南風原文化センター

2015年2月6日
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沖縄戦や戦後史などの貴重な歴史資料と
移民や人びとの暮らしを紹介した常設展示をはじめとして、
企画室や講演会、音楽会、交流会なども行う町文化の発信拠点です。
古くは軽便鉄道が通る沖縄の交通の要として、世界各地に旅立っていった移民たちの故郷として、さまざまな人々の交流が育まれてきた南風原の地。沖縄戦で多大な人的・物的被害を被りながらも、たくましく戦後の復興を遂げてきました。そして、現在では那覇市に隣接する人口増加の著しい田園都市として新たな発展を続けながら、先人たちから受け継がれてきた伝統を継承し、個性溢れる文化活動を目指しています。

2009年11月3日に新館がオープンした「南風原町立南風原文化センター」は、「継承・交流・創造」を柱に、町の歴史・文化等の調査・研究・公開を行う専門機関としての活動のほか、町民の文化創造の場や他地域との文化交流の場を提供するなど、町の芸術・文化発信の拠点として機能しています。
館内では、南風原・沖縄に関する歴史や文化資料を気軽に閲覧・見学できるよう常設展示室を広く設けるとともに、企画ホールや研修交流室、図書室や映写室なども完備、町民主体によるイベントや企画展などへの会場提供、各種団体の活動の発表の場、諸研修の場として利用することも可能で、人々の交流や新しい文化が生まれる場所として、学校や地域のニーズに応じた支援活動も行っています。さらに、新館オープンを機に、NPO法人「南風原平和ガイドの会」や「南風原町文化協会」の事務局を館内におき、関係団体との連携を計りながら、地域の個性・独自性を県内・国内・海外へと広くアピールすることを目的とした活動も展開しています。
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移民展示室
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沖縄戦展示室入口
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ゼロからの再建
 
人々の暮らしゾーン
人々の暮らし
 
南風原の人々が営んできた暮らし
戦前からの沖縄の暮らしの知恵や工夫の様子を展示しています。
人が生まれてから成長し、死ぬまでの儀礼を「人の一生」として壁面にイラストで表現しています。
また、カヤブチヤー(茅葺き家)の模型も展示されており、土間や一番座、二番座、仏壇、さらにフル(豚小屋)やヒージャヤー(山羊小屋)には剥製の豚や山羊の剥製も展示されており、昔ながらの沖縄の暮らしを感じることができます。
年中行事の綱引きの綱や獅子舞などの実物の資料も展示されているほか、写真資料も豊富で、人々の暮らしをわかりやすく学ぶことができます。
人々の暮らし

人々の暮らし

人々の暮らし

 
南風原の沖縄戦ゾーン
南風原町の沖縄戦ゾーンでは沖縄陸軍病院 南風原壕群20号の内部で、寝台が並んでいる様子や患者が横たわっている様子や、飯あげ(壕への食糧調達)の様子がリアルに再現されています。

実際に横になることができる体験寝台があり、沖縄陸軍病院 南風原壕群20号中心部での手術の様子も再現されています。

また、壕の中から発見された品々も展示されており、実際に沖縄陸軍病院 南風原壕群20号を見学した後に見ると、さらに当時の状況への理解が深まるでしょう。

奉安殿や忠魂碑の模型や、黄金森(こがねもり)の壕の地形模型、壕関係年表などの展示や、特に実物の「穴の空いた砲弾の塀」や焼けただれたガラス瓶、砲弾で穴の開いてしまった着物などの展示は圧巻です。

写真資料やオリジナルの映像コーナーなど充実しています。

南風原町内のみでなく、県内の資料も数多く紹介しており、沖縄戦の動きを広く理解できるようになっています。
南風原の沖縄戦ゾーン

南風原の沖縄戦ゾーン

南風原の沖縄戦ゾーン

 

アクセス

【住所】南風原町字喜屋武257
【電話】098-889-7399
【開館時間】9:00~18:00
【休館日】水曜/年末年始(12月29日~翌年1月3日)
【駐車場】あり(無料)

地図

南風原文化センター

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