平成26年 (2014年) 第3回 南風原町議会 定例会 |
第5号 |
10月10日 |
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会議録 |
○議長 宮城清政君 これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりでございます。
開議(午前10時00分)
日程第1.会議録署名議員の指名
○議長 宮城清政君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって9番 赤嶺雅和議員、10番 大城 毅議員を指名します。
日程第2.一般質問
○議長 宮城清政君 日程第2.一般質問を行います。それでは、通告書のとおり順次発言を許します。3番 大城 勝議員。
〔大城 勝議員 登壇〕
○3番 大城 勝君 3番議員の大城 勝です。一般質問をします。少しお時間をいただきまして、新人議員としてのごあいさつを述べさせてください。議員になってから2週間ほどですか、役場の皆さんと接してきまして、皆さん実に優秀で、町民のためによくがんばっていると感じております。これから私の任期は4年間ですけれども、南風原町議会の議会人として町民の目線に立ってがんばりたいと思いますのでよろしくお願いします。
ところで、笑顔と健康の南風原にしたいというのが、私の町民に訴えたいテーマですので今日はそのことについて質問します。1から5までありまして一括質問します。1.老朽化したトイレ設備の修理について(1)照屋区の青年会館に付属するトイレは、くみ取り式で老朽化も激しく使用不能状態である。ここ数年の綱引き人気で町外からの見物客も多い。そのとき、トイレが使えないことを申し訳なく思う。今後、照屋区を地域興しで内外へアピールするとき、訪問者にとってトイレの必要性は増し、トイレ設備対策は急務である。水洗トイレかして使える状態にできないか。
2.食の応援事業について。町民の健康づくりとして保健福祉課の健康づくり班が現在行っている事業の一つに、生活習慣病予防を食の面から捉え長寿県復活への取り組みとしていることについて質問します。(1)食と生活習慣病に関する講演会とパネル展示が文化センターで開催されたが、参加した町民の反応をどのように捉えているか。(2)健康レシピカレンダーが町民の女性に人気があると聞くが、その活用状況はどうか。(3)食の面から取り組む健康づくりとは、長年の個人の食スタイルを変え健康への意識を変えることにもなると思うが、今後の健康づくりにどのように活かしていくか。
3.長寿県復活へ向けた普及啓発方法について(1)生活習慣病予防対策などの普及啓発に横断幕等を使用するとあるが、横断幕の設置場所や数、掲示期間などはどのようになっているか。(2)町民への普及啓発方法は、横断幕以外の方法でも進めているのか。(3)普及啓発活動をするときに、情報伝達の仕組みが組織化されていれば事業の達成率が増すと思うが、町行政から町民までに情報が届くプロセスはどうあるべきと考えるか。(4)健康づくりをより普及させるために地域の応援スタッフの育成ができないかどうか。(5)健康への意識をさらに高めるためにも全町民を対象にした意見発表会や講演会など開催できないものかと思うが、町長の健康づくりに対する考えを聞きたい。
4.全町民参加型の運動会開催について。平成26年度の保健体育事業計画というものがあるのですが、そのなかにウォーキング大会が1月に行われるとあるのですね。それを運動会形式にアレンジして全町民参加型の運動会ができないか。(2)グラウンドゴルフは中高年齢者のスポーツとしての位置づけですが、若年層の幼稚園児や小学生との交流を通しての試合を町民参加型運動会の種目競技としてアレンジして楽しめないか。
5.陸上競技大会の盛り上げについて(1)町体協のホームページがあるが、そのサイトは十分に活用されて競技大会プログラム情報などは町民にうまく伝わっていたかどうか。(2)競技大会情報を発信するための横断幕の数、掲示の期間、掲示場所など町民への周知方法はどうだったか。(3)昔の運動会は、今と違い字の対抗意識が強く盛り上がった。あの盛り上がりをもう一度と願う。多くの役員や審判員の協力もあり、それなりの経費を使っての大会だと認識しています。それを盛り上げる工夫を皆で知恵を出し合わねばと思いますが、盛り上げについての町長の姿勢を問う。以上です。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 それでは、大城 勝議員の質問事項1.老朽化したトイレ設備の修理に関するご質問にお答えいたします。(1)でございますが、照屋区の青年会館に付属しているトイレの改修工事につきましては、字照屋区の財産としての所有物及び管理でございますので、字照屋区で対応してもらいたいと思っております。
続きまして、質問事項4.全町民参加型運動会開催についてでございます。(1)と(2)は関連しますので一括して答弁いたします。ウォーキング大会やグラウンドゴルフを運動会形式にアレンジした全町民参加型の運動会につきましては、現在実施している保健体育事業の実施状況や業務量の観点から現段階では難しい状況でございます。
質問事項5.陸上競技大会の盛り上げに関するご質問でございます。(1)町体協のホームページにつきましては、競技結果はアップしましたが大会プログラムなどは掲載できずうまく活用できませんでした。次年度はもっと更新できるように努力してまいります。(2)でございます。町民への周知は、横断幕が3枚、掲示期間が1週間程度、掲示場所が役場前と陸上競技場の2カ所に併せて3カ所でございました。掲示期間についてもう少し長く掲示できるようにしていきたいと考えております。(3)でございます。陸上競技大会の盛り上げについてでございますが、ご質問のとおり以前の陸上競技大会は町の一大イベントでございまして大変盛り上がりましたが、近年は当時に比べまして各種スポーツが普及しそれぞれの大会が時期的にも多く、また日程が重なったり、各字・各自治会とも選手の確保に苦労しているようでございます。盛り上げる工夫としまして、20年ほど前から小学生リレーを行っておりますが、大会をもっと盛り上げるためにも各字・体協支部とも協議をしながら今後とも創意工夫をしていきたいと考えております。以上でございます。
○議長 宮城清政君 副町長。
○副町長 国吉真章君 それでは、質問事項2番目、食の応援事業について(1)にお答えします。文化センターとの共催で平成26年4月19日から5月18日まで「がちまや~のうちあたい」と題した企画展を実施し、4月26日には「食と生活習慣病:おきなわのむかしといま」をテーマに徳島大学大学院島袋先生の講演会を実施しました。講演会には120人の方が参加しております。町民の反応としては、講演会後のアンケートから改めて食の大切さを知った、油の使い方、野菜の摂り方について考えていきたい等、食生活の見直しや改善への意欲を伺わせる意見が数多くありました。(2)についてです。女性は冷蔵庫に貼ったり健康カレンダーをスケジュール手帳として持ち歩いているという声が寄せられております。(3)についてであります。健康の保持・増進のためには、各年齢、体格、運動量、健康状態に合った食事の基準量があります。町の特定健診の結果でメタボリック症候群が約4割、高血糖の方が約5割いるという実態から、町民の食生活は脂肪の摂り過ぎと野菜の摂取が少ないと分析しております。そこでその分析を基に、まず1つ目に個々人の基準量を伝える、2つ目に食品に含まれる脂の量を伝える、3つ目として油を使わない料理、野菜を多く摂取する料理を勧めるということで町民各自が自分に合った食事が選択できるように取り組んでまいります。
