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平成26年第1回定例会 会議録(第1号-1)
平成26年 (2014年) 第1回 南風原町議会 定例会 第1号 3月4日
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日程 | 件名 | 備考 |
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議長より開会のあいさつ | ||
日程第1 | 会議録署名議員の指名 | - |
日程第2 | 会期の決定 | - |
日程第3 | 議長諸般の報告 | - |
日程第4 | 町長の町政一般報告 | |
日程第5 | 町長の施政方針 |
はじめに |
日程第6 | 仮議長の選任を議長に委任する件 | - |
日程第7 | 議案第10号 南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例 | 詳細 ・ 質疑応答 |
日程第8 | 議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 | 詳細 ・ 質疑応答 |
日程第9 | 議案第12号 南風原町手数料徴収条例の一部を改正する条例 | 詳細 |
日程第10 | 議案第13号 沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例 | 詳細 |
日程第11 | 議案第14号 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 | 詳細 |
日程第12 | 議案第15号 指定管理者の指定について | 詳細 ・ 質疑応答 |
日程第13 | ||
日程第14 | 議案第8号 第一次南風原町地域福祉推進計画の策定について | |
日程第15 | 議案第9号 南風原町議会政務活動費の交付に関する条例 | 詳細 ・ 質疑応答 ・採決 |
日程第16 | 議案第17号 南部広域市町村圏事務組合の共同処理する事務及び南部広域市町村圏事務組合規約の変更について | 詳細 ・ 採決 |
日程第17 | 報告第1号 平成26年度沖縄県町村土地開発公社事業計画の報告について | - |
会議録(開会~日程第13)
○議長 中村 勝君 ただいまから、平成26年第1回南風原町議会定例会を開会します。
○議長 中村 勝君 平成26年第1回定例会の開会に先立ち、一言ご挨拶を申し上げます。本定例会は、平成26年度の当初予算を審議する重要な議会であります。本日までに提出された案件は、平成26年度の一般会計予算をはじめ国民健康保険、下水道事業、土地区画整理事業、農業集落排水事業、後期高齢者医療の各特別会計予算5件と条例案件等10件、報告1件、他に陳情4件で計21件となっております。また、追加議案として後日、南風原町地域防災計画の修正についてをはじめ平成25年度一般会計補正予算及び特別会計の補正予算が提出されることになっております。したがって、会期も本日から26日までの23日間を予定しております。会期日程表及び議案等の取り扱いについては、去る2月24日の議会運営委員会の協議で各所管の委員会の付託を予定しておりますので各委員会におかれましては、会期日程表に基づき十分に審査または調査の報告がなされるようお願いいたします。この際、町長はじめ執行部各位に申し添えますが、より円滑な議会運営及び議案審議がスムーズに行われますよう、また可能な限り休憩を少なくするようお願いいたします。議案を提案する場合、関係資料を準備し議場に臨んでいただきたいこと、次に予算関係議案の説明にあたっては、新規事業や今までと変わる事項がある場合には、特に資料提供や分かりやすい説明方法に努めていただきたい。また、予算項目で前年度と比較して増減が大きい場合にはその理由を明らかにするなど留意していただきたいと思います。
次に、今定例会から昨年12月に制定されました南風原町議会基本条例第13条の規定に基づき、南風原町地域福祉計画と南風原町地域防災計画が議決事件になりましたので、町長から議案が提出されることとなりました。また、同条例第11条では、町長は議会に計画、政策、施策事業等を提案するときは、政策等の準備を高めるために政策等の決定過程を説明するよう努めることを定めております。第12条では、予算案を議会に提出し、議会の審査に付するにあたっては、分かりやすい施策別または事業別の説明資料を作成するよう努めることをさだめておりますので、執行部におかれましては今ひとつ確認をしていただきたいと思います。同条例第10条の規定によって反問権制度が今定例会から施行されますが、議会運営委員会、全員協議会において確認されました反問権の運用についてを参考にし、執行部、議員各位の皆さんには質問方法についても留意するようお願い申し上げます。
次に、課長の本会議への出席については、直接関係のない議案、例えば特別会計予算の場合においては、所管課での待機または職務に専念することを基本にしておりますのでよろしくお願いいたします。
おわりに、議員各位におかれましても議案審議がスムーズに行われますよう、また適正妥当な議決に達せられますようお願い申し上げまして開会の挨拶といたします。
これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。
日程第1.会議録署名議員の指名
○議長 中村 勝君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって11番 大城 毅議員、13番 玉城 勇議員を指名します。
○議長 中村 勝君 日程第2.会期の決定の件を議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月26日までの23日間にしたいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長 中村 勝君 異議なしと認めます。したがって会期は、23日間と決定しました。なお、会期中の会議予定については、お手元に配布しました会期日程表のとおりであります。
○議長 中村 勝君 日程第3.議長諸般の報告を行います。平成25年第4回定例会から今日までの諸般を報告します。日時、事業名、開催場所を日付順に記入してございます。まず、10番、南部地区市町村議会議長会定例総会が、平成26年1月9日に開催されました。今回の平成26年度事業計画及び一般会計予算については、全会一致で承認されました。28番、第43回沖縄県町村議会議長会定期総会が、平成26年2月18日に開催されました。来賓出席のもと自治功労者表彰が行われました。そのあと、平成26年度事業計画及び一般会計予算について審議され、全会一致で承認されました。本定期総会におきまして、優良町村議会広報誌第15回沖縄県町村議会広報コンクール部門で、『はえばる議会だより』が最優秀賞を受賞しました。また、沖縄県町村議会議長会長より自治功労賞11年以上在職者として玉城 勇議員、金城好春議員、上原喜代子議員が受賞されています。本日、議会終了後に伝達式をこの場で行います。あとは各自ご一読くださいますようお願いいたします。
次に、南部水道企業団議会はじめ一部事務組合議会の報告が提出されております。また、町監査委員から例月出納検査結果の報告及び平成24年度定期監査、行政監査及び財政援助団体の監査結果報告が提出されておりますので、各自ご覧になっていただきたいと思います。
次に、平成25年第4回定例会以降に受理しました陳情4件については、2月27日に配布しました陳情書の写しのとおり、所管の常任委員会に付託しましたのでご報告いたします。以上をもって諸般の報告といたします。
○議長 中村 勝君 日程第4.町長の町政一般報告を行います。町長から町政一般報告の申し出がありますので、これを許します。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 では、町長に代わりまして私から町政一般報告をさせていただきます。1ページをお開きください。
はじめに、総務部総務課関係について申し上げます。1月6日、恒例の町新年宴会叙勲受賞者祝賀会が中央公民館で行われました。1部、2部構成で行われ、2部では叙勲を受けられた皆様の祝賀会も行われ、1部、2部合わせて約600名の参加者があり盛大な式典となりました。1月12日、町成人式が中央公民館で行われました。当日は天気も良くお揃いの袴や華やかな振袖に身を包んだ新成人409名(男性202名、女性207名)が希望に満ちた表情で参加し、大人の仲間入りを祝いました。また同日は、沖縄中央育成園の成人式も町役場で行われ、今年成人を迎えた4名の皆さんと保護者、町関係者で成人の門出を祝いました。南風原町地域防災計画の修正案について本定例会へ上程していますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、企画財政課関係について申し上げます。2月12日、喜屋武区、2月27日、北丘ハイツ自治会におきまして、行政懇談会を開催しました。喜屋武区は24名、北丘ハイツ自治会は32名の参加者があり、町政運営について健康づくり、道路、公園、まちづくり等に至る幅広い分野での意見交換等を行いました。
次に、民生部こども課関係について申し上げます。地域福祉活動計画につきましては、2月13日に答申を受け、成果品の納品は3月末を予定していますが、当該計画の策定が町議会基本条例に基づき議会の議決を要することから、本定例議会へ議案として上程しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。また、安心こども基金事業による「てぃだ保育園」の増改築工事は、3月下旬までに完成し、引っ越しを終える予定になっております。
