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平成25年第4回定例会 会議録(第3号-1)
平成25年 (2013年) 第4回 南風原町議会 定例会 第3号 12月18日
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日程 | 件名 | |
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日程第1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第2 |
質問議員名 | 質問内容 | |
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照屋仁士
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浦崎みゆき | 答弁、再質問 | ||
会議録
○議長 中村 勝君 これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。
開議(午前10時00分)
日程第1.会議録署名議員の指名
○議長 中村 勝君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって15番 大城真孝議員、2番 照屋仁士議員を指名します。
○議長 中村 勝君 日程第2.一般質問を行います。通告書のとおり順次発言を許します。
○9番 金城好春君 おはようございます。2日目の一般質問をトップバッターとして通告書にしたがい質問をいたします。よろしくお願いいたします。1点目、JAファーマーズマーケットと周辺整備について(1)いよいよ平成26年4月ごろにJAファーマーズマーケットの建設工事が始まり平成27年4月ごろ完成予定であると聞いたが、建設の進捗状況や予定はどのようになっているか。(2)JAファーマーズマーケットが建設されると道路混雑が予想される。しかし、予定地の重要道路となる町道150号線は、車のすれ違いができないくらい狭い道である。改善することはできないか。昨日、同僚議員お二人からも同じ質問がありましたが、質問事項で少し違うところもあると思いますのでよろしくお願いします。
2.津嘉山小学校の環境整備についてであります。その前に、新聞報道で見ましたが、学校支援で文部科学大臣表彰と大きく取り上げられていました。おめでとうございます。今の取り組みは、学校にとっても大変有意義だと思います。今後も子供たちの学力向上に向けて取り組んでいただきたいと思います。高く評価したいと思います。
それでは、質問に戻ります。(1)津嘉山小学校校舎の壁は長い年月により色あせてきた。防水も兼ねたペンキを塗りリニューアルできないか。(2)校門までの歩道は亀裂が入り段差まで生じている。改善できないか。
3.南星中学校の校内緑化について(1)南星中学校校舎の2階、3階に設置されている花壇は何も植えられていない。観葉植物のポトスを植えて緑を増やすことはできないか。また、一部の花園に枯れた草木が放置されている。取り除いてポトスを植えてはどうか。これは去った12月8日ですか学校開放の日に小学校、中学校を訪問いたしまして感じましたのでお願いいたしております。よろしくお願いします。
4.英語教育の向上についてお伺いします。(1)特定の教室に「英語の国」と看板を掲げ、その教室の中では英語しか話せないルールを作り、生徒同士または先生と生徒の英会話の向上を目指すことはできないか。(2)町のほうで英語教室や英会話講座等を開催しているか。以上、4点お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○副町長 国吉真章君 それでは、1点目のJAファーマーズマーケットと周辺整備について(1)の質問であります。建設の進捗状況や予定はどのようになっているかにお答えします。去る11月27日にJAおきなわファーマーズ推進部を事務局としたファーマーズマーケット南風原推進会議が設置されました。JAでは現在、開発許可申請に向け進めており予定地である地権者の方との宅地契約も終え平成26年9月上旬着工を予定として平成27年4月オープン予定に向けて取り組んでおります。(2)についてお答えします。現在の町道150号線は、その沿線が農用地として土地利用され、農家の作業車が往来しておりご指摘のとおり道幅が狭いためすれ違いが難しい道路であります。そういうことから、ファーマーズマーケット建設に併せて周辺道路の整備に向けて取り組んでいきたいと考えております。
2点目の津嘉山小学校の環境整備について(2)校門までの道路に亀裂が入って段差が生じている、改善できないかという質問についてお答えします。津嘉山小学校の校門までの歩道を確認したところ、亀裂と段差がありますので、これは冬休み期間中に修繕を行ってまいります。あとは教育部局に係ることですので教育部からお答えさせます。
○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。
○教育長 赤嶺正之君 私のほうからは2.津嘉山小学校の環境整備について答弁いたします。(1)でございますが、津嘉山小学校校舎の外装リニューアルについては、規模が大きいために多額の費用が必要となります。財政面や事業効果などを考慮すると、補助事業を活用して年次的に各学校施設も含めて検討してまいりたいと考えております。
続きまして3.南星中学校の校内緑化についてのご質問(1)でございます。南星中学校の2階、3階の花壇につきましては、これまでにもブーゲンビレア等の木々を植えてきましたが、潅水する際に生徒の体や制服にトゲが刺さってケガをしたり土砂がガラスに付着する等の不都合がございましたので植えていないとの報告を受けております。また、日当たりが悪く紫ホウセンカなどの花を植えてきましたが育ち難く枯れてしまう状況にあるようです。そのため、学校におきましては、環境整備計画を作りまして計画的に2階、3階の花壇の整備を検討している状況でございます。ご質問の観葉植物のポトスの苗も植えてみるよう提案をいたしてまいります。
4.英語教育に関する内容のご質問でありますが、(1)中学校の英語の授業を全て英語で行うことを想定した場合、教師の話していることの意味を理解できない生徒が出てくることや、英語の授業と言えども日本語を使って生徒に理解させたり説明や指示をする場面がどうしても必要になることから、英語だけで進めることは現段階では難しいと予想されます。また、英語の授業以外で英語だけを使用する場面を想定することは難しく、英語しか話せない教室の設置は現段階では厳しいものと考えております。文部科学省では、今後、高校に続き中学校も英語の授業を原則として英語で行うとして2020年度から目指すとの報道がありますが、より実践的な英語力の向上が求められていくものだと思っております。(2)でございますが、土曜日の午前中に1期10回の3期にわたって各期で小学校1、2年生の希望者を募集し、公民館の研修室において英会話教室を実施しております。内容は、小学校の英語指導助手を講師に歌やゲームを中心に簡単な英語に親しみ、また夏休みには町立幼稚園で預かり保育の園児を対象に10回程度中学校の英語指導助手と小学校の英語指導助手を講師に15分程度の短い時間ではございますが英会話教室を開催しております。以上でございます。
○9番 金城好春君 再質問をいたします。ファーマーズ建設について予算面は示されていますでしょうか。お伺いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。ファーマーズマーケット南風原につきましては、推進会議は設置されておりますけれども、今現在はその推進会議のなかでも予算面、事業規模についてはまだ示されていない状況です。今現在は、建物の面積と敷地の面積、これもまだ概略でありましてその程度しか示されていない状況であります。ご参考までに、建物が981.5平米、坪にいたしますと296.9坪が建物(店舗)の面積だと現在なっております。敷地に関しましては、借地面積は確定しておりますけれども、その他、里道関係、配置します町道関係の面積がまだ反映されていないことから正確な数字ではございませんけれども、最終的には9000平米程度、坪にいたしますと約2,700坪の敷地面積になるのではないかと考えております。以上でございます。
○議長 中村 勝君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 予算について、JA単独なのか国・県の補助があるのか、そこをお伺いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。建物につきましては、国の補助を使って整備を進めていくということでございまして、申し訳ありませんが今手元にどの事業を導入してかの資料がございませんので、できましたらまたあとで議員ご本人へご報告したいと思っております。
○議長 中村 勝君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 ありがとうございます。できればこの割合、何パーセントが国の補助金であるのか答弁をお願いします。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 補助事業のメニューを今お答えできませんけれども、補助率につきましては75パーセントだと聞き及んでおります。
○議長 中村 勝君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 ありがとうございました。2番目ですが、昨日もお聞きしましたのでぜひ整備していただいて、完成した暁にはお客さんがスムーズに出入できるように整備していただきたいと思います。ファーマーズについては終わります。
津嘉山小学校の環境整備ですが、回答といたしまして年次的に予算も鑑みながら整備していくと答弁がありました。これはすぐにできるものではないとも思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それから、歩道の件なのですが、小学校1年生は小さなお子さんですので段差がある所で捻挫でもしたらと思って質問をいたしております。冬休みに整備するとのことですので、これもよろしくお願いしまして終わりたいと思います。
南星中学校の校内緑化についてですが、確かにブーゲンビレアが2本だけは残っていましたので答弁にあったように最初は植えてあったと思いますけれども、いろんな不都合があったり午前中しか日が当たらないこともあって栽培が難しかったのかと思いました。それで、ホテルなどがよく観葉植物で緑化を推進してとても癒やされます。花壇がありますからあれにならって、またこちらでもエレベータを上がるとあちこちに観葉植物が飾られていますけれども、棚やトイレにも小さなポトスが飾られていますね。婦連協の会員ポトスを専門に栽培して出荷している農家の方がおられますので、先生方とご相談の上だと思いますが、ぜひこの専門の農家の方に相談をなさって、できればこのポトスを2階、3階へ設置して緑を増やしていただきたい。そうすることによって子供たちの心も癒やされて勉強に励みやすいかと思います。このポトスは、一旦植えると夏場だったら週2回程度の水掛け、今ごろだったら週1回程度、また雨が降った場合は掛けなくてもいいし日光もあまり多く要りませんし部屋のなかでも育ちます。そういうことで適しているのではないかと思い薦めているわけです。いかがでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ご質問にお答えいたします。南星中学校の2階、3階の花壇について通告がございましたので現場を確認してまいりました。当初ブーゲンビレアが植えられていた形跡があって、その他に紫ホウセンカも植えて花壇をきれいにしようという試みがされていたようですけれども、教頭先生に確認しましたら日当たりが良くないことなどもあって現在植物が植えられていない花壇があるとのことでありました。それで先ほど教育長からも答弁がございました。学校では環境整備の計画がただいま作成中のようですので、それにご質問がありましたポトスも苗の選定に入れてはどうかということもお話してございます。確かにホテルやそういった所で観葉植物が垂れ下がっているような景観、環境は大変良いと思います。また、草花というのは日頃の水やりだとか手入れが肝心だと思いますのでその心配があまりないということであれば良い観葉植物ではないかと思いますので、学校にはそのように提案してまいりたいと思います。