3点目の長寿県復活へ向けた普及啓発方法についての(1)です。3種類の横断幕を4枚で計12枚作製しました。設置場所は、県医師会館の交差点に1つ、役場前交差点に1つ、兼本ハイツから第一団地に向かうT字交差点に1つ、喜屋武の県道86号線と高速側道との交差点に1つ、津嘉山保育園の交差点に1つ、スーパーかねひで津嘉山店の交差点に1つの計6カ所に掲示であります。掲示期間としては特に限定していませんが、できる限り長期間掲示をしていく予定であります。(2)についてです。公用車5台をラッピングし、町民への広報・啓発を図ります。また、妊婦については、お腹の赤ちゃんに必要な野菜の量を表示したマグネットを母子健康手帳と一緒に配布しております。(3)についてです。現在の主な情報伝達手段としては、「広報はえばる」と役場ホームページを活用しております。その他にチラシの配布やポスターの掲示をしております。
4点目です。各地域の組織から健康づくりに関しての学習会をしたい旨の要望があれば、出前講座等のかたちで対応していきたいと考えています。地域の応援スタッフ育成については、今後の課題として検討してまいりたいと思っています。
5点目についてであります。今年度は、4月26日に健康講演会を開催しました。それ以外の普及啓発については、平成24年度から健康カレンダーやポスター、横断幕、公用車のラッピング等を活用して取り組んでおります。今後の講演会等の開催については、町民の反応や健診結果、時期を見ながら検討してまいりたいと考えています。以上であります。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 1番の老朽化したトイレ修繕についてご答弁がありました。ありがとうございます。今、うちの照屋区には老人会とは名乗らず「幸の会」と言っていますが、その幸の会のメンバーはボランティア精神旺盛で、地域のミニデイサービスでの高齢者への寄り添いですとか地域の花壇作りなどがんばっています。彼らのやる気をうまく活用して地域興しを考えていますが、来年4月のファーマーズ開業を機に、照屋区へ客を引き寄せるために散策マップと言うのでしょうかそういったものの作成を今考えているところです。そういうことで、ファーマーズを拠点にしてその周辺の照屋地区に町外からの観光客を呼びたいというのが私と言いましょうか照屋区の気持ちです。その通り道に照屋区のトイレがあるとしたとき、照屋区だけのではなくて観光客を呼び寄せるんだといったこの照屋区に一括交付金の活用対象にならないのかお伺いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。青年会館という名称が付いておりますので先ほど教育長からお答えしておりますけれども、ただいまのご質問はファーマーズに関連しまして照屋地区に観光的な人々を誘致したいということでトイレが必要だとのことですので私からお答えさせていただきます。観光客誘致等を目的としたトイレの整備については可能だと思いますけれども、ただ、一括交付金を活用するためには今現在、照屋区にどの程度の誘客があるのか実績がどうしても必要となります。誘客の実績をある程度積んで、その実績を基に一括交付金を活用してトイレも整備をすることは十分可能だと思いますので、町としましても本部区を含めて観光客、町外からいらっしゃる方々のためのトイレ、一括交付金を活用したトイレの整備について今後検討してまいりたいと考えております。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 どうもありがとうございました。ということになりますと、実績作りとなりますので、ただ言葉だけではなく実際のやる気を示したいと思います。どうもありがとうございます。
次に、食の応援事業について(1)です。私は先ほどの答弁にありました文化センターでのいろんな共催、講演会やポスター展は、成功だったと評価します。講演会に120人の聴衆の皆さんが集まったということは、その会場の規模からしても満席だったのではないかとみています。そのときうまくいった内容が、町民に広報などで知らされているのかどうか。できればアンケートなど細々したことも伝えることによって食に対する認識をさらに高めることができると思うのですがいかがでしたでしょうか。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。先ほど副町長から答弁がありましたとおり、アンケートを取った結果、講演会の声として大きかったのが改めて食の大切さを知ったとか、油の使い方や野菜の摂り方についてもっと考えていきたいとか、あるいはその場では現在の食事、昔の食事あるいは食物に含まれる脂の量などを展示しました。それから、全国でワーストナンバー1ということで、当然、沖縄は脂が多い、野菜や魚の摂取量が少ないとかそういうものを直に展示して講演を行いましたので、講演を聞いた町民の方々は先ほど述べたとおり食の改善が必要だと感じています。議員おっしゃるように、そういう意見があったというのは、今からの保健指導としてぜひ活用していきたいと思っております。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 どうもありがとうございます。つまり、この意識づけというのは、その1対1だけじゃなくて1から10、100と町民へ伝えてはじめて意味があると思うのです。講演会なり事あるごとにその情報が発信できるようなシステムが作られていればいいと思うのです。一人一人が持った情報を皆で共有できるようなシステムをお願いしたいと思います。
それから次の食の応援事業について。健康レシピカレンダーが町民の女性に人気があると聞くがその活用状況はどうかでは、冷蔵庫に貼ったり、スケジュール手帳として持ち歩いているという声があるとのことですが、私も持ち歩くまではしていませんが机の上に置いて活用しています。
ところで、副町長は男性としていかがですか。どう使われていますか。
○議長 宮城清政君 副町長。
○副町長 国吉真章君 お答えいたします。私も勝議員に負けず健康には人一倍気を配って自己健康管理に努めているところです。ですから、町の保健師にも機会があれば私の人間ドックの結果を見せていろいろ健康指導も受けていますので、これからもますます健康管理には気をつけて元気で長生きできるようにこの健康レシピカレンダーを活かしてまいりたいと思っています。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 どうもありがとうございます。国吉副町長は、私と同じ人種だなということで励みにもなり一緒にやっていこうというエールを送りたいと思います。周囲から町長はどうした、町長も出せとお話がありますので、町長はいかがですか。お聞かせください。
○議長 宮城清政君 町長。
○町長 城間俊安君 お答えします。勝議員がおっしゃるように、健康管理について私もうちの保健師によく言われております。私たちが保健指導へ行くと、その前に上司はどうなっているのかと町民から言われるのだと、町長が努力しなければ私たちが健康管理の説明に行っても聞き入れてもらえないと、だから町長自らぜひがんばってもらいたいとエールがあります。これに対して私は5年前から平均1万歩歩こうということで、以前は千歩計でしたが今は万歩計です。一日一日の記録を、一週間に1度、担当に報告をしながら管理するようにして、町長もこのようにやっているのだと、日程的にも厳しいなか時間を割いて日々怠ることなく努力しているのだと町民に対して保健師の皆さんも指導がやりやすいということで、また私自身も3桁あった体重が今は2桁になっております。町民に説明する前に自ら努力するべきだとよく言われますので、そういう意味では努力をし、さらに「がちまや~」の集まりで講演を聞いたとき、私たちの食にはやはり脂が多いなと、私も天ぷらなどそういうものが好きなものですから、こういうものから少しセーブしなければいけないなと感じました。また、野菜は少なめでその代わりに牛を食べ穀物を食べようという誤った部分がたくさんあることが指摘されて反省しまして、先生がおっしゃることを一遍にはできなくても努力していくこと、継続していかなければいけないという思いであります。保健師の皆さんからも町長自ら努力をしなさいという叱咤激励を受けておりますので職員が仕事をしやすいよう私も努力しなければいけないという思いで、動くことに関心を持って、これが長寿の秘訣、健康管理にもつながるものだと努力してまいりたいと思っております。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 町長、どうもありがとうございました。私も日頃から町長には何か言ってやらなければいけないと思っておりましたが、そうなると角が立つものですから、このように議会の場で取り上げて堂々と聞けるのは議員冥利に尽きると思っております。どうもありがとうございました。町長が意識改革をしようということがすごく分かりました。私が今日訴えたいことを一言で言うならば、町民の意識改革なのです。それを町長自らが実践なさっているという、そこに一番のモデルがあるのだということで、これから南風原町の健康を考えるとき私自身もあちこちで宣伝しますのでぜひ今日お話されたことを実践なさってください。千歩計も万歩計になりましたし、よろしくお願いします。
