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平成26年第3回定例会 会議録(第5号-2)

2016年4月5日

 

 平成26年 (2014年) 第3回 南風原町議会 定例会   

第5号-2

10月10日 
 会議録

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○議長 宮城清政君 休憩します。

 休憩(午後1時31分)

 再開(午後1時32分)

○議長 宮城清政君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。4番 大宜見洋文議員。

 

〔大宜見洋文議員 登壇〕

 

○4番 大宜見洋文君 通告書にしたがいまして、7点質問させていただきます。1.南風原町民大学についての認識を問う。(1)南風原町民大学について第四次総合計画でも必要性がうたわれています。第五次総合計画やまちづくり基本条例を絵に描いた餅にしないためにも開催するべきではないのか。(2)観光協会で掘り起こしている地域の宝である人財を「はえばる町民大学」の講師に活用することで地域連携や学校支援事業とも連携できるのではないか。

 2.第一団地、第二団地建替えについて町の対応を問う。(1)第一団地、第二団地について県の担当課や住宅公社から建替えの具体的な情報は届いていますか。(2)昨年施行されたまちづくり基本条例に沿った地域づくりとの整合性は取れているか。また、現在住んでいる住民の課題解決が可能な設計への配慮がされているのか。(3)建替えによって具体的に次の事項の対応はどのようになるか。1)家賃や共益費の高騰、2)独居老人や一人親世帯への間取り等の配慮、3)日常雑貨販売店の入居等。

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 3.学童クラブの現状と課題について、翔南第二学童クラブ設置要望への対応を問う。(1)学童における「小の壁」について行政の認識はどうか。(2)町立4小学校において、一学年から三学年の児童数、それぞれの児童数と全体に対する各小学校の割合はどうか。(3)学童クラブに通っている全体の人数と南風原中学校区と南星中学校区の2つの校区の割合を問う。(4)4小学校に対する割合はどうか。(5)特に翔南小学校区に学童クラブの増設が求められているが、翔南第二学童クラブを設置することはできないか。

 4.中央公民館まで巡回バスのサービス充実を。(1)社協で巡回福祉バスを実施している。社協との連携が可能ならば、巡回バスを中央公民館にも停まるルートと本数を増やす(中央公民館の閉館時まで)ことができないか。公民館、文化センターと新しくできた観光案内所の利用や特産品販売にも効果があるのではないか。

 5.中小企業振興条例について。(1)中小企業振興条例への本町の取り組みはどうか。(2)就農支援に対しては手厚い施策がなされています。ビジネス面においては、起業支援の施策としてどのようなメニューに取り組んでいるのか。

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 6.図書館協議会をもっと充実させて小さいながらも町内外に誇れる個性的な図書館を。(1)現在の図書館協議会委員の構成はどうなっているか。(2)南風原町図書館協議会はどのような運営状況か。(3)現在、町立2中学校4小学校での読み聞かせにかかわる町民の人数は何人か。(4)県内で学校における読み聞かせ事業実績として南風原町は何番目なのか。(5)児童生徒の読書促進へボランティアでかかわっている町民の皆さんの思いや日頃の課題解決のためにも図書館協議会をもっと充実させるべきではないか。委員のメンバーにせめて2中学校4小学校から1人以上に増員することで、もっと多くの意見や議論を深めて図書館利用促進等の課題解決へ向けて協力してもらう体制づくりが必要ではないか。

 7.長堂川周辺住民から悪臭苦情について。(1)夜間に窓を開けると長堂川からと思われる悪臭が不快という声を聞く。しかも不定期で、なかなか行政に連絡できないという。夜間の苦情への対応が可能な体制づくりができないか。以上、7点についてよろしくお願いします。