○9番 金城好春君 よろしくご検討のほどお願いいたします。ポトスの件は終わります。4番目、英語教育の向上について。答弁内容では、英語の授業として捉えているような感じですが、授業とは別に、放課後でもよろしいですから習った英語を生徒同士で使わせるのです。英会話に親しめるという意味で質問いたしております。学校開放日に英語の授業を拝見したのですが、外人の教師がおられて、それから学校の先生がおられて二人体制で授業をやっておられます。ゲーム方式のような感じで、1つの単語か文章を取り出しては読み上げて生徒に答えさせているやり方でしたが、英語の授業が終わったらそれで終わりなのですね。どこでも一切使わない。友達と話すのも全部日本語、お家に帰っても日本語ですね。習ったものはいつ使うか。使う場所を作るのも教育の大事なところではないかと思います。私たちも中学、高校と英語がありましたけれども、全然話せないですね。使わないからだと思いますよ。使う勉強をしないことには、英語は向上もしない、興味も湧かない。学校を卒業したら終わり。英語の時間もない、英語の勉強をする気持ちも起こらないというケースになっているのではないかと思います。そこで、空き教室がありましたらこの看板を掲げて、ここに入ったら英語だけ話そうとクラスで相談して英語の練習する、そういう意味で質問をいたしました。小学校や中学校でも英語のクラブと言いますかそういうものがありますか。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 最初の教育長からの答弁では、英語の授業のなかでオール英語というような視点での答弁をいたしました。そしてまた高校が平成24年度からですか教室の中でオール英語に原則取り組んでいるようですけれども、新聞報道によりますとそれが中学校にもそういったようなことをと、先ほどありましたように実践的な英語という視点での考え方だと思います。それで英語の授業で習ったものを放課後にクラブ活動やそういったところで実践的に活用できればというようなことでございます。学校の英語クラブについては調査等しておりませんので確認できておりません。ご質問は英語の国ということで空き教室を利用してはということでございますが、その件につきましても学校現場の教頭先生にそういった視点でどうでしょうかというお話を申し上げましたら、オール英語的なことでは難しいのではないかというように受けております。視点的には実践的な英語ということでございますので、そのへんは今後、英語の授業のあり方についてももっと実践的な英語の授業と言いますかそういった手法等が出てくると思います。今のところ学校現場に確認しましたらまだそういうところでは難しいだろうと回答を受けております。
○議長 中村 勝君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 分かりました。学校の先生方も考えがおありでしょう。それは個人の考えに過ぎませんで、参考までにということで留めます。それでこの英語向上については、なるべく使わせると、あるいは外人の小中学生と交流会を持ったりして自分たちの習っている英語がどこまで通用するかという試みも大事ではないかと思いますがいかがでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 英語教育につきましては、実践的な英語の指導者と言いますかALTの先生を、外国人の先生をサポート的に英語の教室で南星中学校、南風原中学校も配置をしてございますので、その先生方とより会話ができるような手法等を今後検討していかなければいけないだろうと考えております。
○議長 中村 勝君 暫時休憩します。
休憩(午前10時31分)
再開(午前10時31分)
○議長 中村 勝君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 それでは、二番手に質問したいと思います。通告書にしたがいまして質問していきます。黄金森公園、総合運動公園、いろいろ大会がございますけれども、駐車場の件では町民やいろんな方面からも駐車場が狭い、どうにかできないかという声があるものですから、今回は周辺に駐車場の整備ができないかということで質問させていただきます。1点目、黄金森公園南側駐車場整備ができないか(1)以前、黄金森公園に観光バスも駐車できる計画であると聞いた覚えがございます。この駐車場の整備がいつごろできるのか。そしてこの駐車できる台数は何台ぐらいを予定しているのかお伺いします。
それから2点目、この周辺の町道5号線の整備計画もあると聞きましたのでどうなっているかお伺いします。陸上競技大会や野球大会等の際、町道5号線(黄金森公園の外周の道路)に路上駐車で農家の皆さんにたいへん迷惑をかけている状況がございます。早めの整備が必要だと思いますけれども、これはいつごろ予定されているかお伺いします。それから(2)道路計画のなかで公園側の残地部分を駐車場にできないか。先ほど申しましたようにその周辺に駐車場をということでご質問していますのでお伺いします。それから(3)現道部分の農地側に計画を変更して、現道部分を駐車場にできないか。以上、お伺いします。
○副町長 国吉真章君 まず1点目の黄金森公園南側に駐車場整備ができないか(1)についてお答えします。黄金森公園南側の駐車場計画については、普通乗用車で約25台前後の駐車場整備を考えております。今後、この実施設計において駐車台数を決めていきたいと考えております。整備予定としては平成28年から平成29年度で考えています。
2点目の町道5号線の整備計画についてであります。黄金森公園整備の進捗に伴って整備を進めたいと考えていますが、現段階においてはまだ具体化までには至っていません。引き続きこの整備計画等について進めていきたいと考えています。(2)残地部分を駐車場にできないかについてお答えします。道路整備計画を進めながら、そのような部分があれば今後有効的に活用していきたいと思います。
(3)の質問についてお答えします。黄金森公園に接する町道5号線の東側は、基盤整備された喜屋武土地改良区の優良農地であるため道路計画では影響を少なくしたいと考えております。しかし、陸上競技場の入口部分からの一部については、カーブ区間であり線形修正により公園側の現況道路及び民地側に残地が発生することが考えられます。その際に、公園の駐車場として有効活用できるものと考えております。以上です。
○8番 宮城清政君 それでは、再質問をさせていただきます。まずこの駐車場計画についてですが、普通乗用車で約25台計画と答弁がございました。考えましたら大型バスは文化センター前に停められるようになっておりますので大型バスは必要ないのかと思いますけれども、ただ、25台前後ということで、これから実施設計で決めていくとのことではあるのですが、見た感じ以前からずっと思っていたのはあのへんの土地はかなりまだ広いスペースがありますよね。そこで25台よりももっと広げられるのではないかと感覚を持っているのですが、この駐車場以外に何か計画があるのかどうか。これがあともう少し、あるいは2倍ぐらい広げられないかどうかお伺いします。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。南側の駐車場につきましては、まだ実施設計が済んでおりませんので明確なお答えはできかねますけれども、基本的に25台というのは、その他に同地区には多目的広場も整備が行われることから、地形的に言いますと25台前後かということでの予想ではあります。ただ、地形的に擁壁を造ったりそういったことが出てきますので、また山手側は裾のほうから旧陸軍病院壕跡関係もありますので結局どこまでその整備ができるのかは今後の課題となっております。現在では25台ぐらい整備は実施可能だろうと見ておりますけれども、今後の整備次第でできるだけ1台でも多く整備していきたいと考えております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 多目的広場もこのすぐ近くに造るという計画ということですね。この変更はできないでしょうか。例えば駐車場にするとか、この公園計画のなかでのそういうことは無理なのでしょうか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。その多目的広場につきましては、以前にも地域の方々からございますけれども、黄金森公園はそういった多目的広場がないということで整備ができないかということもございましたので、その多目的広場をなくしてさらに駐車場を広げるのも難しいのではないかと考えております。ただ、この多目的広場についてもそう大きい規模ではございません。そこをまた駐車場ということになってきますとかなり段差、高さ的なものもあります。多目的広場と駐車場は高低差が4メートル程度生ずることがありまして、一概にその多目的広場をそのまま駐車場に整備するというのも難しいのかと思っております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 この計画されている駐車場というのは、黄金森公園利用者あるいは文化センター、中央公民館利用者、全体が対象ということでよろしいですか。公園は今、歩道整備されていますよね。そこからそのまま上ったりなど、そのへんはどのように考えていますか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。南側駐車場につきましては、基本的に今そこで計画しております多目的広場もしくは20号壕が一番近い駐車場になりますのでそういったところの利用になるのかと思います。陸上競技場や野球の大会等になりますと、全般的にその南側も使っていけるのではないかと思っております。
○議長 中村 勝君 休憩します。
休憩(午前10時42分)
再開(午前10時42分)
○議長 中村 勝君 再開します。
○経済建設部長 真境名元彦君 中央公民館側にも行けますけれども、飯上げの道もかなり山を登って下るという距離からして一般利用の方にはちょっと難しいのかと考えています。一般的に黄金森公園全体で使う駐車場にはなると思います。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 ぜひできるだけ設計の段階で駐車スペースが取れるようなぎりぎりの線でやっていただきたいと思っております。(1)はこれで終わります。
