訪問、電話による納付催促及び納付相談、未納者の児童手当支給時に本人の承諾を得て窓口納付、準要保護制度の周知徹底等に取り組んでおります。今後の取組といたしましては、これまでの取組をさらに徹底を図るとともに、どうしてもご理解を得られない未納者に対しましては、簡易裁判所への相談をいたしまして支払督促手続きである法的な措置も検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副町長 国吉真章君 それでは、質問事項2.観光資源として古民家の活用をについてお答えいたします。1点目、2点目は関連しますので一括してお答えします。まず本町では、かすりの道を重要な観光資源として位置付けて、観光協会による散策ツアー等で活用しています。そのツアーコースのなかに位置する古民家(謝名門中)については、所有者の門中のご好意によりこれまでイベント等で活用させていただき、大変好評を得ております。古民家の存在は、観光資源としていろいろな可能性があり、町としてもその活用に大変期待をしているところであります。今後の活用については、その整備・修繕等も含めて門中と相談しながら進めてまいりたいと思っています。
○14番 上原喜代子君 それでは、再質問をさせていただきます。今定例会においても、給食賄材料費が一般財源より1,050万円計上されているその理由として小学校において米飯と牛乳で1食あたりの単価の割合が52パーセントアップ、中学校においては米飯と牛乳の1食あたり単価の割合が49.05パーセントアップ、それにプラス消費税のアップだというこれは連合審査会でも説明がありました。いたしかたないかと理解はするのですが、今後もこのような、今からオリンピックもあるということで経済状況が高騰して、東京などは土地の値段も上がっているとのことですので、それに準じて物価も上がっていくだろうと思うのです。そうなった場合は、これからも一般財源を充てていくおつもりなのかどうなのかお伺いします。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまの上原議員の質問にお答えいたします。平成26年度は一般財源から1,000万円余、価格の上昇、それから消費税の5パーセントから8パーセントに上がる3パーセント増の分を現況の給食費に上乗せをして今回予算計上をお願いしてございます。今後のことでの再質問でございますが、来年から消費税10パーセントにと進んでいるところでございます。推移も見ながらですけれども、先ほど教育長からも答弁がございましたように給食費の据え置きをしてございまして隣町村とも給食費の差が少しございます。そのへんも含めて、財政とも相談をしながら今後どうするかは検討してまいりたいと考えております。3パーセントが5パーセント、また10パーセントへ上がりますので、そういったことも含めると現状の手法でいきますともっと上乗せして一般財源へとなります。賄材料費は、保護者が支払ったもので賄っていく基本がございますので、それに合わせるようなかたちでいくべきではないだろうかと今のところ考えております。消費税が今後上がる状況も踏まえて、内部で検討して、なるべく給食賄費は保護者の負担で賄っていく基本を踏襲していきたいと考えております。そのへんはまた今後の財政を調整するときに検討してまいりたいと考えております。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 ただいまの答弁は、据え置きもあるという部分と今後の消費税の動向を見て考えるとのことだったのですが、何をどう考えるのかがちょっとよく分からなかったのですけれども、次にこの据え置きのことも出ておりますので(2)に移りたいと思います。
平成26年度当初予算の概要説明において、個人町民税の徴収率が99.1パーセントの見込みで積算されており、また法人町民税においても徴収率99.7パーセントの見込み計上にあります。これは職員の努力が大いに評価されるものではないかと考えております。給食賄費の徴収と税の徴収とでは制度の違いがあると知っても、やはりどのような成果が上がったのか、どのように努力したのかという部分は、町民が一番関心を持っている部分だと私は思います。先ほど教育長の答弁にもありましたように、平成22年度が徴収率95.1パーセント、平成23年度が95.48パーセント、平成24年度が95.12パーセントと徴収率が下がっていますよね。徴収率が下がっていることも事実でありますので、この未納額はいくらなのか。例えば平成23年度にいくらあって、平成24年度がいくらあってと、やはりここは一番町民が関心を持つところでありますし、この年度は一般財源から賄費としていくら補てんされているのかをお答え願います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 給食費の徴収率の関係でご質問がございました。確かに上原議員からもございましたように、税の徴収につきましては99.1パーセントということと、それに対して給食費は恒常的にと言いますか平成22年からの徴収率を申し上げましたけれども95.1パーセントぐらいで推移して、徴収率的には町民税とは開きがあるというようなことでございます。それにつきましては、毎年5パーセントの徴収ができていますのでその積み重ねでこれまで滞納の額が約8,000万円にはなってございます。きちんとした数字は今、提示できませんけれどもこれまでの累積で約8,000万ぐらいです。それで、毎年だいたい95パーセントでございますので、足りなくなる部分は一般財源から補てんを700万から800万ですか、これも手元に数字がございませんが1,000万弱を一般財源から補てん、最終的には収入が入ってきませんのでこの分の補てんをしているという財政状況にはなっております。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 やはり厳しい状況だと思います。累計で8,000万円の滞納額で、そのなかで1,000万円は一般財源から持ち出しがあるとの答弁でありましたが、これをどうするかの部分で(3)に移りたいと思います。
負担する保護者、一般財源を投入される納税者、やはりこれはどうなっているのか皆が強く思うことであります。そしてまた、これは今に始まったことではなくて多くの議員からも指摘があって、どうにかしなければいけないことは共通した認識だと思っております。給食費を一般財源から負担していることを納税者にどう説明するかに対しては、17年間据え置いていることや消費税のアップとかそういうことに理解を求めていくとあったのですが、やはりそれだけの滞納金があることを踏まえたときに理解を得ることはできないのではないかと町民としては考えてしまうわけです。給食費を負担する保護者のいろんな事情を考えたとき、払えないのか払わないのかが一番大きい問題点になってくると思うのです。ですから、その(3)についてはそのままにして(4)に移りたいと思います。
那覇市教育委員会が給食費未納に対する対策を審議する学校給食費未納問題検討委員会を開いたと、本町でもそういう委員会があるのかどうなのか。もし、別の機関でそういうことが審議された経緯があるのであれば、その給食費の未納を未然に防止する具体的な対策としてこの話し合いというのはどのぐらいの目安で行われているのでしょうかお伺いします。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ご指摘のように給食費の徴収率については、内部の会議でも町長からもそれなりのご指摘、アップをするような取組をしなさいと指示を受けているところでございます。先ほど那覇市の例でございましたけれども、学校給食費未納検討委員会等について開催はございません。南風原町では、委員会等の設置をして未納の防止について話し合いをしてございません。内部の給食費徴収の職員、所長や事務を担当する職員、それから主管課長とでどういうふうに今後の徴収率を上げるかという視点で年度末に話をしたり、内部の報告会では今月の徴収率はいくらになっていますというように報告、去年と比べてどうなのかと教育委員会の内部会議ではそういう話は出ますけれども、全体的に委員会等で話をする設定にはなってございません。給食費の部分、それから徴収の部分については、給食の管理運営委員会がございますので、できましたら議題として出しまして検討すべきではないかと考えていますが、これまで徴収率についての審議はされていません。給食の内容、メニューについての話し合いはしていますが、徴収率の観点でどう対策するかは現在行っておらず、主管課内部の会議で留められているということでございます。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 未然防止などについて具体的なものはないという今のお話だったのですけれども、これはもっと早めにやるべきではないのでしょうか。急がないといけないと感じるのですよね。そのままにしていたら、メニューがどうこうという話で終わってしまうのではないかということと、また給食担当の職員の報告会とおっしゃっているのですが、報告会というのはもう通り越しているのではないかと思いますので、ぜひ検討委員会なりを設置して未然防止の対策を立てていただきたいと本当に希望いたします。