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議長 宮城清政君 教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 大宜見洋文議員の質問事項1.南風原町民大学についての認識を問うに答弁いたします。(1)でございますが、町教育委員会では町民皆さんの人材育成や学習支援が重要だと考え公民館講座やサークル活動の推進、地域の絆づくりの機会となる学校支援地域本部事業等を推進してまいりました。ご質問の南風原町民大学については、町立中央公民館や文化センター等を町内で学べる場、南風原大学(仮称)と位置づけ町民誰もが気軽に学べる環境づくりとして、町民、行政、商工会等と連携を図り平成27年度の実施計画で対応できるように努力をしてまいりたいと考えております。(2)でございますが、ご質問のとおり南風原大学の講師について観光協会や商工会、絣組合等の人材を活用することは地域連携や学校支援地域本部事業との連携につながるものと考えております。

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 質問事項6.図書館協議会をもっと充実させ、小さいながらも町内外に誇れる個性的な図書館をというご質問にお答えします。(1)でございますが、南風原町立図書館協議会委員の構成は、学校関係者2名、読み聞かせボランティア2名、学識経験者1名となっております。(2)でございます。南風原町立図書館協議会の運営状況は、7月、11月、2月の年3回、協議会を開催して図書館資料収集方針や運営方針及び予算の執行状況等を審議しております。(3)でございます。読み聞かせにかかわる町民の人数は、南風原小学校読み聞かせボランティア149人、津嘉山小学校PTA読み語り委員会15人、北丘小学校の読み聞かせサークル40人、翔南小学校PTA読み聞かせ隊50人、南風原中学校読み聞かせボランティア10人、南星中学校のきら星の会5人、合計で269人となっております。(4)でございますが、読み聞かせボランティアの県内での事業実績が何番目かについては、各地域の活動が異なり比較することが難しいことから、町教育委員会としては本町が何番目に位置しているかについては確認しておりません。(5)でございますが、南風原町立図書館協議会委員は、南風原町立図書館設置条例第5条の規定に基づき委嘱しておりますが、委員の過半数をボランティア関係者及び学校関係者で構成していますので、各委員の見識、各学校からの情報収集等を網羅して協議会を充実させていきたいと考えております。以上でございます。

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議長 宮城清政君 副町長。

 

○副町長 国吉真章君 それでは、質問事項2.第一団地、第二団地の建替えについて町の対応を問う(1)にお答えします。平成26年6月18日に南風原小学校で開催されました事業計画説明会以降の情報についてはありませんでした。その後の状況について県住宅課に確認したところ、現在、第一団地については実施設計が進められており、工期として来年の1月末までとなっているようです。また、今後のスケジュールについては、事業説明会で示したスケジュールに沿って今月中を目途に移転説明会が開催され、12月には県営団地への移転抽選会を行い、平成27年2月には第一期移転対象者の1号棟、2号棟、3号棟の随時移転協力をお願いし、移転完了後工事に着手するスケジュールとなっているようであります。また、第二団地については、本年度2月から3月下旬ごろに事業説明会を開催する予定となっているとのことであります。(2)についてであります。県住宅課では平成24年度より事業の説明会や入居者のアンケート調査等が実施されており、入居者の要望やニーズなど意向がある程度反映されているものと考えているとのことでした。特に多かった要望として、バリアフリーに対する意見、子育て世代の安全安心な環境を要望する意見が多かったとの報告を受けております。(3)の1)についてです。家賃については、急激な高騰を防ぐため、6年かけて段階的に引上げて正規の家賃へ設定するそうです。共益費につきましても、エレベータ施設が整備されることから高騰しますが、現時点では未決定と聞いております。2)の独居老人、一人親世帯の間取りの配慮については、特に間取りについて配慮はしていないようでありますが、高齢者・身障者世帯への配慮がなされると報告を受けています。誰もが安心して暮らせる整備の在り方を配慮し、バリアフリー対応とし、共用部分の手すりの設置・スロープ等が計画されているようです。また、車椅子使用者については、全住戸数の3パーセント程度とし、1階の低層階への配置が計画され、風呂場・キッチン等、車椅子仕様の配慮がなされた計画となっているようです。3)日常雑貨販売店の入居については、建替え計画が国庫補助事業のため収益を上げる施設については入居できないと聞いております。既存の10号棟が余剰地の予定でありますが、活用方針については未定とのことです。仮に余剰地の払い下げが行われた場合には、市街化区域であることから購入者が店舗等を計画する可能性としては十分にあると思われます。