次に、保健福祉課について申し上げます。母子保健事業では、乳幼児の健康管理の向上を目的として実施しております健診は、12月末現在、乳児一般健診、1歳6カ月健診、3歳児健診、2歳児歯の健康フェアを1,658人が受診しております。また、未熟児養育医療給付申請は16件となっております。子育て支援も12月末現在、マタニティ教室、赤ちゃんすこやか広場、もぐもぐごっくん教室を175人の親子が参加しております。予防接種では、12月末現在、BCG287人の方が集団で接種しております。また、不活性ポリオ、DT2期、MR、DPT、日本脳炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、子宮頸がん、4種混合、高齢者インフルエンザ、高齢者肺炎球菌、風しん予防接種を1万766人の方が個別で接種しております。
高齢者支援事業においては、一般高齢者介護予防通所事業、特定高齢者介護予防通所事業、高齢者食生活改善事業、認知症予防講演会を通所型で各字公民館(集会所)、ちむぐくる館等で実施しております。また、食の自立支援サービス事業を訪問型で実施し、外出支援サービス事業、軽度生活援助事業、ふれあいコールサービス事業、緊急通報システム事業は在宅型で実施しております。また、介護保険地域密着型サービス事業所「グループホームマイフレンズ」建設工事の完了検査を2月21日に行いました。町地域包括支援センターにおいては、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を送れるように包括的な支援を実施しております。
また、介護保険においては、第1号被保険者が5,360人で、960人が要支援・要介護認定者で、そのうち806人の方が介護保険サービスを利用しております。また、高齢者の見守りを目的に町内の琉球信奉者販売店代表者13名に認知症サポーター養成講座を2月19日に行いました。障がい者福祉班においては、障がい者が安全・安心して家庭や地域社会で一緒に暮らすことができるように、日常生活及び社会生活を総合的に支援しております。障害者受給者の状況は、12月末現在、障害福祉サービス受給者、障害児通所サービス受給者、自立支援医療費受給者(更生医療)、自立支援医療受給者(育成医療)、重度心身障害者(児)医療費助成受給者は、5,636人となっております。
次に、国保年金課について申し上げます。特定健診事業についてご報告いたします。生活習慣病に重点を置いた特定健診は、2月19日現在で対象者6,408人に対し受診者数2,419人で、受診率は37.7パーセントとなっております。特定保健指導は、2月19日現在で対象者数232人に対し利用者数182人で利用率は78.4パーセントとなっております。
次に、経済建設部まちづくり振興課関係について申し上げます。まず、国が整備を進めています与那原・南風原バイパスについては、1月16日に与那原・南風原バイパスに関する調整会議を開催いたしました。調整会議については、関連事業実施に関する課題と地域の課題を整理し、円滑な事業実施に向けて各関係機関との調整を行うことを目的とした会議で、南部国道事務所、南風原町、地元の6自治会(与那覇・宮城・大名・新川・宮平・北丘ハイツ)の構成員による第1回目の調整会議が開催され、規約の確認と進捗状況の説明が行われました。今後、年2回程度の開催で進めてまいります。計画関係については、2月12日に平成25年度第2回南風原町都市計画審議会が開催され、「環境の杜ふれあい公園」の都市計画講演の変更と「公共下水道」の都市計画変更について2議案を諮問し、「異議なし」で答申されました。今後は、沖縄県の同意を得て年度内の告示に向けて進めてまいります。
次に、産業振興課関係について申し上げます。まず、農政関係については、特定地域経営支援対策事業を活用し、本町で初の導入となったハーベスターの安全祈願祭が1月14日JA南風原支店で行われました。さとうきび収穫が機械化されることにより作業の労働力軽減が図られることから、今後、圃場の拡大、さとうきびの増産につながることを期待します。2月1日、2日には、奥武山公園武道館アリーナにおいて、農林水産関係生産者の生産意欲の高揚を図るとともに、消費者の拡大を推進することを目的に「おきなわ花と食のフェスティバル2014」が開催されました。同フェスティバルで、野菜・果樹・花きの品評会が行われ、當間栄吉さん(JA津嘉山支店)の「きゅうり」が金賞、「たまねぎ」が銅賞、宮城光雄さん(JA南風原支店)の「スターフルーツ」が優秀賞、大城一義さん(JA南風原支店)の洋ランが金賞、金城俊治さん(JA津嘉山支店)のストレリチアが銀賞を受賞されました。本町の生産農家の技術力の高さが伺え、大変誇りに思います。同時に「沖縄、ふるさと百選」認定証交付式において、日頃の活動が評価されました本町の「南風原町農村生活研究会」に認定証が交付されました。今後のさらなる活躍にも期待がかかります。商工関係については、1月11日から12日の間、全国町村会主催による「町イチ!村イチ!2014」が東京フォーラムにて開催されました。本町も特産品PRのため出展し、はえるんとともに「南風原かぼちゃ黄金そば」「かぼちゃクッキー」「あわもり南風原」「はえばる美瓜」「スターフルーツ」の試食販売を行いました。特産品は大好評で全品完売となり、全国に南風原町のPRができました。2月11から15日の間には「金城哲夫生誕75周年祭」が南風原町観光協会主催により文化センター、中央公民館を会場に開催され、金城哲夫氏の功績を讃えるとともに、町内の子供たち、県内外の方々に本町の誇る偉人を知ってもらい、南風原町の活性化につなぐことを目的として、町民・企業・団体等による運営委員会により取り組まれました。本当にすばらしい聖誕祭となり、15日の最終日には、約5,000人の方々が来場され、主催した町観光協会はじめ運営委員会の皆様の活躍に感銘いたしました。
次に、都市整備課関係について申し上げます。まず、道路関係について町道47号線道路改良事業の工事が12月13日に完了し、同事業が終了しております。街路事業の宮平学校線については、物件調査委託を1月30日に契約締結して調査を進めております。また、津嘉山中央線につきましては、実施設計委託が2月25日、物件調査委託についても2月21日にそれぞれ完了しております。公園整備事業については、黄金森公園整備事業として進めております中央公民館と旧社協を結ぶ園路の工事について、12月12日に請負契約の締結を終え工事を進めております。また、地すべり対策として進めておりました黄金森公園整備工事(24-7)が2月28日に完了しております。ウガンヌ前公園整備事業は、本年度予定しております用地及び物件補償の契約締結を終えており、平成26年度の工事着手に向け取り組んでおります。都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業で進めておりました遊具等の再整備工事は、神里ふれあい公園が1月27日に、宮城公園が2月10日にそれぞれ完了しております。農山漁村活性化プロジェクト支援交付金事業の宮城地区農業用用排水施設整備については、同地区の最終工事となりますポンプ・取水施設工事を12月24日に請負契約の締結を行い工事を進めております。また、山川地区については、実施設計委託業務を年度内完了に向けて進めております。石油貯蔵施設立地対策等事業については、新川地区の道路整備工事を1月31日に完了しております。下水排水路整備事業については、大名地区の整備工事を1月30日に請負契約の締結を終え工事を進めております。沖縄振興特別推進交付金関係の事業については、農業生産基盤整備の山川地区は長堂川管理道路の安全柵設置工事を年度内完了に向け取り組んでおります。また、津嘉山地区の農道整備工事を2月17日に、観光駐車場整備工事を2月24日にそれぞれ請負契約の締結を終え工事を進めております。
次に、区画下水道課関係について申し上げます。まず、津嘉山北土地区画整理事業の工事につきましては、12月に道路整備工事1件、2月に道路整備工事1件、宅地造成工事2件、あわせて4件の工事を発注し、8月末完了に向けて取り組んでおります。委託業務につきましては、12月以降に設計委託、物件調査業務3件を執行しております。物件移転等につきましては、繰越明許費分が2月末現在で20件全てが移転完了しており、本年度予算分についても2月末現在で29件の契約を終え、うち21件が完了しております。残りについても早期移転に向けて取り組んでおります。公共下水道における未普及解消下水道事業については、12月に津嘉山地内汚水管布設工事と平原橋改修に伴う汚水管切回し工事を発注し、8月末完了に向けて取り組んでおります。浸水対策下水道事業につきましては、津嘉山地内と照屋地内の雨水管調査業務2件の発注を終え、7月末完了に向け取り組んでおります。農業集落排水事業については、神里地区汚水処理場の維持工事を年度内完了に向けて進めております。
次に、教育部教育総務課関係について申し上げます。1月28日、町長と町教育委員と平成26年度の当初予算についての意見交換を行いました。教育事務点検評価審議会で平成24年度教育委員会事務事業の点検及び評価を行っており、今定例議会中に報告書の提出を予定しております。1月2、3日の両日、第15回町長カップ蹴球大会が開催され、準決勝・決勝戦は黄金森公園陸上競技場で行いました。1月12日、第34回新春マラソン大会には小学生の低学年から一般の方まで521人の参加がありました。2月9日、第6回町長杯小学生交流バレーボール大会が開催され、町内の女子バレーボールチーム3チームで100名近くの参加がありました。2月15日、第3回町長杯サッカー小中学生大会が黄金森公園陸上競技場で開催され、4小学校1中学校で150名近くの参加がありました。1月24日から31日が全国学校給食週間にあたり、29日に町長、教育委員と、翔南小学校と南風原中学校の児童生徒と一緒に郷土料理の給食を囲み和やかな雰囲気での給食交流を行いました。