別の観点からの質問ですが、先ほど申し上げた、払えないのか払わないのかの部分です。学校給食費未納の原因として、就学援助制度とかいろいろあるのですがその受給者対象資格がありながら申請を行っていない保護者が本町にはまだ多いのか。だから払えないのか。という部分をお調べになったことはありますか。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 給食費の滞納の防止と言いますか、一つの防止策にはなると思いますが、準要保護の就学援助関係といったところも2年前でしたか、学校の全保護者に対してそういった制度がございますよと、給食費の補助であったり学用品の補助があることについて学校をとおして周知を図っております。それはやっておりますが、この所得では難しいだろうとかピックアップしての調査、払えるか払えないかというような調査はやってございません。申告に基づいて該当する方に就学関係の支払いをしているということです。それから、給食調理場の職員と併せて未納世帯に関しては家庭訪問をして、そのときに難しそうな家庭というのは感じるところがありますので、そこでは保護者にこういう制度もありますからどうですかという話もしてございます。保護者によってはそういったことを知っていますと、しかしなかなか役場に行けないのでという話もございます。そこは申告制度でございますので、就学援助の制度は手助けになりますよという話はしてございます。電話催促等でも分割納付であったり、そういった相談の際にも、滞納されている方には制度の周知をしていく手法は取っておりますが、全体的な所得把握をしてそれが該当しますよというような視点にまではまだいっていないというところでございます。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 多いのかどうなのかについて答弁をいただけなかった気がするのですが、今の答弁を聞いていましたら申告制だからとあって、もちろん申告制ではあります。けれども、役場に行けなかったからという理由の人たちのためには、出向いて行ってというようなことは駄目なのでしょうか。役場に行けないというのは病気のためなのか、ここのところは家庭訪問のなかでとおっしゃっていましたが、やはり払いたくても払えないという場合はすごく遠慮もあると思うのです。そこのところを救い上げないと、いくら申告制だからといってそのまま放置することは理解できないですので、ぜひその部分も含めて検討をお願いしたいと思います。
次に、払わないということになるのかと思うのですが、制度の導入であります。平成23年度に文科省が給食費徴収の有効な手段の1つとして児童手当からの天引きを導入しても構わないと制度として設けているのですが、本町はこれについてどのように取り組んでいらっしゃるのでしょうか。
○議長 中村 勝君 仲村一夫教育総務課長。
○教育総務課長 仲村一夫君 お答えいたします。こども課で未納者の児童手当等の支給費を確認いたしまして、給食費の未納がある方については担当職員がその支給に立ち会って、本人にその旨伝えて、一緒に窓口で納めていただく方法を取ってございます。
対象としては件数的にはそんなにないです。手元に資料を持ってございません。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 件数としては持ち合わせていないとありましたので、ぜひそこにも力を入れる必要があると思います。いろんな手段を取らないと、次の段階に踏み込めないのではないかと思うものですから、ぜひこの部分に対しても強化していただきたいと思います。
次に、就学援助の制度で学校給食費相当額を受給しているにもかかわらず、未納のある事例に対して給食費相当額を直接学校長に交付する制度があると聞いたのですが、南風原町では行っているのかどうなのか。そういう対策は立てられているのかどうなのかお願いいたします。
○議長 中村 勝君 仲村一夫教育総務課長。
○教育総務課長 仲村一夫君 お答えいたします。就学援助が認められて給食費を学校長にではなくて給食センターにそのまま納めるかたちを取っております。ご本人の通帳には振り込みいたしません。申請が認められれば、給食センターにその方の給食費を支払っていることになっています。学校長ではないです。就学援助にも部活動費とかいろいろございますが、そのなかの給食費だけは給食センターに納めるということです。それ以外のお金が申請者に振り込まれるというかたちになります。以上です。
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午前10時29分)
再開(午前10時29分)
○議長 中村 勝君 再開します。
○教育総務課長 仲村一夫君 給食費相当額は差し引いた上でご本人に振り込みをしている状況です。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 私よりも皆様方が専門だと思いますので、自分がちょっと調べただけでもいろんな制度があって、こういう制度もあるのかと初めて知ったということが多いものですから、もちろん家庭訪問もそこの様子が見られる部分で必要ではあるのですが、制度を大いに活用して強化していく体制も未然防止としては大事ではないかと思っております。ぜひ、皆様方で検討委員会でも何でも開かれて、皆様方が話し合いの場を何回も持たれて、解消に向かっての意気込みを望むものであります。そうしなければ、町民に納得のいく説明ができない。町民はもちろん公平・公正の観点でしか見ませんので、ぜひそのようにお願いいたします。
続きまして、また別の視点でお伺いします。17年間の据え置きで一般財源を活用してきたとのお話もございましたが、皆様方が配られたこの平成25年度の実施計画のなかで、平成27年から平成29年の間、給食材料費に係る事業費が2億112万9,000円と明記されています。それぞれの年度で一般財源はゼロの計上であります。平成25年度に2億112万9,000円で本年度が物価高騰と消費税のアップで1,050万円を補てんしての運営の現状にあるのですが、なぜ平成27年度からは一般財源なしでどのような計画で運営していくのか。なしで平成29年度までいくこれは実施計画なのかどうかお伺いします。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 平成25年度の実施計画で平成27年から平成29年の3カ年の実施計画でございますが、現状では一般会計から1,050万円の補てんを当初予算からお願いしてございます。それは先ほどの説明申し上げましたように、価格の上昇と消費税が3パーセントアップということで、給食費は保護者の負担で賄材料費とする基本に基づいてこの実施計画は作成されています。その実施計画の段階から一般財源を投入してという視点ではこれまでも考えておりませんので、徴収できるだろう徴収費と賄材料費という視点で計画は作ってございますので、一般財源からはゼロの計画書となってございます。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 今の答弁は理解し難いのですが、一般財源からはゼロであると、これは当然良いことではありますけれども、物価は上がりました。だから今回も一般財源から入れました。にもかかわらず、次の年はどうなるのだろうという単純な思いなのですが、そのままの状況でいくら徴収率を上げても、いろんな制度を駆使してもちょっと無理があるかと思ってこの質問をしているのですが、無理はないのでしょうかお伺いします。
○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。ただいま上原議員のご指摘でございますけれども、基本的には部長からございましたような考え方でございます。実施計画でございますので基本的な考え方でやってございますが、今後の物価上昇等々もありまして、当然現実的には議員ご指摘のとおりになるかというようなことも十分に予想されます。消費税のアップ分につきましては、税のアップでございますのでぜひ財政当局にも、なんとかその分は給食費に転嫁できないかどうか今後そのへんも相談はしてまいりたいと考えておりますが、これからのことでございますので隣町村の状況等も勘案しながら検討してまいります。この物価上昇分につきましては、基本的には保護者の負担となるわけでございますけれども、平成9年度から平成24年度まで累積で8,300万円ほどの滞納がございまして、それにつきまして収納率は毎年95パーセントぐらいで推移しており、教育委員会といたしましては隣町村と比べてだいたい95、6パーセントでよしとしよう、ということではないのだけれどもやむを得ないかというような考え方があったのではないかと思慮されます。これは先ほど部長からもありましたように、町長からも強いご指摘があったわけですけれども、税と比べて確かに制度的に違いがあるにしても税の収納率と比べて離れすぎていると、そのへんはわれわれも真摯に受け止めまして、95パーセントから99、100あたりまでいけるような危機感を持って対応すべきではないかと考えているところです。そのあたりはやはり努力の結果と言いますか、町民の皆さんに示しましてからその後に給食費のアップなど議論すべきではないかと私としては思っているものですから、現段階では実計も基本的な部分で抑えてくれませんかと指示をしたところでございます。