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琉球王府時代から伝わる、細やかな幾何学模様の風合いで知られる琉球絣。南風原町はその特産地として昭和52年に『琉球絣の里』宣言をしています。この琉球絣は、日本全国の絣のルーツとしても知られています。14~15世紀頃に、東南アジアから沖縄に伝わった絣は、琉球王国で盛んに織られるようになり、その後、江戸時代の日本へと伝わり、薩摩絣、久留米絣、米沢琉球絣、伊予絣などのルーツとなりました。絣は戦前までは、沖縄各地で作られていましたが、戦後は工房が集まる南風原を中心に織られるものを『琉球絣』とよぶようになりました。大きな特徴はなんといっても約600種類もの多彩な図柄で、王府時代から伝わる『御絵図帳(みえずちょう)』をもとに、図案通りに織れるように計算し、糸の部分部分を色分けして予め染めておく先染めの技法は大変めずらしいものです。織りは、綿糸を経糸の間に投げ込んで織る、昔ながらの技法で、1日にわずか1~2mずつを丹念に織り上げます。この伝統的な機織り体験が琉球絣会館で体験できます。職人さんのレクチャーを受けながら、オリジナルの琉球絣コースター作りにチャレンジしてみましょう。
【お問い合わせ】琉球絣事業協同組合(琉球かすり会館)
【電話】098-889-1634
【住所】 〒901-1112 南風原町字本部157
【開館時間】9時00分~17時30分
【休館日】日曜日、祝日、年末年始、旧盆
【駐車場】あり(無料)
【URL】http://ryukyukasuri.com/<外部リンク>