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平成25年第2回定例会 会議録(第2号-1)
平成25年 (2013年) 第2回 南風原町議会 定例会 第2号 6月17日
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日程 | 件名 | 一般質問の内容 |
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日程第1 | 会議録署名議員の指名 | - |
日程第2 |
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上原喜代子 議員 |
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金城好春 議員 |
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知念富信 議員 |
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会議録
○副議長 玉城光雄君 本日から一般質問が始まります。前回の第1回定例会から一般質問席を演壇向かいの前列に設置して対面方式を採用しております。質問方法について確認をします。1.質問席において一括質問後に、再質問からは項目ごとに一問一答で何回も質問する方法、2.質問項目ごとに一問一答で何回も質問する方法、どちらか各議員に任せることとします。但し、一旦終了した質問項目に戻っての質問はしないことを確認します。
これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。
開議(午前10時01分)
日程第1.会議録署名議員の指名
○副議長 玉城光雄君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって12番 浦崎みゆき議員、13番 玉城 勇議員を指名します。
○副議長 玉城光雄君 日程第2.一般質問を行います。それでは、通告書のとおり順次発言を許します。4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 通告書にしたがって質問いたしますが、その前に町長にお願いがあります。私は去る6月5日の臨時会でしたか、一括交付金について質問をしました。本町に割り当てられた額6億6,000万全部使い切るかどうかでした。特に心配したのが信号機の設置です。果たしてこれが本当に認められるかどうか心配でした。案の定、信号機の設置が認められませんでした。その財源は一括交付金で割り当ててあったものですから、一括交付金の条件について総務部長と企画財政課長にその状況を知らせてくれと文書でもってお願いしておりました。先だって部長からその説明がきました。説明を受けて、職員が努力していることが非常に分かりました。できるだけ割り当てられた金額を全額受け入れていきたいと、その努力も非常に高く評価したいと思っています。そこでお願いがあります。
1つは、国が今度7月からでしょうか職員の給料の減給があります。それをやらないで欲しいとお願いしたいと思います。それには3つあるのですが、1つは今言った一括交付金について職員の町民のために頑張っている姿勢、それを私は評価したい。それからもう1つは、那覇市長が那覇市の職員は減給しないと新聞に公表されました。那覇市がしないとなると清掃工場には南風原町の職員が出向しておられますので、那覇市の職員はそのままの給料を受け取ることができるのに南風原町は減額するとしたらその職場環境、同じ職場なのですから空気が良くないと思います。もう1つは、今度の給与改定は、人事院勧告を導入しての給与改定ではないと思います。国の財政事情で、国もやるから市町村もやってくれと、市町村公務員もやってくれということだと思っています。ですから、今回は人事院勧告でもないし、ぜひ職員が誇りを持てる職場、町民のために働いてくれる職員を大事にして欲しい。そのために私は、今回の給与の減額はやらないで欲しいことを町長にお願いしておきます。
では、あらかじめ通告していましたのでそれを順次質問いたします。まず、福祉のまちづくりです。第一次福祉計画が平成6年に策定され、そして平成15年に終了しています。町の総合計画では第二次地域保健福祉計画を平成25年に策定推進していくとありました。第二次保健福祉計画をどうするのか、新たに第一次として福祉計画を作るのかどうかです。それからもう1つは、福祉と保健は違いますね。業務が違います。では福祉計画を作るならば保健はどうするのか答えてください。
それから2点目ですが、計画を検証するのは非常に大事なことだと思います。検証をすることで事業の成果が分かります。どこが問題だったのか、それを知ることで次の計画に生かすことができます。そういったことで、第一次地域保健福祉計画は検証すべきだと思いますがどうでしょうか。検証するのかどうか答えてください。
それから3点です。町民のニーズをよく知っている、そして地域福祉を実践している町社会福祉協議会があります。その社会福祉協議会に今回策定する地域福祉計画を委託してはどうでしょうか、答えてください。それから4点目です。町では保健、福祉、医療と多岐にわたる事業があります。しかもそのなかで個別法でやらなければならないものもあるようです。地域包括支援センターでは、高齢者の介護・保健、福祉の相談窓口を設けてあるそうですが、これもスタッフが少なくて成果があまり上がらないと聞いています。一方、町民の生活や福祉、医療、保健等も大事な業務で、これらの福祉行政を企画・立案及び福祉団体との連携を図るキーマンとして専門職員を配置し福祉のまちづくりを推進してはどうでしょうか、お答えください。
2点目です。北丘小学校の通学路の整備について伺います。平成24年度予算に通学路整備のため調査費が計上されています。仮設道路も含め調査すると答弁がありましたが、その調査はしたかどうか答えていただけますか。それから、今の通学路は危険です。町長も質問のたびにそう答弁しておられます。新川としては早くこの通学路を改善して欲しい声が大きいです。安心して子どもたちを学校へ行かせることができるよう整備して欲しいのですが、その整備計画とルート、どこから整備されるのか調査されたとのことですから答えていただけますか。
それから3点目です。津嘉山小学校の増改築と居場所づくりについて伺います。平成26年は1年生が増え、クラスも増になると思います。それに区画整理事業でどんどん集合住宅が建設されますので2年生から6年生はどうでしょうか。増えるのではないかと思っています。将来に向けての校舎の増改築についてはどうでしょうか伺います。そして、事業計画は平成26年度からになっていますが、平成26年に建築すると子どもたちは平成27年にしか教室を使えません。その間はどうなさるのか答えていただけますか。それから2点目ですが、津嘉山小学校は空き教室がなく、放課後の居場所づくりが平成26年度からは津嘉山公民館に予定されているようですが、その津嘉山公民館を利用するとき子どもたちの安全面はどうでしょうか。本当に問題がないかどうか答えてください。それからこの事業は、教育委員会や学校との関係、法的関係、責任と言うのか、制度的にどうなっているのか。義務なのか、やらないでいいものなのかどうか答えていただけますか。