それから2番目に5号線なのですけれども、駐車場整備が平成28年から平成29年度計画予定をして決まっているということで、この道路整備はまだ何も決まっていないとのことで、計画図面もいただいていますが、この町道5号線の整備に関しては例えば地権者との話し合いとか設計とか答弁の内容からまだまだそこに至っていないと感じましたけれども、それでよろしいですか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。町道5号線の計画につきましては、地権者の方と交渉を進めているとか事業計画の説明をしているということではございません。こちらのほうで全体的な計画ラインを案として入れている段階でありまして、現状は特に何年にどの事業でという詳細的なものはまだ決まっていない状況となっております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 青駐車場計画がありますと、であれば道路整備から先にやったほうがいいのかなという感じを受けます。先ほども申しましたけれども、いろいろな大会のときにはこの農道、町道5号線のかなり狭い道に結構車が駐車しますので、道が広くなればそういうものも少し緩和されるのかと思います。道を整備したあとに公園の工事をしたほうがいいのかという思いがあるのですけれども、今の状況では何も考えていないということですよね。この公園整備と同時でもいいですが、少し早めに整備計画することはできませんか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。町道5号線につきましては、黄金森公園の整備計画が完了する前にその整備を行いたいと考えております。今現在、黄金森公園につきましては当初の事業完了予定より再整備、例えば陸上競技場のウレタンの再整備など次々再整備が入ってきていることから、事業の完了年度についてはかなりずれてくるのではないかと考えております。その黄金森の事業期間を考慮しながら、その進捗に応じて町道5号線の整備についても進めていきたいと考えております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 公園整備が遅れている状況とのことですが、今の時点で何年ごろ完了予定かお答えできますか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。黄金森公園の整備事業完了年度につきましては、現在の段階では見通しが立っておりません。と申しますのは、再整備を含まなければ平成30年ごろに終わる予定なのですけれども、平成28年、平成29年になりますと、例えば野球場のフェンスとかそういったものが今現在で年数的に再整備の年数に足りませんがしかし、あと2年ほどすればそういったものが再整備できるということと、また園路関係の再整備なども次々出てきておりますので、今の段階で最終的な年度を示すことは難しいと考えております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 今は難しいということでありますけれども、できるだけ駐車場の計画もあるとのことですから考え方を変えて道路整備を先に執行部で協議していただいて、完了を待たずに道路整備もやっていただけたらと思っております。この件は終わります。
それから2点目の、この残地の部分を駐車場にできないかの質問には有効利用していきたいとの答弁でありました。この計画図面から見ると、黄金森運動公園の入口側が非常に急カーブで残地になるだろうということでこの部分が駐車場にできるのかなとイメージを受けています。この線形からすると、今の計画されている駐車場側の下のほうも結構カーブになっていますよね。この部分も作物が生えてきたりすれば見通しが悪くなります。このへんは土地改良部分ですので図面を見る限り潰れ地は抑えて現道に沿って書かれていますけれども、あの部分も少し寄せて真っ直ぐもって行けば残地が生まれることが予想されます。今後、この線形を変えることが可能かどうか。それとも土地改良区だからそのままでいきたいという考えなのか、できるだけ駐車場部分が取れるかたちを生み出せればという考えで聞いていますのでどうでしょうか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。町道5号線についての今の計画は、単に基本計画と言いますか案でしかございません。ただ、実質的に隣接している所が土地改良区で整備されました優良農地となっていることから、道路整備における農振除外をする時には国・県との協議が必要になろうかと思いますので、おそらくその協議の段階で極力農振除外を少なくしなければならない協議関係も出てくると考えていることから、思い切って土地改良区側に寄せるのは難しいところがあるのではないかと考えております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 先ほど聞きましたのはほんの一部ですね。今計画されている反対側も結構残地が生まれる可能性があるものですからそのへんも念頭に入れて計画していただきたいと思います。
次に移ります。今のことと関連するのですが、考え方ではこの現道1筆分と言いますか1つ分ぐらい中に道路を造ってしまえば、この現道部分が駐車場になるだろうという考え方で質問をしました。ただ、先ほどありました土地改良区の優良農地ということでしたので難しいかと思うのですが、これがもしできるのであれば、実測ではないのですが野球場から抜けてこの間400メートルぐらいあります。そうすると、1台停めても140、150台ぐらい停まるのです。そうであれば農道に停められている車が片付くイメージがあったものですから、そのへんが厳しければ計画する道路の右側、公園側が今歩道ですよね、逆に公園側を1台分駐車場として計画が考えられないかどうか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。町道5号線の整備に伴って線形の残地が出てくると、それについては農振除外をして駐車場にすることは可能だと思いますけれども、例えば都市公園の駐車場を目的として農振除外を進めていくのは非常に厳しいものがあると思います。従前でも例えば道路の整備に伴っての農振除外はやむを得ないということで外して道路の整備をしたことはありますけれども、公園の整備として農振除外というのは非常に厳しいものがあると考えられます。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 もう一度、お伺いします。これが今、厳しいことは先ほどもお聞きして分かりましたので、寄せるのではなくてこの計画どおりやるとして農地側にではなく公園側に先ほど言ったように1台でも停められるぐらいのスペースの計画ができないかをお伺いしています。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 現在、黄金森公園につきましては、絶対数駐車スペースが足りない状態で、何か大きなイベント、大会がございますときには農道に車を駐車するということで農家の方々から苦情もあります。そういった観点からも、今後その5号線の整備を行う際に公園側に線形の修正関係で残地が出てくるようでありましたら、それにつきましては公園の駐車場として有効的に利用できないか検討していきたいと考えております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 町長、今の駐車場が非常に狭いと、大会のときには農道のあちこちに何十台か停まっていますよね。公園側に1台停めるスペースがあれば100台、150台停められるのです。考え方としてどう思いますか。
○議長 中村 勝君 城間俊安町長。
○町長 城間俊安君 お答えします。先ほどから担当の皆さんよりお答えがありますように、有効活用をすることは大事だと思っておりますし、農家の皆さん方にご迷惑をかけていることも重々承知です。しかしながら、車で来られる方には土曜か日曜の行事であれば学校は休みですから、南風原中学校のプール跡地が今は駐車場として70台、80台停められますし距離としてもそんなに遠くはないと思いますので、ぜひ活用していただきたいと思います。そういう意味で、今、有効活用されていない部分があるのではないかということも痛感しています。また、プール跡地も有効活用するため、検討委員会の皆さんには、ちむぐくる館、中学校の用地として体育館の隣に交換分合が検討できるのではないか、いろいろ工夫してくれと、そうすれば中学校側の行事にも有効活用できるし、ちむぐくる館にも活用できる、これが可能かどうか、農地との交換分合ができるかどうか、こういう広角的な視点から工夫、考えてくれとしておりました。そして今、おっしゃるように、担当からもありましたように、道路工事に伴うその法線では農地を最小限にしながらでも現道を有効活用できるよういろいろな方策を検討してまいりたいと思っております。
○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。
○8番 宮城清政君 プール跡地等々、実際に駐車場として利用されています。それでも足りない状況がたまにありますので、そのへんはぜひ念頭に置かれて、駐車場の計画が別にあると言うのであれば別なのですが、駐車場を増やすような方向で進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 中村 勝君 暫時休憩します。
休憩(午前11時00分)
再開(午前11時09分)
○議長 中村 勝君 再開します。順次発言を許します。2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 それでは、一般質問を進めていきたいと思います。本平成25年第4回定例会より議会活性化の一環といたしまして、インターネット中継並びに録画配信が始まりました。質問に先立ちまして、ご協力いただいた執行部に対しまして心より感謝申し上げます。どうもありがとうございます。私たち議員もさらなる研鑽を積み、町民の信頼に応えてまいりたいと思いますので今後ともご協力をよろしくお願い申し上げます。一問一答でまいりますので、よろしくお願いします。
まず1.議会活性化に協力をということで質問します。(1)今12月定例会に議会基本条例の提出を予定しております。これまで議場整備をはじめ執行部には多数前倒しで協力いただいております。あらためて、条例制定後にはその内容にさらなるご協力をいただきたいと考えますが、町長のご見解を伺います。(2)これからも議会活性化に向け私たち議員も自ら研鑽を積み、町政発展のために尽くさなければなりません。そのためにも今後、執行部との意見交換並びに議員の自己研鑽に対する協力を求めますが、町長の見解を伺います。以上、お願いします。
○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 では、1点目の議会活性化協力について(1)、(2)関連しますので一括してお答えしたいと思います。議員提案による議会基本条例については、議会、町長、町民の関係を明らかにするとともに町民に身近な議会として基本的な事項を定め町民福祉の向上と公正で民主的な調整の発展に寄与することを目的としたものとして高く評価しております。本条例の制定にご尽力をいただいた議員各位及び関係各位に対しあらためて敬意を表するものであります。執行部としても本条例に定められた役割、責任をしっかり果たし、議会運営の円滑化やそれに係る必要事項については協力をしてまいりたいと思います。
○2番 照屋仁士君 前向きなご答弁、ありがとうございます。それでは、再質問にまいりたいと思います。この議会基本条例の内容について、その多くは現在も先ほどありましたように前倒しで実施しているものとなっております。条例でこの文章化することによって、あらためてこれまで取り組んできた内容を精査し、また必要があれば方法を工夫していく、改善していくことも必要と考えますが、どうお考えでしょうか。答弁をお願いします。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。議員からは事前にこういった質問の内容だといただいておりますので、答弁書にあっては議員各位にもご協力いただいて、12月定例であれば初日の5時までには提出してもらっているということで、われわれも最初の答弁の内容についてはその日にお手元へ配布させていただいております。そういったことから、この条例にいくつかある政策形成過程の明確化とか第12条の予算、決算の説明、それから議決事件の内容、政務活動費につきましてもそれぞれよく議会と執行部はけん制しつつうまく良い関係を保ちながら町政運営の発展に寄与するということがございます。よく車でたとえて両輪のごとくということがございますので、今般、議員提案で出される議会基本条例に制定されているものについては執行部も最大限努力と言いますかできるものは確実にやっていくということであります。それから、議会との意見交換会でもあった特に11条、12条の政策形成過程や予算、決算の説明についてもこれまでも特に予算については地方自治法や施行令に基づいて資料は提出させてもらっておりますが、よりその例えば様式などを決めていただければ事務的にも対応しやすくなるということもございます。執行部、それから議会双方の運営がよりスムーズに、そして活性化するものについては最大限われわれも対応させていただきたいということであります。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 答弁、ありがとうございます。私たちも文案作成にあたってはさまざまな検討をしてまいりました。町政をより発展させるためにお互いこれからも情報交換をしながら、この条例に基づいて進めていけたらと考えます。