次に、学校教育課関係について申し上げます。12月15日、幼稚園の学力向上推進実践発表会が開催され、多数の保護者参加のもと学力向上実践報告や園児の歌・遊技などの学習発表が行われました。1月21日、北丘小学校大規模改造事業の事業概要や年度計画、進捗状況など学校教諭やPTA役員への説明会を行いました。1月26日、2月2日、小学校で学芸会・学習発表会が行われ、各学年とも工夫を凝らしたダンス・合唱・演劇など元気よく誇らしく演技を披露していました。国土緑化推進機構が主催する2014年国土緑化運動・育樹運動標語で、南星中学校3年金城音々さんが作品の最高賞にあたる特選を受賞しました。標語作品は、「木とともに育て僕らの豊かな未来」です。
次に、生涯学習文化課について申し上げます。「地域を育む公民館」~住民とあゆむ・活動をめざして~をテーマに2月1日、2日、第36回生涯学習・公民館まつりを開催しました。1日目は子供たちによるウチナーグチの発表会、4字自治会公民館活動実践発表会と各自治会の舞台発表を行いました。2日目は公民館サークル(32サークル)の舞台発表と作品展示を行いました。1月10日から3月1日の間、海外移住者子弟研修生のカネシロ・スツェリーさん(ペルー国)が、研修で訪れました。1月11日、第23回音楽会「Jaja馬ライブ」を開催し、大学生たちの歌声とジャズ音楽を約70名の皆さんが堪能しました。1月19日に第22回新春演芸会「地元活性化プロジェクト第一弾in南風原」を開催し、南風原の若者たちによるミニ芝居、歌、漫才を披露しました。1月24日、海外青年派遣事業での研修生(2人)の研修報告会を行いました。1月25日から2月9日は「第67回企画展ヤシラミ花織」、2月2日には講演会を開催し、多くの人たちが来館しました。青少年健全育成協議会では、1月25日の午前0時から2時の間、学校や多くの関係団体の参加で、第3回目の深夜徘徊防止パトロールを行いました。2月22日、宮崎県日向市美々津地区に「南風原学童疎開記念の碑」が建立されました。除幕式へ町から副町長と職員で出席しました。70年前、南風原から学童疎開の33人と引率のみなさんの疎開の足跡を残し、その戦時中の歴史を伝え、これからの平和を願う目的で、日向市と同建立実行委員会で建立したものです。地元の人たちの南風原の学童たちへの思いが刻まれた記念碑になっています。
以上を申し上げ、平成26年第1回南風原町議会定例会の町政一般報告といたします。別紙で12月定例会以降の公共工事に関する行政報告書をお付けしていますのでお目とおしをお願いいたします。以上で町政一般報告を終わります。
○議長 中村 勝君 以上をもって町長の町政一般報告を終わります。
○議長 中村 勝君 日程第5.町長の施政方針となっております。町長より施政方針を述べさせます。城間俊安町長。
○町長 城間俊安君 平成26年度施政方針。平成26年第1回南風原町議会定例会の開会にあたり、予算案をはじめとする各議案の説明に先立ちまして私の町政運営に関する所信を申し上げ、町民の皆さんはじめ議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
はじめに 東北地方を中心として、日本列島に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、まもなく3年が経過しようとしています。改めまして亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。また、道路や鉄道などのインフラの整備は少しずつ進んでいますが、現在も大雪や寒風に見舞われながら、仮設住宅での不自由な生活を余儀なくされている方も多く、復興復旧には多くの時間を要している状況ではありますが、早期の被災地復興を祈念いたします。
私は平成10年5月8日に南風原町長に就任以来、町民や議員皆様方のご理解、ご協力をいただき、職務の重責を十分認識しつつ、町民の皆様の負託に応えられるよう、全力を尽くして町政運営の推進に努めることができましたことを、衷心よりお礼申し上げます。また、平和憲法の理念を町政の場に活かしながら「子供たちには愛を、若者には夢と希望を、お年寄りには安らぎを」を一貫した自らの信条として、日本で一番光り輝く南風原町をつくるため、協働のまちづくりを推進してまいりました。本年度においても、引き続きお約束いたしました多くの施策の実現に向けて誠心誠意取り組むとともに、すべての町民皆様の幸福度が高まるよう、昼夜を問わず全力で取り組んでまいります。
私はこれまで16年間、常に町民本意の町政運営の基本とし、今期の公約に掲げてきました7つの基本方針と67の施策を実行するために精力的に取り組み、着実にその成果を上げてきたものと自負しております。これからも初心を忘れず町民各位のご理解とご支援を賜りながら日々努力を怠らず、なお一層精進し、5期目の町政運営に挑む決意をしているところであります。以上の基本的な考えに基づき、平成26年度に実施する施策について、その骨子を申し述べてまいります。
■ともにつくる黄金南風の平和郷について
第四次南風原町総合計画は8年目を迎え、後期基本計画の3年目となります。計画の将来像で掲げている「ともにつくる黄金南風の平和郷」に向けて、地域社会への愛着と誇り、そして自ら責任を持って暮らす町民が、個々の思いを表し、意見を交わし、夢や目標を実現していく、そのようなまちづくりを目指して諸施策を展開してまいります。その基本理念として「平和」、「自立」、「共生」を掲げ、「世界の恒久平和を願う町民の心を国内外へ発信し続け、平和なまちづくり」を目指してまいります。また、「新たな時代の中で、自立できる活力、地域力のあるまちづくり」、そして、「自然や人と共生した暮らしを再生・創造していくまちづくり」を目指してまいります。特に平和については、昨年制定した「南風原町民平和の日」に記念事業を実施するとともに、平和で豊かな生活が送れるまちづくりに取り組んでまいります。
■みんなで考え、みんなで創るわくわくするまちについて
まちづくりの基本を定める最高規範と位置づけられ、平成26年1月1日に施行された「南風原町まちづくり基本条例」に基づき協働のまちづくりをさらに発展・推進してまいります。そして、今以上に、いきいきとした元気なまちを町民、議会、行政が一体となって築き、笑顔で幸せあふれるまちづくりに取り組んでまいります。また、イオン南風原店と協働し同店2階に「はえばるギャラリー」掲示ブースを設置していただきました。同ブースを有効活用し町内情報や総合インフォメーションを発信する場として有効活用に努めてまいります。同時に、町ホームページや兼城十字路の電光掲示板を活用し迅速な情報発信に努めるとともに、町民の声が行政に届きやすくなるように町政提案箱やまちメールの活用促進、また各種委員会への町民参画を推進します。
■4大プロジェクトの推進について
次に第四次総合計画で掲げた4大プロジェクトについてであります。黄金森公園整備事業については、ちむぐくる館西側の多目的広場の遊具施設や修景施設などの整備を進めてまいります。また、公園の東側に位置する多目的広場や駐車場を整備してまいります。津嘉山北土地区画整理事業については、津嘉山西線の一部供用開始を始め、本部公園線、仲井真津嘉山線の道路整備の促進、併せて宅地造成工事等を推進し、地権者の土地利用が早期に図られるよう努めてまいります。また、地区内の中央に位置する国道507号バイパスが3月末に全線供用開始となることから、当沿線や現道の国道507号沿線で土地利用の需要が高まっていることから、地域にあった企業誘致の推進を図ってまいります。
■人もまちもきらきら育つまちについて
地域の教育力の向上を目指して、家庭、学校、地域との連携を強化し、町全体で教育に関することを考える「教育の日」の関連事業として、教育関係者が一堂に会し教育長表彰・教育講演会を今年も開催してまいります。幼稚園教育については、多様化する保護者のニーズや地域の現状などを踏まえ、専任園長、保育時間延長、給食提供を行いより一層の教育の充実を図ってまいります。学校施設整備では、北丘小学校及び幼稚園の大規模改造事業、南風原小学校、翔南小学校の体育館防災機能強化事業に取り組みます。学校給食については、安全・安心な給食を提供し、健康づくりに努め、食育を推進してまいります。文化センター・沖縄陸軍病院南風原壕群を、文化活動・平和学習・交流・観光の拠点として、充実強化を図り、観光関連事業と連携し事業を推進してまいります。青少年の国際交流と青年海外研修派遣事業は、それぞれ中学生と青年をハワイへ派遣し、海外移住者子弟との交流を図ります。また、一括交付金(沖縄振興特別推進交付金)を活用して、学習支援員、特別支援教育支援員の配置事業、子ども平和交流事業、伝統芸能保存継承事業、県外等派遣助成事業を引き続き実施してまいります。
■ちむぐくるでつくる福祉と健康のまちについて
子育て家庭の生活実態や保育ニーズを把握し、保育所、幼稚園及び学童クラブ等の整備を充実する為に「南風原町子ども・子育て支援事業計画」を策定します。消費税率の引き上げに対して、所得の低い方々への負担を考え、暫定的・臨時的な措置として非課税などの要件を満たす方に一人あたり臨時福祉給付金1万円を支給し、老齢基礎年金等の受給者には5,000円を加算します。また、同様な措置として、子育て世帯への影響を緩和するため、要件を満たす方に児童1人につき子育て世帯臨時特例給付金1万円を支給します。保育園入所に係る待機児童対策については、入所定員を1,230名から1,270名へ40名増員するとともに、定員の弾力化入所を行い待機児童解消に努めます。認可外保育園については、県の新すこやか保育事業を継続するとともに、町独自の認可外保育園環境整備事業で認可外保育園の保育環境の向上を図ってまいります。学童クラブについては、県の放課後子どもプラン事業や一括交付金を活用し民間施設を借用し運営を行っている学童クラブに対しての家賃補助を継続し、放課後の居場所づくりの充実を図ってまいります。こども医療費助成については、町単独の事業で通院対象年齢を満3歳から中学卒業までに拡大し、子育て世帯の医療費の負担軽減を図ってまいります。健康づくりの拠点である、ちむぐくる館の役割は大きく、健康増進の場として多くの町民が利用できるようにしてまいります。また、長寿県復活に向けた、生活習慣病予防も推進してまいります。障がい者福祉については、地域支援事業により障がい者本人や家族の不安・孤立感を解消できるよう、社会福祉士及び精神保健福祉士を配置し相談支援や就労支援を行ってまいります。また、障がい者及び難病者の支援を行ってまいります。高齢者福祉については、介護予防・自立支援の推進と、権利擁護などのサービスを包括的・継続的に提供し、地域包括ケアシステムの構築に努めてまいります。国民健康保険事業の運営については、特定健診の受診の勧奨を強化して受診率の向上と特定保健指導の実施率向上に努め、生活習慣病の予防や重症化を抑え、医療費削減を目的とする医療費適正化対策を推進してまいります。
