南風原町は12の「字(アザ)」があり「字」ごとの祭りや文化が根付いています。
農業人魂が築くふるさと、山川
県内でも屈指の野菜産地として知られ、風光明媚な近代農業地が広がる山川
ふぇーばるのドゥ!
かつて尚寧王(しょうねいおう)が各間切に番所を設置、南風原の番所は宮平に置かれました。宮平がドウ(中心)と言われるゆえんです。
シャーラ・トントンが聞こえる
多くの絣(かすり)工房が立ち並び、「シャーラ・トントン」と繊機の音が響く本部には、県内唯一、全国でも2箇所しかない繊機屋「大城繊機製作所」が残っています。
カシチー由来のムラを歩く
兼城を舞台にした大狂言「カシチー由来記」はムラの伝統芸能として今も行事の際には演じられています。
獅子とノロ殿内(ぬんどぅんち)が守る癒しの里
照屋を守護している神々が祀られているノロ殿内、ムラの入口で邪気返しの目的で置かれたシーサーなど、多くの史跡を見ることができます。
いにしえの郷愁を誘う里
王朝時代、獅子は王府から各ムラに捧げられました。神里の獅子は額に「月」が描かれた雌で、県内でも2カ所しかない貴重なものです。
歴史の道ヤードゥイの集落
大名(おおな)は与那覇の久米原、宮城の大名原・宮城原の3つのヤードゥイ(屋取:移住してきた人々が開墾してできた)集落を合わせて、昭和26年に新しい行政区として誕生しました。
歴史と伝統が今に生きる
「公方(くぼー)の御嶽(うたき)」は、南風原町に存在する御嶽の中で最も古い御嶽です。「公方」とは「発祥」の意味で、津嘉山に最初に人が住んだ場所といわれています。
涼風が吹きわたるムラ
新川区は首里高地から張り出した台地の御殿地(うどぅんちー)に発達した集落で、平野部の新川地区と盆地上の東新川地区から成り立っています。
羽衣伝説と綱曳き
天女降臨伝説で知られる「御宿井(うすくがー)」。そこに下りた天女をめとったと伝承される旧家・大国(でーこく)跡には、火神と神棚があります。
「なーどーい」「さーい」の声が響く
普段の静寂を叩き割るように、夜のメーミチ(メインストリート)が騒然と熱くなる日があります。旧暦6月25・26日に「けんか綱」と称される「喜屋武の綱曳き」が催されるからです。
浦島伝説とやまびこのむら
沖縄では珍しい浦島伝説が残っているのが与那覇です。昔々若者が浜でかもじ(女性の髪に添えつける髪)を拾い持ち主を捜していると、現れた持ち主は美しいお姫様でした。