次に2番目です。これは条例以外の部分にも係りますけれども、この条例制定後、次年度には本町議会も改選を控えております。またこの本条例には、その改選後の見直し条項についても記載されております。今後もその改選後、また条例制定後もいろんな場面でお互いに協議して前向きに取り組んでいただきたいと考えますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。先ほどの答弁と重複する部分もあろうかと思いますが、改選後であっても、今の組織と言いますか議員の皆さんが仮に代わろうとも、それは町政発展のためということで理解しておりますので今後もコミュニケーションを図りつつより議会の活性化、町政発展に寄与するというスタンスで協力させていただくということでございます。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。次に、本条例のなかにもありますけれども、その議会報告会などから町民の要望や質疑、そういった声を聞く機会も設けています。また、この一般質問も含めまして議員が提案する事項についての検討や回答などさまざまなことがこれからも予想されます。そういった部分、今後とも併せて取り組んでいただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。議会報告会、また執行部についても地域との行政懇談会、それから日々いろんなご提案がされるインターネットの提案箱等々、それから一般質問含め当然、議員の皆さん、町民の皆さん、関係者の皆さんから寄せられた提案についてもきっちりとより良い意見や指摘、苦言等、特に生活に密着しているようなものは迅速に対応させていただきたいと思います。それから、時間がかかるもの、なかなか厳しいものについてもそれぞれの理由を明確にして答えが出せるような対応をさせていただきたいということであります。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。冒頭に副町長から、そして再質問には総務部長から答えていただきました。1番、2番とも非常に重要な事項ですし、また前向きな答弁をいただいたところでございますが、あらめまして町長からも一言ご見解をいただければと思います。
○議長 中村 勝君 城間俊安町長。
○町長 城間俊安君 お答えします。議員の基本条例に対して、私たちも議員の皆さんの運営がスムーズに運ぶよう最大限の努力を尽くすべきところは尽くし、大いに論議をすべきところは論議をしながら、議会と執行部が協調、論議しながら両輪がうまく運べるよう最大限の努力をさせてもらいたいと思っております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 どうもありがとうございます。協力を求めていく以上、私たち議員もしっかりと自ら努力してまいりたいと思います。
2番目に移ります。その前に、私もこれまでこの一般質問などをとおしましてさまざまな提案をし、またそれについても何度も実現の可能性を探っているところでございます。今回の一般質問についても、県の出している市町村別一括交付金の事業評価、主に平成24年度ですが参照させていただきました。全て詳しく調べたわけではありませんし、そしてまた何度も答弁いただいているように執行部の皆さんご承知のことも多々あると思いますがあらためて伺いますので答弁をよろしくお願いします。町民(法人・個人)の所得向上に関する調査はどうなったかであります。これについては、私も調べましたけれども、一括交付金関係について類似の調査や事例を探すことができませんでした。しかしながら、一括交付金の趣旨であります沖縄県の振興に寄与する観点からぜひともこういった調査は必要ではないかと考えております。今後の地方自治体においてもそれぞれが自立に向けてどのように取り組むかの指針として必ず有益なものだと思いますので以下のとおり質問します。(1)平成25年3月定例会でも所得向上調査を検討する旨の答弁がありました。どのような検討がなされたのかご答弁をお願いします。(2)必要な調査についても膨大な量になるかと思います。まずはその調査をどのように進めるか事業化して、それを外部委託も含めて検討してはどうかご提案したいと思います。そして、これは調査とは関係ありませんけれども、これまでさまざまな事業をやっています。そういったところで明確に町民の所得向上につながったというような事例が示せるものがあるかどうかお伺いしたいと思います。
○副町長 国吉真章君 では、2点目の所得向上に関する調査についての質問にお答えします。(1)ですが、趣旨説明のなかで平成24年度の一括交付金の実施状況を引き合いにこの質問をしたと聞きまして、お配りした答弁については、事前の検討委員会のなかで所得向上の調査ですからこれまでの例えば所得に関する国勢調査あるいは商業統計、工業統計、または農業センサス、国からの委託を受けて町が実施している統計調査資料を基にという前提のものとなっています。一括交付金については、所得との関連について議論していなかったとまずお断りをして、私どもが考えた内容の回答についてお答えしたいと思います。議員から提案のありました所得向上に向けての各種統計調査の分析については、現在結果をまとめるまでには至っていません。統計調査資料の分析方法及び資料を所得向上にどう生かすか、これについては非常に難しい課題で、そして時間を要することですのでまだ検討の段階ということであります。一括交付金について平成24年度からまだスタートして1年、そして2年目の道半ばですので、所得向上の分析についてはこれから時間をいただきたいと思います。
(2)の外部委託の件ですが、これも各種統計調査は基本的に調査の目的以外には使えません、あくまでも公表しませんというのが前提ですので、そういう意味から外部委託については厳しいという回答にさせていただきたいと思います。
(3)についても質問の趣旨と事前の検討との齟齬(そご)がありますので、これについてもまだ具体名を挙げることができません。以上です。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。見解の相違とのことでありますが、どのへんがずれているのか分からないのですが、私が申し上げているのはこの一括交付金を活用してそういった調査を委託する、調査を事業化する、要するに必要な調査を作らなければいけないのかどうか、その予算を一括交付金でできないかというような考え方であります。これまで国勢調査などを分析すると答弁もいただいていますし、また県などから委託を受けているさまざまな調査内容がありますけれども、所得向上につながる要素がこのなかで見ることができるのか。逆にこれに漏れているから新しい調査が必要なのか、そういった部分だけを判断していただいて、例えばこの所得向上につながるような項目を挙げてくださいとか、こういう調査をやればどれだけ町民の生活実態が分かるのか、そういったものを検討していただいて実際の調査をするとか調査項目の作成を外部委託してはどうかと考えております。ですから、これまでの調査資料を全部預けて、それで分析しなさいということだけを言っているわけではないのでご理解をいただきたいと思います。でもあらためて趣旨、それが必要だということはご理解いただいていると理解していますけれども、今後も少し手法などについてはお互いご相談しながら可能な方向性を探っていきたいと考えますけれども、いかがお考えでしょうか。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。議員ご提案の所得向上に向けての統計調査等の分析ですが、今までにそういった実績がないものですから、私どもとしても手探りで進めている状態でありまして、かなり高い意識を要する調査になるのではないかと思っておりまして、私どももその統計調査のどういう分析を行って、どういう利用ができるのか自体を今勉強させていただいている最中でございます。外部委託もしくは一括交付金活用につきましても、その事業化する内容そのものを把握していませんとその資料づくりや申請関係が難しゅうございますので、いましばらく時間をいただいて分析方法やどう進めるべきかを考えていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 3月定例会でもありましたまずは調査項目が一番多いのは国勢調査だと思いますし、そして内容も細かいですので、そこからどういった項目を調べれば経年変化だとかそういったものが分かるのか見ていただきたいと思います。私もいろいろ調べようとしたのですけれども、まず量が多いこととこの公表時期がずれているところで止まってしまっているというのが正直な感想です。けれども、この調査からこういった傾向があるから、一括交付金でこういう事業を打つことによって、収益が増えている、所得が向上しているというように自立に向けた歩みをしっかり数値で追っていくことが必要ではないか。そういう趣旨で申し上げていますので、時間を要するということですけれども、継続して取り組んでいただきたいと思います。手法については、私もこれとすぐに申し上げられないので、今後も私なりの調査も研究も進めていきたいと思います。その点は同じ理解でよろしいですか。お答えをお願いします。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 たいへんありがとうございます。心強いお言葉であります。私どももこういった実績がございませんので、手探りで進めている状態でありまして、今後はそういった統計調査がどのように生かせるか、また外部委託するにしてもやはり仕様書関係を作る際はわれわれがそれなり熟知していなければできませんので、そういった方面から進めていきたいと考えております。
○2番 照屋仁士君 それでは、3番目の質問に移りたいと思います。伝統芸能公演(行事)事業への助成をということです。(1)平成24年度の事業で、那覇市はじめ他の市町村では一括交付金で伝統芸能公演事業に助成を行っております。本町も実施団体の主体性を尊重しながら全町的な助成ができないかどうか伺います。(2)各字の伝統芸能に関する事業に助成してはどうか。昨年度の平成24年度では、その伝統芸能団体への助成を行っていましたけれども、なかなか申込がないということもありました。ですから、それまでの経過も踏まえてより活用しやすい方法で実施できないか伺います。(3)観光振興の観点からも、県外・国外への派遣も積極的に助成すべきではないかと考えます。いかがお考えかご答弁をお願いします。