それから4点目に質問します。園長の業務と幼稚園教育の取り組みについて伺います。園長の業務は、去った4月からですから今はまとまりがないようで4園ともばらばらのようです。新しい事業だからそうならざるを得ないことはよく知っています。けれども、基本的なもの、園長の業務は基本的にはこれですというものを明確にすべきだろうと思っています。そういったことで事務規程など作る必要はないのか。作ってあるならば、あとでその資料をください。いずれにしても始まったばかりなので園長の皆さんは戸惑いがあると思いますから、4園ともしっかりした方針の基で町民の子どもたちが幼稚園教育をしっかり受けられるような体制作りが必要だと思っています。そういった意味で答えていただけますか。
それから、他市町村ではまだまだ園長兼務であります。本町が専任園長配置を公示したのが平成23年2月でしたか、町長に答申したのが平成22年11月かと記憶しています。町が公示をしたあと、県内で新たに園長を配置したのが現にあるかどうか答えていただけますか。
それからもう1つは、幼稚園改革、必要としたもの、園長配置をしなければならない理由があったはずですからそれが何だったのか答えてくれますか。それから3点目、就学前教育に非常に期待をしております。園長配置、幼稚園改革、3点セットをすることによってこれまでできなかったものをどういうふうに取り組み、どういうふうに実現していくのかその事業をお聞かせください。
それから、4点目です。幼稚園に専任園長が就任しています。これは皆さんが町長に答申した言葉を引用しました。短期間交替でやるとすると、これはふりだしへ繰り返しとなります。要するに1年交替になるとしたら、また次の園長は全てが新しくやるわけですね。経験がなくなるわけです。経験を基にして次の園経営に生かすことができると思いますが、今までどおり1年契約でやるのかどうか。もちろん、予算の制度だと分かっています。単年度収入で計画もそうしなければならないことは分かっています。できるだけ複数年、園長の配置ができないものかどうか。あらかじめそういった話し合い、交渉もやっていく必要がないかと思っています。お聞かせください。
それから最後ですが、北丘ハイツへの土砂の流出防止です。去る5月23日の午後、南風原バイパスの工事現場から土砂が流出し北丘ハイツの皆さんに迷惑をかけました。その工事関係者に流出の防止策、対策を要請すべきだと思いますがどうでしょうか、答えてくれますか。それから、南風原バイパスが完成したあとも下流に位置する北丘ハイツに雨水が流れていきます。特に道路はコンクリートですから地下浸透しません。当然、その道路から下流に流れていきます。今でもってその対策も講ずるべきだと思っています。またやってもらわなければならないと思っています。そういったことで南風原バイパスが完成したあともこういう雨水による迷惑がかからないような対策を南部国道事務所でしょうか、関係機関に要請して欲しい。その協議に取り組んで欲しいということであります。以上、質問をして、再質問からは個別に質問させていただきます。よろしくお願いします。
○副議長 玉城光雄君 町長。
○町長 城間俊安君 花城清文議員から一般質問に入る前に町職員が頑張っている姿勢を評価していることに対し感謝申し上げたいと思います。議員からも南風原町の職員は頑張っているというお言葉があることは、私たち南風原町職員も自信を持って今まで以上に励みになるものだと思っておりますので、その言葉に対して私も忠実に、また職員に対しては常日頃から他市町村には勝っても劣らないよう皆さん方が頑張っていると言葉をかけているものですから、議員からもその言葉があることでより力強く職員に対して激励できると感謝申し上げます。その言葉を受けて、今後の対応を進めていきたいと思います。
一般質問の福祉のまちづくりに対しても、計画をし、私たちはそれを検証していくことも一番大事だと思っておりまして、いろんな角度から、コンサルとも連携しながら担当も進めておりますので細かい点については担当から説明させていただきたいと思っております。(4)社会福祉士の資格のある方、専門職の方でありますが、私たちも福祉職専門の方を採用すべきだと平成23年度に話があって、平成24年度から1人を採用させてもらっております。しかし1人ではどうなのか、人員として不足しているのではないかということもあろうかと思いますが、まだ採用して間もない部分もありますのでその状況も把握しながら町民福祉向上のために進めていきたいと思います。やはり採用してまもないこと、それから検証を大いにやっていきたいと思っております。詳しいことは担当からお答えさせてもらいたいと思います。
2点目の通学路の問題、ルートの問題。たびたび北丘小学校の新川地域からの通学路の問題を清文議員から指摘されています。現状の通学路は登下校時に厳しい状況もある、死角になっている部分があることもあって、やはり登下校は見えるようにしていくべきではないか私も同感でありましたので、教育委員会もその趣旨に沿って調査しております。その状況等、ルートについても担当の教育委員会からお答えさせてもらいたいと思っております。
土砂防止の問題についても専門分野の担当からお答えさせてもらいたいと思います。
○副議長 玉城光雄君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 それでは、清文議員の質問にお答えします。1.福祉のまちづくり(1)から(4)について順次お答えします。
まず(1)でありますが、福祉計画については平成25年5月30日に委託先と契約を締結しております。住民の意識・ニーズを把握するとともに、施策への提言をまとめるためアンケート調査の準備を進めております。そして、策定委員会が7月中旬に第1回を予定しており、翌年の2月上旬までに4回の開催を予定しております。そして3月上旬に答申を受ける予定となっております。
(2)でございます。前回の地域保健福祉計画は、平成6年から平成15年までの10年計画でありました。計画が終了して10年を経過しております。今回の地域福祉計画、前回は「保健」とありましたけれども、これについては社会福祉法の名称が地域福祉計画となっておりますのでそれを策定しそれに伴い検証も含めて進めていきたいと考えております。
(3)でございます。地域福祉計画は、すでにコンサルタント会社との委託契約を締結し策定作業を進めております。したがいまして、町社会福祉協議会への委託はできません。同計画の策定においては、町社協の職員を作業部会の委員として共に連携しながら進めていきたいと考えております。
(4)でございます。地域福祉計画は、誰もが住み慣れた地域で安心して住み続けることができることを目指して住民の方が主役となり町社協、福祉関係機関等や行政が一緒になって支援を必要とする人を支えていく計画でございます。したがいまして、同計画を策定し実行するうえでも社会福祉士の必要性を感じ、平成24年度に正職員として社会福祉士を採用してございます。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 それでは、花城清文議員の教育委員会に関するご質問にお答えいたします。2.北丘小学校の通学路整備についてでございます。(1)平成24年度の新川斜面地通学路予備調査業務では、仮設道路も含めて調査を終えております。
