MRワクチン予防接種には、接種期限があります!
期限内に接種をするようお願いします。
(1)麻しん(はしか)とは
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。
※平成30年には沖縄県においても、外国人観光客を発端に麻しんが流行しました。
(2)風しん(三日ばしか)とは
感染すると約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。風しんの症状は、子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に1人くらいの割合で発生することがあります。また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。また、発疹の出る前後約1週間は人に感染させる可能性があります。風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。
(注意)
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%などとされています)。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は抗体価の低い妊婦は、風しんが発生している地域では、可能な限り不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人混みを避けていただくなど、風しんにかからないように注意してください。また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんに感染しないように予防に努めて下さい。
麻しん(はしか)と風しん(三日ばしか)の混合ワクチンで1期と2期に各1回ずつ、合わせて2回の接種が必要なワクチンです。
接種対象者 : 1期 1歳~2歳未満まで
2期 5歳~7歳未満で小学校就学前の1年間
費 用 : 無料(全額公費負担)
接種場所 : 各医療機関(別添資料参照)
※接種の際は、各医療機関へ予約のうえ、必ず予診票と親子(母子)健康手帳を持参してください。
※予診票は、1期については1歳になる月初めに、2期については対象となる年度の4月に対象者の住所へ郵送しています。
紛失等で見当たらない場合は、国保年金課健康づくり班(889-7381)までお問い合わせください。
※転入者は、接種履歴の確認が必要ですので、お手数ですがちむぐくる館へお越しください。
南風原町では、MR定期接種を逃した以下のお子さんも、無料でMR予防接種を受けることができます。(行政措置)
1) 1期を逃した方 → 2期対象年齢前まで
2) 2期を逃した方 → 小学校6年生まで
※行政措置(任意接種)のため、万が一健康被害が発生した場合は、予防接種法に基づく国の救済制度ではなく、独立行政法人医薬品医療機器機構総合機構法に基づく救済制度の対象となります。
MR(麻しん・風しん)ワクチンチラシ.pdf(746KBytes)