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平成26年第2回定例会 会議録(第4号-1)

2016年1月14日

 

 平成26年 (2014年) 第2回 南風原町議会 定例会   

第4号

6月19日 
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日程 件名  
日程第1 会議録署名議員の指名  

日程第2

 

一般質問

 質問議員名 質問内容  

赤嶺奈津江 

1.観光客誘致に向けた体制整備について

答弁 、再質問

2.南風原中学校体育館ピロティの整備について

答弁 、再質問

3.小中学校校舎の湿気対策について

答弁 、再質問

4.北丘小学校の通学路道路整備について

答弁 、再質問

宮城清政

1.地域インターネット促進事業の活用状況について

答弁 、再質問  

2.照屋・喜屋武・本部の下水道事業について

答弁 、再質問 

3.県営住宅の再生計画について

答弁 、再質問

玉城勇 1.広域図書館の計画について

答弁 、再質問

2.小中学校の図書の充実について

答弁 、再質問 

3.町内地域の均衡発展について

答弁 、再質問

4.町内土地改良区内の位置確認について

答弁 、再質問

花城清文

1.幼稚園でも生活困窮世帯に対し給食費を無料にしたらどうか

答弁 、再質問 

2.幼稚園教育の充実について問う

答弁 、再質問 

3.新川コミュニティセンターから真和志高校付近における下水道整備について問う

答弁 、再質問

4.新川43番地付近の私道の町道認定について問う 

答弁 、再質問

5.つかざんトンネル内の水漏れについて問う

答弁 、再質問

 会議録

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○議長 中村 勝君 これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。

 

開議(午前1000分)

 

日程第1.会議録署名議員の指名

 

○議長 中村 勝君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって10番 宮城寛諄議員、12番 浦崎みゆき議員を指名します。

 

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日程第2.一般質問

 

○議長 中村 勝君 日程第2.一般質問を行います。通告書のとおり順次発言を許します。6番 赤嶺奈津江議員。

 

〔赤嶺奈津江議員 登壇〕

 

○6番 赤嶺奈津江さん 一般質問3日目、私にとりましても今期最後の一般質問ですので気合を入れて頑張っていきたいと思います。前向きなご答弁をよろしくお願いします。それでは、通告書にしたがいまして質問させていただきます。ひととおり質問させていただいて、大きい項目ごとに一問一答で質問させていただきますのでよろしくお願いします。

 1.観光客誘致に向けた体制整備について(1)今、観光客誘致のために多くの事業を行っているが何をメインと考えてどのような営業活動を行っているか。(2)南風原町にはホテルがなく宿泊場所も少ない。地域によっては空家が多くなっている地域もある。空家を利用させてもらい宿泊所として活用することができないか。(3)観光協会を中心とした観光コースや琉球かすり会館を活用した体験型コースが必要だと思うが、受入体制などがどうなっているか。

 2.南風原中学校体育館ピロティの整備について。南風原中学校体育館のピロティは、雨天練習場として利用されている。とても利用価値のある場所となっているが、赤土で整備されているため校門から校舎への通路が汚れることも多く、黄金森陸上競技場と同じようにタータンで整備できないか。

 3.小中学校校舎の湿気対策について(1)梅雨時期や雨天が続くと、校舎内の湿気で床が濡れるほどである。子どもが滑ってけがをした等の事故報告はあるか。(2)校内の湿気対策ができないか。(3)全教室に空調設備を入れることはできないか。

 4.北丘小学校の通学路道路整備について。現在、正門入口以外に車が通ることのできる別の通学路の整備ができないかお伺いしたいと思います。以上、4つの問いでよろしくお願いします。

 

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○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。

 