(2)でございます。昨年度の調査業務では3つのルート案で調査をしております。第1案は、傾斜部分に階段を設置する案。第2案は、北丘ハイツ西側斜面の個人有地へ通路を設置する案。第3案としまして現通学路を再整備する案でございます。安全面については、傾斜や階段の安全性、構造性、経済比較などの調査結果を検討し、総合的に望ましい案で整備をしてまいりたいと考えております。整備時期につきましては、今年度、学校や保護者の皆さんを対象に説明会などを開催いたしまして、次年度に概略設計、その後に実施設計という手順で事業を実施してまいりたいと考えております。
3.津嘉山小学校の増改築と居場所づくりについてでございます。(1)でございます。津嘉山小学校は、平成26年度に普通学級が1学級増えて23学級になると推計しております。そこで教室の増については、各学年に多目的教室が設置されておりますのでその教室で対応してまいりたいと考えております。
(2)でございます。津嘉山小学校の放課後こども教室は、今年度から津嘉山公民館で開催することになっております。安全面については、学校から公民館までは普段の通学路となっており、また県道など車の通行量の多い道路は通らないため特段懸念はないものと考えております。放課後こども教室の活動につきましては、子どもやスタッフ等は安全保険に加入することを義務付けております。また、スタッフも3名ないし4名を配置し安全面に配慮してまいりたいと考えております。
4.園長の業務と幼稚園教育の取り組みについてでございます。(1)園長の職務については、南風原町立幼稚園園長の職務及び勤務条件に関する規則第4条で園長の職務は園を統括し所属職員を指導・監督すると定めております。業務の遂行につきましては、南風原町立幼稚園管理規則及び南風原町立学校・園庶務規程によって行ってまいります。
(2)専任園長を必要とした理由につきましては、平成21年度から平成22年度にかけて南風原町立幼稚園のあり方に関する検討委員会で調査研究を行いました。そのなかで幼稚園園長の現状・課題が話し合われ、小学校の校長の兼務では1週間に1回幼稚園に行けたら良いほうである、園運営になかなか係われないので幼稚園教頭に任せている現状にある等々の報告がされております。園長の専任配置で園の運営、幼・小連携の取り組み、職員の管理において直接指導などを利点として専任園長の配置をいたしました。
(3)今年度は専任園長設置や保育時間の延長、学校給食の開始をいたしましたので今後も継続していくとともに、幼稚園教育の健康、人間関係、環境、言葉、表現のそれぞれの領域のねらいに留意し、幼稚園教育が義務教育及びその後の教育の基礎を培うものであることを踏まえ、常に小学校のカリキュラムを意識した教育活動に取り組んでまいります。
(4)でございます。専任園長は、当分の間、嘱託が望ましいと考えております。契約期間については、南風原町非常勤職員規則で嘱託員の任用期間は一会計年度とすると規定されておりますので、基本的には1年と考えております。但し、任命権者が必要があると認めるときは、継続して任用することができる規定もありますので複数年も視野に入れております。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 私からは質問事項の5、北丘ハイツへの土砂の流出防止についての(1)、(2)についてお答えいたします。まず(1)でございますけれども、北丘ハイツ住民の皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳なく思っております。これまでも町は土砂流出防止策を講じてまいりましたが、5月23日の豪雨により町道22号線に土砂が流出し、南風原バイパスの請負業者で除去作業に即対応していただいております。今回の土砂流出につきましては、南風原バイパス工事区域外からの流出でありますが、今後の豪雨の場合の対策として下流側に落水対策を請負業者が講じております。今回の土砂の流出については、南風原バイパスの工事現場からの流出ではございませんけれども、南部国道事務所に今後も工事施工期間中及び施工後においても赤土等流出防止対策を尊守するよう要請してまいります。
続きまして(2)でございます。現在の計画では、新川から流れてくる雨水については、国道の側溝に流入する計画となっていることから実施においても国道の側溝に流入するよう申し入れていきたいと考えております。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 私は町長に給料の減額をしないで欲しいとお願いをしました。町長に答えていただきました、ありがとうございます。職員を大事にして欲しいと思っています。職場環境もきれいになっていますし、それから職員の仕事に対する熱意を高く評価していますので、ぜひ職員が一生懸命町民のために仕事ができる環境を執行部、町長でぜひ取っていただきたい。そのためには、今回の給料の減額は止めて欲しいことを改めてお願いしておきます。
それでは、福祉のまちづくりについて一括して質問します。名称が福祉計画になったとのことでした。当然、更新するということで部長は答弁されていました。そうすると第一次の地域保健福祉計画を更新することになるわけでしょう。更新という言葉を使っていたのでそうかと思っています。私が心配したのは、先に言いましたように福祉行政と保健行政は違う。第一次では保健福祉としてきちんと計画を立てて事業を実施してこられました。だから、今回策定するにおいても町民の健康づくり、保健について非常に大事な仕事なのです。ぜひ継続して5年計画なのか10年計画になるのか分からないけれども、その計画をきちんと立てて福祉行政を進めて欲しいことを申し上げておきます。南風原は福祉のまちということで以前から言われているのでぜひそれをやって欲しい。やるとのことで答弁していたので、(1)については了解します。
(2)第一次の保健福祉計画、これは検証する、検証しないのどちらなのですか。私が聞き取れなかったと思うのですが、第一次をしっかり検証してこれから策定する二次に乗せていく、こういうところに力を入れれば良かったというようにそこから学ぶことができます。そういった意味でも非常に大事なところです。自分がやった足跡と言うのか仕事の足跡と言うのか、それがやはり大事だと思います。その反省から次のステップに繋げることができる。それを(2)でやって欲しい、検証して欲しいことをもう一度申し上げておきます。
それから(3)には社協にできないとのことでしたが、できない理由をもう少し詳しく。先に言ったように、社協には地域福祉の実績があります。町民の福祉ニーズもよく知っておられると思う。そういう面から言ったら逆に社協のほうがこういう計画は作りやすいのではないかと思うが、なぜできないのかどうか教えてくれますか。
それから(4)の町長答弁では、平成23年度に専門家を配置し、平成24年に配置をしたとのことです。行政にその専門家がいるのですか。社協にいるのですか。私が言いたいのは、福祉団体であるとか町民の指導とか行政に専門家がいればきちんと対応ができます。説明ができる。そして町民の声も聞くことができる。そういった面で社協でなくて行政にその専門家を置いたほうがいいと思う。それがより高い福祉行政の推進になってきます。そのことについて答えてくれますか。以上です。