そういうことで、今後、この累積赤字も含めまして教育部全体でどう取り組むべきか、あるいはまたひょっとしたら学校の教職員も含めて啓発活動みたいな感じで年に1回程度はやるべきではないか。また実質的ないろんな制度を活用した児童手当の窓口給付とかその中から差し引いて払ってもらう、あるいはまた準要保護を徹底して、そのなかから給食費相当分を差し引かせてもらうとかいろんな制度を活用してやると同時に、先ほど申しました年に1回程度は教育委員会全体としてこういった啓発活動も必要ではないか。基本的には保護者の皆さんにご理解をいただくことが趣旨でございますので、そういった運動も進めていきたいと思っております。以上でございます。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 給食賄材料費が保護者負担であることは、誰もが分かっていることであります。今までそのような検討委員会もなくきたと、先ほど教育長の答弁にも95パーセントだからまあいいかという部分があったのではないかと反省のお言葉もあったのですが、やはりこの率だけを見たら優秀じゃないかと思いたくなる部分があるのです。でも累積赤字として残っていますし、平成9年度からで今に始まったことではないと先ほど申し上げました。本当に平成9年度からこういう状態が続いていて、なんでこれが解消されなかったのか。年に2回、検討委員会なり話し合いの場を持つとおっしゃっているのですが、ここまで悪化しないうちにやらないといけなかった課題ではないかと思っております。万が一、給食費を値上げするとなったとき、やはり成果というものは出さないと町民は絶対納得いかないと思います。では、払わなくても良かったものを自分たちは払っているのかと、極端な話、正直に言ったらそういうことに尽きると思いますので、ぜひそういうことがないように1つでも多くの回収ができるよう、徴収率が上がるよう、言葉は悪いのですが逃げ得ということがないよう取り組んでいって欲しいと思います。
この件に関して最後に町長にお伺いします。町長からも指摘があったとありますのでお伺いするのですが、教育委員会は独立機関であると誰でも分かっていることなのですけれども、一般財源がこのようにして充てられている以上、また、何となくニュアンスとして給食費のアップがあるのではないかと感じられるものですから、町長は今後、改善するために教育委員会とどのような対策を取っていく方針を打ち出されるのかどうかお伺いします。
○議長 中村 勝君 城間俊安町長。
○町長 城間俊安君 先ほど教育長からもお答えがありましたように、いろんな工夫策をこしらえていかなければいけないと思っております。値上げするのは容易いことでありますが、それ以前の問題はどうして未納が5パーセントもあるのか。また本当に未納に陥っている家庭の状況、困っている方々であれば救ってあげる手立てがある。こういうことも把握して、さらにまた収められる可能性のある家庭、先ほど喜代子議員からもありました逃げ得をやっている家庭もいらっしゃるような、そういうところの区別をしながら、家庭の事情をチェックしながら、未納者に対してはいろんな工夫策をこしらえていく。先ほど部長からありました町の検討委員会のことでは担当部長でやっておられますが、第三者の皆さん方も含めて未納者に対してどう対応したほうがいいかの検討委員会を設けることも大事なのかということあります。自分たち内部では甘えが出て、第三者の皆さん方にも入ってもらって、支払いの可能性のある家庭においては裁判の問題等いろんな工夫策を取っていけば未納者が減る状況にもっていけると思いますので、危機感を持ってやっていくよう教育委員会とも連携していきたいと考えております。給食費を納めたいが納めきれない状況の人たちはちゃんとチェックをして、その人たちはどうするのか。今は過年度の部分よりも現年度の部分に重きを置きながら、現年度を100パーセントにもっていけるような体制を整えていってはじめて、このゆとりで過年度の部分をやっていけるような仕組含めて、議員からも指摘がありましたので教育委員会とも連繋をして、第三者にも入ってもらっての検討委員会を設置するようにという思いであります。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 町長は、検討委員会も持つようにするとの話でありましたので、町全体のことであると教育委員会とか町長部局という線引きはなしにして取り組んでいただきたいと思います。町長もおっしゃったように、払えるのか払えないのかを見極めて、政策として掲げての未然防止も大事です。また、今年度は正念場だという捉え方をして力を合わせてがんばっていただきたいと思います。そうしないことには、給食費値上げは声を大にして言えない状況だと思って、ぜひがんばっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
2番目にいきます。一括答弁でいただきました。議会でも現場調査で古民家は見てまいりましたが、また、個人でも清政議員に案内してもらって見てまいりました。お茶の先生を招待するのに、トイレや地面がざらざらと剥き出して、ただ古いから古民家なのかと正直残念だと思ったのです。そうではなくて、古いけれども子供たちも安心して見物ができるやり方をしないと今の状態での活用は難しいかと思ったのです。とても良い材料だと思いますので、芝生を植えたり、南風原町らしく木も植えたりやりながら、ぜひ活用していただきたい。またもう1つ残念だったのは、台所が土間じゃなかったことです。古民家の台所は土間だったと私は思います。改造したと見受けられたのですけれども、気軽に入れる住宅環境ではないような気がするのです。土間があれば土間から覗くこともできる、昔の家はそういうふうになっていますのでそうあってもいいのかなということと、神里ふれあい公園の遊具設置開始式というものがあってお陰様で本当にきれいな遊具が出来上がってありがたいと思いますが、神里においても遠足コースだから何とかしないといけないんじゃないかと一般質問でも取り上げたことがあるのです。遠足をする子供たちも大変喜ぶのではないかと思います。ですから、古民家に関しても遠足コースとしての捉え方、何と言いますか、かすりの道を散策しながら、かすり会館の前を通って機織りの音も聞きながら古民家に行き、そして古民家ではヒンプンも体験して、ヒンプンにも左右がありますのでこれも体験学習の1つだと思いますので体験させながらそこで歴史の勉強をする、そして本部公園に行ってお弁当を食べる、遠足コースとしては最適ではないかと思います。町内で遠足コースとして学校の授業と兼ね合うようなコースはあまりないのではないかと思うのです。だから、低学年の子供たちが遠足コースとして行けるような古民家をと私は思うのですが、やはりそれというのはトイレも改修したりとか答弁ではあったのですが、木を植えたり子供たちが来ても大丈夫なようにという作り方を考えていらっしゃるかどうかお願いします。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。ご指摘、ご提案、大変ありがとうございます。本部地域にあります古民家謝名門中の住宅は、重要な観光資源としての位置付けが十分可能だと考えておりまして、一括交付金の活用ができると考えております。ただ、古民家の位置付けとなりますと、どこまでこの修繕、手を加えていいのかということが示すことができておりませんので、今後その一括交付金を活用した整備に向けて門中若しくは門中含めてそういった方面の専門の方々と相談しながら、また屋敷の中の日陰ともなるべき植栽関係も含めまして、なるべく早い時期に整備できるよう進めていきたいと考えております。
○議長 中村 勝君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 この古民家を見たとき、「えーっ、こんなところ」とほとんどの方がそう言いました。だからあまり大人の目線としては当てにならないと思うのです。だから子供たちをいろんなことで馴染ませて、また神里にも古民家がありますが残念なことにかすり道とかそういうものがないものですから関連付けることができないのですが、やはり自分の家と昔の家とどんな違いがあるかと子供たちが体験して良さを見つけ出す本当に良い教材となるのではないかと思います。また、なくしてもったいなかったと思う前に手を打たなければいけないのではないか。子供たちが南風原町の観光大使と育つようにぜひ古民家の修復をよろしくお願いいたしまして終わります。ありがとうございました。
○議長 中村 勝君 暫時休憩します。
休憩(午前10時51分)
再開(午前11時00分)
○議長 中村 勝君 再開します。順次発言を許します。2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 文言の修正がありますので、暫時休憩願いたいと思います。
○議長 中村 勝君 暫時休憩します。
休憩(午前11時00分)
再開(午前11時03分)
○議長 中村 勝君 再開します。