○副町長 国吉真章君 それでは、1点目の観光客誘致に向けた整備体制についての(1)何をメインに、そしてどのような営業活動をしているかのご質問にお答えします。観光客の町内への誘客がまだ十分でないことから、訪れた人々を心からおもてなしできる受入体制づくりとともに、インターネットによる観光ポータルサイトやWFi整備などによる観光案内サービスを充実させることで、まちまわりプログラムや歴史と文化ツーリズムの推進を行っております。(2)空家を利用させてもらい民泊所として活用することができないかについてでありますが、ご提案の空家等の情報があればその物件の状態などと併せて民泊所としての活用方法について情報整理や研究等を検討していきたいと思います。

 3点目の観光コースや体験型コースなどの受入体制についてでありますが、受入体制は観光協会を中心としたまちまわりプログラムとして字の歴史をまわるまちまわりやかすりの道巡り、古民家でお茶会などを実施しております。また、体験型コースとしては、琉球絣事業協同組合が行う琉球かすり会館での絣織り体験として絣コースター織り体験などが実施されています。受け入れの一貫として、かすりの道を利用した観光コースでは、地元の方々の協力が必要ですので、かすりの道散策でコースに隣接した工房などではトイレや休憩箇所、工房見学等の受け入れの連携により事業を実施しております。以上です。

 

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○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 質問事項2番目の南風原中学校体育館プロティの整備についてご質問にお答えします。(1)でございますが、体育館ピロティの整備につきましては、文部科学省などの補助事業で該当するメニューがないかどうか前向きに検討してまいりたいと考えております。

 続きまして、小中学校校舎の湿気対策に関するご質問にお答えいたします。(1)でございますが、湿気で濡れた校舎内の床で児童生徒が滑ってけがをした等の事故報告はここ4、5年ございませんでしたが、学校に確認しましたところ廊下で児童生徒が滑ってけがをしたのが2件あったと連絡を受けております。(2)でございます。湿気対策につきましては、雑巾やモップでの拭き取り、窓を開けて風通しをよくすることや掲示物、それから学校放送、校内放送等による児童生徒への注意喚起で対策に努めてまいります。(3)でございますが、クーラーのご質問ですけれども、特別教室はクーラーを設置しております。普通教室につきましては、現在のところ全教室へのクーラー設置の予定はございません。

 質問事項4番、北丘小学校の通学路道路整備に関するご質問でございますが、(1)北丘小学校は周辺道路との高低差があるため現在、正門の進入路以外に車道の進入路整備は厳しい状況でございます。しかし、議員ご質問のとおり、教育委員会といたしましても緊急時の進入路は正門以外にも必要と認識いたしておりますので、この件に関しましても鋭意調査してまいりたいと考えております。以上でございます。

 

 

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○議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん それでは、1番から再質問させていただきます。先ほどの答弁で、訪れた人々を心からおもてなしできる受入体制づくりとありましたが、どのようなおもてなしができる体制づくりを考えていらっしゃいますか。「おもてなしできる」という言葉は伝わりますけれども、その「おもてなしできる」体制をどのように考えていらっしゃいますか。

 

○議長 中村 勝君 金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。今現在については、観光協会等もそうなのですけれども、観光地としての情報発信力が未整備ですから、まず「おもてなし」ということで1点目には自分たちのまちがどんなに魅力があるのかを町民も含めて分かってもらうことがあります。2点目なのですけれども、かすりの道を中心とした着地型の観光がメインになっていますが、そのかすり道路の整備、清掃、それからカンナの植付けといったかたちで進めています。さらにもう1点は、答弁のなかにもあったのですがその散策のまわりの工房などの人たちにお願いをして受入体制をつくっていただいているのですけれども、その人たちにトイレを貸してもらったり休憩所を貸してもらったりしていますがそのへんの清掃だとか快く受け入れができるようにその話合い。それから、職人たちが一生懸命作業をしているところにちょっと口を挟んだりとか仕事の邪魔になったりはするのですけれども、そのへんも少し受け入れていただいて、もう一度来たいと思うようなものを一つ一つやっていこうと心掛けております。以上です。

 

 