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 質問事項3.学童クラブの現状と課題について、翔南第二学童クラブ設置要望への対応を問う(1)についてであります。この件については、共働き家庭において子どもを保育園から小学校へ上げる際に直面する社会的な問題と捉えております。保育園では延長保育がある所も多く、ある程度遅い時間まで子どもを預かってもらえますが、小学校に上がるとその受け皿として主に学童クラブが担うことになります。しかし、定員などにより学童クラブに入れない低学年の児童を抱える共働き家庭にとっては「小の壁」に直面することになります。(2)についてです。平成26年4月10日時点の数値で、それぞれの小学校における学年から学年までの児童数4校全体に対する割合の順でお答えします。まず南風原小学校は374人で26パーセント、津嘉山小学校392人で27パーセント、北丘小学校433人で30パーセント、翔南小学校は231人で16パーセントとなっております。なお、全体の児童数は1,430人であります。(3)についてです。平成26年4月1日時点での数値で中学校区ごとに学童クラブに通っている児童数と全体に対する割合の順でお答えします。まず南風原中学校区では11施設に371人の児童が通い全体の61パーセントとなっております。南星中学校区では6施設に238人の児童が通い全体の39パーセントとなっております。なお、学童クラブに通っている全体の数は、609人であります。(4)についてです。各小学校区における学童の割合については、校区に所在している学童について取りまとめ、人数と全体に対する割合で報告します。まず南風原小学校区は155人で約25パーセント、津嘉山小学校区は169人で約28パーセント、北丘小学校区は216人で約35パーセント、翔南小学校区は69人で約11パーセントとなっております。(5)についてです。翔南小学校区には、実質2カ所の学童クラブがあり、そのうちの1つ、翔南学童クラブの保護者等から待機学童を解消するため学校内への増設を求める声が上がっております。これまで教育委員会との調整をしておりますが、翔南小学校に長期の空き教室がなく未だに解決には至っておりません。今後も校区内での対応策について協議を進めてまいります。

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 質問事項4.中央公民館まで巡回バスのサービス充実を(1)についてであります。高齢者の健康、生きがいづくりの推進を図るために、平成17年より高齢者健康づくり推進事業を実施し、町内を巡回する福祉バスを運行しています。毎週3日、1便は午前9時に迎えて正午に送り、2便は午後1時に迎えて午後4時送りを運転手1名(2名による交互出勤)とパート職員1名の体制で実施しております。ちむぐくる館での滞在時間2時間と設定しております。定期的に中央公民館や文化センター行きのルートを運行するのは、現体制では無理があります。中央公民館等だけではなく、他の公共施設等を含めた運行ルートについて関係課と調整しながら財源や他市町村の状況も踏まえ検討してまいりたいと考えています。

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 質問事項5.中小企業振興条例(1)についてです。町の中小企業振興基本条例については、平成26年度内の制定に向けて有識者や商工関係事業所の代表者の方、中小企業同友会、日本青年会議所などから15名の方々が集まり勉強会を進めております。(2)についてです。町商工会に対し補助金の交付を行い指導協力体制の強化を図るとともに、町商工会を中心に町内事業所の振興や起業支援、南風原町商工貸付金事業を行っております。平成25年度は、起業支援型地域雇用創造事業(県の基金事業)を活用して事業を実施しております。

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 質問事項7.長堂川周辺住民からの悪臭苦情についてであります。特に悪臭等の苦情があった場合は、直接現場へ出向き原因の確認、そして対応を行っています。なお、夜間の悪臭等の苦情対応については、開庁時間内に連絡いただければ発生状況をお聞きした後、対応してまいります。以上です。

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○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

