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喜屋武の獅子舞

更新日:2015年1月4日更新 ページID:0002343 印刷ページ表示

喜屋武の獅子舞の画像

【無形民俗文化財】荒々しくも美しい「喜屋武の獅子舞」

南風原町喜屋武に数百年にわたり受け継がれている「喜屋武の獅子舞」は、その高い芸術性と歴史的価値から、沖縄県の無形民俗文化財にも指定されている町自慢の伝統芸能です。

喜屋武の獅子舞はいつ頃から演じられるようになったかは不明ですが、かつての獅子舞の演者の系譜をたどっていった場合、少なくとも100年以上前から演じられていたことがわかります。現在の獅子は1949年に作成されましたが、それ以前にも3回程度作り変えられた事がわかっています。

舞い方は3種類あり、その中でも”ションカニグヮー”は技術的に難しく、1960年頃から約10年間は演じられず、1970年に復活された時には大喝采が起こりました。

見る者を圧倒する”野性味あふれる躍動感”は、獅子が激しく飛び跳ね、地を這い、中に人間が入っていることを忘れてしまうほどリアルで獰猛です。

しかし、ただ恐ろしいだけではありません。
激しい動きの合間に見せる、ノミを捕る仕草や、鞠で遊ぶ姿、愛嬌たっぷりに毛づくろいをする「静」の表現など、まるで本物の猫科の動物のような愛らしさも兼ね備えています。

喜屋武の獅子舞の最大の魅力は、時に激しく大地を蹴り、時に愛嬌たっぷりに観客を魅了する姿。まるで本物の獣がそこに生きているかのようです。

知るともっと楽しめる!「喜屋武の獅子舞」3つのポイント

喜屋武の獅子舞を見る前に知っておきたい、注目ポイントを3つご紹介します。


1. 【歴史】戦禍を乗り越えた、奇跡の「100年超えの獅子頭」​
かつて喜屋武集落が戦火に包まれた際、住民の手によって獅子頭が安全な場所(壕など)へと避難させられ、奇跡的に焼失を免れました。 戦後、何もない焼け野原の中で、この獅子舞がいち早く復活し、絶望の中にあった地域の人々をどれほど勇気づけたかは計り知れません。現在も当時の貴重な獅子頭が大切に保管・使用されており、そのお顔を見るだけでも、歴史の重みと地域の人々の深い愛を感じることができます。​


2.【技】息をのむ「二人一体」のコンビネーション
獅子舞の中には2人の演者(前足・頭担当/後足・尾担当)が入っています。 喜屋武の獅子舞の凄みは、その2人の呼吸が完全に一致している点です。本物の獣のようにゴロゴロと寝転がったり、ノミをむしる仕草をしたり、かと思えば突然牙を剥いて飛びかかってくるような激しい動きを見せます。前足の動きに後足がどう連動しているか、まるで1匹の生き物に見える「職人技のコンビネーション」にぜひ注目してみてください。


3. 【音楽】独特なリズムを刻む「枠太鼓」
沖縄の獅子舞の多くは、地謡(じかた)の三線や太鼓、鉦に合わせて踊りますが、喜屋武の獅子舞で特にユニークなのが枠太鼓と呼ばれる独特な打楽器です。四角い枠に張られた太鼓をバチで叩く小気味よいリズムと、それに重なるカンカンという鉦の音、そして高らかな笛の音が合わさることで、観客の心拍数を上げるような独特の高揚感が生まれます。

 

毎年、旧暦8月15日の十五夜(十五夜遊び)で披露されるその舞は、集落の悪霊を払い、福を呼び込む祈りの形。伝統の技と魂が交わる喜屋武の熱い夜をぜひ体感してください。

お問い合わせ

【名前】喜屋武公民館
【住所】沖縄県島尻郡南風原町喜屋武140
【Tel】 098-889-6603
【公演時期】旧暦8月15日「十五夜遊び」


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