○教育長 赤嶺正之君 3番目のご質問伝統芸能公演事業への助成に関するご質問にお答えいたします。(1)でございますが、行事等の開催は、その主催する団体の建設的な取り組みと運営手腕を発揮し開催されることが基本であります。イベント・祭等のなかで上演される伝統芸能や各字に伝わる伝統芸能についても衣装・小道具等の新調のための助成は可能であると考えております。一括交付金については、内容にいろいろ制限がありますが、計画があれば今後も継続して一括交付金を活用して地域活性化が図れるように努めてまいりたいと考えております。(2)でございますが、町では昭和54年の第1回郷土芸能の夕べから平成19年の第25回まで民俗芸能交流会を開催し、昭和60年からは各字の伝統芸能の保存育成のために補助金を交付してきました。昨年から一括交付金で各字の伝統芸能に使用される衣装・小道具の新調、獅子の修復などにほぼ満額の助成をしております。今年度は500万円を予算計上しており、引き続き活用されております。伝統芸能は、基本的には字主体の民俗行事を中心に行われてきたもので、その運営・開催を字民が一致団結して毎年継続しながら開催されてこそその意義があるものだと考えております。芸能のなかでも特に組踊は、長期間にわたり練習・学習会などの時間的制約を余儀なくされ、衣装代、講師謝礼金、映像記録用撮影等の費用がかかるため、町では特に衣装・小道具の新調、獅子等の修復に助成しております。平成25年度は、文化庁の文化遺産地域活性化事業の助成を受け、喜屋武・津嘉山・宮平・本部・照屋の5字へ、報償費・映像制作委託料・役務費・印刷費、町からの助成内容と異なる項目について助成を行っております。補助金申請の事務処理については、各字・各地域がより活動しやすいように今後整理をしてまいりたいと考えております。
(3)でございますが、地域伝統芸能の上演・披露は、日時・場所が特定されているものであり、その内容や演者の選定については字の重要な民俗行事を支える骨格となっているものであります。その芸能を字外、町外での公演にあたっては、字での十分な議論を踏まえての取り組み、十分な練習を積んだ上で公演に臨まなければなりません。近年、各字の伝統芸能が盛んになりましたので、民俗芸能交流会の再開を平成26年に予定しております。町内各字の伝統芸能の認知度、それぞれの技能を高めて大いに県外・国外への公演も積極的に取り組んでいただきたいと考えております。そして、その目的や条件等が揃っておれば、その派遣についても助成できるように取り組んでまいりたいと考えております。ちなみに昨年は、宮平獅子舞がハワイでの公演を行っております。以上でございます。
○2番 照屋仁士君 それでは、再質問したいと思います。(1)の質問の趣旨ですけれども、平成24年度の沖縄振興特別推進交付金成果一覧から多くの市町村で市町村まつりをこれまでやっているようです。市町村まつり、または産業系のまつりですね。そしてまたエイサーまつり等文化的なまつり、そういったところもおよそ10年計画で継続的に予算措置をするよう計画されているのです。本町でもこういった取り組みが毎年開催できるようになればと考えまして質問いたしました。確か昨年度のふるさと博覧会でも一括交付金の活用があったと思います。そういった全町的なイベント、意義あるものにはしっかりと予算措置をしていくと考えられるわけですけれども、そういった視点で町としてどのようにお考えかお伺いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまの再質問にお答えいたします。これまで開催されている一括交付金を活用したイベント、南風原町で言いますと昨年度行われましたふるさと博覧会です。そういった一括交付金の趣旨に沿った事業であれば、交付金を活用している間においてはそれに充てていくということでいいかと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 今、伝統芸能公演のなかで市町村まつりと例を出しましたけれども、他市町村を見ますとこういったものもあてはまるのかという事例がたくさんあります。そういった観点で質問しました。今後も継続してあてはまるものには助成していくとの答弁をいただいていますので、そのように主催者の主体性、町が主体実施するというよりもやはり町民自身が主体的に実施するものに対して町がバックアップする、予算的にこういうものも活用できるよというような手を差し伸べていくようなことが今後は必要だと思いますので、そういう考えでよろしいかどうかご答弁をいただきたいと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 伝統芸能のこれまでのバックアップについては、先ほど教育長から答弁をいただきました。その要綱、趣旨にあてそれについてバックアップしていきたいということです。これまでのなかでは伝統芸能を行っている衣装、小道具に昨年度から一括交付金で適用させて復活させたり、地域の伝統芸能を盛り上げていただきたいという趣旨で行っておりますのでこの趣旨に合う範疇においてバックアップをしてまいりたいと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。2番目に移りたいと思います。各字の伝統芸能に対する助成についてですけれども、今年度予算措置している備品購入していることについては私ももちろん知っています。これも好評で、各地域で組踊ですとか多額な費用を要する備品についてこの補助があることで非常に前進していると理解しています。一方で、平成24年度はやりましたけれども、団体助成について今年度予算化ができなかったところでは、周知の方法ですとか活用するにあたっての申請方法といったところが非常に難しかったのではないかという印象を受けております。また、那覇市でも平成24年から平成33年までということで伝統文化の継承発展のために掘り起こしと保存継承にかかる活動補助についても予算措置がされているところです。本町もその予算措置はしたのですが、活用が少ないということで今年度はやっていないということです。ただ、それも今年度予算化できなかったのですが、次年度以降、どういったところが足りなかったのか、どういった周知が必要なのかを踏まえてあらためて検討する要素があるのではないかと考えます。備品については、たくさん芸能があるところではたくさん必要だと思うのですけれども、備品もそろってしまえばまた何年かに1回かで必要なくなるものもあろうかと思います。また今回、答弁でいただいている衣装代など備品以外にもさまざまな講師謝礼とか映像記録に関しても活用できるというのは正直私も答弁をいただいて知ったところですので、やはり備品等以外の補助についても今後柔軟に検討していったほうがいいのかという観点で申し上げました。そのへんも含めて各字の郷土芸能、そういった柔軟な考えで今後も支援、協力していっていただきたいと思うのですが、具体的な手法はかまいませんので、そういう考えでよろしいかどうかご答弁いただきたいと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 質問にお答えいたします。ただいまの質問で少し確認をしておきます。伝統芸能についての一括交付金の活用は、備品ということで組踊の衣装だったり太鼓だったりそういったかたちでやっております。最初の答弁のなかでありました報償費等については、一括交付金は該当しないということで確認があります。それについては、文化庁関係の文化遺産活性化事業で映像の記録であったり平成25年度においてはそのような活用しているというところでございます。それから、今後の地域の掘り起こしにつきましては、これまで同様に地域にその気運等があるのであれば町も補助金を活用して掘り起こしができればと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。一括交付金ではなくなったけれども、文化遺産地域活性化事業で補完していると、非常に良いことだと思います。地域の芸能も南風原町の財産ですので、地域だけに任さず町も手助けできるところを手助けしていただきたい趣旨で申し上げておりますので、今後もいろんなものを検討していただければと思います。
次に、3番目に移ります。ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと、また昨年は宮平獅子舞がハワイ公演に行ったということで本町を代表して県外にPRしていくことは非常に良いことだと思います。また、私のほうでも県外に行く機会で県外、また県出身者などから非常に予算的には厳しいのだけれどもうちのイベントに派遣で来てくれるところはないかというような声をよく伺います。そういった声掛けが少しでもあるとき、本町をPRする最大のチャンスだと思いますし、文化、芸能公演を通じて、物産・観光、そういったものにつないでいく観点からもこういうところを積極的にやっていってはどうかというような趣旨の質問です。答弁でも、派遣についてもその内容に鑑みて助成していくというような今後の考え方のようですので、それでよろしいかどうかあらためて答弁をお願いします。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまの伝統芸能を観光の視点等で県外等に派遣するというようなことにつきましては、先ほど答弁にございましたように昨年は宮平獅子舞がハワイ公演に行っております。また、津嘉山大綱曳きの旗頭が大阪の御堂筋のパレードに行ったこともございます。それにつきましても地域の団結と伝統を披露する、それから宮平の獅子舞の場合はハワイの獅子舞との関連がございましたので、単にその公演に行ったということではございません。そういった伝統芸能がどういった観点で県外に行かれるのか、そういった趣旨等も確認をしまして、その趣旨目的に合っているのであれば派遣費等についても検討してまいりたいと考えております。
○2番 照屋仁士君 それでは4番に移ります。防犯灯、外灯のLED化をということです。平成24年度一括交付金事業の繰越事業として石垣市でも防犯灯のLED化を実施すると聞いております。本町も各字の負担を減らすために防犯灯、街灯をLED化に取り組んではどうかご質問いたします。
○副町長 国吉真章君 では、防犯灯街灯のLED化について(1)にお答えします。まず石垣市の事例は、一括交付金事業で市の全域の防犯灯をLED化しております。それに先立って石垣市のエコアイランド構想という計画があって、それに位置付けて事業化したそれが内諾を得られた根拠になっているようです。そこで、町でもこの防犯灯のLED化の効果については非常に期待できますので導入に向けて取り組んでまいりたいと考えております。現在計画を進めています町の地域新エネルギービジョン策定事業ということで、現在その計画書を策定中であります。これを基に事業化をして一括交付金を活用してLED化に取り組んでまいりたいと考えています。そして各字が管理している防犯灯についても、まずは町管理の防犯灯が80灯ありますがそれをLED化したのち、この費用対効果も検証して、そして各字からの要望等も確認して併せて導入してまいりたいと思います。
○2番 照屋仁士君 この質問は、平成23年3月、そしてまた平成25年3月にも知念富信議員から一般質問で提案されて、そのときの答弁でも約2,000万円の予算が必要になるとありました。今後検討していくということで、先ほど新エネルギービジョンのなかで位置付けていくというような答弁であります。町管理の80灯の防犯灯をまずやってからとのことですけれども、石垣市の事例を見ますと防犯灯で259基、街路灯で150基というような非常に大規模な整備をされています。それを見ても事業の費用対効果がしっかりしているものだろうと考えます。特に地域の防犯灯については、電気代を自治会でたぶん負担していますので、そういった部分でそれを町が新エネルギービジョンのなかで位置付けてやることによってその電気代の軽減もされるのかと思います。この多額な予算が必要というところで、やはり一括交付金のなかでも予算がかかるものをできるだけ前倒しでやって、そういった年次的に整備して終わっていくものも多々あると思いますのでぜひこの活用ができるうちに、また今検討されているとのことですのでこの新エネルギービジョンのなかでも地域のことも踏まえてぜひとも検討していただけたらと思います。石垣市の事例も見ているとのことですから検討の余地はあると思いますので、それを前向きに進めていただけるのかどうかご答弁をお願いしたいと思います。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。先ほど副町長がまずは町管理の防犯灯からと申し上げたのは、まず町内全域の整備については一括交付金を活用すれば可能だと思うのですけれども、ただ、各字が管理します防犯灯につきましては、例えば整備後、こちらもそうですが台風ですとか外部の力によって壊されるということも多々あります。従前の防犯灯に比べましてLEDの器具が値段的にもかなり高いことからその方面も含めまして各字との調整を要するのではないかということから先ほどの答弁になっております。基本的には、新エネルギービジョン構想のなかにはもちろん南風原町全域を想定するもので位置付けてまいりたいと考えております。その後については、一括交付金が活用できれば段階的に整備をやっていきたいと考えております。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 ありがとうございます。事例もありますので、段階的という考え方もありますけれども、1年1年の電気料もこれでだいぶ軽減されるものだと思いますので、今後具体的に取り組んでいただければと思います。