4番 大宜見洋文君 答弁、どうもありがとうございました。再質問に入らせていただきます。4年前の2010年第2回定例会一般質問でも私は南風原町民大学の必要性を訴えたつもりでした。その後、なかなか実現できていないのが非常に悔やまれていますが、平成27年度の実施計画で対応できるように努力するとの前向きなご答弁、どうもありがとうございます。それから、その件で、他市町村で同様な事業の実施例はあるのか。ある場合に、その自治体での主管となる課はどちらになっていたのかお分かりであれば教えて欲しいと思います。よろしくお願いします。

 

議長 宮城清政君 生涯学習文化課長。

 

○生涯学習文化課長 大城敏雄君 お答えします。浦添市は事業推進がうまくいっていないようで、南城市を特に重視して調査しました。どの課が主管であるかですが、まちづくり推進課が実施をしているようです。以上です。

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○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

○4番 大宜見洋文君 答弁、ありがとうございます。私も教育委員会だけでは範囲が広すぎて大丈夫かと不安を感じたものですから他の自治体ではどうかと質問をさせていただきました。昨日の照屋仁士議員質問1(3)に対して、新たな仕組の導入へ関係団体と連携して取り組んでいくと答弁もありましたので、ぜひ新しい住民の参画については観光協会でがんばっておられる藤原事務局長や他の皆さんにも、第四次総合計画の際の未来塾から策定の住民会議で学んだことを町内各地域で実践しているという事例もあります。そのあとの活動までの実績が認められて当時の平成20年度地域づくり総務大臣賞につながったと思っています。この時の主管であった課もぜひかかわってもらって、町全体で取り組んでもらいたいことが私の考えであります。私にとっての南風原町民大学のイメージとしては、第四次総合計画の際の未来塾からの住民会議と、昨年開催された、まちづくり基本条例を考える住民会議などのあの形態です。新しい住民や若者の参画の機会創出に向けて、ぜひ南風原町民大学への取り組みをお願いしたいと思います。(2)についてですけれども、同じような考え方であることが分かりましたので、例えば誰にも負けない得意な技を持っている町民に先生とか師匠などの位を付けてあげて日本一先生が多い町とPRしてもいいのかと思います。そして、そういう人を探すことを南風原町民大学の講義のテーマにするのもいいのではないかという気がしました。講義のテーマやプログラム内容も住民がかかわって、行政と協働で作成できれば南風原町の魅力につながることと思います。これでこの質問を終わります。

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 続いて第一団地、第二団地の建替えについて町の対応を問うについてですが、これも2010年定例会で中央公民館移転に関連して少し質問させていただきました。当時、まちづくり基本条例が施行されていれば、県営団地だとしても他の自治体にはない南風原町独自の町民皆で考えた団地が造れたのではないかと町民として少し悔しい思いがあります。(2)についての具体的な質問が(3)でありました。お答えいただきました答弁では、6年をかけての段階的な値上げとあり、それが十分な対応策なのかどうか心配でありますけれども、取り敢えずお答えいただきましたのでよしとします。2)につながることですが、高齢者や一人親世帯の部屋を下の階にして共益費の負担を減らすような仕組を要望できないかについては、いろいろな配慮がなされているようで安心しました。また、3)につながりますけれども、第一団地周辺に以前はスーパーがありましたが、道路拡張に伴い移転してしまい日常生活の食品や必需品の購入に大変苦労している住民が多い状況です。テナントを入居させて、その家賃収入で住民の共益費を減額することも可能ではないかと以前町民と意見交換した際におもしろいアイディアも出ていました。住んでいる住民だけではなくて、私の子どもたちも将来結婚して入居するチャンスがあるかも知れませんし、現在、アパートなど集合住宅に住んでいて転入したいと考えている町民も多いのではないかと思います。そういう人々の意見も取り入れるタウンミーティングやワークショップに取り組むためにこそまちづくり基本条例があると思いますので、答弁をいただいたように余剰地活用の方法や第二団地の建替えの際には、ぜひ事業説明会などでそういう機会を作って欲しいと思います。この質問も以上で終わります。