○2番 照屋仁士君 それでは、通告書のとおり質問を始めていきたいと思います。本平成26年第1回定例会(3月定例会)は、言うまでもなく1年間の予算・施策を決める大切な議会であります。特に今年度においては、当初予算が一般会計で初めて130億円を超え、新たな住民サービスが盛り込まれた審議が進められております。また、昨年12月に制定され、今年1月1日に施行された議会基本条例の下、新たな議決事件として南風原町地域防災計画並びに南風原町地域福祉計画が審議されるとともに、議員への逆質問の反問権も取り入れられました。執行部の皆さんにおかれましては、新たな制度でありますのでぜひ私の一般質問で反問していただければと思います。私たち議員においても、これからもより広く分かりやすく町民に情報を届けるため、誠心誠意、町民の負託に応えられるよう今後も努力してまいります。
○副町長 国吉真章君 それでは、町の事業の「見える化」は進んでいるかの(1)についてお答えをします。まず平成25年度実施計画の改善点ですが、それについては町のホームページを開けていただきますとトップページが出ます。そのなかに新着情報の記事一覧とあって、そこをクリックすると画面上に入りきらない情報が時系列で並ぶ次のページが開きます。そこの3月3日に更新をしました町のホームページをご覧いただきますと分かりますが、平成25年度の実施計画がPDFで参照できるようになっています。改正点について、これまでは数字を並べていたものを今回の平成25年度からは言葉で分かりやすく事業の説明を加えています。「ハイさいよ~さん」で予算の概要を説明しているように、実施計画でもその手法を取り入れ改善を加えております。
(2)でありますが、ホームページの改善点は、1点目が見やすさ。2点目がワンクリックでの多言語対応。3点目が自動スマホ対応。4点目が障害者や高齢者へのアクセシビリティ対応として拡大文字・音声の読み上げ及びフリガナの付与など新たな機能を整備しています。また、サーバーを契約会社のデータセンターに置いていることで、災害時でも電源の確保が可能になっております。データセキュリティ管理が徹底されたため、記事のアップにこれまでと比較して最長15分程度時間を要することになっています。改修前後のアクセス件数を比較してみますと、改修前の平成24年4月から平成25年2月までの間、33万7,851件、一日平均1,011件で、改修後の平成25年4月から平成26年2月の同じ期間で比較しますと37万2,851件で、一日平均1,116件となっております。件数で3万5,000件、一日平均で105件増になっています。
(3)であります。まず広報誌の自治会配布については、自治会によって方法が異なっております。各班長あるいは地域によっては組長による全戸配布や区費徴収と併せての配布等が行われております。ご負担もあると思いますが、配布をとおして自治会員相互のコミュニケーションの場になっているとの声も聞かれます。町としましては、日頃の自治会員同士のコミュニケーションの機会が増えるということで、地域コミュニティとしての結びつきも向上し、引いては住み良い地域づくりにつながるものだと考えております。このことから、今後も各字自治会長のご理解とご協力の下に地域に合った方法での配布をお願いしていきたいと考えております。
(4)です。まず広報の手法としましては、防災行政無線を使った行政情報の放送、兼城交差点の電光掲示板に加えイオン南風原店2階に本町の掲示板「南風原ギャラリー」を設けております。同店の年間購買件数が500万件ということから、町内外多数の皆さんに本町を広くPRできるものだと思っております。また、広聴の方法としましては、インターネットの提案箱と庁舎1階に「まちメール」の受付ボックスを設置して町民の皆さんからの提案・意見等について気軽に提言できる環境を整えております。今後もさまざまな機会をとおして幅広い広報・広聴に取り組んでまいります。以上です。
○2番 照屋仁士君 それでは、再質問に移りたいと思います。まず1点目の実施計画についてですけれども、事業概要を加えて文章化してより読みやすくなっているというような説明がありました。またホームページでの公開についても、3月3日ということで、私たちに配布されて即座にアップしていただいたということで、その部分では素早い情報の提供だと評価したいと思います。私たちも見てすぐに分かったのですけれども、文字を追記した点もあるかもしれませんが、フォーマットにもだいぶ変更があって、ボリュームも非常にアップしてより町民に見やすいよう工夫されたと思いますが、見やすさと内容、先ほどのところ以外にも追加した点があるかどうか。見る側の視点に立ってより詳しくご説明いただければと思います。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。今回、実施計画のフォーマットを変更いたしました。特に変わった点でございますが、まず実施計画をホームページに掲載している量を11ページから87ページへ大幅に増ページしました。この理由としましては、総合計画の基本計画分野別に目次を構成して、そして全ての事業について事業の概要を掲載したところです。また、一括交付金事業につきましては、その事業のなかで一括交付金を活用していると明記しています。今後もそういった見やすさ、色使い等も含めましていかに見やすくするのか、説明も簡素化して内容を分かりやすくするかということも今後ともより皆さんの意見を聞きながら改善を重ねていきたいと思います。以上です。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。これまで17ページだったのが87ページというところで、また総合計画に基づいての説明ということで順序だてて作られている、改善されているというところで私も配布された時に見て感じたところでありました。この実施計画によって、平成25年度版ではありますけれども平成26年度今年度の事業については「ハイさいよ~さん」で、そしてまた平成27年度から平成29年度の3年間についてはこの実施計画でと町民の皆さんが使い分けてこれからどうなっていくと見ることができる仕組がだんだん良くなっていると感じました。今後も町民の視点に立って改善できる点はこれからも追加していただけたらと思います。
次に2番に移ります。先ほどホームページの改善点ということでご説明いただきました。セキュリティのためにこの記事のアップまでに15分程度を要するともありましたけれども、それはセキュリティですからたいした問題ではないと思うのですが、以前の説明ではそのホームページに掲載できる容量、画像ですとか動画とかそういったもの含めて容量の点、そしてまた更新がしやすくなるとの説明もあると聞いていたのですけれども、具体的にどういった良くなった点があるのか教えていただければと思います。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 まず、ご質問の容量についてでございます。今回は、サーバーの契約会社を利用しておりまして、前回の本町にあるサーバーを活用しての方式とは異なるものですから比較ができません。ただ、今回のホームページのサーバーの容量が82ギガございまして、現在利用しているのが約26ギガで4分の1程度です。だからといって82ギガ全部が全部使えたらそれはすごく動作が重くなって非常に支障をきたすわけでございますが、現在のものが4分の1程度でございますので、議員がおっしゃった掲載する容量に制限がかかるものではないと思っております。ただ、問題はいつのものまで残しておくのかです。そのへんをうまく、例えばいついつを過ぎたらそれは別のものにストックして置くとか方法も検討していく必要はあるかと思います。
それからアップの件なのですが、最長15分程度ですので、利用する皆さんに迷惑をかけるような長さではないと思っております。そのへんは議員からもございましたようにセキュリティアップのため時間がかかるということでございまして、最長15分程度ですので課題ということではなく前サーバーに比べたら長くはなっておりますということで答弁させていただいております。以上です。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 今の説明のなかで容量については特に制限されるようなことがないということと、更新についてはちょっと例を挙げますけれども、私もよくホームページを見て行政の情報等調べさせていただいておりますが、例えばそのなかで行政懇談会とかそういった内容が記載されていました。大変重要な内容だと思います。そういったものをタイムリーにアップしやすくなったとかそういった点があったのかどうかです。2年に1回という貴重な機会だと思いますし、先ほどどこまで残すかという議論もございましたけれども、その自治会にどういった課題があるのかなど更新されるまで直近の行政懇談会については全自治会分残しておくとか検討していただけないかと思うので、先の質問と併せてご答弁いただければと思います。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。アップの迅速さと言いますか、これは何もマシン的な話ではなくて、それぞれの担当と言いますかこれはぜひ瞬時に、できるだけ早く住民の方、利用者の皆さんにお知らせするべきものだということです。人的な動作で何日かかったのかそういったのが大事になってきますので、そのへんは全庁的にもできるだけ迅速にいろんな情報を提供できるようにということです。全てが全て載せることはかなり厳しいと思うのですけれども、ぜひお知らせするスピードが重要なものについては全庁的に取組も行っていきたいと考えています。