5番に移ります。バス停の上屋の整備をということで、平成24年度に豊見城市をはじめいくつかの市町村で一括交付金を利用しバス停上屋を整備したと聞いております。観光客の公共交通機関利用のためというのが理由のようです。本町のバス停上屋も沖縄らしい装飾で整備できないかどうか、豊見城の事例にならってできないかどうかお伺いいたします。
○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 では、5点目のバス停上屋の整備をについてお答えいたします。本町のバス路線は、国道329号、国道507号、県道那覇糸満線、県道南風原知念線、県道48号線があり、全て国道及び県道となっております。そこで、道路管理者である南部国道事務所、県南部土木事務所へ設置の要望を行っておりますので、実施の際の協議・調整等の機会に町より南風原らしいデザイン等を提案してまいりたいと思います。
○議長 中村 勝君 2番 照屋仁士議員。
○2番 照屋仁士君 この質問も平成25年3月はじめ大城 毅議員から一般質問で何度もありました。平成24年度の一括交付金の事業を見比べたときにこういった事業もあったのでこのような活用もできるのだということで提案させていただきました。今答弁であった国道、県道の道路管理者がやるべきというところはまさにそのとおりだと思います。ただ、一括交付金事業となると市町村分の補助金を活用しなければいけないので、確かに南風原町単独で一括交付金というよりは管理者にやっていただけるのであればそういった整備が必要だろうと考えますので、今後の協議・調整等で提案していくとのことでしたから他市町村の事例も見ながら整備を進めていただけたらと思います。そのような理解でよろしいでしょうか。ご答弁をお願いします。
○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。南風原町としましてもバス停は、特に夏場についてかなり日差しの強い日があることから、上屋の設置の必要性を感じているところでございます。南風原町が事業主体となっての上屋設置については難しい面がございますので、南風原町のバス停につきましては町道にはなく全て県道、国道になっていることから、書面でもって南部土木事務所、南部国道事務所に設置要請を行っております。南部国道事務所からは、直接書面で回答が得られておりまして、その内容としましてバス停の上屋の設置につきましては歩道幅員が3.5メートル以上なければ非常に難しいということがございます。国道329号沿いのバス停を調査してみますと、ほぼ全ての幅員が2メートルということがありまして、今現在では上屋の設置は非常に困難だということがございます。南部国道事務所からは、部分的にでも歩道の整備をもし進めていくのであれば、それについてはそのつど南風原町と協議をしながらその事業化を進めていくという返事をいただいております。県道につきましても調査しましたら、役場前の南風原中央線は一部整備が終わってかなり広い歩道となっております。また、津嘉山の国場十字路から東風平向けの国道507号ですね、こちらも区画整理事業に伴って一部歩道が整備されておりまして歩道幅員は達しております。県としましては、今のところ上屋を整備するのであればその2路線が候補に挙がるかと受けておりますが、ただ、南部土木としては南部管内全体を計画に入れていることから、どうしても人口集中地区が優先順位としては高くなるというお返事でありまして、南風原町がいつごろだという年度的に示されないとのことであります。
ご質問のなかで豊見城市が現在一括交付金を活用して進めているとのことでございましたけれども、豊見城市は豊崎の県道と市道に8カ所を予定して進めているようでございます。設置する歩道幅員については、全て5メートル以上となっています。一括交付金の活用がなされたのは、沖縄県観光振興基本計画に位置付けられていることと、また豊見城市では市内バス運行をしていることが採択された要因だとお聞きしています。私どももそういった事例にならいながら、今後その上屋の設置についても可能なのか進めてまいりたいと考えております。
○議長 中村 勝君 暫時休憩します。
休憩(午後0時04分)
再開(午後1時10分)
○議長 中村 勝君 再開します。順次発言を許します。12番 浦崎みゆき議員。
〔浦崎みゆき議員 登壇〕
○12番 浦崎みゆき君 一般質問を通告どおりさせていただきます。毎年11月を児童虐待防止推進月間として子供を虐待から守る活動が展開されております。児童虐待の統計データによると、虐待による死亡事故は年間50件を超え、一週間に1人の子供が命を落としております。また、児童相談所における相談件数も22年間で60倍にもなっております。また新聞報道も2、3日に1回の割合で掲載されている昨今であり、児童相談所が1つ1つの事例に対応するだけでは足らず、あらゆる面から対策が求められております。そこで、まず本町における児童虐待に対する保護や窓口相談、近隣からの通報件数はどのようになっているかをお伺いいたします。(2)過去5年間の保護・窓口相談・通報の状況を伺います。(3)第四次総合計画には、児童虐待等防止ネットワークを充実・強化となっていますが、協議会としてどのような支援策が行われているのか、また、今後の対策はどうなっているかをお伺いいたします。(4)啓発活動として児童虐待防止運動のシンボルマークであるオレンジリボンのピンバッチを作成する考えはないかお伺いいたします。
○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 では、1点目の児童虐待の現状を問う(1)から答弁をいたします。平成25年4月から11月までの本町における児童虐待に対する保護はありませんが、親族による窓口相談が1件、近隣からの通報が3件、その内訳は、2件が泣き声通報で訪問指導を行っています。あと1件は、母親との直接面談による相談であります。(2)過去5年間の状況としましては、児童相談所への相談は5件、保護児童は7名、窓口相談の相談件数は9件、近隣からの通報は34件でほとんどが泣き声通報であります。(3)児童虐待等防止ネットワークとは、南風原町要保護児童等対策協議会のことです。同協議会では、年1回の15機関による代表者会議と年3回の実務者会議を行い、不定期に特別のケース会議を実施しており、それ以外にも要保護児童に関する情報交換、関係機関の連携及び協力、広報及び啓発活動を実施しています。今後は相談員の増員を検討し、児童への支援の充実強化を図っていきたいと思います。(4)でありますが、11月の児童虐待防止月間中に横断幕及びのぼり、パンフレット作成、町広報誌への掲載を行い同月間の啓発を実施しました。今後は、児童虐待防止運動の効果的な啓発についてご提言のピンバッチ作成も含め検討してまいりたいと思います。
○12番 浦崎みゆき君 今の答弁を聞きまして、本町においては、虐待の数は他と比べると少ない方なのかという思いもして胸をなでおろしますけれども、本当は今後ゼロになっていくことを望みたいわけでございます。本町の場合は人口増加も考えられることから、防止的な対策が大事なことだと思いますので再質問をさせていただきます。相談所のデータによりますと、虐待の加害者は6割が母親との結果が出ております。これには母親の養育支援が非常に大事になってくるのかとの思いがあるわけです。そこで、本町の防止ネットワークのご答弁がありましたけれども、具体的に支援内容を教えていただけますか。会議を開いていることのみ報告されましたけれども、具体的な母親に対する支援はどのように行われているかをお聞きしたいと思います。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 再質問にお答えします。まず答弁にもありましたとおり、要保護児童等対策地域協議会運営要項が、例規集3巻12850ページにあるのですが、そのなかで関係機関ということで16ぐらいあり、中央児童相談所、女性相談所、身体障害者更生相談所、南部保健所、社会福祉協議会とありまして、そのなかで定例会議が行われております。その他に実務者会議等が年3回、その他個別のケース会議がありまして、平成20年から平成24年まで数字を持っていますが多いときで33回、少ないときだと19回ですので平均して20回以上で月2回程度の割合でケース会議をもっていることになります。当然、質問のなかにもあったように母親からの虐待と言いますか加害者になっていますので、一番大きいのはやはり子育ての悩みで、通報件数でも泣き声が多いということです。そういう親子の関係、その悩みとしてはなぜそういうことになっているかということもございます。町内には子育て支援センターが3カ所ございますので、相談に来ましたら基本的にはまずそこへ相談に行くよう指導します。保護されている件数も5年間でも何名かしかおりませんので、だいたいが子育て支援センター等で、解決とは言いませんがそこで相談、対応している状況でございます。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 それでは、今の答弁によりますと支援センターに本人が行って相談をしてほとんど解決しているのが現状だという解釈でよろしいでしょうか。その後の、例えば相談に行ったあとのアフターケアというのはどのようになっていますか。今の2点についてお伺いします。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。やはり相談ですので一度で終わることはまず普通はございません。年間、そういうケース会議等で専門家あるいは関係者が集まってやっているわけですけれども、当然、窓口相談もあれば訪問等もやりながら対応しています。そのなかでも、やはりどうしても相談できない部分については児童相談所、答弁にもありましたように保護件数が5年間のあいだですが5件ありましたので、7名の方がそういう保護施設で預かってもらっていたケースがございます。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ありがとうございます。なかには保護を受けてしかできない場面もあるかと思いますけれども、そこで本町に置いています相談窓口を担当する相談員は何名いらっしゃるのでしょうか。また主にどのような活動になっているのか。もちろん、相談を受けるのはそうなのですが、他にもあるのかお伺いします。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。今の質問の児童虐待については、窓口が民生部のこども課になります。嘱託員としてお1人おります。当然直接訪問、近所・周辺からの通報、あるいは社協の相談も毎週ありますので、社協を通じて、民生委員等通じてそういう事例があるので訪問してもらいたいとか、あるいは民生委員と一緒に窓口に来る方もいらっしゃいます。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 それでは、相談窓口はそこひとつではないというような今の答弁でよろしいでしょうか。要するに社協に行ったり。