○副議長 玉城光雄君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 再質問にお答えします。いくつかございましたけれども、まず(1)の再質問です。これについては策定委員会も含めて考えていくわけですけれども、今年の策定については5年のスタンスでやる予定になっております。名称的には前回作ったのが保健福祉計画、今年が福祉計画ということで「保健」が抜けていますけれども、社会福祉法107条で名称が地域福祉計画となっていますので県内の市町村もこれに統一していることを報告しておきたいと思います。
次に検証の件でございますが、これについては平成6年に前回策定しております。法律がまだ施行されていなかったと言いますか、この計画を作る市町村の義務や努力義務がなかった当時に、県社協から県内3カ所をモデル地域として市・町・村1カ所ずつ指定を受けて作ったものだと確認しております。今回新しく地域福祉計画の名称で作るわけですけれども、当然今まであった保健福祉計画の良かった点、悪かった点を検証しながら新しく作らなければいけませんので、策定のなかで検証していくということで考えております。
次に、どうして社協で委託ができなかったかですが、先ほどもお話したように、前回の計画については県社協の補助ももらいながら、町からも印刷費等あったのですが、事務局は社協でやってございました。今回もそういうことも当然考えていたのですが、向こうとしても臨時職員を雇ったり職員も現状の仕事をするわけですからどうですかとあったのですが、これについては社協の職員にも作業部会で一緒に計画に当たっていただく。何名か担当がいますので職員と一緒になって作業部会のなかで大いに活動していきたいと考えております。
次に(4)で社会福祉士の件でご質問ですが、民生部のなかで4名が社会福祉士でございます。そのうち3名は嘱託でやっていて、平成24年に採用したというのは保健福祉課の地域包括支援センターでございます。社協については8名程度、社会福祉士がいることを確認していますので、今回、町長からもあったように平成24年度に採用したのは役場で勤務しているということでございます。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 今回、5年計画とのことですから、しっかり計画を立ててください。前回は県社協からモデルとしての調査依頼だったそうですけれども、今回策定する地域福祉計画には法的根拠もありますか。法的根拠があるのかないのか。先に答弁されたのは、社協からの調査依頼あるいは町独自の事業としての計画なのかどうか。その法的根拠を答えてくれますか。
3点目は社協の職員も事務局に入れるということでありますが、これはもう作業をスタートしていて、それから委託をするのは民間ですか。どこに委託されるのか答えてくれますか。
それから、私は反省ですが、部長も言っていた第一次が終了してから10カ年、その間、その取り組みができなかったわけでしょう。福祉行政を推進するにおいてこの計画は非常に大事なことなのです。私は議員として町に専門職員がいなかったことも全く無視できないと思う。そういったことでぜひ専門職員を置いて欲しいのですが、包括支援センターにかなり行っていて行政のほうには1人配置ですか。保健含めて全ての福祉行政をやるとしたらこの人1人では荷が重過ぎる、提言などできるはずがないと思っています。自分の仕事をこなすのが精一杯で、これから将来の南風原町福祉行政をどう進めていくのか提言はまず時間的に無理だと思う。そういった面でぜひ町長にお願いしておきます。町長もいろいろ検討すると先ほど答弁されましたが、そういうスタッフをきちんと揃えて町民のニーズに応えていくのは行政の非常に大事な仕事だと思っています。ぜひ前向きに捉えて専門職の配置をお願いしておきます。先の法的義務はどうでしょうか、答えてください。
○副議長 玉城光雄君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。社会福祉法第107条で市町村福祉計画の見出しがありまして、市町村は地域福祉の推進に関する事項として次に掲げる事項を一体的に定め計画を策定し(中略)その内容等を公表するよう努めるものとする、とあります。これが平成15年に改正して努力義務となりました。県内を見ますと、平成24年度までに11市全部終わりまして、町村が5カ所。平成24年度で策定したのが16カ所です。今年、来年で3カ所が策定予定であると、平成25年度で策定すれば南風原町は19番目ぐらいかと考えております。社会福祉士については、町長からもあったように嘱託職員としても何名かいますし、社協にも職員も何名か資格を持っていますし、向こうも嘱託がだいぶいますので町長からもあったように今後様子を見ながら計画的に考えていきたいということです。まだ採用して2年目ですので、しばらくは状態を見てということになると思います。
○副議長 玉城光雄君 4番 花城清文議員。
○4番 花城清文君 では1点目についてはこれで質問を終わりますが、ぜひ嘱託となると専門職員がなかなか探せない、保育士であるとか幼稚園教諭であるとかなかなか探せないことがあります。そういった面も考えながらやって欲しいことを申し上げておきます。
北丘小学校の件は3カ所調査をしたとのことですので、次年度から事業実施に向けて取り組むとのことですね。これも早めに事業実施を立て、そして安全な学校通学路を作って欲しいということで、その事業実施を期待しておきます。ぜひ強力に取り組んでいただきます。町長もその面はお分かりですから、教育委員会から事業費認定と言いますかそういったものがあったときはぜひ配慮をお願いしたいと思っています。
それから津嘉山小学校の増改築ですが、これも遅れないように、多目的広場も学校の授業として必要な面積があったと思う。これが普通教室に変わるといったらなくなってしまいますね。子どもたちの授業に支障をきたしてきます。それと特別教室も心配でした。特別教室が改修されて普通教室になる。ではこの特別教室はどうするかという心配があったので人口増加をきちんと把握しながら、前もって教育行政、学校教育はやるべきだと思っていますので遅れないようぜひお願いしておきたいと思います。
それから幼稚園教育。先に申しましたが、新しく去った4月から始まったばかりでいろいろ試行錯誤しているでしょう。でもせっかく県内でトップをいく幼稚園教育の取り組みをされたのですから、ぜひその成果が上がるように、町民からも父兄からも喜ばれる幼稚園教育を進めて欲しいと思います。
それから最後に、北丘ハイツ。私は地域の皆さん方から、南風原バイパスの現場からの土の流出だと聞いていました。新川側のほうは表土が削られていますよね。その下は北丘ハイツですから、当然そこにその土が流れ込んだかと思っています。そういった意味で工事が始まる前は、その表土がそのままになるといつまた流れ込むか、下流に流れ込むかも知れません。新川側の状況も見て、土砂が下に流れ込まないように、迷惑をかけないようにして欲しい。これは強力に取り組んで欲しいことを申し上げておきます。以上、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長 玉城光雄君 暫時休憩します。