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 次に、3.学童クラブの現状と課題について。翔南小学校の校区には、実質2カ所の学童クラブがあり、そのうちの1つ翔南学童クラブの保護者等から待機学童解消するための学校内への増設を求める声が上がっているとのことでしたけれども、もう一度確認なのですが待機学童が存在することは把握されているのでしょうか。

 

議長 宮城清政君 民生部長。

 

○民生部長 金城宏伸君 お答えします。翔南学童クラブは、26年4月1日時点で54名おりました。それ以後、希望者が出て、空き教室1つでやっていますので入れないという声は聞いております。

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○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

○4番 大宜見洋文君 今回のデータでかなり翔南小学校の割合が低くなっていることに驚きましたので再確認させていただきました。今回、私が学童クラブに関して質問した趣旨は、公平な学童保育の確保であります。町内の4小学校区におきまして南星中学校区は津嘉山北地区の区画整理などにより若い世代の転入が増えております。さらに町独自の施策として町民から高い評価を得ている中学生までの医療費無料化、昨日の赤嶺奈津江議員からも現役保護者として感謝の言葉も聞かれましたが、その施策も若い世代の転入のプラス要因として働いていると現場の保護者の皆さんからも聞いております。今後、人口が増え続けることが想定される津嘉山北地区において、学童のニーズが高まってくることも想定されます。さらに現状でも深刻なのは翔南小学校区であります。各小学校における年生から年生の児童数と実際に学童に通っている児童数を比較しますと、翔南小学校区だけは児童数231人対して学童に通えている児童数は69人でポイント数にしますと5ポイントも低いことが報告していただいた数値で確認できました。これは実際問題として最初に確認した「小の壁」に直面している保護者がいるということです。見方を変えれば公平な学童保育を受けられない児童が現在いるということです。私は保護者として小学校から中学校においてPTA活動をしながら、さらに第一団地の自治会長として放課後居場所のない児童、それも第一団地以外からの児童も既に低学年のころから放課後の居場所のない児童を何人も見てきました。そのなかから、中学校に行って問題行動に発展している生徒も見てきました。そして何か救える手立てはないかと常に考えておりました。そのような児童を救える公共の場としての学童クラブの役割は非常に大きいと考えています。低学年に居場所がないと非行に道を踏み外す割合も高いと思います。低学年期の放課後に異年齢の子どもたちと遊び場を通して楽しく過ごす児童と、一人で寂しく過ごす児童とでは、成長における不公平さは歴然ですし、いつ凄惨な事件につながってもおかしくないとも感じます。これは見過ごしてはいけない、私たち大人が真剣に考えるべき課題だと認識しております。その点も含めて「小の壁」を少しでも減らして、子どもたちの公平な学童保育の確保に向けて今後も継続して質問を続ける所存でございますのでよろしくお願いします。以上でこの質問を終わります。

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 続きまして4.中央公民館までの巡回バスサービス充実についてですが、この質問は、昨日の赤嶺奈津江議員の質問1にも被ります。それから、今回提案したものの潜在ニーズがどれぐらいあるのか自分としても調査できていませんので、今後、町内巡回バス充実に向けて私も次回以降の議会提案に向け勉強してまいりたいと思います。この質問も終わります。

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 次に5.中小企業振興条例についてですが、この条例が施行されることで町内の中小企業の皆さんにどのような効果が期待されるのでしょうか。よろしくお願いします。

 

○議長 宮城清政君 産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。中小企業振興条例というのは、基本的には理念条例でございまして、直接的に条例のなかで何をどうしましょうとうたっているものではございません。ただ、条例の趣旨としまして、中小企業、今回は小規模企業も含めて条例に盛り込むことになるのではないかと考えていますけれども、そういった事業所にどういったことを施策として盛り込むか南風原町も責任を持って議論しなければならないというようなことを盛り込む条例となると期待しております。今のご質問なのですけれども、直接的にということではなくて、南風原町がこれから中小企業、それからそういった事業所を振興するための施策を設けるためにどういったかたちでそういった関係の方々と話をしていくかをこの条例がきちんと定める、南風原町の施策にそういった方々の声を届けることができるようになることが今回の目標とするところです。以上です。

