「かすりロード」や工房をたずね琉球絣の魅力にふれる
琉球絣の歴史は、14~15世紀頃までさかのぼり、大交易時代の波に乗ってインドから東南アジア各地に広がった絣が、沖縄に入ってきました。これがのちの日本各地の絣のルーツになったといわれています。琉球王府時代から、絣の産地として知られた南風原は、今も「琉球絣の里」として、各工房などで職人たちが伝統を受け継いでいます。琉球絣の特徴は、なんといっても約600種にもおよぶ図柄ですが、王府時代から伝わる「御絵図帳」をもとに、職人たちが現代の感覚を取り入れながらオリジナルの作品作りに日々、取り組んでいます。「琉球かすり会館」では、琉球絣の歴史を製造工程を見ることができ、染めや織りの体験なども可能です。また、古くから絣産業の盛んな地域として栄えてきた照屋・本部・喜屋武の3つの集落を結ぶ道は、『かすりロード』として整備され自由に散策できるほか、地元ガイドの案内で散策する『絣の道まちまーい』などのイベントも開催されています。
琉球かすり会館
アクセス
【琉球絣事業協同組合】
【住所】〒901-1112 南風原町字本部157
【TEL】098(889)1634
【FAX】098(889)1634
【時間】9:00~17:30
【休館日】日曜・祝日
【駐車場】あり(無料)
【URL】http://ryukyukasuri.com/