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(R5)喜屋武自治会「沖縄、ふるさと百選」に認定!
1月21日(土曜日)に行われた「花と食のフェスティバル」において、「喜屋武自治会」が「地域住民が積極的に参画し、地域の伝統文化の継承を通した「ふるさとづくり」に取り組んでいること」が評価され【沖縄、ふるさと百選】の認定を受けました。
(左から、ミス沖縄、沖縄総合事務局長 田中愛智朗、喜屋武区長 野原正一、沖縄県副知事 池田竹州、ミス沖縄)
今回の認定の報告として、2月13日(月曜日)に、喜屋武区の野原正一区長、野原広寿副区長、金城憲治町議会議員が赤嶺正之町長を表敬訪問しました。
野原区長は、「認定を受けて、区民も非常に喜んでおり、本当に良かったと思っています。」と、認定に対する喜びを述べ、
赤嶺町長は、「今回認定を受けたことは、大変素晴らしいことです。過去、集落部門で認定された「宮城区」、「神里区」も伝統芸能や歴史を区民が大切にしており、継承されている地域が選ばれているように感じます。これからも区長を含めた先輩たちが、若手を育成しながら伝統文化を継承していくことを期待しています。」と激励の言葉をかけられました。
(左から南風原町議会議員 金城憲治、南風原町長 赤嶺正之、喜屋武区長 野原正一、喜屋武副区長 野原広寿)
喜屋武について
字喜屋武自治会のある喜屋武地区は、琉球絣発祥の地である南風原町の東南部に位置し、隣接する照屋地区・本部地区とともに、工房が集まる「かすりの道」を有する集落である。
喜屋武地区には「綱ヒチェー」と「十五夜あしび」の二大伝統行事がある。これは喜屋武の人々の「ムスマイ(結い)」の精神を育む土壌となっており、”喜屋武の人々の団結力は鉄より固い”を意味する「喜屋武カニー」という言葉があるほど地域と密接な関係を持つ重要な行事である。
約250年前から行われている「綱ヒチェー」は、旧暦の6月25日の「6月カシチー」と6月26日の雨寄ヌ御願(アミシヌウガン)」の両日に行われる。喜屋武の綱引きは、約100mの大綱を時間制限無くどこまでも引き続け、どちらか一方が力つきるまで勝敗がつかないのが特徴である。
また、旧暦の8月15日には、区民が喜屋武地区の各種伝統芸能を披露する「十五夜あしび」という行事がある。通常は、「長者ヌ大主」などといった演目が披露されるが、大きな祝い事がある年は「大遊び」の演目が披露され、最後に登場する組踊「本部大主」は末の一番として位置づけられ、ムラの最も誇りとされている。その他、「腰ユックィー」やカジマヤー祝い、区内一斉清掃などの年中行事も区民総出で行われている。
これらの行事を通じて、喜屋武区民のムスマイをさらに強くし、心を豊かにしている。
(左から「綱ヒチェー」、「本部大主」、「腰ユックィー」)
「沖縄、ふるさと百選」とは
目的
農山漁村は、厳しい自然環境の中にありながらも、そこに住み、暮らす人々の知恵と努力によって、生産と生活が一体となった豊かな景観を育んできた地域であり、また、都市住民にとっても、「癒やし」と「安らぎ」を与えてくれる魅力ある地域でもある。
そのため、このような多面的機能を有する農山漁村の持つ魅力を県民に広く紹介し、農山漁村に対する理解を進めるために「沖縄、ふるさと百選」として認定し、もって農山漁村の活性化に役立てるものである。
認定の部門
農林水産業と関わりを持ち、地域が誇れる魅力ある農山漁村を形づくる「ふるさとづくり」に取り組んでいる団体、また地域に活力を与えることが期待できる「ふるさとづくり」を5年以上行っている団体に対して、以下の3つの部門より認定を行う。
1)集落部門(人々の生活の営みが感じられる農山漁村、地域の特徴が反映され調和のとれている集落を形成する地域活動等)
2)生産部門(農林水産業の生産基盤の保全活動とそこで営まれる生産活動、周辺環境と調和した新しい生産活動等)
3)交流部門(農林水産業と深く関わり農山漁村で守られた祭り、農山漁村の特徴を生かした新しいイベント、生業体験や学習を通じた都市と農山漁村の交流活動等)
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沖縄、ふるさと百選<外部リンク>
南風原町における過去の認定状況
生産部門(1)
平成21年生産部門「山川土地改良区水利組合」 [PDFファイル/367KB]
集落部門(2)
平成22年集落部門「宮城区」 [PDFファイル/1.6MB]
令和元年集落部門「神里区」 [PDFファイル/1.52MB]
交流部門(1)
平成25年交流部門「南風原町農村生活研究会」 [PDFファイル/598KB]
お問い合わせ
産業振興課
電話:098-889-4430
E-Mail:H8894430@town.haebaru.okinawa.jp