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○議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

○4番 大宜見洋文君 ありがとうございます。今、そのために勉強会を進めているとのことでしたので、ぜひ有識者、商工会関係事業所の代表、それ以外に一般住民にも呼びかけてもらって、こういうことをやっているのだよという議論をさらに深めることができるのではないかと思っております。告知を広くやってもらったらいいかという気がしました。ありがとうございます。

 次に(2)平成25年度は起業支援型地域雇用創造事業を実施したとの答弁でした。平成26年度はどうなっているのでしょうか。そういう起業支援型の事業はありますでしょうか。

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議長 宮城清政君 産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。今回、お答えしました町が直接的な施策で展開する部分については、商工会の力を借りて展開しているところなのですけれども、この起業支援型というのも県の基金による事業でございます。大きな支援としての事業は、県のメニューにある事業を商工会のアドバイスを受けて事業所が直接受けるというかたちを設けているのですけれども、新年度での事業にどういったものがあるかまだ県からのメニューが示されておりませんのでこちらとして把握できておりません。

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議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

○4番 大宜見洋文君 ありがとうございます。国や県の補助だけではなくて、町の自主財源でもそういうメニューが作れるのであれば嬉しいということと、例えばIT関係の町内事業所経営者のお話を聞いたときに、全く知り合いのいない沖縄に来て那覇市にある産業支援センターの一室に机だけ貸してもらい、期間限定で起業をしてインキュベーションというプログラムがあるのでしょうかそういう支援を受けてビジネスを始め、10年後の今では職員も数名雇用できて業績を伸ばしている状況だという、それが南風原町内にある事業所の事例の1つです。ITなど広い土地は必要なくアイディア次第、技術のある人とその連携次第で伸びる可能性があるとなると、コンパクトでかつ交通の要衝、人々が交わる南風原町のような町にぴったりだと思います。商工業企業インキュベーション向けのメニューも人材育成、中小企業振興条例にも密接にかかわることかと思いますのでぜひご検討をよろしくお願いします。以上でこの質問を終わります。

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 続いて6.図書館協議会をもっと充実させて小さいながらも町内外に誇れる個性的な図書館についてです。この図書館協議会については、私もかかわらせていただきました。感謝しています。少ない予算のなかでも職員が一生懸命がんばっていらっしゃったのは覚えています。(3)合計で269人のボランティアの方がいらっしゃいますが、このなかには保護者だけではなくて地域の方々も何名か自分がかかわっているなかでもいらっしゃいます。そういう方々が往復の際、あるいは校内でもしけがでもしたら、そういうときの保険の整備はできているのか確認したいと思います。お願いします。

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○議長 宮城清政君 生涯学習文化課長。

 

○生涯学習文化課長 大城敏雄君 お答えします。先ほどの人数については、平成25年の全国図書グループ調査記入による人数です。それから、南風原中学校については、その時に答えがなくて5校、南風原中学校は今年調査をしまして10名程度追加した人数です。

 往復時の保険などについても、学校ごとで違うはずです。僕も確かな把握をしていませんが、PTAで保険代を出している所もありますし、学校の授業として出すところもあるとは聞いております。以上です。

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議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