次に、食の応援事業の(3)食の面から取り組む健康づくりは云々とあるのですけれども、私自身も難しくてどうしようかと迷った質問です。特定健診の結果、南風原町ではメタボリック症候群が40パーセントの約4割、高血糖の方が約5割という実態から、保健福祉課は町民の食生活は脂肪の摂り過ぎと野菜の摂取が少ないと分析しているわけです。それを個人に伝達するわけです。伝えられたほうは、それを重々承知だと思うのです。先ほどお話しましたように、その意識をどう変えていくか、健康づくりにどのように活かしていくかが私の趣旨でした。先の答弁で、町民が自分に合った食事を選択できるように取り組んでいきますというところから、どう取り組むのかという流れへ行ければ一番いいかと思います。学校教育のなかでは、子どもたちは食育活動を通して食の健康づくりへの意識づけができているわけですよね。子どもたちは素直ですから、うまくいく可能性は高いわけです。私はもう65歳になりますが、大人は食のスタイルについて今一度考えなければいけない。けれども、先ほどの町長の答弁を聞きまして、これはいけると思いました。町長は絶対に守ってくれると思います。その今まで油が多かったものを、天ぷらが美味しかったものをちょっと控えめにするということを。私たちは日常のなかで果たしてそれができているかという問題なのです。そこまでいかないと物事というのは終わらないと思うのです。情報を伝達しただけでは、この情報を机の上に置いてあった、ポケットに入れてあった、引き出しに置いてあっただけではなく、引き出しから取り出して意識を変えていく、行動に移していくところまで持っていくこと。確かに今の行政にそれを求めるのはすごく難しいと思います。町民が意識をそういった方向へ持っていく流れを作れば、しめたものだと思うのです。次にいきます。
次は、その普及啓発方法についてです。横断幕4枚の各3種類で合計12枚。これをこの場所以外、各自治会公民館にはいろんな催しものがあるなど人が多く集まりますのでそういった所への配布もどうでしょうか。予算面もあると思います。1枚5,000円ぐらいかかりますでしょうか。20掛けて10万円。でも10万円で健康が買えるならいいという発想なのですが、いかがでしょうか。各自治会公民館にもその横断幕を掲げてみるというのは、いかがですか。お答え願います。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。平成26年度は、12枚作製しております。先ほど答弁があったとおり、6カ所に掲げられていまして、余裕がある2カ所には3枚、場所によってはどうしても1枚しか掲げられない所には1枚ということでやっております。議員おっしゃるように各字ということも一つの手ではありますが、より多くの方の目に付く所、ということでやっています。それ以外にポスターが別にあります。それはだいぶ枚数があって3種類ありまして、各自治会や公共施設、役場等にも貼られていますので、部落や公共施設にはポスターを貼っていきたいと考えております。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 どうもありがとうございます。ポスターも目で見る視覚に訴えるのですけれども、それよりもっと大きなものが横断幕だと思うのです。もちろん使用目的に大きな違いはあるのですけれども、その効果は大きいと思うのです。ですから、先ほど申しましたように自治会。とはいっても所狭し、また予算の面からもあちこちにというわけにもいきませんでしょうからそういったことも考えてみていただきたいと思います。
それから、ちょっと気になりましたのは、長期間掲示していく予定だとあります。長期間とは1カ月なのか1年なのかということもありますけれども、そうではなくて注意を引くためにある一定期間掲示しまして、それを取っ払って、あれっ、あれはどうなったのといったところを見計らってそれをやるというように、ちょっと間を置いてやることも一つ手ではないかと思うのです。とにかく、ポスターの意味するところは、注意を向けさせることが大きな目的ですから、そういった感じでやってみるのもいかがかと思うのです。答弁はよろしいです。
それから、次の町民への普及啓発方法は、横断幕以外に何があるかとなりますと、のぼりを立てられていたのでしょうか。PRするためののぼりもありましたか。私は記憶にないのですが、そこはいかがでしょうか。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 ご質問ののぼり、桃太郎旗などと言いますけれども、今回は作っておりません。特定健診のほうでのぼりを作って、これとは別の事業でやっております。長寿県復活のためののぼりはないということですね。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 のぼりがいいなと思いましたのは、今度の選挙活動でした。のぼりには大きな効果があるかと思っています。そのことにはあとで触れますが、今日は言いません。のぼりも考えてみていただきたいということですね。次にいきます。
普及啓発活動をするときに、情報伝達の仕組みが組織化されてという質問がありますけれども、答弁の内容で「広報はえばる」の活用とありましてそれはそれでいいのですが、私が組織化されたと言うのは例えば地域の女性会とか老人会、PTA、そういったものを組織化してということの趣旨ですね。町行政から町民へ情報が届く、そのプロセスにそういった方たちを活用してはどうですかという意味なのです。ぜひそのようにやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 お答えします。議員がおっしゃるように各字でというのも非常にいいことでございます。各団体等も含めてなのですが、一昨年ですか老人クラブの定例会で長寿に向けての食の講演を保健師さんがやっております。こういうかたちで支部に出向くこともいいですし、各団体でぜひこういうものをやってもらいたいということがあれば講演会あるいは説明含めてやっていきたいと考えております。その組織化については、母子推進員とか特定健診の協力員さんもいますので、そこをどうにか利用できるかとも思っていますし、これは大きな課題ですので長寿に向けては全県上げての課題ですのでそういう組織ができたらなということで今から取り組んでいきます。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 どうもありがとうございます。そういった組織化ができればいいと思います。次の質問にいきます。
健康づくりをより普及させるために、地域の応援スタッフの育成ができないかということで、例えばどういったスタッフかと言いますと、私の考えなのですが健康づくり推進員と言うのでしょうか推進するためのスタッフです。そういったところはどうかというお話です。いかがですか。
○議長 宮城清政君 民生部長。