また、行政懇談会のようなワンサイクルのものについては、ぜひ議員ご提言のとおりそれはそれで同じく。ただ、それについてはそんなにデータ量も多くはないと認識していますので、もしかしたら前回のものまでも十分掲載できるのではないかと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございました。今までの答弁をトータルして、1年間で約3万5,000件、1日で105件の増ということで、増えても対応できるようなホームページになったと評価したいと思います。こういう時代ですので今後も増えていくと思います。やはり興味があるからホームページに入ってくると思いますので、そういった部分も考慮しながら今後も改善に取り組んでいただければと思います。
次、3番に移ります。先ほどの答弁のなかで地域に合った方法での配布ということでありました。これについては、私もこれまで事務委託料の引き上げとか自治会の皆さんを応援できないかの視点で何度か質問してまいりました。実際にこの広報誌の配布は、私も地元で月に1回と言わず、地域のものも含めると月何回か直接80世帯ぐらい足を運んで1年間やってきた経験があるわけです。確かに地域コミュニケーションの一環となっているところもありますけれども、ほとんどの場合、本当に限られた時間内でさっと配らないといけない、ゆっくりコミュニケーションを取りながらやると3日も4日も、場合によっては5日もかかるような状況ですので、実際の方法では本当に申し訳ないのですがポストに投函するとか間口に置いてくるとか新聞受けに入れるとかそういったのが実際の状況じゃないかと想像してこのようなご提案をしているところです。負担がないと言っているところはいいとは思うのですが、負担と感じているところも言わないだけで実際にはあるのではないかというところです。そういったのが出てきたときのためにですけれども、直接配布へと変更した場合、経費としてはどれぐらいかかるのかどうか。試算があれば教えていただければと思います。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。全戸配布の別途の委託につきましては、国や県の選挙で選挙公報をお配りしています。そのときの経費で試算しますと、だいたい年間470万円程度の経費がかかるかと思います。ごみの委託業者に全戸配布をお願いする方法でございますが、その他にもあるかとは思いますけれども実際にあった実績からの試算では470万円程度の経費がかかることになります。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。年間で470万円というのが、23ある事務委託事項と比較してどうなのかというところは、なかなか率直に比べることはできないと思いますけれども、そういった声がないかどうか拾っていただきたい。先ほども申し上げましたとおり、自治会を支援したいという視点、そしてもう1個は情報の平等性から考えたときに配布されていない、なかなか自治会の窓口に字費を納め切れていない住民の方、アパート住民の方、仕事でお忙しくなかなか会えない方々もいらっしゃると思いますので、せめてその広報誌ぐらいの情報は全町民に確実に届くというような視点が必要かと思います。その点で自治会長の皆さんと現状に沿いながら、また負担軽減ができるように今後も取り組んでいただきたいと思いますが、そういった考えでよろしいでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。各自治会への委託の内容なのですが、これはもうかなり以前から23項目同じように進められてきております。おっしゃるようにそれぞれの単価で算出しているのではなくて、まとめて1戸あたりいくらだということでお願い申し上げているのですが、ただ、時代とともにそれぞれ変遷がございまして、例えば職員が字に届けて、区長か班長かが委員の自宅まで持って行くという手法も以前は取っておりました。それも今は直接ダイレクトメールとして切手を貼ってお出ししている。もう1つは、先ほどの答弁でも次の質問で触れてはいるのですけれども、町の直接の事業で例えば集団健診とか全体的なお知らせについては昨年度整備した行政防災無線で直接させていただいているということで、トータルからはこの20何項目かのなかで軽減はさせてもらっております。ただ、広報につきましては、先ほども答弁しましたがどうしても地域でいろんな特長を活かしながら配布の方法についても班長さんなりをとおしてやっているものですから、そこは議員からもあったように長い歴史があるものですからスパッと方法を変えるというそこはぜひ区長・自治会長の皆さんと腹を割ってと言いますか屈託のない意見を交わしながら検討させていただきたいと思っています。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。負担軽減と情報の平等という視点でこれからも取り組んでいただければと思います。
次に、広報・広聴ということで、答弁にもあったように今年度はイオン南風原店2階の南風原ギャラリーというような新たな取組で、どういった展開ができるのか楽しみにしております。また、「まちメール」等については以前からもありましたけれども、その「まちメール」の回答ではたびたび「回答が遅くなりました」という出だしで始まっているものがあるのですけれども、謙遜してそう言っているのだったらいいのですが、答えが出るまでに何週間、何カ月かかるといったことではないと思いますが、確認のためにその点だけご答弁いただければと思います。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。おっしゃるように質問に対しては、回答をくださいというものにはできるだけ早く対応するようにはしています。ただ、内容によってはいくつか調査をしながら行わなければいけないものもあります。当然、反応よくしていくのが私たちの務めではあるのですけれども、実態調査とか時間がかかるものも現実としてあります。そのへんはできる限り早くお答えしてまいりたいと思っています。ただやはり、一方的な意見を聞いてすぐにとはいかない部分もあります。そのへんはご理解いただきたいと思います。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。迅速な対応はしていただけていると思いますけれども、町民の皆さんは期待して送ってくると思いますので、時間がかかるものについては時間を要しますとか、このへんはどちらで調査していますとか、今後はどのようにお答えしますとか随時反応していくことです。SNSとか随時行ったり来たりの時代ですので、すぐ答えなさいとは言いませんけれども、どういう状態かというところまでは早めにやっていただければと思います。
○副町長 国吉真章君 では、2点目の町内の県道・国道工事の進捗状況についてお答えします。まず(1)ですが、現在、町内で実施されている県道工事は、国道507号バイパス3件、南風原中央線が3件、宜野湾南風原線2件。進捗状況については、国道507号バイパス工事が98パーセントで平成26年度完了を予定しています。南風原中央線が97パーセントで平成27年度完了予定。宜野湾南風原線が73パーセントで平成27年度完了予定となっています。また、国道工事に関しては、南風原バイパスにおいて2件となっております。事業進捗率は与那原バイパスが約48パーセント、南風原バイパスが約27パーセントとなっています。
(2)ですが、まず南部東道路については、平成25年度に実施設計を行っており、次年度以降、都市計画変更、事業認可が終了次第、用地買収を行う予定であります。宜野湾南風原線、これは黄金森公園線ですが、事業年度は平成23年度から平成30年度で、用地買収については平成24年度から交渉を行っているようです。工事については、平成27年度から平成30年度の間を予定しているようです。国道については、現在進めている与那原バイパス、そして南風原バイパスの2事業となっています。津嘉山北土地区画整理事業区域内の仲井真津嘉山線と県道128号線の交差点については、国道507号バイパスのマクドナルド側から同交差点へ新たな道路として津嘉山西線が交差することから、現在の県道128号線の一部は宅地に仮換地指定されており、最終的に仲井真津嘉山線へ交差する道路は津嘉山西線のみとなります。土地区画整理区域外の道路整備については、仲井真津嘉山線の区域外国場方向を県施行で平成27年度から工事が予定されています。津嘉山自動車教習所前から八重瀬町方向の詳細については、現時点では未定であります。
(3)であります。県道工事については、南部土木事務所、本町等と調整等が必要なため、今後どのように行うか調整していきたいと考えています。国道工事における事業の進捗状況については、これまで事業の各段階における説明会等でお知らせをしているところであります。また、今年の1月からは近隣区長及び自治会長含めた会議を開催し、事業進捗等について情報提供を行っており、今後も適宜情報提供を行ってまいります。以上です。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。何件でどういう進捗状況か例えば国道507号線バイパスで3件、何パーセントというようなご答弁をいただきましたけれども、町民に分かりやすい視点でということですので、例えば工事の起点、終点、現在の進捗、どこどこを通る何号線はどこの交差点からどこまでで何年度にというような説明に代えて分かりやすく説明していただけないかと思います。町民の皆さんが聞いていると思って再度、国道507号バイパス、南風原中央線、宜野湾南風原線ということでご説明いただきましたけれども、まず(1)についてご説明いただければと思います。