今現在、こども課にいる相談員はお1人なのですけれども、それで対応が十分できている状況と理解してよろしいでしょうか。課題としても相談員の増員を検討しているということなのですけれども、やはり資格がある方だと思いますのでそこらへんの体制というのは、現状の1人では対応が厳しいのではないかと認識するものです。現在、本町の条例としては養育支援として保健師と今の児童家庭専門員で対応となっているのですけれども、例えば本町において乳児に関しての全戸訪問はかなり充実していると思うのです。生まれてから6カ月の間には全戸家庭訪問をして子育てを応援しましょうということでなっているのですけれども、そこらへんと母子保健推進員だとか保育士もその相談員としては条例としてはまだなっていないわけですけれども、例えば家庭訪問をしたときお1人だとやはり限られてくると思うのです。窓口相談もありますし家庭訪問をしての相談事になると、やはり行って何時間かそこで相談にのってあげなければいけない、窓口相談を待っている方もいるかと思いますし、お1人では厳しいのではないかという思いがあるのです。相談内容にもよると思うのですが、保育士や母子保健推進員に協力していただくといったことは考えられないのでしょうか。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。現在、職員の体制としまして、こども課には児童虐待に関しまして嘱託が1人ですね、そして保健福祉課で地域包括福祉センターに社会福祉士の正職員が1人おります。社会福祉士は主に高齢者を中心にしています。所管的にはDV関係、夫婦間について業務としては企画財政ですが、相談業務としてはこども課が受けております。答弁のなかにもありました次年度以降嘱託をお1人と予算要求をしているところでございます。それと関連しまして、先ほどの要保護児童対策地域協議会なのですが、そのなかに町の保育園園長会、母子保健推進員、民生委員、警察含め学校長会などメンバーがおりますので、そういう関係機関で問題、課題等あればその会議のなかで調整ができる仕組みになっております。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 会議のなかでは目立つところしか数字としては上がってこないと思うのです。やはり、子育てに関しては特に核家族化が進んでおりますし、何が虐待につながっていくのかということで見えないところですので相談がいつでもできるような体制、また相談するにも人が変わるとなかなか相談しづらい部分もありますし、何度も通ってのコミュニケーションが大事になってくると思いますので、相談員もぜひ増やしていただきたいことも要望いたします。また、もっと幅を広げて1対1で相談できるような体制、それについても信頼関係がなければ悩みはあっても打ち明けられないところもありますし、少子高齢化の現代にあっては1人の子を大事に育てていく観点からもぜひ。北谷町では、育児支援ということで大まかに保健師、保育士、母子保健推進員、助産師の方が担当するということでひっくるめて、本町は分けてあるわけですがひっくるめたような支援策になっていて、カバーができるような体制になっているのですね。そこらへんも運用の方法なども検討していただいて、本町で虐待がない、安心して子育てができる環境づくりを行政自ら提案をしていただくようお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。
最後に、皆様のお手元にもお配りしています虐待防止のピンバッジの資料でございますけれども、これは大阪吹田市のもので、オレンジ色はストップ虐待、紫色はストップDVというバッジとなっています。それを一緒にしたものがこのダブルピンバッジというもので、私も1ついただいてやっております。多くの人に虐待とDVがあるということを知っていただくためのピンバッジでもありますし、それをやっていることによって例えばこの方に相談してみようかなとなるという、担当者によりますと社会全体が女性や子供に対する暴力防止の理解と関心を広げて、被害者になっている人には独りではないよというメッセージが届くようにと作られたようなのです。当初、その市だけにあったのですが内外から譲って欲しいとか売って欲しいと問い合わせがあって販売に踏み切ったようですけれども、虐待防止の輪を広げるきっかけになっていただければということでご提案していますのでぜひ検討していただいてよろしくお願いいたします。
次に、DVに関してご質問いたします。2番目のDV対策ですけれども、夫などからの最近は交際相手もありますが相談件数は年々増えている状況が報告されています。本町の窓口相談、電話相談で被害者件数はどれぐらいなのかお伺いいたします。(2)DV対策はどのように行っているか。(3)対策は、現状のままで良いと考えているか町長の見解を伺うということで、よろしくお願いいたします。
○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 それでは、DV対策について(1)DV相談や被害等の件数についてですが、今年の4月から12月までのDV相談件数は6件です。その内訳として相談のみが2件、南部福祉保健所へ紹介が1件、女性相談所への一時入所が3件です。(2)についてですが、本町ではDV防止対策として社会福祉士を配置し、迅速に対応できるようにしております。町民の皆さんに対しては、『広報はえばる』やパンフレットの活用、町ホームページへの被害者支援窓口の情報掲載、DV講演会の開催、パネル展などDVに関する周知活動を行っています。また、南部福祉保健所、県女性相談所と連携し、DVの早期発見・早期解決するため協力体制を構築しています。なお、実際に虐待があった場合は、事実確認を行い被害者支援に取り組んでおります。また、事案の内容によって県や警察など関係機関と連携し専門施設への一時保護措置も実施しています。(3)についてです。DV対策については、今後さらにDV防止のため周知活動の強化や関係機関と連携を密にし配偶者や交際相手からの暴力の防止及び被害者の保護を図りDVの被害者支援を強化してまいります。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 報告をいただきまして、4月から12月までの6件ですけれども、この数字をどのように捉えていらっしゃいますか。増えてきているのでしょうか、それとも現状維持なのか。どのように分析していますでしょうか。お考えをお伺いします。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 本町のDV関係の相談ですが、相談件数としては平成20年度が10件、平成21年度が8件、平成22年度4件、平成23年度6件、平成24年度5件、平成25年度6件となっております。先ほど副町長からもあったのですが、実際に各市、県にある保健所に福祉相談員が配置されていまして、そちらへ直接相談している件数も県から取り寄せた資料ではあります。平成23年度が県の相談や来所が151件で平成24年度が144件となって横ばいと言いますか、増減はございますが増えたり減ったりといったのが実際のところであります。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 それでは、数字の現状からしますと横ばい状態ということもあって、法律ができているにも拘らず現状はあまり変わっていないような捉え方にもなるわけです。保護とか女性に対する施策はかなり充実してきてはおりますけれども、まず相談しやすい体制になっていることも確かだと思います。皆さんがいろいろとチラシだとか講演でDVに対しての周知徹底がされていることだとは捉えておりますけれども、これといった対策はないと思われるので、暴力に対しては悪だというように自分たちでいろんな角度で捉えていって認識を深くしていく以外にはないのかという思いもあるわけです。本町において公民館で一度講演をやりましたね。あれは女性相談所からの対策のあり方だとかそういったものの内容だったのですが、そのようにして被害者の立場、どうしてDVに発展していくのか掘り下げた講演会なども必要ではないかと思います。そういうことで、本庁の女子トイレにも常にDVに関しての小さなチラシが置いてありますけれども、コンビニなどに行くとほとんど切れてしまってないのです。それだけ皆さんに関心があるのではないかと思っているのですけれども、これは絶え間なく補充して周知徹底することはできないものかどうか、いかがでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。先ほど議員からありましたように、庁舎内のチラシについては随時補給させてもらっています。ただ、庁舎外の補給については、未確認の部分もございますのでそのへんも可能な限りわれわれが対応できる分については対応していきたいと考えています。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ぜひよろしくお願いいたします。本町における公共施設においてぜひ常に注意を払っていただきたいと思います。そういったものから電話番号も探してご自分で相談に行く方もいらっしゃいますし、とにかく酷くならないうちに周知徹底が一番だと思いますのでよろしくお願いいたします。
あと1点だけこのDVに関して伺います。一時保護を実施されているわけですけれども、この方のその後の追跡調査と言いますかその後どうなっているか把握などもされていますでしょうか。
○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 平成25年度限りですが、一時入所が3件ありまして、一時入所後は地域へ戻って支援を受けているケースと、あと2件は町外へ転出しているということもあります。1件は支援を受けながら生活をなさっていて、2件については転出していることになっています。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ありがとうございます。では、そういう状況もしっかりと把握をして、支援を受けている方に対してはしっかりとした対策をよろしくお願いいたします。やはり外に出て安心して暮らしたいという部分もあるかと思いますので、皆でこれは注意をして、DVゼロを目指していきたいと思います。
次に、待機児童についてお伺いいたします。保育園待機児童は、現在何人いらっしゃるのか。(2)待機児童解消に向けてプランは作成されているか。(3)県の待機児童解消支援基金を活用する計画はあるかお伺いいたします。
○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。