○民生部長 金城宏伸君 町として健康づくり推進協議会というものがあって何名かの委員がやっていますけれども、それを組織化して、できれば字単位で組織化して、僕らとしては非常に希望する組織です。ぜひそれを作っていきたいのですが、まずはそういう意識を作り上げて、各字の委員としてやってもらえる方を募集なり、南風原町の健康を字単位で支えていくという組織があれば非常にいいなと思っていますので他の市町村にあるかどうか含めながらぜひ健康に関心を持つような組織を作っていきたいと思っております。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 そういった組織を作ると大きな力になると思うのです。ぜひ立ち上げていただきたいと思います。
次の(5)ですが、そこで健康への意識をさらに高めるためにも全町民を対象にした意見発表会や講演会などを開催できないかとお伺いしました。これから検討していくということでありました。どういった意見を発表するかと言うと、それぞれいろんな事業がありますが、その事業が行われたとき町民がどう捉えたか生の声を聞くことは非常に大事だと思うのです。特定の人たちにアンケートを取るよりも、じかに参加した人たちの意見を収集することは非常に大きな意味があると思うのですね。それから、健康に関する教育講演会なども一年に1回と言わず事あるごとにやっていきたいと思います。勉強みたいな形式で、ちむぐくる館のホール規模でもいいですし、一年1回ぐらいは黄金ホールで大々的にやってもいいですし、健康に対して南風原町はすごく意識が高いのだと周囲に知らしめるためにもぜひこういう感じで講演会なり意見発表会をする。メタボから健康になった人というのは、自分をどう自慢しようかとむずむずしているのです。ジマナー大会と名づけてもいいですし、とにかくそういった人たちの考え方、気持ちというものを大事にしてそれを周囲に知らしめて、健康に対する意識がもっと高まるようなシステムづくりをぜひ考えていただきたいということなのです。次の質問にいきます。
この全町民参加型の運動会開催については、結局事業量の観点から現段階で難しいということには、できるかなと期待をしていたものですからちょっとショックを受けました。運動会そのものは駄目でも運動会で使うような競技と言うのでしょうか、そういったものを考えていただきたいのですね。保健体育事業計画のなかに、来年1月にはウォーキング大会を開くとあります。例えば黄金森は1周650メートルでしょうか、いろんな歩き方をしている人たちがいますが、それを運動会形式にして歩いてもらうとか、そこで歩き方の姿勢とか動きとかいろんなところで評価してやるというのも競技として成り立つのではないかというのが私の考えです。そのように種目を考えてみてはどうでしょうかという話です。実施状況や事業量の観点から現段階で難しい状況ですと言ってしまうと、質問したほうはではいつできるのだとなるのですが、いつごろからなら対応できるとお答えできますか。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。先ほどの答弁でございますけれども、全町民参加型の運動会は現段階で非常に難しいですよということなのですね。もちろんそれはいつからかとなりますと、町民皆さんの盛り上がりという議員ご質問の趣旨としておっしゃっているやはり意識の改革なのですね。教育委員会といたしましては、町民の健康増進ということで保健事業を推進しているわけですけれども、それをやっているなかから陸上競技大会のような記録、勝負といったものに重きを置くのではなくて、議員おっしゃるように全町民的に、リクリエーション的に何かやりましょうという機運が盛り上がってくると主催する側としてはやはりやりやすいわけです。現段階ではそういった雰囲気はありませんねということなのです。それがなぜかと申しますと、答弁いたしましたけれども現段階では町民がスポーツを多岐にわたって楽しんでいらっしゃる。高校の同級生チームで野球大会に出ている、あるいはまた地域の同級生同士でいろんなクラブ活動に参加しているとか、そういったような価値観が多様化してきていましていろんなかたちでスポーツ活動をなさっているものですから、そういったものをさておいて、取り敢えず町民が一箇所に集まってリクリエーション的な運動会をやってみましょうというのは、まだまだ時間をかける必要があるかという認識でございます。そういうことでございまして、現段階ではちょっと難しいという答弁になりました。以上です。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 どうもご丁寧な答弁をありがとうございました。あとになるのですけれども、陸上競技大会のところで陸上競技のなかのアトラクションというのでしょうか、そう言うと失礼になるのでしょうか、小学生のリレーがありますね。ああいった感じの捉え方で取り入れられると僕はスムーズにできると思うのです。ぜひお考えになっていただきたいと思います。次にいきます。
陸上競技大会の盛り上げについて(1)町体協のホームページのところで競技結果はアップしましたが大会プログラムなどは掲載できず云々とあります。私も実は3年、4年も前からアクセスしています。僕のコンピュータが悪いから駄目なのだと認識していましたので、ここで僕のコンピュータが悪いのではなくて町体協の対応がちょっとまずかったのだということでちょっとがんばってください。ぜひ来年からはアップしていただきたいと思います。
次の競技大会の盛り上げについて、こちらでも横断幕が出ます。それが3枚ではすごく少ないような感じがします。先ほど健康づくりのところでもお話しましたけれども、公民館あたりにもできるようなやり方をしていただきたい。そこはどうでしょうか。
○議長 宮城清政君 教育総務課長。
○教育総務課長 仲村一夫君 お答えいたします。ただいま議員から提案がございましたように、まず経費をかけず自分たちで手作りででも写真入のポスターを作製し各字・自治会へ配布するよう次年度からは対処していきたいと考えております。横断幕につきましても、限られた体協の予算の範囲内でがんばって増やせるよう努力していきます。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 確かに金がかかることは大変です。例えば横断幕を掲げるとき、何々がいつどこでどうするという文言を入れますね、これを、いつということと第何回であることも入れないで、大きく陸上競技大会と入れておけば10年も20年も使えるわけです。もちろんこれがちぎれたりしなければの話ですけれども。つまり、陸上競技大会がそろそろ近づいているのだなと知らしめるだけでも僕は大きな効果があると思うのです。私の目が悪いのかどうか分かりませんけれども、交差点をパッシングするとき、いつだったかは見えないですよ。皆さん、そう思いませんか。交差点の横断幕は、大きな文字しか見えません。それからしてもだいたい日にちは適当でいいのではないかと、適当もいけないですが、毎年使えるように。あるいは、町の計画のなかで第3日曜日だと決まっているのであればそれで作ってもいいではないですか。そうすれば予算も10年分を1年で通せるじゃないですか。という提案です。
次に、最後ですが、昔の運動会は今と違い字の対抗意識が強くすごく盛り上がったものです。あの盛り上がりをもう一度と願いたいということで私の最後の質問になりますけれども、多くの町民が黄金森に足を運び、競技大会が盛り上がれば自ずとそこで競技する選手たちもよりがんばれるわけです。がんばれば良い記録も出て、選手や観客皆が笑顔になり、体も調子良くなり健康になれるということです。これで、私がいつも言っております笑顔で健康な南風原が作れることになるのです。ここで第一人者であられる城間町長が、笑顔と健康な南風原にするために、われわれ町民は、そして町政はどうあればいいか最後にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 町長。