■工夫と連携で産業が躍動するまちについて
次に産業の振興についてであります。まず、農業振興については、限られた農地の有効活用を推進し、農地の保全や安定した生産が図られるよう一括交付金を活用し生産施設の導入を促進してまいります。また、継続して土壌改良・地力増強を促進するための土づくり奨励補助、拠点産地であるかぼちゃの増産支援のためのミツバチ巣箱設置や花粉交配用品種の導入、ビニールハウス、井戸設置の補助、新たに病害虫や自然災害等の被害を未然に防止するための対策に必要な農業用資材購入への助成、さとうきび収穫機の使用に対する助成制度の創設、町農産物の販売促進事業の強化等を実施することで生産農家を支援し農業経営基盤の強化に努めてまいります。JAおきなわが進めていますファーマーズマーケット南風原の開業に向け周辺道路等の整備を促進し、JAと連携して町内農産物の販売促進に努めるとともに、生産、出荷体制の支援を強化し兼業農家や女性・高齢者の所得増と生きがいづくりを図ってまいります。南風原町地域耕作放棄地対策協議会、町農業委員会、JA等と連携し耕作放棄地や遊休農地の解消に努め、農地の確保、青年就農給付金の給付等による新規就農者等の農業の担い手育成を図ってまいります。果樹振興については、一括交付金を活用した強化型パイプハウスの導入によるスターフルーツの圃場拡大・増産を図り、拠点産地認定に向け取り組んでまいります。畜産振興については、家畜公害・環境保全対策事業と家畜伝染病予防事業の取り組みを推進してまいります。中小企業振興については、町商工会と連携し地域を支える町内中小企業の経営基盤の強化、経営革新の促進、創業の促進が図られるよう支援するとともに、「南風原町中小企業振興基本条例」を制定し、本町の中小企業に対する振興策の充実、強化に努めてまいります。また、町内の企業立地の積極的な促進や南風原町人材サポートセンターの取組強化による、町民の雇用の場の拡大を図ってまいります。工芸産業振興については、本町の重要な伝統工芸品である琉球絣・南風原花織が持続的に発展できるよう、一括交付金を活用した生産技術の向上、継承及び販路の拡大を琉球絣組合と連携し取り組んでまいります。観光振興については、沖縄県の重要産業であり、魅力ある観光で地域が潤う町を目指し、南風原町観光協会と連携して町内のレクリエーション・観光資源の整備活用の促進、産業間や文化団体及び沖縄コンベンションビューローとの連携など観光施策推進の体制を強化し観光振興に努めてまいります。山川地区畑地かんがい事業については、畑地へのかんがい施設の工事とファームポンドへの管理道路整備を行ってまいります。緊急経済対策の一環として、南風原町緊急経済対策住宅リフォーム支援事業を引き続き実施してまいります。
■みどりとまちが調和した安心・安全なまちについて
道路事業については、町道10号線及び町道113号線については、用地の取得及び物件補償と工事着手を行ってまいります。街路事業については、宮平学校線及び津嘉山中央線ともに用地取得と物件補償を進め工事を行ってまいります。公園整備については、ウガンヌ前公園の用地取得及び物件補償を進め工事着手してまいります。集落内の環境整備については、引き続き大名地内の排水路整備を進めてまいります。下水道事業については、引き続き津嘉山北土地区画整理事業地域を重点地区として整備を進めてまいります。更に山川地域においても継続して整備を進め、同時に喜屋武、本部、照屋地区を流域とする照屋排水路改修を早期に整備するよう取り組んでまいります。公共下水道への接続促進を図るため国の補助制度を導入するとともに、併せて普及活動を強化してまいります。また、農業集落排水の普及活動についても引き続き未接続世帯への普及活動を強化促進してまいります。消防・防災については、消防・救急活動が迅速かつ適切に行えるよう、関係機関との連携を強化してまいります。災害時における防災・減災対策として、防災・減災お助けマップ帳の利活用を促進し町民防災意識の啓発に努めてまいります。また、地域自主防災組織の設立や地域防災訓練を継続して行い防災体制強化に取り組んでまいります。交通安全の推進については、交通安全思想の普及活動を推進するとともに、交通安全施設の整備等交通安全対策を講じてまいります。昨年は、津嘉山保育所前、津嘉山西線、宮平保育所前、南風原・与那原バイパスジャスコ前交差点に信号機が設置され地域の交通安全に貢献しております。今後も、必要箇所に設置ができるように引き続き関係機関に働きかけてまいります。
■環境と共生する美しい住みよいまちについて
循環型社会の形成を目指す「はえばる版リサイクルループ」事業を中心に、町民、NPO、企業・事業所等との連携及び情報共有による町にあった循環型社会のシステムを構築し、ごみの減量・資源化の取り組みを強化してまいります。また、住宅用太陽光発電システムの設置への補助を行い、町民の具体的な活動への支援と環境意識の啓発を図るとともに、町の事務事業を対象に策定された南風原町地球温暖化防止実行計画を推進し、低炭素社会の実現に寄与できるよう努めてまいります。さらに、次代を担う子供たちへの環境教育・環境学習も重要なことから、エコセンターの活動を強化して関係機関と連携した環境教育活動を推進してまいります。地域の一斉清掃を支援し環境美化の推進に努めてまいります。ごみの不法投棄等については、町内の不法投棄発生地域を中心にパトロールを行うとともに、立て看板や監視カメラを設置し生活環境の保全に努めてまいります。し尿・浄化槽汚泥処理については、東部清掃施設組合汚泥再生処理センター施設の整備を平成26年12月供用開始に向け取り組んでおり、引き続き、し尿・浄化槽汚泥の適正処理に努めてまいります。
■健全な行財政運営について
窓口行政サービスの向上を図るため、戸籍事務の電算化による戸籍の諸届出の迅速かつ正確な窓口業務を行うとともに、住民情報システムによる転入転出、諸証明発行等において、親切・丁寧な対応を行い、より質の高い住民サービスを提供し業務を進めてまいります。また、町民の利便性の向上を図るため、旅券発給の申請及び交付を行う窓口の強化や、平成25年9月から開始したコンビニ交付の周知徹底を行い、コンビニエンスストアでの諸証明書の交付を推進し、窓口事務の効率化につなげてまいります。「南風原町人材育成基本方針」及び「南風原町研修基本方針」に基づき、職場や職場外研修に加え他行政組織や研修機関等への派遣研修等をとおして職員人材育成を推進してまいります。広域行政の運営については、那覇市・南風原町環境施設組合で環境の杜ふれあい公園事業を進めてまいります。南斎場建設については、現在建設工事を進めており平成26年6月の供用開始に向け、構成6市町一丸となって取り組んでまいります。
■予算編成について
平成24年度に創設された一括交付金事業も3年目を迎え、10年先の南風原町が子供からお年寄りまで暮らしやすい輝くまちになるよう、全職員の英知を結集し事業の計画立案・事業推進に、職員一丸となって取り組んでまいります。本町の更なる発展に向け、平成26年度の予算編成については、第四次南風原町総合計画に掲げた「ともにつくる黄金南風の平和郷」の実現を目指し、一括交付金を活用した予算編成を行っております。今後も引き続き、福祉向上、教育文化、産業振興等、町民ニーズに応えた事業展開に努めてまいります。本年度の各会計予算編成の内訳は、一般会計130億700万円、特別会計70億3,510万8,000円、全会計合計200億4,210万8,000円となっております。
■おわりに 平成26年度の町政運営についての考え方と主要施策の概要などについて述べてまいりました。今年4月には、社会保障と税の一体改革に伴い消費税率が変更され、町民生活に少なからず影響が生じます。町民の皆様が日々安心して生活を営み、幸せを実感していただくため、町職員とともに、スピード感と機動力を持った行財政運営を行い、町民福祉の向上に全力を尽くしてまいります。予算以外の審議案件として議案10件を提出しております。また、追加議案として数件提出する予定であります。南部広域市町村圏事務組合規約の変更についての議案及び平成25年度補正予算の議案については、先議案件とさせていただき、議員各位の慎重なるご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げ、私の施政方針といたします。平成26年3月4日 南風原町長城間俊安。
○議長 中村 勝君 以上をもって町長の施政方針を終わります。暫時休憩します。
休憩(午前11時03分)
再開(午前11時13分)
○議長 中村 勝君 再開します。
○議長 中村 勝君 日程第6.仮議長の選任を議長に委任する件を議題とします。本件は、玉城光雄副議長が病気療養中のため、本定例会開会中に不在となることに伴い、必要な場合に仮議長を置くことができる規定によるものです。
お諮りします。地方自治法106条第3項の規定により、この会期中における仮議長の選任を議長に委任願いたいと思います。異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長 中村 勝君 異議なしと認めます。したがって、この会期中における仮議長の選任を議長に委任することに決定しました。
さっそく、仮議長を指名いたします。仮議長に15番 大城真孝議員を指名しますのでご承認をお願いいたします。