○議長 中村 勝君 金城敬宝まちづくり振興課長。
○まちづくり振興課長 金城敬宝君 私のほうから各県道工事・国道工事の起点、終点における現在の工事の状況についてご説明していきたいと思います。まず国道507号バイパスでございますけれども、那覇東バイパスが起点となっております。終点は八重瀬町で、最終的には旧具志頭の交差点までがバイパスとなっておりますけれども、今年の3月末には供用開始されるというようなことでその手続に向けて進めているところでございまして、そのなかで今現在3件の工事が発注されております。1号トンネル、2号トンネルとございまして、2号トンネルが東部消防の津嘉山分遣所付近で、その2号トンネルから県道128号線上から通っている橋の部分、この区間の道路改良工事と2号トンネルの照明柱、表示板設置工事等が行われております。そのなかで進捗率が98パーセントとなっております。残りについては、区画整理区域内の植栽がされておりませんので、平成26年度発注予定となっております。
そして南風原中央線につきましては、宜野湾南風原線となりますけれども、工区名称では南風原中央線ということで兼城十字路から新川向け町道11号線との交差部分、赤嶺マンション前から役場前を通って社協前の交差点までが南風原中央線という名称となっております。現在工事が3件発注されておりまして、町道11号線、先ほどの起点側から国場川河川の橋が架かっていますが向こうまでの区間の道路改良工事と役場前の照明柱の工事。そして、今から発注なのですが兼城交差点の工事が3月に契約をいたしまして10月末完了の予定で契約に向けて進めている内容となっております。進捗率が97パーセントとなっております。
宜野湾南風原線につきましては、新川交差点から先ほど説明しました南風原中央線の起点側までの区間、町道11号線と交差する部分までの区間となっております。工事が2件発注されておりまして、中央育成園前の上部工の工事と旧上間菓子店前の道路改良工事が発注されております。進捗率は73パーセントとなっております。率については若干低いのですが、今後、上部工の鏡面工とか舗装がいろいろ残っているということで、完了については平成27年度予定となっております。
国道工事につきましては、現在工事が2件発注されておりまして、昨年10月末でしたかイオン南風原店前の交差点が供用開始されております。その橋をまたぐための下部工工事が現在発注されております。
あと1件につきましては把握しておりませんけれども、2件という内容で確認はしております。進捗率が与那原バイパスで48パーセント、南風原バイパスが27パーセント。このイオン前の交差点から与那原向けが与那原バイパス、そして新川向けが南風原バイパスとなっております。下部工工事とこの前竣工した町道21号線、迂回路の工事がその1件かと思っておりますが、この工事につきましてはすでに完了しておりましてこれを含めて2件だと思っております。南風原バイパスにつきましては、北丘ハイツ前の下部工工事を進めていきたいと南部国道事務所から返事をいただいております。以上です。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。丁寧な説明で余計に分からなくなったところもありますけれども、町民の皆さんが聞いている視点でということでちょっと確認したいことがありますが、国道507号バイパスが区画整理地内から八重瀬町、具志頭までという計画で、町内分は今年度中に完成予定でよろしいですか。
○議長 中村 勝君 金城敬宝まちづくり振興課長。
○まちづくり振興課長 金城敬宝君 お答えいたします。東部消防の津嘉山分遣所までは供用開始されておりまして、それはまた歩道橋から1号トンネルの手前、1号トンネル、2号トンネルの区間までは未供用となっておりますので、この部分が供用されれば全線供用開始ということになります。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。次に、南風原中央線、宜野湾南風原線というところですけれども、分かりやすく言うと新川交差点から兼城十字路、役場前を通って中央公民館の手前までが予定かと思いますが、これについては今年度と来年度27年度内で完成する、そういう考えでよろしいですか。
○議長 中村 勝君 金城敬宝まちづくり振興課長。
○まちづくり振興課長 金城敬宝君 お答えいたします。先ほど答弁した内容と同じで、平成27年度完了となっております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。次に、与那原バイパスと南風原バイパスの進捗率はありますが事業予定が示されてないので、何年までの予定になっているのか教えていただければと思います。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 私のほうからお答えしたいと思います。県道、国道ともに今現在の工事を発注されておりまして、工期が定められている分についてこちらも情報を受けておりますけれども、今後の予定につきましては道路関係については特に用地・物件等が絡むものですから完了年度について示すことができないという返答をいただいていることから答弁いたしかねます。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 今後の予定について見通しがまだということですので、次に移りたいと思います。
次に、これから予定されている主な県道・国道の拡幅ということで、当初の答弁で南部東道路については平成27年から平成30年の間で予定しているとありますけれども、大まかで結構ですからどちらからどちらまでとご説明いただけたらと思います。
○議長 中村 勝君 金城敬宝まちづくり振興課長。
○まちづくり振興課長 金城敬宝君 お答えいたします。南部東道路につきましては、起点が山川インターから側道を北へ向かって行って、途中から神里の町道9号線を通って南城市の琉球ゴルフ付近までのバイパスとなっております。5工区に分けて施工する予定がありまして、平成25年度から実施設計を行って、そしてまた平成23年度でしたか都市計画決定されておりますけれども、実施設計を入れたところに若干、幅員の変更があるということで都市計画変更を終えて事業認可終了後に用地買収を行うということですので終了年度につきまして具体的にはまだ示されておりません。以上です。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。分かりやすく言うと、山川インターから旧玉城の琉球ゴルフに向けての大きい計画があるというような理解で、それが平成27年度から平成30年度の期間で予定されている内容だと思います。
それでは、区画整理地域内の仲井真津嘉山線等については、津嘉山十字路付近が改良される内容で先ほどご答弁をいただきましたので、次に移りたいと思います。
今、繰り返し言っているように町民に分かりやすく知らせることはできないかということで、答弁では近隣の区長及び自治会長の会議、そしてまた各段階における説明会等とご説明をいただいたのですけれども、近隣地権者、近隣住民の方にはこれまでも丁寧に説明されていると理解しています。ところで、近隣住民以外の町民で通行する人たちも多いのですよね。事業主体によって違うと思いますが、現在はどのような方法で説明されているのか。近隣には説明会があるとのことですが、それ以外の方には例えば県のホームページに載っているよとか県の広報誌に載っているとかコマーシャルで流しているよとかいろいろ方法はあると思うのですけれども、町民全体という、地権者・近隣住民以外の方々にはどのような説明をどこがやっているのかについてお答えいただければと思います。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。国道・県道とも直接問い合わせてはおりませんけれども、私が確認を取る限りではホームページ等で工事箇所の詳細等について掲載はないものと考えております。一般的に工事の表示につきましては、例えば工事着手前に表示看板、通行止めでありましたらだいたいいつからいつまで車が通れなくなりますという看板による表示が主ではないかと思っております。町の発注につきましても地域の方々には住民説明会なり、またビラ等で知らしめておりますけれども、一般の通行車両等に対しましては事前の表示看板、または工事中の表示看板等でお知らせしているような状況でございます。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。原則は工事の主体となるところが看板等によってしているとのことであります。ただ、町道とか町内の町が発注する工事については議会でも図面を出したり、どこからどこは何年度、次年度以降はここだよというような丁寧な説明がされていると思いますし、私たちもそれを基に町民に答えているところなのです。