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○議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。地域の整備がメインになってきているということでよろしいのだと思いますけれども、お金をかけてというのは地域整備だけではなくて答弁にもありましたように受け入れをしてくれる工房さん、事業所さん、そういったところにトイレを貸してもらうということで実際にはお金が見えないところで動いているわけです。そういったところへの手当などはどうなっていますでしょうか。

 

○議長 中村 勝君 金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。名人登録とか体験コースのなかで実施されるものについては体験料としてお金が少し入る部分があるのですけれども、工房さんでありますとかそのへんのお金とかの収受などには至っていません。今後、その整備方法とかお世話になった部分をどのようなかたちで返していくかこれから話合いをしてその方法を検討していく段階でありまして、かすりの道周辺でこちら公共のほうから直接的に物を整備するようなことはやっていないです。以上です。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。実際に体験といったものにはお金は発生するけれども、工房さんの見学やトイレなどの借用については特にないとのことだと思うのですが、やはり継続して観光地として受け入れる際に、何らかの特典がない限り、仕事の手を止めて受け入れしてということは、その仕事を再開するとき普通に続けるよりもパワーが必要だと思うのですね。ですから、継続するなかでこういう負担があるのであれば受入れできないということがないように、ぜひ前向きに受入れしてくれる方々への何らかの特典、手当を考えていただきたいと思うのですがやっていただけますでしょうか。

 

○議長 中村 勝君 金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 提案ありがとうございます。ぜひそのへんについてはこちらも前向きにどういうことができるかもう一度整理しまして、観光協会もそうなのですが地元の方も交えて知恵を出し合って情報を整理したあと、再度そのへんについて考えていきたいと思います。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん 誘致に向けた体制整備ということで再質問をさせてもらったのですけれども、やはり受け入れしてくれる場所、見てまわりたいという場所があってはじめて観光が成り立つと思いますので、南風原には昨日ですか知念富信議員からもあったように表に出ていない文化財と言いますか、内嶺城とかそのへんのところもできれば遺跡巡りなどといったツアーを作ってみたり、南風原にしかないもの、南風原にある遺跡のなかでも伝説だったりそういうものも広報に活用していただいてぜひ整備していただきたいと思います。

 誘客についてなのですけれども、営業活動はどうなっていますかということで質問させていただいたのですが、その答弁が見えなかったものですから、町や観光協会が実際に県外や修学旅行生などにアピールをかけているのかどうなのか答弁をお願いします。

 

○議長 中村 勝君 金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 質問の営業活動の状態によるとは思うのですけれども、直接的にこちらから営業をかけるという手段についていくつかありまして、1つは南部地区で観光協会というかたちでの情報発信をしているものがあります。営業活動として直接南風原町でありますとか観光協会が実施している部分とは少し異なるのですけれども、青年会館をとおしてでありますとか、南部地域で組織しています観光協会のパンフレットを使ってのものについてはございます。最近、新聞で民泊が報じられたのですけれども、そのへんは青年会館によるものになっていまして、あとはインターネットを通じての営業活動になっている部分もあるのですが、議員の趣旨は直接的な営業はどうかの話だと思うのですけれども、まだ直接的な営業活動をかけるほど充実したかたちにはなっていませんで、今後どういったかたちでやっていけるか検討していこうという段階にあります。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。まだ、町独自での営業活動ができる体制にはないということだと思いますけれども、いつまでに営業ができるような状態にもっていくかをやはり持たなければいけないと思うのです。観光に関しては、一括交付金を利用しての事業が多いと思いますので、やはりその期限がある交付金を使っていくものなので、早めに営業をかけて常に観光が成り立つというような体制を作っていただけるようにお願いをしてこの(1)は終わります。