(「はい」の声あり)
○議長 中村 勝君 ご承認いただきました。よろしくお願いいたします。
これから議案の上程に入ります。
日程第7.議案第10号 南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例
○議長 中村 勝君 日程第7.議案第10号 南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例についてを議題とします。まず、提出者から提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第10号 南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例 南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例を別紙のとおり提出するものであります。提案理由としまして、こども医療費助成の対象年齢を引き上げること等に伴い、条例の一部を改正する必要があり提案するものです。その内容については、担当から説明させていただきます。
○民生部長 金城宏伸君 それでは、議案第10号の説明をいたします。1ページをお願いいたします。南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例であります。議員の皆さんには、新旧対照表に目をとおしていただいたいと思います。南風原町こども医療費助成条例(平成6年南風原町条例第13号)の一部を次のように改正する。第2条第5項中「特定療養費」を「保険外併用療養費」に改める。第4条第1項中「(対象こどもが4歳に達した日の属する月の翌月1日から中学校卒業する日又は終了する日の属する月の末日(学校教育法(昭和22年法律第26号)第18条の規定による就学義務の猶予に係る者を含む。)までの間にある場合にあっては、入院に係る医療費に限る。)」を「につき、助成対象者が一部負担金を支払った場合」に改め、「支払額(」の次に「高額療養費及び」を加え、同項ただし書を削る。附則(施行期日)1.この条例は、平成26年4月1日から施行する。(経過措置)2.改正後の南風原町こども医療費助成条例の規定は、平成26年4月1日以降の診療分に係る医療費から適用し、同日の前日までの診療については、なお従前の例による。
4ページの資料1で少し説明します。今度の改正は、第4条で年齢等が削られて年齢が分からない感じがあるのですが、第2条の「こども」という用語の説明のなかで中学校を卒業する日又は終了する日の属する月の末日までとありますので、こども医療ということで中学校卒業の15歳までは全部該当しますということでございます。それから、学校教育法第18条については、病弱とか発育不良等で学年を繰り下げした方も該当するということでございます。
それからもう1つの大きな改正点は、第4条のただし書で、3歳以上の通院については県の要綱では1カ月につき保険医療機関ごとに1,000円を控除しておりました。例えば1万円の自己負担があっても診療箇所1カ所については1,000円を引いて助成すると、2カ所であれば2,000円引くという改正でございます。
今回の大きな改正点は、年齢を通院については3歳までから中学校卒業までに拡大するということでございます。以上でございます。ご審議をよろしくお願いいたします。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 質問させてください。この制度については、私も大賛成です。町長に取り組んでもらったことに対し評価します。ありがとうございます。
1点目ですが、県の支給はどのようになっているのか。町が実施したときの支給、町に対する補助みたいなものはどうなっているのか。県の仕組みを教えてください。
もう1つは、先ほど町長は施政方針で述べられました。常に町民の声に併せて町政をしていくと述べられました。そこで伺いますが、これまで町長は福祉政策であるとかその他町民要求に対して国や県の補助金がもらえたら事業実施しましょうと答弁されてきました。今回、県の補助金がないのがあるでしょう。今後の行政運営について町長はどう考えられるのかお聞かせください。以上です。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 現在の県の補助の対象ですが、先ほどもご説明していますけれども0歳から3歳(4歳の誕生日の月の末まで)ですが、これについては通院と入院の両方補助があります。先ほど申しました3歳児だけは1,000円の控除があります。それから、中学校の入院については2分の1の県補助がございます。食事療養の2分の1については南風原町が単独でやっておりましたけれども、要するに今回の改正の4歳から中学校の通院については単費を予定しております。
○議長 中村 勝君 城間俊安町長。
○町長 城間俊安君 お答えします。こども医療費の通院に対して、県の方針がおかしいのではないかと思っております。マスコミ等においても、今日まで1歳から3歳まで無料だと思っておりました。しかしながら、3歳においては、1,000円以上の分について控除すると。ということは、1歳、2歳は全額だが、3歳は一部分負担していたのではないかと。マスコミ等においては3歳まで無料だと、県民もそのように理解していたのではないかと思います。しかし、そうではなくて1歳、2歳であって、3歳は1,000円の控除で残りは個人負担をしていた事を考えますと、いかがなものか。私も3歳まで無料だと思っておりましたのでこの件も含めて、今後も県に対して強く申入れをしてまいりたいと思っております。沖縄県が長寿県を目指すのであれば予防から進めていくことが基本だと、県議会においても町村会から提案した医療費の中学校3年までの無料化について全会一致で可決されておりますので、それと並行してやるべきだと県に対して要望してまいりたいと思っております。県議会も一緒になってやっていけば必ずや、福祉向上のためにも無料化することによって県民も健康に対する、また子を持つ親も心置きなく子育てできる、そのような環境を整えていくよう今後も努力してまいりたいと思っております。今回、県ではまだ予算計上されておりませんが、町としてはあらゆる工夫、努力をして中学校3年生までの無料化を県に対しても要望していきたいと思っておりますのでそのようにご理解をお願いします。私の思い、姿勢、子を持つ親に対するこの姿勢で臨んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 いろんな町民要求が出てきました。これまで町長は、県の補助あるいは国の補助が付いたらやりましょうという答弁が多かったと思う。その町民要求に対する町政運営の仕方と言うのか、真剣に声を聞いていただいて、事業執行においても真剣に事業に向けて取り組みをしていただきたい。これまでは今申し上げたように、国の補助がもらえたらやりましょう、県の補助が付いたらやりましょうということでした。そうではなくて、やはり町民要求に対して真剣に応えていくことがやはり町長の誠意だと思う。そういった運営をお願いしておきます。以上です。
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午前11時25分)
再開(午前11時26分)
○議長 中村 勝君 再開します。10番 宮城寛諄議員。
○10番 宮城寛諄君 2点ほどお聞きしたいと思います。この件に関しましては、これまで入院は中学校まで補助があったのだけれども、通院については3歳までということでもっと年齢を広げて欲しいと共産党の議員大城 毅さんも何度かやっていて、予算がなかなか厳しいとしていたのですが、今度踏み込んでもらって中学校までとなり、たいへんありがたいことだと私も思います。ただ、気になるところ、分からないところがあります。1つは、2条の5項で特定療養費が保険外併用療養費に変わっているのですけれども、その違いは何なのか。
それからもう1つは、4条のただし書で3歳の通院にあっては1,000円は個人負担ですよと、それ以外は補助しますと県ではなっているのですけれども、今回の南風原町のこれはこの1,000円も全部関係なく補助しますよということですよね。その件に関して、例えば3歳までは県の補助があるから、残り4歳からは南風原町独自の持ち出しだと思いますが、南風原町が今やろうとしていることは1,000円のところは県のやろうとしている条例と違うと思うのです。ですから県のほうと合わないので県から補助金が来ないということはないのかどうか。例えばこれまで現物支給の話があって、県の条例は現物支給ではない償還方式だからそれに合わないと補助が出ないよみたいなことがありましたでしょう。そういうことから考えますと、この1,000円のところを南風原町は取らないとのことなので、そのことが県の条例に引っ掛からないのかどうか、そのことによって負担増にならないのかどうなのでしょうか。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 ご質問2点について答弁いたします。まず、保険外の併用療養費については、保険外の併用、例えば差額ベッド、精神医療、保険で適用されない部分と一緒に療養してもこの部分は除いて保険適用の分はやりますよという言葉なのです。保険外と併用してもこの療養費は支払いしますということです。例えば、入院してベッド差額額を使ったのですが、保険で適用できる診療についてはこども医療費として助成することになります。前回の特定療養費というのが、この言葉に変わったということでございます。
2番目の1,000円の控除分。仮に南風原町が助成した場合はどうなるかでございますが、この件について南風原町より先に中学校までやっている宜野座、金武、嘉手納町にも確認していますけれども、そこも1,000円の一部負担はないのですが、結局1,000円を引いて県に要求していたわけです。今回は、条例改正で1,000円未満の方にも助成しますので、その分については1,000円を控除した額を県に申請することになります。当然、4歳以上は県に申請しません。ということで、県からこれを負担するから減額するということはないものと考えております。