○町長 城間俊安君 お答えします。まさに笑顔あれば健康、町の活性化につながる、健康につながるものだと思っております。競技大会については、おっしゃるとおり20年前、30年前とは雲泥の違いだと、また教育長からもありましたが多岐にわたって競技が盛んになっていて、若い人たち、子どもたちがバドミントン、バスケットボール、サッカー、テニスと種目が多岐にわたって、またその競技大会も多岐にわたっているものですから分散されたのかと思っております。しかし、原点は1つだと思います。皆が関心を持ち、特に選手を選考するために地域の皆さん、体協の皆さん方が相当ご苦労なされているのも聞いておりますが、以前とは親の関心度が違っているのではないかと感じます。子どもが寝ていても、今日は何があるよ、行くべきじゃないかと言うべきところを親も指導すべきものを怠っている部分、私も含めて若い人たちに参加を促すことを怠っている部分を反省すべきではないか。以前は何か地域に催し、町に催しがあれば親からも声をかけるように、家庭でも声をかけることがあったものが今は疎かになっている部分があるのではないかという思いがあって、何らかのかたちで盛り上げて、町民参加型、一人でも多く陸上競技場に足を運んでもらいたい、交流を深めてもらいたいということで今は2中学校4小学校の子どもたちの陸上競技大会をやっております。また、小学校の知念地区陸上競技大会参加は、5年・6年生ですが、町内においては4年生から参加をさせ、さらに地区大会代表は1人のところを町大会においては各学年から2人を参加させるというようにして、お父さん、お母さんも自分の娘、息子がエントリーすると参加してみようと、町陸上競技大会以上に2中学校4小学校では親の関心度も変わってきたのかなと思っております。こういう延長線を今後もっと幅広くやっていくよう試行錯誤して参加させ、さらには町の陸上競技大会には2中学校の子どもたちをエントリーさせております。昔は高校生、大学生のエントリーでしていたのですが、今は2中学校から男女とも参加をさせて、そうすれば青年たちとも交流、競い合いしております。学生も参加させることによって、幅広く皆が見やすいよう試行錯誤しておりますので、地域の役員の皆さん方も相当ご苦労なされていますが、私たちもいろんな角度から盛り上げていくよう努力をしてまいりたいと思います。ぜひ議員の皆さん方にもこういうスポーツ大会においては率先して参加してもらえればありがたいと思っております。議員が参加すれば、町民にも、また役場職員にも励みになると思いますのでぜひお願いしたいと思っております。
○議長 宮城清政君 3番 大城 勝議員。
○3番 大城 勝君 町長、ご丁寧にありがとうございました。議会を初体験させていただきましたけれども、これから4カ年間、1カ年に4回だとするとあと15回を今のやり方でやっていきたいと思います。とにかく私は、健康と笑顔をテーマにしたところからの出発ですのであまり金にはならないところもありますけれども、勉強して町政のために、町民目線を立ち位置にがんばりたいと思います。皆さんよろしくお願いします。以上で質問を終わります。
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前10時58分)
再開(午前11時11分)
○議長 宮城清政君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。14番 金城好春議員。
〔金城好春議員 登壇〕
○14番 金城好春君 本日の二番手として、通告書にしたがい3点質問をいたします。よろしくお願いします。
まず、小中学校の学力向上についてお伺いします。沖縄県は、2014年度全国学力テスト小学校が2007年度の調査開始以来、初めて全教科で最下位を脱出し、全教科平均で24位に躍進したとテレビニュースや新聞報道で知りました。大変喜ばしいことだと思います。そこでお伺いします。(1)南風原町の小中学校の学力テスト結果は、県平均と比べてどうなっているか。また、全国平均と比べてどうか。(2)電子黒板を各学級に配置したが、児童生徒の学習意欲や学習態度に変化は見られるか。また、先生方の電子黒板に対する評価はどうか。
2.町道にカンナの花通りの愛称を(1)本部公園線の町道6号線と町道29号線を「カンナの花通り」と名づけることはできないか。そのうえで第一団地前と津嘉山北地区内の中央線との交差点などの人通りの多い道路等にカンナの花通りと書いた立て看板の設置はできないかどうかお伺いします。
3.南風原南インター十字路の安全対策についてお伺いします。(1)南風原南インターの十字路を右折する際、間違えて相手コースに進入しあわや正面衝突になろうとする場面を数回目撃した。あまりにも十字路の幅員が広すぎることで感覚が分からなくなるのではないかと思われる。右折コースに違う色の塗装や矢印で誘導する等で安全対策は取れないか。以上3点お伺いします。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 金城好春議員の質問事項1.小中学校の学力向上についてのご質問にお答えいたします。(1)でございますが、平成26年度の全国学力学習状況調査の結果は、小学校、中学校ともに国語A・B、算数(数学)A・Bにおいて県平均を超えています。また、小学校においては、国語A、算数A・Bが全国平均を超えております。特に算数Aでは、全国平均正答率78.1に対して、本町の平均正答率は82.5と高得点でありました。中学校は、全国平均にはまだ及びませんが、昨年より全国との差を半分近く縮めております。
(2)でございますが、電子黒板の全学級への配置については、電子黒板とデジタル教材の活用で児童生徒から授業が分かりやすく飽きない、実験を伴う授業で電子黒板に映した正しい解答と自分たちの行った実験結果との比較が即座にでき、授業の内容が分かりやすいとの意見があり、児童生徒の学習意欲の向上に役立っています。先生方からは、電子黒板の導入により視覚的な効果で児童生徒の視点を集めることができ、興味関心を持たせることができていることや児童生徒に教えている内容について理解を深めるのに役立っているなどの評価を得ております。以上でございます。
○議長 宮城清政君 副町長。
○副町長 国吉真章君 2点目の町道にカンナの花通りの愛称(1)についてお答えします。本部公園前の町道6号線と町道29号線をカンナの花通りと名づけることについては、他の町道にもカンナの花の普及を図っておりますのでそこをカンナの花通りの愛称でいいのかその決め方についても検討が必要と思われます。今後、愛称が決まればそこへの立て看板の設置については可能と考えております。
3点目の南風原南インター十字路の安全対策について(1)ですが、ご質問の交差点は幅員が広く交差点中央までの右折だまりの距離が長くなっています。そのことから右折車両の進入コースは白い線で誘導表示されていますが間違うことも懸念されます。ご提案の改善策についても関係機関へ要請を行いたいと思っています。以上です。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 学力向上について再質問をいたします。まず学力が向上した要因としてどんなことが考えられるかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 教育指導主事。
○教育指導主事 山内庸子さん お答えします。本県は、20年近く学力向上に取り組んでまいりましたが、なかなか結果を出せないでおりました。それでこの4、5年、本当に学力向上対策から推進に変えてまいりました。推進に変えて何が変わったかと言いますと、先生方は各学校で授業改善に取り組んでいます。この授業改善とは、全国学力テストの結果を分析して自分の学校はどこが弱いのか、それから到達度調査は県で行っていますがそれも終わるとすぐに採点をして分析をしています。どこがまずいかということをしっかり分析して、職員全員で考察して、ではどのように取り組んでいくか対応策を検討します。実際にそれを実践しています。それから、県を上げて学力推進ということで成績の悪かった学校など授業の参観へ行って、このように授業を改善してはどうかということで具体的に指示があります。それから各学校においてもお互いで確実に授業を公開して、お互いの授業を改善していく方向に向けています。それから朝の自習時間、昼休み時間、放課後の時間、下位の子どもたちに対しての補習授業をそれも個別に先生方は時間を割いて行っています。そのような積み重ねが今回功を奏したのかと思います。
