戦争遺跡文化財指定、全国第1号の壕
町内を見渡す小高い丘にある黄金森(こがねもり)。ここには、かつて第二次世界大戦時、日本軍が沖縄戦に備え構築した沖縄陸軍病院壕群があります。院長以下、軍医、看護婦、衛生兵、ひめゆり学徒らがここで傷病兵らの治療にあたりました。南風原町は1990年、戦争の悲惨さを伝える証として、第一外科壕群・第二外科壕群を町の文化財に指定しました。第二次世界大戦を戦争遺跡を文化財に指定したのは、日本全国で初めてのことでした。また、2007年6月からは、黄金森の陸軍病院壕群の中でも保存状態の良かった沖縄陸軍病院 南風原壕群20号の一般公開を開始しています。壕の中は狭くて暗いため見学の際には、平和ガイドが案内します。また事前に予約が必要ですので、下記の南風原文化センターまでお問い合わせください。壕に隣接する南風原文化センターでは、沖縄陸軍病院の様子を再現した模型や、壕内から出てきた薬品・日用品や武器弾薬、生き残った体験者の証言などが展示されています。戦争の悲惨さと平和の尊さをあらためて知る、平和学習の場として多くの人々がおとずれています。
この観光地に関する問い合わせは南風原文化センターまでお願いします。
【お問い合わせ】南風原文化センター
【住所】南風原町字喜屋武257
【電話】098-889-7399
【開館時間】9:00~18:00
【休館日】水曜/年末年始(12月29日~翌年1月3日)
【駐車場】あり(無料)
アクセス
【住所】南風原町字宮平718-1 黄金森公園内
【駐車場】あり(無料)