○議長 中村 勝君 10番 宮城寛諄議員。
○10番 宮城寛諄君 保険外併用というのは、保険外の診療と一緒にやっても保険内のものについては補助しますよということですよね。分かりました。
それからもう1つは、1,000円は請求しないから、病院で医療だろうと歯科だろうと薬だろうとまず1,000円分は引いて、例えば1万円かかったら9,000円しか請求できないわけですよね。自己負担だからということでしょう。残り1,000円は患者さんが自己負担しなさいということですよね。今回は、この患者さんの自己負担の1,000円分も南風原町が補助するわけですよね。僕が言っているのはそこなのです。要するに、現物支給の場合でもそういった便宜を図ることによって県の条例に違反するみたいなことがあったわけです。県からのお金の補助は同じであったにしてもね。今回もそれに似たようなものではないかと思うのです。個人持ちの1,000円を南風原町が持つわけだから、県に対して例えば1万円使って9,000円しか請求しないにしてもそれが条例に引っ掛かるというようなことはないのですか。仕組みとしては分かりましたけれども、条例に反することがないのかどうかお聞きしたいと思います。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。説明不足だったかもしれません。県の要綱自体は変更がないわけです。ですから、県の要綱で3歳児については1,000円を引いてから助成してくださいということになります。
(「休憩願います」の声あり)
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午前11時35分)
再開(午前11時35分)
○議長 中村 勝君 再開します。
○民生部長 金城宏伸君 質問のとおり、県の要綱はそうなのですが、南風原町が別途にやっても違反ではないと。先ほどの償還についての話は、今でも自動償還か償還かですので、向こうも変えてはないのですね。要するに、自動償還になりますけれども、償還方式には変わってはいないということで、あのほうも全然触れてはいないということです。今言うように、現物給付はできませんということですね。あれについては、縛りがあるということでございます。
○議長 中村 勝君 他に質疑はありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これをもって質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第10号 南風原町こども医療費助成条例の一部を改正する条例については、総務民生常任委員会に付託します。
日程第8.議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
○議長 中村 勝君 日程第8.議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。まず、提出者から提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり提出するものであります。提案理由としまして、学校保健安全法第23条に基づく学校医・学校歯科医・学校薬剤師の費用については委託料で支出している。本来は、報酬での支出が妥当であり、それに対応するための条例を改正する必要があるので提案するものです。その内容等については、担当から説明をさせていただきます。
○教育部長 新垣好彦君 それでは、議案第11号の改正の内容を説明いたします。新旧対照表もお付けしてございますので、それと併せてお願いいたします。
特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例のなかで、第4条中第3項を第4項とし、第2項の次に次の1項を加える。3項 年額により報酬の額を定められている職員の報酬は、適時、会計年度内に支給する。附則 この条例は、平成26年4月1日から施行する。ということでございます。
新旧対照表で少し説明をさせてください。第4条の部分は、支給の方法です。これまで支給の方法は月額の支給とその日付等が2項でうたわれていました。そこに新たに年額の報酬が発生するということでこの支給方法を3項に入れているということでございます。この規則と関連がございますので、規則も併せて説明させてください。
次のページの資料(議案第11号関連)で、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する規則の一部を改正する規則ということで、これは先ほどの提案理由の説明にもございましたように、これまで学校医、歯科医、薬剤師は委託料で計上してございました。支出科目は委託より報酬が適正であろうと今回、規則の改正も併せて行ってございます。その付けています資料の2ページ目、下から11行目でこの条例と関連します学校医・幼稚園医が年額10万円、それから学校歯科医・幼稚園歯科医が年額10万円、学校薬剤師・幼稚園歯科医で年額6万円、本来年額で支給をします嘱託員の部分を今回委託料から報酬に変える規則の改正をしてございます。それに基づきまして、ただいま提案しております議案第11号は、条例の4条の中に3項の年額報酬支給項目を加えたという改正内容でございます。以上、説明といたします。よろしくお願いいたします。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。11番 大城 毅議員。
○11番 大城 毅君 条例に付けてあります資料としての規則についてなのですが、条例の改正としては説明があったとおりで理解したつもりですけれども、この関連する規則で別表の順番が変わっているのですが、これには何か意味があってのことかお聞きしたいと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいま資料として付けています規則の別表について、全体的な順番ということでよろしいのでしょうか。それにつきましては、ただいまの条例で関連がございます学校医、学校歯科医、学校薬剤師の部分は条例に関連する年額ということで、この規則の説明をいたしますとその後ろに改正前の規則の別表を付けてございます。それと併せて項目が多くなってございます。この学校医と3つの医師の皆さんとは別に年額とは別に報酬額を改正した部分が、教育委員会関連で申し上げますと下の学習支援員委託料、自立支援教室指導委託料、それから学校事務の委託料ということで、今回、賃金で支払っていた課目を報酬の部分の嘱託員として26年度予算から行っていきたいという追加でございます。これにつきましては、条例の支給の部分と関連がございませんでしたので、規約を改正してその報酬額を入れているということでございます。それで項目的にはずれているものでございます。
(「休憩願います」の声あり)
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午前11時44分)
再開(午前11時45分)
○議長 中村 勝君 再開します。新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 説明の前に、携帯端末使用を認めていただきましてありがとうございます。今後のペーパーレス社会に貢献させていただきたいと思います。
では、この規則の改正前と改正後の順序が異なったことでございますが、例規審議会のなかでもございましたが職種と言いますか担当部局と言いますか関連でありながらも順序に前後がございました。それを業務ごとと言いますかその単位で集めてきて今回の改正後の順序になっているということでご理解いただきたいと思います。
○議長 中村 勝君 他に質疑ありませんか。2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 今の説明で、別表に追加と並べ替えがあったとのことですけれども、これは委員会付託になっていますので、どれが追加されたのかと額が変わったものがあるのか示していただければと思います。委員会でお願いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 委員会への資料提出の要望ですので、担当はそのように準備をしてください。他に質疑ありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例は、経済教育常任委員会に付託します。
日程第9.議案第12号 南風原町手数料徴収条例の一部を改正する条例
○議長 中村 勝君 日程第9.議案第12号 南風原町手数料徴収条例の一部を改正する条例についてを議題とします。まず、提出者から提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第12号 南風原町手数料条例の一部を改正する条例 南風原町手数料条例の一部を改正する条例を別紙のとおり提出するものです。提案理由としまして、住民基本台帳カードの無料交付期間の延長と航空写真の交付に係る別表中の種別、金額欄の修正及び追加を行うため条例を改正する必要があり提案をするものであります。その内容等については、担当から説明をさせていただきます。
(「休憩願います」の声あり)
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午前11時49分)
再開(午前11時50分)