 (2)は空家の利用ということで提案させてもらっているのですけれども、離島でも空家が多くなってきてその空家を利用して民宿のようなかたちで観光客の受入れなどをやっている所もあるということです。南風原町も市街化区域、白地だったりいろいろ区域の問題で空家になっている地域もいつかあると、神里にもあるという話を聞いたものですから、そういった空家の利用をして観光客の誘致だったり宿泊ができる体制を、今だったら観光協会が中心になると思いますが、空家になって草が生い茂って放って置くより、防犯的な視点からもそういったところを利用する。常に人がいるとなると犯罪とかそういった芽を摘むことにもなると思いますので、できるだけそういったことも視野に入れて、前向きな答弁だったのでそれも提案して、ぜひそういった情報も私たちからだけではなくいろんな所から収集できると思いますので、いろんな手段を使って情報を集めていただきたいと思います。(2)は以上で終わりたいと思います。

 (3)です。観光コースや体験型コースということで質問をさせてもらっています。先ほどの答弁でいただいたものに対しては、何かしら毎日やっているようなコース、体験型ではなくて、突飛に観光客が来て何か体験ができるとか、前もっての予約がなくてもすぐ受入れできる体制になっているコースが何かあるのかどうかお伺いしたいと思います。

 

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○議長 中村 勝君 金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。基本的に申込を前提としたかたちでの観光になっています。1つ、絣組合でやっているコースター作りについては、絣組合がオープンしていれば飛び込みでも体験できるのですが、あとは草履づくりであったり、筆の体験であったりというものも準備されているのですけれども、タイミング的にその準備ができているかどうかがどうしても必要になりまして、今おっしゃっているようなかたちでの飛び込みでという部分については今後検討していかなければいけないと思います。観光協会とも相談はしているのですけれども、南風原町に来ている観光の体験のなかで飛び込みで十分できているのは壕の案内でありますとか、そのへんについては問題ないのですが、ただ、土日の飛び込みとなりますといまだ観光客の数が少ないことから、土日は基本的に予約がなければ人の準備がされていない状態になっているのですね。平日の飛び込みでしたらスタッフが仕事として就いていますので対応できるところも多いのですけれども、土日については非常に厳しいということです。今後、そこも併せて観光協会も一緒に検討していくということで話を得ています。そのへんについては、少し期待を持って見ていただければ、これからまた整備していくものだと考えております。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。この飛び込み型で体験ができるかですけれども、今は本土から沖縄に来ようと思ったら1万円もかからずに来る機会もできてきて、土日が休みになったから行こうかと急に決める方もいるそうです。実際、離島に行くより九州からだと予約もできてすぐに来ることがあるそうなので、実際にここに来て体験しようと思ったけれども何もできなかった、そのまま帰りましたとかいうよりも何かしら体験できるものを準備しておかなければ、観光にこれだけお金をかけて、観光を立派な事業として残そうということであれば、早めにその体制づくりをしなければ、あっちに行っても何もなかったよと、やはり皆口伝えですよね。何もなかったから行っても仕方がないんじゃないというようなことがないように、早めに対応しなければいけないと思います。土日の対応が厳しいとありましたけれども、土日の対応が厳しいというのは壕だけですか。それとも絣の体験もそうでしょうか。

 

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○議長 中村 勝君 金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。土日が厳しいという言い方よりも、現在、予約があった場合は土日にも動いていただいているのですけれども、日曜日の観光案内、エスコートを準備していなくて、これから店舗棟が完成してその情報案内の方法を改めて、日曜日、それから休みの日も人間をどのように配置していくか話合いを行っていこうとしているところです。今現在、商工会に観光協会は間借りしているのですが、会館の中に人間はいても外から中にいることが見えなかったり、直接的な受入れの窓口自体が未整備でして、土日に飛び込みでいらしてもその受け付ける窓口がないということが1つです。もう1つは、数が少ないためにどれぐらいの人を配置してまわそうかとプランを練っている段階になりまして、今現在、残念ながら土日に飛び込みで来た場合はパンフレット・リーフレットでこういう観光地がありますという程度になってしまっています。今後は、そのへんについてもエスコートしていけるような体制づくりをやっていこうと話合いをしている段階ではあるのですが、おっしゃるように絣組合、それから観光協会も土日の人員についてはこれから整備していく状況でありまして、今現在は充実したかたちにはなっていないということです。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。私が旅行に行くのでしたら、週末にかけて行くはずなので、土日に何もない、リーフレットだけで終わるというのはちょっと寂しい状態ではないかと思います。やはり自分で作ったお土産を持って帰るというのは楽しいですよね。子どもにさせても楽しいですし、大人でも自分が織ったものを持って帰るのと、ただリーフレットだけを持って帰るのとでは全然違うと思うので、普通の観光パターンからいけば週末は大事なものだと思います。しっかり整備していただきたいと思います。前向きに整備をしていくとのことなので、この質問は以上で終わりたいと思います。