休憩(午前10時52分)
休憩(午前11時02分)
○副議長 玉城光雄君 再開いたします。通告書のとおり、順次発言を許します。14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 通告書にしたがいまして、一般質問をさせていただきます。1.神里ふれあい公園の改善をということで質問をいたします。
(1)遊び場の遊具設置の計画がありますが、本部公園を比較して規模はどのようなものか。また、本部公園のグラウンドが全体的にものすごく素晴らしいものですから、神里もどうなのか、グラウンド整備も考えられているかを質問いたします。
(2)に、今でも利用者が多く今以上に増加することが予想されるのですが、駐車場はどうするのか。駐車場がないと大変困りますのでこの駐車場をどうするのか質問いたします。 (3)公園内にウルトラマンの小さなオブジェがあります。これを再度修復できないものかお伺いします。
2.日常のなかからユニークなまちおこしをということで、これは町長も普段から、なければ自分たちで作り出しなさいとおっしゃっておられます。そういうことを踏まえ、まず「南風原町歌を耳にする機会が少なくなっている」と書いてあるのですが、私たち関係者はよく耳にします。ただ、町民全体を考えたときにそれは少ないのではないかと思いましてこの質問をいたします。ふるさと博覧会等で町歌を活用したまちおこしは考えられないのか。
(2)福井県では、歴史上の人物に由来したまちおこしとして、毎年テーマを決め全国から一筆啓上の短い手紙を募集しています。それが成功して本にもなっています。これがまた英語版となって外国でも出版されているとのことであります。本町にもウルトラマンの生みの親である金城哲夫氏がいますが、金城氏の国際的な感覚や宇宙を夢見る想像力、郷土愛をテーマに一筆啓上の手紙でのまちおこしを考えられないかどうか。以上、2点お伺いいたします。
○副議長 玉城光雄君 町長。
○町長 城間俊安君 本部公園が「チンクワーランド」の名称もあるわけですが、今までなかった南風原町の特徴として担当の職員がアイディアを出したものです。既製品ではなく自分たち自前の遊具を活用する、また児童が楽しく遊べるよう工夫をして、本部再整備事業の一画として取り入れ町民からも喜ばれていますし児童の皆さんからも高く評価されていることに対してありがたいと思っております。こういう施設を整備することで皆から喜ばれるということは、行政の誇りではないかと思っております。神里ふれあい公園についても、宮城公園についても考えているわけですが、この施設と場所、立地条件など含めて遊具のあり方も進めていかなければいけないのではないかと思っております。同じ地形ではありません、その異なった地形での工夫も大事にしていきたいと思っております。そういう意味では、地域の皆さん方と連携をしながら進めていくことが大事であります。
神里ふれあい公園においても、皆から喜ばれるような場所にしたいと思っており、そのなかにおいて人が寄るには車社会の今は駐車場の問題が生じてこようかと思います。駐車場の問題等において南風原町としては公的施設の駐車場がないことも懸念しており、これに対して地域と連携しながらどういったかたちをとるべきか周りの地権者とも話し合いをしながら考えてまいりたい。
また、オブジェとしてバックネットの後ろ側にあるわけですが、これには著作権の問題もあるらしいのです。今までは著作権の問題ではなくオブジェとしてウルトラマンの形を取ったわけですが、この問題等においてもどのようになるのか話し合いをしていかなければいけないと思っております。そしてユニークなまちづくりに町歌をということで、庁舎内では時間帯で流していて職員は理解しているはずですが、町民皆に理解させるためにはどういったかたちを取ったほうがいいのかいろんなアイディアを講じながら、いろんな催物のときに、またいろいろな状況を勘案して取り入れていくことも大事だと思いますので、担当と連携を取りながら進めてまいりたいと思います。1点目から2点目の具体的には担当からお答えさせてもらいます。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 私のほうから質問事項1と2、町長からも答弁がございましたけれども、補足して説明させていただきます。まず質問事項1(1)でございます。本部公園と比較しますと、規模的に縮小した計画となっております。現況の遊具施設の範囲が細長いことから、安全な領域の確保を前提にした配置計画となっております。遊具の特徴としましては、本部公園と同様な児童用複合遊具となっております。また、グラウンド整備につきましては、今回本事業の計画はございません。
続きまして(2)でございます。ご指摘のとおり利用者が増えることが予想されます。現在は駐車場がなく駐車場整備に向けては区域拡大を行うなど都市計画変更と用地取得が必要となりますので、地域の皆さんとご相談し検討してまいりたいと考えております。
続きまして(3)でございます。公園内にウルトラマンのオブジェがある、再度修復はできないかということですが、町長からも答弁がございましたとおりウルトラマンにつきましては著作権法の関係により修復は難しいと考えております。今度の整備工事で水飲み場のバリアフリー対応型に変更する予定となっております。
続きまして質問事項2(1)でございます。南風原町歌については、町役場の朝と午後の始業時における庁内放送、町陸上競技大会での町旗掲揚時の斉唱、町の新年宴会等の行事において斉唱しておりますが、ご提案のように町歌を耳にする機会が多くなるような取り組みについて、ふるさと博覧会等を含め今後検討してまいりたいと考えております。
続きまして(2)でございます。まちおこしについてご提言、ありがとうございます。本町が誇るウルトラマンの生みの親、金城哲夫氏の功績を称え、金城哲夫氏とウルトラマンのまち南風原町を実現するために、現観光協会の前身であります南風原町商工会地域観光まちづくり推進室の呼びかけで、金城哲夫氏とウルトラマンのまちづくり住民会議が昨年12月に発足しております。また、今年度から観光協会も発足しておりますので住民会議や観光協会に提案していきたいと思っております。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 では、遊具設置に関して工事着工はいつで期間はどれくらいか今はまだ分からない状態なのですか。お伺いします。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。神里ふれあい公園につきましては、工事発注の準備をやっている途中でございまして、7月には工事発注をしたいと考えております。工期としましては、規模的にだいたい4カ月から5カ月を予定しております。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 工事着工は7月頃で4カ月から5カ月かかるとの答弁でありましたが、神里ふれあい公園においては大変感謝している部分がたくさんあります。