○副町長 国吉真章君 3点目の待機児童解消についてお答えいたします。まず1点目ですが、平成25年10月1日現在で83人の待機児童がおります。(2)平成26年度までは、町の次世代育成支援行動計画(後期)が作成されております。平成27年度からは、町子ども・子育て支援計画の策定が義務付けられていますので、平成27年の3月までには策定をしてまいります。(3)についてでありますが、県の待機児童対策解消支援基金を活用したいと考えています。しかし、県から具体的な交付対象事業が示されておりませんので、本町の既存事業で該当する事業がないかどうか、また新規事業においてすぐに実施できる事業がないかどうか、他の市町村の動向も踏まえながら基金を活用できるよう検討していきたいと思います。以上です。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ありがとうございます。現在この待機児童の人数は83人とありますが、この答弁書によりますと「県の待機児童調査より」とあるのですが、実態とそぐわないのでしょうか。まずここを1点確認したいと思います。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。これについては、10月1日付で市町村から県へ報告して県が公表している数字です。当然これは南風原町から出した数字になります。一緒でございます。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 分かりました。83名。本町においては厳しいものがありますね。どんなに増員しても追い着いていけないという状況で、それだけ人口も増えていって子供たちも多いことは本当に喜ばしいことなのですけれども、またそこで困っていらっしゃるお母さんがいる実態も明らかになるところです。数はよろしいとして、待機児童対策のプランづくりなのですけれども、次世代育成行動計画は、どのように策定されているのか。資料を今持っていなくて確認できませんが、まずそこを確認したいと思います。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 ご質問の南風原町の次世代育成支援行動計画は5年に一度ずつ作りますが、後期は平成26年の来年度が最後の計画年度ですね。そのあとは違う計画の子ども・子育て支援計画に代わるということで予定しております。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ちょっと抽象的だったのですけれども、平成26年度までに例えば待機児童を何人減らすとか、そのような行動計画ということですか。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。次世代計画については、待機児童ゼロということではなくて定数の拡大が主になっています。実際、計画では1240ぐらいを定数としていますが、今年の4月1日で1,230名です。来年30名増えますので、この計画どおりに定数増についてはできましたということでございます。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 分かりました。皆さんが待機児童解消に対して一生懸命、保育所の建て直しをしたりがんばっていらっしゃることはよく認識しております。また、待機児童解消に向けて県もそうですけれども待機児童解消プランでは国は平成27年を待たずに前倒しでいろいろと政策が講じられております。本町は5カ年ごとの行動計画ですが、5年のあいだには人口増加もありますし全然違うと思うのですが、現状とはそぐわなくても計画どおりで進む認識なのかを確認いたします。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 当然、そういう計画というのは、人口の伸び、子供の伸びとかいろいろ推計と言いますか予測でやりまして、定数もそれに併せて増やしてきているところであります。今後どう伸びるか推計をやるべきであるし、また待機児童ゼロというのも全国的動きでもありますし、それに向けてどういう方策があるかどうかについても計画のなかで策定していきたいと思っております。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ぜひ実態に沿った対策を、予算の関係もありますけれどもできる限り講じていただきたいと思います。
国の緊急プロジェクト、平成25年、平成26年において、国のコンセプトとしては意欲のある地方自治体に対しては強力に支援をしていくとうたわれております。それは、市町村の手挙げ方式によるものであるということで今年の何月かに募集があって、手を挙げた所にはいろんな支援策があって、本町は入っていなかったのですが沖縄からもいくつかの自治体が採用されています。保育士の時給単価アップだとかいろんな面で対応している所がありました。本町はないなと思って見たのですけれども、そういったかたちで国も積極的に支援しておりますし、また県も基金を創設するということで、意欲的な所はどんどん応援するよというようなところが見受けられますので、本町においてもぜひ保育士の時給単価アップだとか保育士を養成していくとかいろんな面があるわけですが、そういったところにもぜひ積極的に国・県にしっかりと手を挙げていただきたいと思います。最後にもう一度、決意のほどをよろしくお願いいたします。
○議長 中村 勝君 金城宏伸民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。質問のなかで国の制度で手を挙げてやる事業ということであまりよく分からないのですが、国全体でやっている保育園の給与の処遇対策というようなものが今回ありまして、臨時的なものでそれが1年なのか2年なのか分かりませんがそれについては当然国の制度ですのでやっています。今度は県も基金を作りましたし、そういう保育所の待機児童関係で国や県が動いていることは認識していますので、これについてはぜひ遅れないように、南風原町にできる分についてはやっていく気持ちで取り組んでいきます。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 ぜひよろしくお願いいたします。それでは、次にアレルギー対策についてお伺いします。アレルギーは、もちろん食物アレルギーでございますので一応前もって言っておきたいと思います。(1)公立保育所や学校給食におけるアレルギー対策を本年3月定例会でも質問をいたしましたが、その後の対策はどのように進捗しているか。(2)アレルギー対応マニュアルを分かりやすく簡潔に開設したパンフレットを作成し関係者に配布できないか。以上、2点お伺いします。
○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。
○教育長 赤嶺正之君 アレルギー対策関係に関するご質問にお答えいたします。宮平保育所に対するご質問もございますけれども、それに関しましても担当部局の確認を得ておりますので私のほうから併せて答弁をいたします。まず宮平保育所では継続して医師の診断に基づき完全除去食及び代替食品で調理した給食を提供しております。また、一時預かりの園児にも保育所で初めて食べる食材は、保護者と連携してアレルギー食材を除去して調理をしています。アレルギーに関する研修会には今年7月に2名、8月に4名の職員が参加をしています。学校給食につきましては、現在も除去食は提供いたしておりません。牛乳アレルギーのある子供たちにつきましては、届出を出していただいていますので把握をしておりますが、その他のアレルギーにつきましては栄養士が毎月の給食献立表とは別にアレルギー対応の献立表を作成し各学校に配布し、その献立表を保護者が確認しながら給食を食べさせるかどうかの判断をしてもらっております。(2)でございますけれども、宮平保育所では人数が少ないこともあり(2人)、保護者とも連携しているのでパンフレットの作成配布は考えておりません。教育委員会といたしましては、県内では那覇市でマニュアルを作成中の情報は得ておりますので良いアイディアだと思います。共同調理場や学校の栄養士等々も含めこれから情報収集をして作成できる方向で検討をしてまいりたいと考えております。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 宮平保育所では継続して除去食を作っていると、学校給食においてはセンターということもあると思いますけれども提供されていないということはそれ以降何も改善されていないと私は受け取ったのですけれども、この除去食は今後提供する考えは全くないのかお聞きいたします。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 ただいまアレルギー関係の除去食について質問がございますのでお答えいたします。3月定例会でも除去食についてご質問がございましたが、これまで除去食に対する対応策は調理場でも行っておりません。今後につきましては、全国的な新聞報道でも2、3日前でしたかございましたので、そういった対応を迫られてくるだろうとは思います。それに向けては、調理場の規模、それから人数等も勘案して、今後は除去食ということになろうかとは思いますが、今のところは当面、これまでやっていますように、学校給食のアレルギー食品が含まれている部分についての献立表を作成して、子供たちがおのおので除去して給食をいただく対応になるかと思います。今後、検討していかなければいけない事項であると考えています。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 このアレルギーに関しては、去年の12月の東京調布で起きたことをきっかけにいろいろ調査が進んでおりまして、9年間で4割の子供がアレルギーを持っていると調査結果が出ております。ですから、22人に1人が何らかの食物アレルギーを持っているということで、その原因等はよく分かっていないわけですけれども、確実に増えていく現状だと思います。給食センターでは一緒くたになっているので現状は無理かとは思いますが、ただ、今まで事故が起こっていないのが不思議なぐらいではないかと私は思います。ですから、そんなに強い症状ではなくてもお家に帰って発疹が出たり痒みが出たり、無きにしも非ずと考えるわけです。迫られてからというよりは、ぜひ大事な子供たちのために早め早めの対策を打っていただきたいと思いますので、保護者にもしっかり説明等もしていただいてお願いしたいところでございます。やはりこれは別個に調理室を作らなければ、完全除去は無理ということか確認をしておきたいと思います。
○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。
○教育部長 新垣好彦君 除去食につきましては、資料等調べてみますとやはり調理する部分は全部違う所でやらなければいけないかもしくはそれを最初にしてその後に本来の給食を作るというようなことをやっている所もあるようです。ですから、分けてやることが一番ベターだと思いますので、今後そういう取り組みをするときには、調理場でしたら別個の施設を造って、アレルギー対応の給食と一般の給食を分けて作るということになろうかと思いますので大規模な施設になろうかと思います。学校給食の現場での食物アレルギーを持っている子たちへの対応としては、少し間隔を開けて食べさせているようですね。弁当を持ってきている児童もいるようですけれども、それでも少し離して一般の給食と混ざらないようにしている所もあるようです。それから、対応策としては、弁当対応をしている子は弁当以外食べないと、お土産だったりお菓子類も全く取り付けないという対応等をやっているようですので、給食を作るときにもそういう配慮をきちんとしていかなければ混ざってしまう危険性もありますのでそういう施設になるかと思います。
○議長 中村 勝君 12番 浦崎みゆき議員。
○12番 浦崎みゆき君 では、二通りのやり方があるとのことですけれども、本町としては完全に別個に分けてやっていくというような方針だと認識いたしました。事故が起こらないことが本当に一番良いことだと思いますので、予算が要ることだと思いますが、ぜひご努力をしていただきたいと思います。そしてまた、それができるまでと申しますのも変ですけれども、現状でもって対応しなければいけないわけですから、(2)のマニュアル、パンフレット。ガイドラインが学校に1つしかないと前回の答弁でございましたので、それに代わる、誰が見てもすぐ対応できるようなパンフレットの作成を早めにしていただいて、また子供たちにもアレルギーのある子とない子、それが原因でいじめに発展しないような対策だとか、離れて食べるのもしようがないかと思いますが、東京ではトレーを色分けして出していたりとか子供たちに対してアレルギーの教育も必要ですし、こんなふうになるんだよというような教えもまた大事ではないかと思います。ぜひ分かりやすいマニュアルを、今那覇市が検討しているとのことですので、向こうが出来上がってからではなくて随時調査をしながら早めの対応をよろしくお願いしまして一般質問を終わります。
○議長 中村 勝君 以上で本日の日程は全部終了しました。本日は、これで散会いたします。
散会(午後2時06分)
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