 

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 2番ですけれども、ピロティの整備ということでお願いしましたのは、陸上競技だけではなくて雨天の場合、テニスやいろんな部活動が使ったりします。また、雨降りに外で何か授業をするときにも子どもたちは待機場所として使ったりするのですね。そのとき、赤土の上に座ることもできずずっと立ちっぱなしで待ったり、あの人数をずっとあの場所に置いておくという大変な状況であったりするものですから、タータンの整備をしてもらったら座って待機できたり、雨天時の部活動だったり、体育でもあちらを利用することができると思いますので、ぜひ整備をお願いしたいと思います。実際、雨天時にあちらを使って赤土が流れてきて、子どもたちがこれを洗い流すために大量の水を使ってということが結構あるものですから、早めに整備をお願いしたいと思います。補助事業で整備が該当するか検討していくということで前向きな答弁だと受け止めておりますので、子どもたちのためであります、ぜひよろしくお願いいたします。

 

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 3番の小中学校の湿気対策についてです。梅雨の今の時期、結構廊下が濡れて子どもが滑った事故がないかということで、ここ最近2件あったようなのですが、実は私たちが読み聞かせだったり学校に用事で行った際、中学校は外履のままなのですけれども、小学校は内履きに替えたり、靴下のままで入ったりするときに滑って、保護者でも結構危ない思いをしたことがあって、子どもたちはまた内履きでも滑ることがあると言っていました。今までけがにつながっていなかったことが幸いなのかと思いまして、今回の質問をさせていただいております。実際、私の身内にもけがをした者がおりましたものですから、幸い大きなけがでなくて良かったのですけれども。この湿気で転んだわけではないのですが、お隣の西原町では、体育の授業中にけがをして脳脊髄液減少症ですか、そういったもので議会から明日130万円の医療費の補助をやるようにと提案があるようなのですけれども、そういった大きな事故につながってからでは遅いのです。子どもが転ぶ可能性があることを分かっていての状況だと思います。拭けばどうにかなるということだと思いますけれども、実際には拭いても拭いても濡れているのが現状だと思います。また子どもたちの体温だとか集団になっていると教室内の温度も上がりますし、また外気の湿気が高い場合は換気のしようがないのですよね。雨が降っているときに窓を開けるわけにもいきませんし、そういったときにはやはりこういった事故につながりかねない状況になると思います。(2)で雑巾やモップでの拭き取りとありますけれども、ずっと繰り返しているとその拭き取りが確実にできるかと言えばできない状況だと思います。注意喚起は大事だと思うのですけれども、トータルで質問させていただくと、もし空調設備ができないということですが換気等ができない場合にモップだけではなくて運動場で使っている給水スポンジなど、野球をやっている方はよくご存知だと思いますが、そういったものの整備等もやるとかなり効率的ではないかと思うのですが、これまでにそういった湿気対策を町として考えたことがなかったかどうかお伺いしたいと思います。

 

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○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 再質問にお答えいたします。学校の湿気対策の質問でございます。これまで対策はしたことがないかとのことでございますので、先ほど給水スポンジとご意見もありましたがそういったところまでに及んでいなくて、学校のほうに注意喚起だったりモップや雑巾等で拭いて対策をするのがこれまでの対策でありました。特にその他の対策は施しておりません。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。これまで4、5年は事故がなかったとのことですが、それまで事故などの調査をされたことがなかったのでしょうか。