園路工事が完成しているのですが、それも従来の正方形になった材料を合わせるのではなくて一枚仕上げになっていまして、これが熱によって浮き上がることもなく、また歩行者がそれに足を取られて転ぶこともなく安心して運動ができる行政の皆さんの画期的な考え方を大変嬉しく思っております。たくさんの方が本当に使い勝手が良いとお褒めの言葉をいただいております。本部公園をうらやましいと思うのは、皆共通の気持ちだと思うのです。私は本部公園を南風原のディズニーランドだと勝手に呼んでいるのですが、そのぐらい色彩の鮮やかさ、デザインの良さ、どれを取ってみても今まで南風原町にこういうものがあったのかと言うぐらいすごく画期的なことで、今まで外に出ていた人たちが南風原町内で遊んでいるのではないかと思うぐらい目を見張るものがあると思います。ですから、神里ふれあい公園においても皆さんは考えていらっしゃると思いますし、規模的には小さいとおっしゃっているのですが、それでも色彩豊かに、子どもたちが目を見張るデザインをしていただきたいと思います。なぜかと言いますと、このふれあい公園は町内低学年の子どもたちの遠足コースとなっているのです。今までだったら遠足に来て、ただ木陰に座って、ちょっとした遊具で遊んで、いつも気の毒だなと思って見ていましたので、この子どもたちが遠足コースとして神里を選んだときに皆が張り切って歩いてきたらいいのにと感じており、今から子どもたちの喜ぶ姿が目に映るようです。ぜひそのようにやっていただきたいと思います。また、日頃、保育園児が遊ぶ場として活用している部分もありますので、この子どもたちに南風原町のディズニーランドと映るよう安心・安全の公園事業をぜひよろしくお願いいたします。1番はこれで終わりにしたいと思います。
駐車場の件なのですが、この公園の遊具を設置するにあたり地権者とも地域とも早めに取り組んでいかなければいけないと思うのですが、その部分に関して地権者と会われるとか交渉するとかそういうことはなさっているのでしょうか。今のままだとやはり無理があるのではないか。本部公園を見ていても車が溢れていて本当に危ないと思うものですから、この点はどうなのでしょうかお伺いいたします。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 確かに本部公園のように遊具が完成しますとかなりの利用度がありまして、本部公園でも既存の駐車場では対応できていない状況があります。神里ふれあい公園につきましても同様なことが考えられておりますけれども、もし拡張して駐車場整備となりますと、どうしても民地側に拡張となることから、以前、駐車場の整備ということで拡張計画があり地権者との交渉も行いましたけれどもなかなか同意的なものが取れず中断した経緯がございます。現時点におきましては、まだ町の実施計画にも乗っていないことから、直接地権者との調整等につきましては行っておりませんけれども、今後、議員のご指摘もあるとおりに早めにということにつきましては、どういうふうに進めるべきか内部で調整をしておりますので今しばらくのお時間の猶予をいただきたいと考えております。
○副議長 玉城光雄君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 地権者の話し合いがまだですし、拡張のそういう話もあったのですがやはりそれが前に進まなかったとの答弁ではありますが、今でも神里ふれあい公園のなかでグラウンドゴルフ大会や少年野球の大会があるときには車1台も通れないぐらい道路両側に駐車しています。ですから、そこで事故が起こらないことは不幸中の幸いだと思うばかりなのですが、そういうことも考慮しまして安心に公園が使用できるよう、またせっかく公園に来たのだからゆったりできるようぜひ皆様のがんばりを期待しておりますのでよろしくお願いします。
(3)に移りたいと思います。著作権の問題だということで町長からも答弁をいただいたのですが、そうだろうとは私も思っておりました。そういう難しい問題があるのであれば、今は南風原町では「はえるん」が誕生しまして皆のアイドルとして喜ばれている状況にありますが、どうでしょうか、オブジェがなくなれば寂しいですので「はえるん」の活用をどうにか考えることはできないのでしょうか。ふれあい公園はカボチャの雰囲気の遊具だと聞いておりますので、「はえるん」もそういう感じですから、「はえるん」があれば遠足に来た子どもたちもとても喜ぶのではないかと思います。そういうことを検討されたことがあるでしょうか。お伺いします。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。南風原町のゆるキャラとして「はえるん」を私どもも大々的に売り出しているところでございます。けれども、不徳の致すところで身近な公園にそういったオブジェ関係のものをはっきり申し上げて念頭になかったということでございまして、議員からのご提案、そういった方法もあるのだということで今認識させられたところでございます。さっそくオブジェ、どういった方法でその作成が可能かどうか内部で詰めまして実現に向けて努力したいと思っております。
○副議長 玉城光雄君 14番 上原喜代子議員。
○14番 上原喜代子君 子どもたちがどれぐらい喜ぶか想像がつきますので、遊具で遊んで、「はえるん」を触ったり遊んだり子どもたちが本当に喜ぶと思います。ぜひ検討していただきたいと思います。
2番目ですが、私たちは新年会とかそういう何かがあるとき、式の初めに部課長たちが舞台に登壇して町歌を歌い、会場皆で歌う、小学校や中学校では何かのときに校歌を歌うそういう馴染みになってきているのではないかと思っています。けれども、新年会に初めて参加する方たちが、南風原町に町歌があったのかとおっしゃっていることをよく聞くのです。ですから、そうであるのであれば、不特定多数の人たちが集まるこの場でどうにか方法を考えて皆で南風原町歌を歌うことも一つのまちおこしになると思います。うちの南風原町は行事があるときには皆で南風原町歌を歌うのだよと、これもふるさとづくりの一環だと思います。前にむらやーの芝居がありましたね。そのときに部落の行事に参加できない若い子どもたちの葛藤が演出されていたのですが、やはり行きたくてもそこに足を踏み入れられない若い人たちがいることも確かですから、町歌でもってそういう壁も取っ払うように、私たちのふるさとでは何かがあるときに皆で町歌を歌って気持ちを一つにして祭り何なりを盛り上げていくのだよという考え方も一つのまちおこしではないかと思います。ぜひこのことも検討していただきたいと思います。町長がいつもおっしゃっているように、身近なもので、無ければ自分たちで作り出してというものはやはりこのへんにあるのではないかと思いますので、ぜひこの部分は検討をよろしくお願いいたします。