○議長 中村 勝君 再開します。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 ただいま提案しました議案第12号の条例の名称が、次のページの説明の名称と一致しませんので訂正をしたいと思います。まず、南風原町手数料条例と議案第12号はなっていますが、手数料の次に「徴収」の2文字追加をお願いします。南風原町手数料徴収条例の一部を改正する条例、そして次の行も同じく南風原町手数料徴収条例の一部を改正する条例を別紙のとおり提出すると、この2カ所に訂正をお願いします。以上です。
○総務部長 新垣吉紀君 議案第12号を補足して説明いたします。今回の手数料徴収条例は、2件の改正でございます。まず附則に次の1項を加えるということで、住民基本台帳カード交付手数料に関する経過措置等でございます。第5項として、第2条第1項の規定にかかわらず、平成26年4月1日から平成27年12月31日までの間、住民基本台帳カードの交付に係る手数料は徴収しないものとする。これにつきましては、住基カードは平成20年4月1日から平成23年3月31日まで、そして平成23年4月1日から平成26年3月31日までを手数料無料とすると経過措置を設けてございました。今月31日でこの経過措置が切れますので、引き続き平成27年12月31日までの間、手数料は徴収しないという追加です。なぜ平成27年12月31日かと申しますと、マイナンバー制度、俗に言う社会保障と税番号の制度です。この行政手続における特定の個人を人別するための番号利用に関する法律が平成25年5月31日に交付されております。それで28年1月からはこの個人番号カードに移行するよう制度的に進められております。そのためにそれに接続すると言いますか、平成27年12月31日までは現在の住民基本台帳カード交付の手数料を無料化する経過措置の延長でございます。
もう1点は、別表の修正及び追加であります。地積図の写しという文言でございますが、この地積図、「積」となっております。本来、固定資産の評価等をする地籍図というのは、「籍」であります。「積」の地積図の場合は地積測量図と言われるもので、土地の登記等をするときに土地測量をいたしましてこの土地の求積、面積を求めてこれを法務局に関係書類と提出して登記に使う、それからまた建築などに使うものです。土地の地籍は人間の戸籍と同じでありまして、どの土地にどういったふうに接続しているといういわゆる地図であります。この文言の修正です。それから、「等」とありますのは、航空写真も交付しておりますが、今まではこの地籍図に含めてやっておりました。しかし、手数料を明確化するため、航空写真については500円、地籍図は300円とした今回の改正でございます。ご審議のほどよろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これをもって質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第12号 南風原町手数料徴収条例の一部を改正する条例については、総務民生常任委員会に付託いたします。暫時休憩します。
休憩(午前11時55分)
再開(午後1時00分)
○議長 中村 勝君 再開します。
日程第10.議案第13号 沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例
○議長 中村 勝君 日程第10.議案第13号 沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例についてを議題とします。まず、提出者から提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第13号 沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例 沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例の制定を別紙のとおり提出するものであります。提案理由としまして、沖縄陸軍病院南風原壕群20号の公開活用事業における収入を基金として積み立て、今後の沖縄陸軍病院南風原壕群20号の公開、活用等を推進する目的として提案をいたします。その内容等については、担当から説明させていただきます。
○教育部長 新垣好彦君 議案第13号の条例制定の内容についてご説明をいたします。沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例。(設置)第1条 沖縄陸軍病院南風原壕群20号の公開、活用を推進するため、沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金(以下「基金」という。)を設置する。(積立て)第2条 基金として積み立てる期間は、沖縄振興特別推進交付金の事業計画期間とし、積立額は一般会計歳入歳出予算で定める額とする。(管理)第3条 基金に属する現金は、金融機関への預金その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならない。(繰替運用)第4条 町長は、財政上必要があると認めるときは、確実な繰り戻しの方法、期間及び利率を定めて、基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて運用することができる。(運用益金の処理)第5条 基金の運用から生じる収益は、一般会計歳入歳出予算に計上してこの基金に編入するものとする。(処分)第6条 基金は、第1条の設置目的を達成するため、その全部又は一部を処分することができる。(委任)第7条 この条例に定めるもののほか、基金の管理に関し必要な事項は、町長が別に定める。附則 この条例は、公布の日から施行する。ということで、この基金条例制定の提案でございます。この基金につきましては、条文にもございましたように、平成25年から壕の公開活用事業ということで沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を充てております。そのなかで公園使用料収入が入ってまいりますので、その収入を基金に積み立てて今後その壕につきまして活用していきたいための基金の設置でございます。この一括交付金の要綱のなかで第21条では、相当の収益が生じたと認定したときはその金額を沖縄県に納入しなければならないというようなことがございますので、収入を基金に積み立てて壕公開の事業に充てていきたい収益の基金積立の条例でございます。以上、説明といたします。よろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第13号 沖縄陸軍病院南風原壕群20号公開活用基金条例については、経済教育常任委員会に付託いたします。
日程第11.議案第14号 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
○議長 中村 勝君 日程第11.議案第14号 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。まず、提出者から提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第14号 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正
する条例を別紙のとおり提出するものであります。提案理由としまして、琉球絣会館の改修による間取りの変更が生じたことに伴い、利用料金の改定が必要なため提案するものです。詳細等については、担当から説明をさせていただきます。
○経済建設部長 真境名元彦君 それでは、私から議案第14号につきまして補足して説明させていただきます。南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を次のように改正する。改正の中身につきましては、料金の改定でありまして、別表第8条関係を次のように改めるということで、詳細は3ページ及び4ページの新旧対照表でご説明いたします。新旧対照表の右側が従前の料金表別表になっておりまして、今回左側の表の料金に改定を行いたいということでございます。主な内容としましては、今回、一括交付金を活用いたしまして絣会館の改修が本年1月7日に完了しました。それに伴いましての料金改定ということで、まず従前、資料室とあったものを多目的ホールに名称を変えております。従前資料室として利用されていましたけれども、今回、かなり規模の大きい展示会も催しできるよう空調関係、照明関係の整備が行われたことから多目的ホールと名称を変えましてその規模に合った料金の設定ということです。公民館など他の施設の料金を参考にいたしております。従前、資料室は一般利用と展示会等ということで、利用形態が定められておりましたけれども、今回からは平日及び土日・祝日と分けておりまして、更に利用者の町内・町外及び時間帯によりまして料金を定めております。それと従前は利用料金表でしたけれども、今回は使用料金ということで改正をしております。エントランスホール、織物検査室につきましては、名称はそのままでございますけれども、エントランスホールは今回料金の形態を同じように町内・町外及び各時間帯に応じて設定を行っております。表の次に、1、2、3とございますけれども、そのうちの1につきましては、利用の超過に対しては1時間につきホール1,000円、資料室500円を加算するとあるものを、今回の改定で利用の超過に対しては1時間につき多目的ホール1,000円、エントランスホール500円を加算すると改定をしております。2、3につきましては、従前と同じとなっております。附則 この条例は、平成26年4月1日より施行する。以上、ご審議のほどよろしくお願いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これをもって質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第14号 南風原町立琉球絣会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、経済教育常任委員会に付託いたします。