○4番 大宜見洋文君 このへんはやはりもしものことがありますので、整備を確認していただいて、直さなければいけない部分はぜひよろしくお願いしたいと思います。

 続きまして(4)です。何番目かと聞いたのは、人数も増えて読み聞かせもかなり充実してきています。学力向上の結果もここの影響が少しはあったのかという思いもあったものですから、まず人数を確認して、これが伸びている所は県内、他の自治体でも伸びているというように相関関係があるのかどうかが知りたかったものですから質問しました。今後もそのようなことが分かるようでしたら教えてもらいたいと思います。私がこの読み聞かせにかかわる住民へ注目したのは、全くの純粋なボランティア、自分の子だけではなくて卒業したあとにも地域の大人がかかわっていると、しかも新住民として移り住んだ方々も地域に溶け込める最初の一歩としてとても効果があることが分かったからです。そういう意識の高い新住民の皆さんを町内のさまざまな場で活動してもらうためにも、読み聞かせのつながりから南風原町民大学へ導いて南風原町への帰属意識を深めて、南風原町を誇りに思えるようになれれば、住んでいる区・自治会への加入や町への協働の意識も高くなるのではないかと思っています。こういう地道な連携強化のプログラムが一番求められているのではないでしょうか。われら議員仲間の赤嶺奈津江さんも読み聞かせ・読み語りのボランティアで人材育成にかかわってがんばっています。ぜひ、他の議員の皆さんも町長はじめ職員の皆さんも年に一度でもいいですから読み聞かせに参加してみてはいかがでしょうか。町長の意見をお聞きしたいですので、よろしくお願いします。

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議長 宮城清政君 町長。

 

○町長 城間俊安君 お答えします。私は町民協働のまちづくりだと、町民参加、私たち行政はじめ議員の皆さん方も学校に足を踏み入れることは良いことだと、参加することは良いだと思っております。個々の特徴はあります。読み聞かせとは別に個々でいろんな特技を持っていらっしゃいますので学校に足を運ぶことは大事だと思っております。1つの事例として、好春議員は文化・伝統芸能の部分で綱に関心がありますので、そういう面で学校にボランティアとして参加したり呼ばれたりしています。こういうかたちでいろんな特徴、特技を生かしたかたちで学校の子どもたちと触れ合う場、また学校だけではなく保育園でもよろしいですからいろいろな場に町民が参画できるような、またこれが協働のまちづくりの一貫であると、またこれが素晴らしい発展につながるものだと思います。南風原町においては、新しい住民の方々もたくさんいらっしゃいますので、そのノウハウ、他市町村、他県においての状況など良いものを取り入れ、また情報を共有することも大事ではないかと思っております。議員の皆さん方も一緒になっていろいろな角度から参画してまいりたいと思っております。

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議長 宮城清政君 4番 大宜見洋文議員。

 

○4番 大宜見洋文君 町長の力強い参加宣言、ありがとうございました。

 続きまして、最後の質問7.長堂川周辺住民からの悪臭苦情についてです。答弁をお聞きしまして、なかなか現行犯でなければ取り締まるのも難しいことと、それが不定期で、さらに原因はもしかしたら隣町村の業者かも知れないという話も聞いていますので調査も厳しいと感じています。これから私もいろいろ調べて改善に向けて何かできるのであればかかわっていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

 以上、質問は終わりますが、時間がかなり余っていますので、私の選挙での公約テーマは、南風原町の人材育成ということです。そのテーマに沿って今回は6点の質問をさせていただきました。南風原町に移り住んだ住民が全町民の5割を超えていまして、地域の連携が弱くなり、自治会やPTAの加入率の低下、これらは既に10年以上前からの慢性的な課題ですが、さらに今回、社協視察の際には社協会員加入も4割を切っていると非常にショッキングな情報も得られました。南風原町の文化、伝統、歴史を学んで住んでいる人々をたくさん知ることで私も南風原町への帰属意識が芽生え、感謝の心で地域の子どもたちの将来のために自分がかかわれることを見つけ行動しています。そういう方々は、昔から今でもたくさんおられると思います。ぜひそういう方々を増やして連携して、なかなか地域に溶け込めない住民を皆で支えて、いつかは気付いてくれるに違いないと、大人は無理でもその子どもなら可能性が大きい。絶対良い方向へ変えられると信じて、まずは南風原町民大学が開催されることを願っております。これから4年間、町内の課題解決へ町長を支えて町民の福祉のためにがんばりますのでよろしくお願いします。一般質問の機会をいただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。

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○議長 宮城清政君 以上で、本日の日程は全部終了しました。本日は、これで散会します。お疲れ様でした。

 

散会(午後2時19分)

 

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お問い合わせ

議会事務局
沖縄県島尻郡南風原町字兼城686番地
電話:098-889-3097
ファクシミリ:098-889-4499