(2)に移るのですが、これは福井県で世界一短い手紙ということで、母への手紙とか父への手紙、家族への手紙、愛の手紙と分類しまして全国に募集したところ16万通あまりの応募があるとのことであります。これはもちろん、当時の郵政省などと提携したやっているものでありますが、このように葉書のようになっていて、「一筆啓上書事務局行」となっているのです。これを観光協会事務局行きでもいいですからそのようにして、40字ぐらいの原稿用紙が入っていましてそのなかで自分の思いを伝えるというものであります。今は震災もあって、ふるさとへの思いや家族に対する思いなどたくさんの応募があるとのことであります。私たちもせっかく観光で頑張ってみようじゃないかという今の流れのなかで、観光と言っても気持ちに根付くものがなければ伸びていかないと思いますので、ぜひ精神的な部分から、金城哲夫氏がいたと、ウルトラマンの生みの親であると、それが著作権などいろんな難しい問題が出てきますのでそういうこともないように、あの年代でふるさとを思う心とか国際的な感覚のある方がいたのだという部分ででもこのような取り組みがあってもいいのではないかと考えております。これに対してどうするかは皆さん今日初めて聞かれたのですから何とも言えないと思うのですが、このようにして冊子として1,100円で売り出されるぐらい皆のなかに浸透していくようなところがあります。震災があって、テレビでも何でもふるさとへの思いが報道されているのですが、やはりこういう小さいところから郷土愛を生み出していかなければいけないのではないかと思いますのでぜひ皆さんに検討していただいて頑張ってもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。これで終わります。
○副議長 玉城光雄君 休憩します。
休憩(午前11時28分)
再開(午前11時29分)
○副議長 玉城光雄君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 通告書にしたがいまして3点質問をいたします。まず、ファーマーズマーケットとの建設についてお伺いします。(1)ファーマーズマーケットの建設計画について進展はあるか。(2)工事着工の予定はいつごろか。(3)完成の予定はいつごろか。
2番目に、浸水対策についてお伺いします。(1)大雨のたびに道路が浸水し支障をきたしている道路がある。根本的な対策が必要だと思うが改善できないか。1)国道507号の協栄農機前周辺の浸水対策は。2)津嘉山自動車学校入口近辺からガスト近辺の浸水対策は。3)町道17号線の浸水対策は。
3点目に、津嘉山北土地区画整理事業についてお伺いします。(1)矢萩原(南風原高校西方の国場川沿い)の進捗状況はどうなっているか。(2)矢萩原の事業完了は何年を予定しているか。(3)志良堂原に降る雨は東側から西側にある長堂川に向かって流れていく。志良堂原の津嘉山北2号公園東側に新設しようとしている道路は、東側は低く、西側は高く造る予定であると地権者から聞いたが、それは事実かどうかお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○副議長 玉城光雄君 町長。
○町長 城間俊安君 まず1点目のファーマーズマーケット建設については、議員の皆さん方から進捗状況はどうなのか、JAはどう考えているのか、県はどうなのかいろいろな問題で議会でも取り上げ関心があること、また地域、JAさん、農家の皆さん方も関心度が高いものだと思っております。ご心配をかけましたが県との調整をするなかにおいて、良い方向に進んでいると聞いておりますので細かい点については担当からお答えさせてもらいたいと思っております。
2点目の浸水対策について南風原町において以前は長堂川、国場川で慢性的な地域全体的浸水でありました。長堂川、国場川が大きく進捗し改修が進んで大きな浸水は無くなったのですが、部分的に地域の排水路の詰まりなどがあって、そういう面で私たち南風原町でも全体的にフラットなところにおいては工事はしたが工事完了してあとどうなったか調査をしていませんでした。これに対して数年前から低地帯においてどうして浸水するのか調査をすると排水路の中で土砂が堆積して機能を果たしていないところが部分的にあって、町全体的に調査をやっていくことも大事ではないかと、すぐやる班が調査をし部分的にやっているわけですが、しかしながらそれでもおいつかない、グレーチングにおいては行政だけに任せるのではなくて地域、道路目の前、隣近所の方々がグレーチングの草、ビニールを即取れば解消するものを怠っている部分もあるのではないか。町も努力をするわけですが、地域との連携、協力体制も話し合っていけるようにすれば慢性的な浸水が少しは緩和される部分もあるのではないかと思っております。この協栄農機前の問題、ガスト前の問題、17号線、その問題等においては担当からお答えさせてもらいたいと思っております。
矢萩原の進捗状況、長堂川志良堂原の傾斜、東と西の高低の問題は技術的なことですので担当からお答えさせていただきます。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 それでは、お答えいたします。まず質問事項の1.ファーマーズマーケット建設についての(1)でございます。こちらの質問は、1から3が関連いたしますので一括して答弁したいと思います。JAおきなわが計画するファーマーズマーケット建設につきましては、平成25年1月25日にJAおきなわ理事長と沖縄県土木建築部長に対し早期実現に向けて要請をしております。その後、5月にJAファーマーズ推進部、JA南風原支店、南風原町で沖縄県土木建築部を訪ね協議を行いました。県からは検討事項が整えば開発審査会に上げる考えがあるとのことでしたので、早期に審査会に上げられるよう関係者で取り組んでいるところでございます。したがいまして、工事着工や完成の予定につきまして現時点では時期を示せる状況ではございません。
続きまして質問事項の2.浸水対策についてでございます。1)については、協栄納期前国道507号の道路勾配がかなり緩い箇所となっており、津嘉山自動車学校方面からと当農機前からの雨水が個人敷地内にある既設排水に流れている状況です。しかし、その排水断面が小さいことから浸水する要因と考えられ、浸水対策下水道事業で5月に工事発注を行い、8月末完了で整備を進めております。2)についてでございます。仲井真・津嘉山線の道路整備で歩道の拡幅工事を行っておりますが、歩道より既存の車道が低い状況にあるため道路冠水が発生していることから、既存の車道を早期に改良するよう取り組んでまいります。3)についてでございます。町道17号線は道路の縦断勾配がかなり緩いことから、側溝の土砂堆積がないか、また現場を調査し必要に応じて側溝等の清掃を含め維持管理を行ってまいります。
続きまして質問事項の3.津嘉山北土地区画整理事業についての(1)でございます。平成24年度で盛土を行い、雨水幹線の整備を行っております。平成25年度は河川沿いの擁壁工事、道路整備及び下水道の汚水工事を行ってまいります。続きまして(2)でございます。区域内に反対地権者がいらっしゃるため、完了にはいましばらく期間を要する見込みですが、河川側については平成25年度の整備予定で取り組んでおります。続きまして(3)でございます。平成6年度に作成された予備設計においてはご質問の計画となっておりますが、西側から東側へ高くなるよう設計の見直しを行うことで進めております。以上でございます。
○副議長 玉城光雄君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 再質問を行います。ファーマーズ建設計画についてでありますけれども、土木建築部でしょうか、開発審査会に上げるという答弁でしたが、これはいつごろなのか聞いていますでしょうか。
