
本文
兼城の舞方棒
兼城の舞方棒は、「村遊び」を通して祖先代々受け継がれてきたものです。
「棍(こん)の手」と「津堅(つけん)手」の二つの型があって「大遊び」の時は、邪気祓い・舞台清めとして、開幕、中踊、閉幕の三回演じられ、この二つの型は常に対で踊られるという特徴を持っています。
技は、前半は、大体一般的な手で、後半の切り返しからは、実践棒術を踊りにしたような特徴のある技が見られます。また前進後退するときの足の踏み、とくに後退するときの足を力強く踏みならすところなどは古式を思わせます。
着付けは、白の長襦袢(じゅばん)に袴下(はかました)と棒縞脚絆(ぼうじまきゃはん)、紫の帯と襷(たすき)をかけ、頭は紫のマンサージ。樫(かし)の六尺棒を使います。
【特記】無形民俗文化財
【開催場所】南風原町字兼城内
【開催時期】旧暦8月15日頃、地元の「十五夜遊び」
隔年(西暦の奇数年)11月上旬頃、「南風原青年フェスタ」など