けれども、県道・国道についてホームページ等に記載がない、看板等でやっているということであれば、一般の住民の方々には、通って、車を停めて降りて看板を見るというようなことはないと思うので、そういった部分では把握し難いと思います。町民にとっては、それが町道であっても県道、国道であっても通る道がいつ完成して通れるようになるかでは大きく変わらないですし、町民生活の影響を考えると本町もその状況をとりまとめていただくと町民に対するサービス向上につながるのではないかと思います。冒頭の答弁で今後も調整していくというように考えていただけていると思いますが、知らせるべきは原則工事主体だと思いますので、その町の負担にならないかたちで先方にも分かりやすく資料提供していただく必要があるのではないかと思います。そういった視点で調整していただきたいと思うのですがいかがですか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えしてまいります。確かに各工事関係が地域の皆様方だけではなくて一般の通行されている方々にもときにかなりご迷惑をおかけしている工事もあろうかと思いますので、県道・国道のほうには協議会がある場合にそのホームページ等でそういった掲載ができないかの提案と、町につきましても町ホームページで町内の工事関係のお知らせができないか今後検討してまいりたいと思います。
○2番 照屋仁士君 ぜひ、前向きな調整方、よろしくお願いします。
次に、3番に移りたいと思います。3.町各種団体をしっかりサポートせよという点でございます。冒頭にも述べたとおり、本平成26年第1回定例会については、1年間の予算・施策のあり方を審議する重要な議会であります。また、本町にはさまざまな活動をされている各種団体の皆さんがおり、その皆さんにとっても新しい年度、年度末、新年度というところで役員の改選であったり新たな事業計画など非常に大切な時期であると思います。本町がサポートしていく部分については、予算等詳細について委員会でも審議されておりますけれども、本議会のインターネット配信をはじめこの一般質問はより多くの町民の皆様に知らせられればという位置付けもありますのでより明確に分かりやすく今年度力を入れて取り組む点など報告していただきたいので次のとおり質問いたします。(1)青年会・女性会をどのようにサポートしていくか。(2)その他の社会教育団体や各種サークル等をどのようにサポートしていくか。(3)区長会(各自治会)、商工会、観光協会、農業団体、福祉団体をどのようにサポートしていくか。ご答弁をお願いします。
○教育長 赤嶺正之君 照屋仁士議員のご質問3(1)青年会、女性会をどのようにサポートしていくかにお答えいたします。青年会、女性会につきましては、運営補助金を交付し活動を支援していますが、町青年連合会の三役と町女性連合会の三役とそれぞれ意見交換をもち活動状況や課題等についての話し合いを行いました。また、女性会については、今年度から女性リーダー研修会を町教育委員会との共催にし、未加入支部会員への呼びかけも行いました。今後もそれぞれの活動の自主性を尊重しながら助言・指導等のサポートに取り組んでいきたいと考えております。
(2)のご質問でございますが、青年会、女性会以外の社会教育関係団体についても運営補助金を交付して活動を支援しています。なお、町こども会については、リーダー研修会等の各種事業のサポート、町PTA連絡協議会については教育講演会開催のサポートをしています。また、社会教育委員会では、町内の各社会教育関係団体との意見交換会を開催し、各団体の課題や活動の推進及び団体相互の連携、そして社会教育委員の連携協力について話し合いを行っております。各字、各自治会で活動する各種サークル等についても、社会教育委員が訪問をして活動状況の把握や激励等を行っています。今後とも社会教育委員を中心に各社会教育関係団体の自立に向けたサポートに取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。
○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 それでは、(3)の質問ですが、範囲が各部各課にまたがる各種団体に関する質問ですので私のほうで答えてまいりたいと思います。まず町行政は、住民福祉の向上を図るためにさまざまな施策を展開しております。ご質問の各自治会をはじめとする各種団体については、各分野における活動の基盤組織として重要な役割を担っております。町としては各種団体活動の自立に向けての支援を行い、各分野の活性化を図り住み良いまちづくりに繋げていくことが重要だと考えています。そういう視点に立って各種団体を育成し、サポートしてまいりたいと思います。
○2番 照屋仁士君 それでは、順次再質問をしていきたいと思います。青年会、女性会について、私もたびたび質問させていただきまして、組織率の問題ですとか大変難しいことだと認識しています。しかしながら、青年会、女性会といった団体については、まちづくりについても各自治会においても絶対に外せない核だと考えています。予算を付ける、そして事業をさせるだけではなくて、一緒になってそれぞれの課題に向き合い丁寧にサポートしていって欲しいと思います。今の社会教育委員を中心にといった内容ですとか、会議の回数を増やしたというようなご答弁をいただきましたけれども、行政当局、教育委員会当局としてもしっかりそういった視点でサポートしていく姿勢が必要だと思いますが、その点についてはどうお考えでしょうか。お答えいただきたいと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 照屋議員からご質問がございましたように、青年会や女性会のサポート。教育長の答弁で社会教育委員の皆さんがサークルあたり、青年会あたりとも調整しながら、大変難しい問題というような議員からのご指摘もございました。そういったところでは取り組んでおります。教育委員会としてもそういう視点で予算の確保であったり青年会からの事業の相談であったりといったところについては真摯に考えて手助けと言いますか活動しやすいようなサポートを今後もしてまいりたいと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。これから年度初めに向かっていきますので、担当する課、職員にもがんばっていって欲しいという意味でこういう質問をしているわけです。私もそういう団体に携わって、そこでも度々申し上げていますけれども、担当職員だけががんばるだけではなくて、それ以外の行政職員の方々の地域活動、青年会・女性会への参加が少ないというようなご意見も度々伺っております。役場職員にもまず率先してしっかり地域活動に携わっていただきたいと思うのですけれども、そういった呼びかけを担当課から仲間の職員の皆さんにもやっていただきたいと考えますがいかがでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 団体活動においては、町の担当職員は当然でございますが、青年会であったら青年会の世代と言いますか町職員にも一緒に携わって欲しいというご質問だったと思います。現況で申し上げますと、町青年会の事務局長は町職員で担っていることと、町には加入していないのですが新しい職員が今度、青年会長になるということだったり、また字のそういった青年会行事にも役員ではないにしても参加をしていくという視点です。当然、役場職員の地域とのかかわりについて常々町長からも朝礼の訓示等でそういった参加をという部分もございますし、私たち職員としても町の奉仕者であるというような、課長も含めて、各種団体での質問でございますが、スポーツ等をやっている町職員につきましては部活であったりそれの外部コーチ等としての携わり方もございます。業務外にも職員として携わっていくようにと、また管理者、上司としても職員の行動については配慮していきたいと考えております。職員がそういった団体活動をすることによって、引いては町民を知ることもできますし、町の行政運営には活躍できるものだと考えておりますので、大いに参加を促し呼びかけしていきたいと考えております。
(「休憩願います」の声あり)
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午後0時08分)
再開(午後0時08分)
○議長 中村 勝君 再開します。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまの答弁で、担当職員は当然との表現がございましたが、担当職員は担当の職員として関わりをもっていくということで運営をしてまいりたいと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。町長は訓示でも度々地域活動に参加するよう職員の皆さんにも言っていただいているということなので、自信をもって青年会・女性会にも一緒になってやろうよという呼びかけを今後もやっていただきたいと思います。
