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宮城

ページID:0002353 更新日:2015年1月1日更新 印刷ページ表示

羽衣伝説と綱曳きの、宮城(みやぐすく)の画像
今から300年以上も昔のこと、宮城に大国子(でーこくしー)という人が住んでいました。ある日、野良仕事の帰り、どこからともなくいい匂いが漂ってきました。不思議に思いあたりを見回すと、御宿井(うすくがー)で美しい女の人が長い髪を洗っていました。あんまり美しいのでしばらくみとれていましたが、やがて木の枝にかかっているきれいな衣に気づきました。大国子はこっそり近づきその衣を盗み、大急ぎで家へ持ち帰り、高倉に隠してしまいました。大国子が御宿井へ戻ると、女はしくしく泣いています。声をかけると「髪を洗っている間に着物がなくなってしまったのです。これでは家に帰れません」と泣きながら言いました。大国子が「それでは着物が見つかるまで私の着物を着ていなさい。私の家はすぐ近くだからそこで休んでいなさい」と誘いました。その後、二人は仲良く暮らし、やがて子供も生まれました。ある日、女は子供たちが歌っている子守唄を聞いて、羽衣が隠してある場所を知ります。羽衣を見つけて羽織ると、ふわっと空に舞い上がり、どんどん天高く遠ざかって行きました。それを見た子供たちや村人たちは「くまどぉー!くまどぉー!」(ここだよ、ここだよ)と叫びながら追いかけましたが、女の姿は与那原の久場塘(くばどう)で消えてしまったそうです。御宿井には、今でも女のジーファー(かんざし)が落ちていると伝えられています。

御宿井(うすくがー)・大国(でーこく)

御宿井(うすくがー)・大国(でーこく)の画像

「天女降臨伝説」で知られる御宿井(うすくがー)。そこに降り立った天女をめとったと伝承される旧家大国(でーこく)跡には、火の神と神棚があります。また、大国子(でーこくしー)ゆかりのカマド跡はウミチムンと呼ばれ拝所(うがんじゅ)になっています。

御願毛(うがんもー)

御願毛(うがんもー)の画像

三本の松の木があったのでミーチマチー(三本松)ともよばれています。松の根元の2つの香炉は、一つは首里弁ヶ嶽(べんがたけ)のお通し、もう一つは糸満(いとまん)市大里(おおざと)の南山城(なんざんぐすく)に向けられています。戦前はノロを中心に祈願をする大事な拝所(うがんじゅ)でした。戦前からの松の木は沖縄戦で焼け、現在は新しい松が集落を見守っています。

宮城(みやぐすく)公園

宮城公園(みやぐすくこうえん)の画像1宮城公園(みやぐすくこうえん)の画像2

遊歩道やテニスコート、野球場をはじめ、ストレッチや筋トレ用の健康器具、遊具などもある広々とした公園です。2014年にあたらしい現代風の遊具に置き換わり、子どもたちの人気を集めています。展望台から集落全体が見渡せ、那覇空港自動車道のアーチ橋ものぞめます。

綱曳き

綱曳きの画像

ワラビ綱ともいわれる旧暦6月15日のウマチー綱と、ウファチ綱ともよばれる旧暦6月26日のウフジナ(大綱)の2つの綱曳きが行われます。青年会を終えた若者衆(ワカムンジュー)が主体となってとりおこなわれ、カシラ(頭)6人とヒサグヮー(小頭)6人が中心となってすすめられます。

Map

「宮城」マップの画像

「宮城」パンフレット [PDFファイル/916KB]

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