それから今ありました電子黒板。そういう設備、環境もどんどん整ってまいりましたので、そういうものも授業改善に活かされています。そういう結果の表れかと思っています。以上です。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 ありがとうございました。いろんな取り組みが功を奏して躍進につながったという報告を受けました。それから、前にも取り上げましたけれども、地域の力で学校を支援しますということで学校支援地域本部事業がありますけれども、それに関してはいかがでしょうか。
○議長 宮城清政君 教育指導主事。
○教育指導主事 山内庸子さん お答えします。その効果もたいへん大きいです。学習支援ボランティアを派遣していただいて、テストの採点、それから授業中に側で教えてあげたり、放課後の補習授業、夏休みの補修期間、そういうものにも活用しています。それから、総合学習の時間、社会の時間、いろいろな時間でこの南風原応援隊の皆さん、地域の方々が先生となって生徒を刺激しています。そういういろんな体験活動が子どもたちの学ぶ意欲につながって、学校だけではなく町上げて支えてもらっていることを本当に感謝しています。以上です。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 小学校と中学校と比べましての支援の数ですが、中学校も同じく活用されていますでしょうかお伺いします。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。学校への学習支援でございますけれども、基本的には教育委員会が派遣しております学習支援は、小中各学校1人ずつであります。それ以外にも先ほど主事からございました学校支援地域本部事業から派遣されております学習ボランティアの皆さんに関しましては地域の方々でございますので、朝の宿題の確認や丸付けなどといったことは学校から要請があるときに、コーディネーターが連絡を取りまして地域の退職教員あるいは保護者に参加をしてもらう手法でございます。各学校に何名ということではなく、そのつど、支援本部でコーディネートしているとご理解をお願いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 新聞等を読みますと、先進地視察のお話が載っていました。秋田県でしたか、そういう先進地視察は今後も続けていくかどうかお伺いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。この先進地視察に関しましては、非常に大きな効果が出ましたのが先生方の意識の改革でございます。これまで先進地視察に行きましての報告研修会等を見ますと、5年前とずいぶん変わりましてたくさんの先生方が参加してくれますしいろんな意見も出してくれます。そういうことで教育委員会としてはそれなりの成果は出ていると認識いたしておりますので、今後も続けていきたいということで予算も要求してまいりたいですのでぜひご審議の際はよろしくお願いしたいと思っております。
失礼しました。付け加えまして今後考えていきたいのが、保護者の皆さんにも参加していただきたいということで、教育委員会としてはこれからPTAにも働きかけをしていきたいと考えております。これに関してはPTAの予算で対応していただくことになろうかと思いますが、いずれにしても先生方と保護者と教育委員会と三者一体で先進地を視察したいという計画を持っております。以上です。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 沖縄県が7年ですか、最下位で学力問題が危惧されていましたけれども、今回、24位に躍進したことは全国の教育委員会にニュースが流れたと思います。そのこともあって大阪から沖縄県に、こんなに躍進した訳を知りたいと視察に来られたことが新聞でも紹介されていました。この学力向上問題は全国、全県、一番関心の高いことだと思います。また、テレビで見たのですが、今普及しているタブレットを児童一人一人に持たせて授業をやっている学校がありました。そこを先進地ということで視察に行く考えはないかどうかお伺いします。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。このタブレットを生徒へ配布することに関しましては、町長のご理解もいただきまして現在計画を練っているところでございます。これが予算化できましていざ生徒たちへ配る段階になるかどうかは分かりませんが、教育委員会としてはできれば指導者に研修会をするのか先進地へ派遣するのかこれからまた検討してまいりたいと考えております。電子黒板のときもそうでしたが、その操作取扱の研修もしっかりやって機器は活用してまいりたい基本的な考えでありますので、議員ご質問のとおり教育委員会としましてもしっかりと検討してまいりたいということでございます。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 たいへん素晴らしいことだと思います。ゲーム機、携帯電話、今はまたiPhoneですか、それからコンピュータ、いろんな機器がどんどん進んでいって、子どもたちはそれがとても好きなのですね。手にしたら離さない感じでずっと何時間でもこれで勉強したり遊んだりしますので、こういう機器を逆に利用して今後の教育向上に役立てていただければ大変ありがたいと思います。今後もこの学力向上に関しては、学校の先生方、教育委員会、PTAと協力してますます良い方向に向かっていくようがんばっていただきたいと要望してこの質問は終わります。
2番目のカンナの花通り。字本部区民が丹精を込めて育てていまして、本部公園前の町道にピンクと黄色のカンナの花が咲き乱れて、ここを通らなければ気が済まない、役場と行き来しながら毎日大変感動しているところです。この場所を見て苗をもらいに来るというお話を前にもしましたけれども、元祖カンナの花、字本部が元祖ですよという位置づけも大事ではないでしょうか。そうすると、本部区民もますますやる気が出てくるのではないかと思います。ぜひこれは早めに決めていただいて看板を掲げていただきたい。そして下のようには維持管理は本部区民がやっているというような文字を入れていただければ幸いに思います。もう一度、お伺いします。
○議長 宮城清政君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。大変良いアイディアのご提案、ありがとうございます。私どもとしましても、先ほど議員からもありましたカンナの花は南風原が発祥だと考えております。それが近隣市町村にも話が伝わりまして、例えば佐敷の国道などにだんだん波及しているのも聞き及んでおります。地域にあります本部のカンナの花の事業を推進するためにも、その看板設置ですとかそういった方面でできるだけバックアップしていきたいと考えております。愛称につきましては、そのカンナの花通りでよろしいのか地域で詰めながら早めに実施できるよう進めてまいりたいと考えております。
○議長 宮城清政君 14番 金城好春議員。