○議長 中村 勝君 日程第12.議案第15号 指定管理者の指定についてを議題とします。まず、提出者から提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第15号 指定管理者の指定について 次のとおり指定管理者を指定する。1.施設の名称、そして次の2.指定管理者となる団体の名称については、次のページに別紙で掲げています。次のページをお開きください。1)南風原町立与那覇コミュニティセンター、与那覇自治会。2)南風原町立新川コミュニティセンター、新川自治会。3)南風原町立農村照屋コミュニティセンター、照屋区。4)南風原町立津嘉山地区公民館、津嘉山区。5)南風原町立琉球絣会館、琉球絣事業協同組合。6)南風原町立共同福祉施設、南風原町商工会。7)山川体育センター、山川区。3.指定の期間 平成26年4月1日から平成30年3月31日までとする。提案理由としまして、公の施設の管理を指定管理者に行わせるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案をいたします。内容等については、担当から説明をさせていただきます。
○総務部長 新垣吉紀君 それでは、議案第15号 指定管理者の指定について補足してご説明いたします。この制度につきましては、当時の小泉内閣、2002年から改革の会議がございました。それに基づいてできた制度であります。本町においては、平成18年から先ほど提案のございました別紙の施設、それから別途公園関係についてを指定を開始しております。最初の指定期間が平成18年から平成22年の4カ年間、平成22年から平成26年、それから今般、平成26年4月1日から新たに4年を継続して指定管理者として指定する提案です。この指定管理の根拠につきましては、それぞれの設置条例で指定管理者を指定して管理させるということがうたわれております。資料といたしまして指定管理者の指定申請書がそれぞれの指定管理を受ける予定の者から提出されております。4つの自治コミュニティセンターと公民館、それから琉球絣会館、町立の共同福祉施設、山川体育センター、それぞれの指定管理を向こう4年間指定管理者とする提案であります。ご審議のほどよろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。11番 大城 毅議員。
○11番 大城 毅君 議案第15号と書かれたページとその次のページだと思うのですけれども、あとは資料ということで理解していいのかどうか分かりませんが、協定書(案)がそれぞれ付けられております。全部同じなのかどうか。同じだと見受けましたけれども、ただ1点だけ、津嘉山地区公民館の管理に関する協定書がちょっと違っているのかと思っております。単なる間違いなのか。12条の次が14条になっていて13条が抜けているのですが、単なる間違いなのかご確認をいただきたいと思います。あとは総務民生常任委員会に付託される予定ですので、そこでやるとして確認を願います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいま指摘がございました町立津嘉山公民館に関する協定書のなかの2ページ目が14条になっているとのことでしたので、これは確認をして委員会で報告をさせてください。よろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 他に質疑ありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第15号 指定管理者の指定については、総務民生常任委員会に付託いたします。
日程第13.議案第16号 指定金融機関の指定期間の変更について
○議長 中村 勝君 日程第13.議案第16号 指定金融機関の指定期間の変更について
を議題とします。まず、提出者からの提案理由の説明を求めます。国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 議案第16号 指定金融機関の指定期間の変更について 指定金融機関の設置についての一部を別紙のとおり改正するものです。提案理由としまして地方自治法第235条第2項、地方自治法施行令第168条第2項及び同条第8項の規定に基づき提案をいたします。その内容等については、担当の者から説明させます。
○総務部長 新垣吉紀君 議案第16号 指定金融機関の指定期間の変更について補足して説明いたします。議案書の次のページをお願いいたします。指定金融機関の設置について(平成7年南風原町告示第81号)の一部を次のように改正するということで、その内容でございますが、現在、沖縄県農業協同組合の指定期間を3年、それから沖縄海邦銀行、沖縄銀行、琉球銀行をそれぞれ1年で指定期間を定めております。今般、今年の6月1日からは、それぞれの金融機関を1年ずつ延長して、沖縄県農業協同組合を平成26年6月1日から平成30年の6月30日まで、株式会社沖縄海邦銀行を平成30年7月1日から平成32年の6月30日までの2年間、株式会社沖縄銀行を平成32年7月1日から平成34年6月30日までの2年間、株式会社琉球銀行を平成34年7月1日から平成36年6月30日までということでございます。この設置についての告示で、現在この表の下に「上記期間終了後は、その指定期間を輪番で指定するものとする」という文言がございますが、それを削る内容の改正であります。お手元に議案16号の資料をお配りしています。この指定期間の経緯でございますが、昭和55年に南風原村農業協同組合と琉球銀行それぞれ1年の輪番制からスタートすることとなっております。昭和59年に現在の4金融機関で、南風原町農業協同組合、当時の沖縄相互銀行、沖縄銀行、琉球銀行がそれぞれ1年間の輪番、平成7年から南風原町農業協同組合を3年間、沖縄海邦銀行、沖縄銀行、琉球銀行を1年の輪番、今回その3順目が終了することになっております。今回の指定期間の変更の目的でございますが、沖縄県農協につきましては3年でございますが、その他の金融機関については単年度ということであります。しかし、こちらにも書いてあるとおり、経費と事務効率の面から課題がありました。それは行政の指定金融機関業務と通常の金融機関の業務とは異なる点が多いことから、金融機関の職員の研修、それから役場と金融機関との引き継ぎ等に時間を要することがあります。まずその効率の点。もう1点は、金融機関が庁舎内に設置をする場合のそれぞれの機器等の単年度設置となることの経費面での課題。この2点の面から、指定期間を複数年とすることで本町と金融機関の双方に事務及び経費の面で効率化が図られます。もう1点は、輪番制の最初のスタートである沖縄農業協同組合を向こう4年後の6月30日までとすることで、現在出納閉鎖期間の5月末日の次の日から新たな金融機関になりますその非常に煩雑な事務の翌日にすぐ指定金融機関が変わるということで設置のことでも一つ課題があったということで、交代時期を6月末日にすることでより円滑に金融機関の交代ができるということであります。そのことにつきましては、今年2月の指定金融機関との会議で先ほど申し上げましたように農協4年、その他の金融機関を2年とすること、そしてこのサイクルが終了するまでにはまた次の指定金融機関のあり方について関係機関と協議をして決めるということで確認を得られております。以上、議案第16号の概要説明でございます。ご審議のほどよろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 単純な質問ですけれども教えてください。なぜ県の農業協同組合が4年で海邦銀行、沖縄銀行、琉球銀行は2年なのか。たぶん最初に指定したときに南風原町の農業協同組合、合併する前の協同組合だったと思います。それで期間を長くして指定金融機関と定めてきましたが、今では合併して県の組合になったわけでしょう。そういったことで、どうして2年の開きがあるのか。その理由を教えてくれますか。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。この沖縄県農業協同組合が3年でその他の金融機関が1年という指定期間については、平成7年に議会で可決いただいております。その経緯につきましては、議員ご指摘のようにこの庁舎の建て替えに関すること等がございまして、当初、南風原町農協だけを指定金融機関とすることも検討がなされたようであります。しかし、他行との関連から南風原町農協が3年、その他が1年の指定になったのでございますが、数年前から他の金融機関から今回の提案のように少なくとも複数年にして欲しいとかそれぞれの金融機関を同じ期間にして欲しいというのもあったのですが、われわれからも農協には同年にとかいろんな提案をしました。しかし、やはりこれまでの経緯や本町庁舎建築の経緯など含めまして、今回はそれぞれ1年ずつの延長、少なくとも農協他の3行を複数年にすることで事務効率を図りたいという提案で沖縄県農協、それから他の金融機関とも調整がついたということであります。JAからは、それぞれ2倍にする提案もありました。2倍であれば農協は6年、その他が2年ということもあったのですが、交渉のなかでいろいろ歩み寄っていただいて、今回提案の期間にしていただいたということです。先ほどの繰返しになるのですが、この新たに可決いただいた4年、2年、2年、2年が終わったのちはまた時代の背景も考慮しつつ新たな指定期間等を検討していくことになっております。以上です。
○議長 中村 勝君 他に質疑ありませんか。
(「進行」の声あり)
○議長 中村 勝君 質疑なしと認め、これをもって質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第16号 指定金融機関の指定期間の変更については、総務民生常任委員会に付託いたします。
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