社会教育団体、サークル等でも社会教育委員の皆さんが激励したり意見交換会をもったりとご報告いただきましたけれども、現状厳しくなっているとか課題があるとかそういった点はあるのかどうか。それとも今、スムーズに伸び伸びと活動されているという理解でいいのか、そのへんをご答弁いただけたらと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいま質問ございました各種団体の活動における課題ですね。それにつきましては、やはり役員の確保が課題であるようでございます。それとまた例えば青年会等、女性会も然り、すでにご存知だと思いますが、会員の減少等といったところが課題であるとのことでございます。老人クラブ連合会におきましても、60代前後の皆さんの活動が少なくて高齢化しているという課題等もあるようでございます。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。サークルなどは非常に活発に活動を行っているのではないかと見ているわけですけれども、今あったような世代の問題とか会員数の問題は、組織である以上いろいろあると思います。今後も、新年度にあたってしっかりサポートしていくようお願いしたいと思います。
次に(3)に移ります。副町長から各部各課にかかわるということで、まとめて自立とそして各分野の活性化というようなご答弁をいただきました。もしそれぞれの担当部、課から例年以上のこういった取組があるというようなことがありましたら報告願いたいと思います。トータルでご報告もいただいていますからそれでも結構ですが、もしあればご答弁いただきたいと思います。いかがでしょうか。
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午後0時12分)
再開(午後0時13分)
○議長 中村 勝君 再開します。新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 幅広い組織でございますので。まずこの各種団体でわれわれが所管するのは、自治会、字で、少し性質が異なると私たちは捉えています。当然、自治会、字というのは、行政の末端という言い方はあまりよくないのですが基礎的な組織でございまして、サポートどころか防災・防犯、地域コミュニティづくりに関しては、逆にこちらのほうが支援していただいていると、行政の基盤だということを認識しております。先ほど別の議員の質問からあったように、われわれ行政のお手伝いと言いますかそのへんも担っていただいているということがあります。支援と申しますと、例えばハード的には一括交付金で緊急避難施設である字の公民館等の改修へのサポート、自治会の運営と言いますか例えば予算の作り方といったソフト的な支援も当然積極的に進めていきたいと考えております。また当然、地域には地域の自主性、それから特長が長い歴史のなかで培われてきておりますので、それを尊重しながら行政のできることはお手伝いしていきたいということです。それから、商工会、観光協会、農業団体と言いますのは、結論と言いますか究極は活性化、いかに稼ぐかというのが目的になると思います。それについても各団体が有機的に連携していただきながら町にできることを、また当然こういった経済の活性化も行政の重要な役割ですので、そういったことも横の繋がり、またわれわれ行政との繋がり、それも有機的にリンクさせながら支援をしていくということでございます。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。新年度にあたりという視点でご質問させていただきましたので、さまざまな予算審議のなかでも新たな提案もありました。改めて、これからも町内のがんばっていただいている各種団体をサポートしていっていただきたいとお願い申し上げて終わりたいと思います。
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午後0時16分)
再開(午後1時29分)
○議長 中村 勝君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。9番 金城好春議員。
○副町長 国吉真章君 では、1点目のファーマーズマーケットの誘客について(1)にお答えします。ファーマーズマーケットは、専業農家も兼業農家も高齢者も出荷できる新たな市場外流通ルートとして大変期待しております。たくさんの方々が来店し、活気に満ち溢れたにぎやかなファーマーズとなるようJA南風原、JA津嘉山、そして農業団体の皆さんと連携し取り組んでまいります。
(2)についてです。ファーマーズマーケットに行きやすい道標、矢印、距離を示したそういう案内板は大変重要だと思っていますので、一括交付金などを活用してサイン整理ができないかどうか検討してまいります。
(2)も同様に、雑草、草の繁茂についてのご指摘です。南インターチェンジから北インターチェンジへ向かう側道(県道86号南風原知念線)については、以前から人が通行できないほど草が繁茂していて、道路管理者の南部土木事務所には要請してまいりましたが、まだ改善できていないことから、再度3月10日に適正な管理について要請を行っております。以上です。
○教育長 赤嶺正之君 金城好春議員のご質問、発明・くふう展についてお答えいたします。(1)でございますけれども、町民の皆さんが発明した物や考案した物の展示につきましては、町民ホール、文化センター等で展示するのは可能だと考えております。作品を披露するのは、町民のやる気あるいはまた生きがいづくりにつながるものだと考えております。以上でございます。
○9番 金城好春君 前向きな答弁、ありがとうございました。3月10日に南・北の草の繁茂については要請をしたと。さっそくの要請、本当にありがとうございます。問題は、すぐ県が動いてくれるかどうかなのですけれども、インターチェンジは特に南は南部戦跡、南部一帯一円を観光バスで観光して、次に北部へ移動するときには、よくこの南インターチェンジを利用しているのですね。それから逆に、北部観光を終えた観光バスがこの南で降りるところが頻繁に見受けられるのですね。そういうことで、南インターチェンジは南風原町にとって南の玄関ではないかと思います。その南の玄関である南インターチェンジ出入り口は草が繁茂して、ややもすればごみすて場にならないかとも心配されますので、ぜひとも強く県に要請していただいて、早く改善していただけるようお願いしたいと思います。南部土木事務所だけではなくて、県知事が観光立県を目指していまして、1,000万人まで観光客を増やすとおっしゃっていますので、県の観光課にもここを見ていただいてもっとイメージ良くしていただくよう要請できないかどうか、そこをもう一度お願いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。議員ご指摘の箇所につきましては、以前から他の議員からもご指摘がございまして、その都度県へ要請しているところでございますけれども、なかなか対応が鈍いと言うのでしょうか、確認する限りでは予算面もありまして南風原町並みに維持管理ができていないとのお話は聞いております。ただ、これは県の南部区域の県道につきましては、南部土木事務所の所管課がございますので、そこを通り超えて私どもが直接本庁の課へ要請というのと、窓口がどの部署になるかもちょっとはっきりしませんで、管理につきましては南部土木事務所の管理課が一手に担っているということでございますので、今回の要請につきましてももし状況が改善されない場合におきましては南部土木事務所の担当課ではなくて南部土木事務所の上司のほうともそういった方面での協議を重ねて改善できるような方向で進めていきたいと考えております。
○議長 中村 勝君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 なにぶんこちらは県の管轄ですから、町がお金をかけて整備することもできませんし、県の出方しかないという答弁です。また今月が駄目なら来月というように、随時要請していただきたいと思います。この点は終わります。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。議員からありました光のカーテン、LEDを使ったガラスを照らす製品でございますけれども、その開発した業者が南風原町にあることは、大変誇りに思っております。その内容につきましては、物産展及びこういったメディア関係で情報は流されておりますけれども、一般の方へ周知がいっていないかとも思っておりますので、平成26年度はふるさと博覧会の開催年でございますから、そういった町内のものづくり、発明関係に関しまして光のカーテンを含めて他にもあるようでありましたら博覧会で展示、町民の皆様へ知らしめることができるように検討させていただきたいと思っております。
○議長 中村 勝君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 前向きなご答弁、ありがとうございました。ぜひこの発明・くふう展をふるさと博覧会で催していただいて、南風原町の子供たちへもっともっと科学や理科あるいは発明する向上心ですか、これを伸ばしていただけるようよろしくお願いします。以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長 中村 勝君 暫時休憩します。
休憩(午後1時48分)
再開(午後1時48分)
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