○14番 金城好春君 よろしくお願いします。2、3日前の新聞に宜野湾市大謝名自治会もカンナの花に惚れ込んでいるのですね。向こうを通りましたら、いろんな色のカンナの花が植えられています。この前の新聞では、老人会、自治会が新たにその通り沿いに植えていると掲載されていました。このカンナの花通りを見たら皆、植えてみたいという思いが出てくると思います。南風原町にも咲き乱れていますが、7月でしたか台風8号がやって来て地上部のほうは全部折れて、その後にまた芽が出て今の満開になっているわけです。台風にやられても地中に株がありますので2カ月ちょっとでまた芽が出て花が咲くというカンナの花は一旦植えるとすごい力で芽が出て花が咲いてくれる、本当に安上がりでどんどん増やすこともできます。普通の小さな花でしたら、苗を買って植えますけれども、このカンナの花は株でどんどん広げることができますのでとても良い花だと思っております。商工会長も自分の職場にカンナの花を1,000株ぐらい植えて観光客を喜ばせるということを聞いております。そういうこともありますので、観光誘致にもつながると思います。南風原町は海がありませんので、花をどんどん増やしてこの花でもって観光客を誘致することもできるかと思います。ぜひ通り名と看板設置はお願いしたいと思います。これも要望して終わります。
次に3点目の南インターの十字路安全対策なのですが、豊見城・八重瀬町方面の町道82号線から来る車と、北インターから来てこの十字路で右折する車が相手コースに進入してぶつかろうとする危険な場面をよく見てこの問題を取り上げました。これも早めに関係機関へ要望していただいて、何らかの対策を取っていただきたいと思います。また、来年ファーマーズも開設しますし、この近辺はますます交通量が増えると思いますので、早めの対策を要望して私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長 宮城清政君 休憩します。
休憩(午前11時38分)
再開(午後1時01分)
○議長 宮城清政君 再開します。それでは、通告書のとおり順次発言を許します。9番 赤嶺雅和議員。
〔赤嶺雅和議員 登壇〕
○9番 赤嶺雅和君 さっそくですが、南風原町は近年著しい人口増加が見られます。1.本町の都市計画と人口の影響について問う(1)市街化区域と農業振興地域の人口に大きな開きがあるのは何が原因と考えるか。(2)人口過密地域は学校がマンモス化しているが、過疎地域は人口増が見込めないのはどう思いますか。
2.学力向上と教育環境について問う(1)例年、沖縄の子どもたちの学力テストの結果は下位に甘んじているが、何が原因と考えられるか。(2)夏場の教室の温度は、子どもたちが集中できるような環境と思えるか伺います。
3.津嘉山駐在所の復活について問う(1)津嘉山の区画整理事業の影響で津嘉山駐在所が廃止されてだいぶなる。人口が増え商業施設が増えるなか、犯罪が増えているという声もありますが、今後、駐在所の見通しはどのような状況なのか教えていただきたい。(2)今後、津嘉山駐在所を復活させる考えはないか伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 副町長。
○副町長 国吉真章君 それでは、質問事項1.本町の都市計画と人口の影響について問う(1)と(2)は関連いたしますので一括して答弁いたします。市街化区域と市街化調整区域との人口の大きな開きについては、市街化調整区域内での土地利用がうまくされていないことが一つの要因と考えます。本町は、那覇市を中心とした那覇広域都市計画区域内で市街化区域、市街化調整区域の区域区分が定められており、市街化区域への編入は県の都市計画決定案件で編入に向けては非常に厳しい基準が定められております。しかしながら、平成16年度に市街化調整区域内での自己用住宅緩和区域が全域的に定められたことから、調整区域内でも自己用の住宅が多数建築されております。現時点では、緩和区域をうまく活用しながら土地利用を行うことで段階的ではありますが人口増が望めるのではないかと考えております。
質問事項の3点目、津嘉山駐在所の復活について問う。これも(1)と(2)は関連いたしますのでまとめてお答えいたします。津嘉山駐在所については、兼城交番の人員増によって強化統廃合を図るとのことで、平成21年3月24日に閉鎖しています。しかしながら、本町は都市化とともに人口も増え、それに伴い犯罪が増えることが危惧されます。やはり、身近に交番があることは犯罪の抑止につながると思いますので、今後の町内の状況を見ながら与那原警察署へ要望してまいりたいと思います。
○議長 宮城清政君 教育長。
○教育長 赤嶺正之君 赤嶺雅和議員の質問事項2.学力向上と教育環境について問うご質問にお答えいたします。(1)でございますが、全国学力学習状況調査結果で本県が下位に位置している原因としては、沖縄県は夜型社会と言われており、子どもたちの基本的生活習慣の面での問題や朝食の摂取率が全国平均より低く、就寝起床時間は全国に比べ不規則でございます。また、家庭学習の時間が少ないことなども考えられます。授業参観や学校行事への保護者の参加も全国平均より低いと言われておりまして、そういった状況もあるのではないかと考えております。
(2)でございますが、教室の温度につきましては、学校保健安全法に基づく学校環境衛生基準で10度以上30度以下であることが望ましいとあります。夏場の小中学校の教室では一部33度になる教室もございますので、暑い時期におきましては児童生徒が集中できないこともあるかと思っております。以上でございます。
○議長 宮城清政君 9番 赤嶺雅和議員。
○9番 赤嶺雅和君 ありがとうございます。では、1番から答弁に再質問をしてまいります。先ほどの人口増の開きがあるのは市街化区域と調整区域のお陰で、この調整区域の利用がうまくなされていないとありましたけれども、確かに市街化区域と調整区域の利用がうまくいってないとは感じています。特に毎回僕は話に出すのですが、私の神里部落では農振地域、調整区域に囲まれた区域が多くて農家の次男三男には家も造れないという話が聞かれます。農家の家族は造れるにしても、高齢化が進んで農業を続けることができない、それで畑はどうするのかと言われても答えがなかなか出てこないものですから、この農家の皆さんからは将来的には集合住宅でも建てて老後のことを考えているなど話が聞こえるものですから、毎回この質問をしているものでございます。調整区域には自己住宅緩和区域が指定されて、5年ほど前からある地域では緩和区域だから容易に住宅が造れると話は聞いたのですが、緩和区域ができていてもそこに住宅ができるとも限りません。この緩和区域ができてから次男、三男も住宅を建てるというような話は聞かれないものですから、指定されたからといって人口はなかなか増えてきません。そういう意味では戦後70年たつのですが、私の住む神里では人口が1,000名を超えたことは一度もありません。人口は年々減っているものですから、字費だけでの字運営はなかなか厳しくて、事務委託料もまた人口に左右されるものですから字運営が厳しい状態でした。2、3年前から字有地を改装しまして業者に貸出をして家賃収入が入るようになったものですから少しは緩和されるようになったのかと思います。そういうなか人口がなかなか増えず、しかも高齢化が進んで人口は減る一方、毎年小学校新1年生も10名以下となる時代になっています。われわれの時代は、男性だけでも12名あるいは15名でしたけれども、それに比べてだいぶ減った感がします。そういう意味でも先ほどから自己住宅緩和区域ができているから多数建築されてうまく利用できるのではないかと話がありましたが、実際としてはその土地利用がなかなかうまくいきません。そういう意味では人口増が望めないことは言うまでもありません。そういう原因のなかで、町は自己用住宅緩和区域を利用して人口増が見込める新たな策を持っているのかどうか伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長 宮城清政君 経済建設部長。
○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。緩和区域内での町の方針、施策があるかとのことですけれども、緩和区域内で町そのものが特にどういう利用を進めていくという構想そのものは現在ありません。緩和区域につきましては、以前と違いましてその地域に住んでいる方の次男三男ということではなくて、市街地、例えば那覇市に住んでいる方でも新たに購入して自己用住宅を建てることができるようになっておりますけれども、地域によってなかなか土地を他に向けて売買する事例がほとんどない所については緩和区域が設けられても人口の推移があまりないような状況になっております。あとは集落内で元々建物があった所、いわゆる既存住宅については、例えば集合住宅、アパートの建築ができる所もありますのでそういったものを各地権者の方々もうまく利用していただいて人口増が見込まれ、だんだん市街地にもっていく要件を満たしていくのが今後の方法ではないかと考えております。