○副議長 玉城光雄君 休憩します。
休憩(午前11時40分)
再開(午前11時40分)
○副議長 玉城光雄君 再開します。経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。まだ協議の段階でありまして、私どももそうですけれども、また県サイドとしましても開発審査会の前にその開発行為に伴う事前協議関係がこれからですので、まだ開発審査会に上げるのはいつごろか細かい状況には至っていないところであります。ただ、JAファーマーズの推進本部につきましてもその手続をすべく専門のコンサルタントさんに委託するための予算計上を急いでいるとお話を聞いております。ですので、県とのやり取りの段階にならなければ時期的なことを示すのは現段階では困難でなかろうかと思っております。
○副議長 玉城光雄君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 部長の答弁は県とまだまだ協議中とのことでしたので、引き続き町当局も後押しをして、ぜひ早めのファーマーズ建設に向けて、着工に向けてがんばっていただきたいと要望してこれは終わります。
2点目の浸水対策についてでありますけれども、先月の5月22日午前中に豪雨がありまして、国道507号を走ってみました。まず協栄農機から国道507号に入って右折しまして、自動車学校へ向かって進んでいったのですが、20年前からずっと同じ状態なのですね。川は町当局のご助力のお陰で拡幅されまして、川も浚渫された所もあって、それ以後、川の氾濫は見たことがありません。これは本当に町のお陰だと感謝申し上げます。問題はこの道路です。この国道507号は、サンエー側から宇平橋に向かってほぼ長堂川と並行に通っているのですね。どうしてもこの国道507号に降る雨水、それから東側から集まる雨水は長堂川に向かっていて、縦に排水を多く造らないことには浸水する道路となっております。区画整理区域内は拡幅をしていて、歩道も新設されてはきていますが、確かに旧道はまだ低い状態です。これを嵩上げしますと、国道507号より東側も嵩上げしていくのか。そうしなければこの県道17号線は今まで浸水はしなかったと思うのですが、そこに入ろうとしたら日章電気が国道沿いにありましたけれどもそこから移転しまして裏手に新しい事務所を構えていますが浸水しているのです。軽トラで回ったのでエンストでも起こしたら困ると思い引き返したのですが、そこの通りの地権者からも浸水対策を早めにどうにかしてくれと声がありました。
区画整理事業をやるにしてもここらへんを埋めたり、また県道17号線は旧態依然の低い言わばすり鉢の底のような状態で水の溜まる場所になってはいないかと思う節があります。そこを暫定的でもいいですから、土管なりを設置して、たぶんボックスカルバートが設置されているのではなかったでしょうか、そこに向けて排水はどのように考えているのか。あるいはまた、国道507号に溜まる雨水も暫定的に歩道下から土管を埋めて水を長堂川に向けて流すような工夫はできないものか答弁願いたいと思います。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。区画整理区域内におきまして、私どもの計画どおりに現在進んでおりませんで、部分的に低い所が未整備状態で残っている箇所がございます。その部分が雨水の処理がうまくできていないところもございまして地域の方に大変ご迷惑をおかけしております。今、再度その現況を調査しておりまして、議員からも提案がありましたけれども仮の排水等も検討に入れまして、今後どのようにスムーズに雨水を河川まで導いていくのか検討して、できるだけ早めに解決していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
○副議長 玉城光雄君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 ありがとうございます。以前のもっと酷い大雨のときは、松風苑前から町道ガスト前まで全部、道路が川に変身したことがございます。ここも降る雨量と排水とのバランスが取れないわけですね。松風苑前でしょうか、たぶんボックスカルバートの埋め込み作業をしていると思うのですが、それが完成するとだいぶ浸水もよくなるのではないかと期待しております。
そこでもう1つ伺いますけれども、津嘉山十字路から金良橋に向かって町道下へ新たにボックスカルバートを設置できないものかどうか。そうしたら、この十字路付近の10班、それからサンエー付近の11班、そこら低地帯の浸水が将来的にも改善されるのではないかと思いますけれどもいかがでしょうか。ボックスカルバートを津嘉山十字路交差点から長堂川に向かって埋めること、よろしくお願いします。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。津嘉山十字路付近の雨水につきましては、今現在のところではボックス等の計画はございませんで、道路の両側にあります排水溝を通常の断面よりも大きな断面となっており、また表面水を取り込みやすいようにグレーチングがかなり短い間隔で配置されております。その排水で河川へ導くべく計画となっておりまして、流域の面につきましても旧森山酒店の所にボックスに既設の排水断面の流域に合うように分散されておりまして、現在そのような計画になっております。ですので、独自の十字路から金良橋に向かって排水を直接ボックスにしてということは現段階での計画にはないことになります。
○副議長 玉城光雄君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 分かりました。取り敢えずは、今進めている工事の結果を見てまた何十年か更にそれでも浸水するのであれば工事もできるかと思いますので、今回は皆さん方のこの工事に期待したいと思います。2番を終わります。
3番目です。矢萩原の川沿いの土地は平成25年度にほぼ完了するとの答弁でございましたけれども、(2)で反対地権者の対策としてはどのような方法で解決されるのかお聞かせ願いたいと思います。
○副議長 玉城光雄君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。反対地権者がいらっしゃるのですけれども、一般的に条件が違うとか要望などの内容ではなくて、相談ができないという方となっております。今現在、しばらく期間を置いているような状況であります。ただ、いつまでも今の状態で進まないわけにはいきませんので、状態的にもまず周辺から整備を進めまして、最終的には町が施工するとかそういった方面も視野に入れて検討している最中でございます。
○副議長 玉城光雄君 9番 金城好春議員。
○9番 金城好春君 地権者は早めに区画整理事業を終わらせて自分の土地が戻ってくるのを心待ちにしておられます。まだかまだかとの声が聞えます。そういうことで、ぜひこの事業をなるべく早く終わらせていただいて、地権者に土地の有効利用をさせていただきますよう要望して質問を終わります。ありがとうございました。
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