○議長 宮城清政君 9番 赤嶺雅和議員。
○9番 赤嶺雅和君 ありがとうございます。答弁のなかでは、那覇広域都市計画区域のなかに含まれているから沖縄県の計画が非常に難しいという答弁をなさっているようですが、町長に伺います。この那覇市の都市計画から抜けることはできないですか。と、言いますのは、南城市、八重瀬町によりますと、抜けたという話です。以前に比べたら自由に住宅を建てることができるようになったと聞きますけれども、南風原町ではどうでしょうかお答えください。
○議長 宮城清政君 町長。
○町長 城間俊安君 お答えします。おっしゃるように、那覇広域圏の一角から南城市が抜けた経緯は、南城市において合併する以前の旧知念・玉城は那覇広域に入っておらず、南城市になってから那覇広域圏の一角にある住宅建設場所とそれから外れている地域があるのは同じ市民であるのに不公平だという部分で那覇広域から抜けるということ、またコンサルと連携しながら長い期間やってまいりました。それで私たち南風原町においても以前から県に強く申し上げているのは、那覇広域の一角であるのも分かりはするがしかし、県と私たちとでは視点が違う部分があること、南風原町には南風原町のまちづくりがあるのだと、県を中心にした那覇を中心にした計画と私たち南風原町らしさのまちづくりを考えると、やはり将来においては南風原町も独自のカラーを出すために広域から抜けることも検討すべきではないか。南風原町だけの問題ではなく豊見城市、糸満市、八重瀬町においてもお互いに町そのもののビジョンがある。これに対して県は、いつまでたっても那覇市を中心にする。周辺の市町村ではおっしゃるように南風原町内においても那覇に近い所と少し離れている所の大きな不合理が生じていることに対して、都市計画においても検討すべき時期に来ているのではないかということもいろいろ話し合いがされております。また南部の市長、町長も独自のカラーを訴えて、これに県が応えることができなければ私たちも離脱の方向、コンサルと連携しながら離脱する際に何がネックなのか、何に影響を及ぼすのかいろいろな角度から検討することも可能だと思っております。しかしながら、離脱するためにはそれなりのノウハウがなければできないものだと思います。私たちは離脱することもあるのだと、南風原町だけではなくて隣の町の皆さん方もそう位置づけていかなければいけないのではないか。離脱する前に、こういう問題も裏には含まれているのだと強く主張しながら南風原のまちづくりは考えていきたいと思っております。
○議長 宮城清政君 9番 赤嶺雅和議員。
○9番 赤嶺雅和君 ありがとうございます。那覇市の広域都市計画から離脱するのも一つの方法ではないかという話も聞いて非常に嬉しく思います。県の都市計画に歩調を合わせるのもいいのですけれども、南風原町は過疎地域を作ってはいけないと思います。そういう意味では南風原町は平均的に市街化できる区域と調整区域を分けるのは当然ですし、農業をしているわけですから農業地域を守ることも大事なことですけれども、この調整区域のなかに住宅が建てられるような緩和区域を今後とも進めていって、住民から問い合わせがあった場合には善処していただきたいと思います。市の広域都市計画の一部からは南風原町の都市計画としてどうしても歩調を合わせることができなければ、一旦抜けるのもいいのではないかと思います。町長からはそういう答弁をいただきましたのでこの質問は終わりとします。
次に、2.学力向上と教育環境についてにいきます。先ほど、沖縄の子どもたちは全国学力テストの下位に甘んじているが何が原因かと述べましたけれども、午前中の好春議員の質問のなかで主事の答弁に20年間向上推進委員会はがんばってやっと下位から抜けることができ沖縄の子どもたちの学力は向上していると聞いて安心しました。そういう意味では、先生方の多大なる努力が実ったのかと思います。そのなかで沖縄は夜型社会と言われており、基本的な生活環境の面では問題があるかという答弁でした。夜遅い時間から親が子どもを連れ出して買物に行ったり居酒屋へ行ったりするのが多々見受けられます。そういう面では子どもだけではなくて保護者の皆さんにそういう意識がないのかと思ったりもします。家庭学習の時間が少なくなって、しかも今は学校でも部活やらいろんな活動で家庭学習をする時間が非常に減っているような気もいたします。一度、私は部活の先生に、子どもたちは朝も夕方も部活をしていて、いったい家庭学習はいつやるのかと聞いたことがあります。そうしましたら、うちの学校では朝練は禁止されていますとのことでした。実際、学校では禁止されているけれども、部活によっては朝練をしている先生もいらっしゃるからということで、さっそく止めてもらいましたけれども、そういう意味では先生方と保護者が協力し合わなければなかなか解決しないものもあると思います。また、行政側としては、電子黒板を導入するなどという面では大きなサポートをして、学力向上の一端となったのではないかと思っています。(2)になりますが、夏場の教室の温度は子どもたちが集中できるような環境と思えるかと質問しましたが、先ほどの答弁のなかには一部33度になる教室があるので暑い時期においては児童生徒が集中できないこともあるとの答弁でした。子どもたちのことを考えますと、エアコンの導入をそろそろ考える時期に来ているのではないかと思います。他市町村では実際導入している所もありますので、南風原も一遍に全教室へ入れるのではなくて、毎年何台かずつ増やしていってもいいのではないかと思います。そういう面で行政側ももっとサポートするのもいいのではないかと思いましてこの質問をしました。学力向上と教育環境についてはこれで終わります。
3.津嘉山駐在所についてであります。答弁のなかには津嘉山北土地区画整理事業の影響で廃止されて兼城交番が増員となったと聞きました。確かに兼城交番は増員になって、3名体制で24時間パトロールもできるようになって非常に充実している状況です。しかしながら、この津嘉山区域は特に国道507号バイパスも開通しまして人口も増えています。商業施設も増えて、いろんな事件事故が増えているのではないかと思います。そういう意味では、近くに駐在所でもいいから早めに導入したほうがいいのではないかと思います。そうしなければ、地域の人たちは安全安心で住めるような地域にならないと思います。地域の人たちを安全に見守っていれば、子どもたちも安心して登校できるし地域住民も安心した生活が営めるのではないかと思います。町でも与那原署へ要望していきたいと答弁をいただきましたが、地域からも早めに要望を出して津嘉山駐在所をぜひ設置していただきたいと思います。もう一度、力強い要請をお願いしたいと思います。
○議長 宮城清政君 総務部長。
○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。議員からもありましたとおり、以前の兼城交番の体制が4人の3交替だったものが、今は5人の3交替ということで、沖縄県警としては以前よりも人員を増強して重点的に警備をしているという考え方は持っているようです。ただ、おっしゃいますように都市化とともに一般的には犯罪が増える傾向にあるであろうと予想されますので、今後の状況を見て、また地域の声も聞きながら、一緒になって同地区への交番の設置についても要請していきたいと考えています。
○議長 宮城清政君 9番 赤嶺雅和議員。
○9番 赤嶺雅和君 ありがとうございます。南風原町の犯罪抑止のためにも津嘉山駐在所の復活を望んでいますので、早急に要望していただきたいと思います。私の質問は終わります。