 

○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 再質問にお答えいたします。滑ってのけが等の調査をされたことはないかのご質問でございますので、学校で起こった事故等については、早急に教育委員会へ報告するよう指導してございます。交通事故だったり机の上から跳んで骨折をしたりなど大きなけがについては、学校から報告書が上がってきます。この件につきましては、先ほど教育長からも答弁がありましたように、学校側としての考え方は軽易な事故だということで、議員からのご質問が出たときに確認をしましたら2件あったというかたちです。それから、事故のあとについては、災害の対象になりますので、それについては災害報告書を申請していただいて、それにかかった費用を支払するかたちになります。これまで湿気によるけがという視点での調査は特にしてございません。学校からの報告に基づいて災害があったときには日本スポーツ振興災害給付金を支払しているということでございます。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。実際、沖縄は高温多湿でこうなるのが普通だという先入観と言うかそういった状態だと思います。これがけがにつながるとかそういう認識はそんなになかったのかと思います。自分のなかでも、また学校は濡れているなというぐらいだったのですけれども、私自身も転びかけたり、一緒に読み聞かせに行っているお母さんたちが転びかけたりというのを見て、危なかったねで済んでいたのですけれども、やはり大きなけがにつながりかねない環境だと思います。先ほど言いました脳脊髄液減少症という病気がたまたま西原町のほうで発生してしまいましたけれども、その事故自体、病気自体、けがですか、発症するものは外傷がほとんどなくてもそういったことが有り得ると、普通の授業のなかでちょっと転んだぐらいでも発症するようなものです。なので、本人にとってはとても苦しい。頭痛が止まない、起き切れないというようなことがあるのです。トイレから出ようと思ったらトイレが濡れていたと、それを避けようと思って廊下に出たらさらに濡れていたと、その状況で顔からそのまま転んでしまって歯の根元にひびが入ったり、口を切ってしまって鼻血も出てというようなけがをしてしまった。前に行って顔を打てばそのような状況で、後ろに倒れていればもしかしたらもっと大きな事故につながっていたかもしれない状況なのですね。ですから、学校の環境のなかで常に濡れている場所があるというようなことがないようにしなければいけないと思うのですけれども、今の沖縄は湿度が8090パーセントというような状況ではなかなか難しいと思います。また、この湿気で問題になってきているのが、けがだけではなくてカビ肺炎です。床は掃除をしますけれども、壁などにカビ菌などが発生してそれを吸い込んで肺炎になるというような事例がどんどん出てきているということです。やはりこの湿気というものは馬鹿にならない、馬鹿にできないものなのですね。ですから、できれば本当に空調整備をやってもらいたいと思って次の(3)空調設備を入れることができないかという質問をしています。空調を入れる、入れないのとでは、私たちでもこの議場にこの人数でいて、入れる、入れないでは体感温度だったり湿度だったり全然違うと思います。そういったなかで40名の子どもたちが1つの教室にいて、窓も開けられずとなりますと、かなりの湿度の上がり方となります。また、密閉してしまいますとこのカビ菌などというものがあるものですから、ぜひ空調はそういった意味からも考えていただきたいと思います。暑さ対策だけではなくて、湿気、カビといったものからも子どもたちを守る意味でも空調整備はやったほうがいいのではないかと思うのですけれども、再度、答弁をお願いします。

 

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○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 小中学校校舎の湿気対策についてお答えいたします。本来、児童生徒が一番安心・安全なのが学校であることが基本だという認識は持っておりますけれども、議員ご指摘のとおり確かに湿気があったり、あるいはまた校舎内に水溜りができたりというのは現実でございます。確認をいたしましたら、学校からそういった事故もありますというようなことです。学校としましては、先ほど部長からもございましたが、児童生徒の交通事故とか問題行動、飲酒・喫煙とかそういったことが事故報告として来るのですけれども、これまで湿気のために廊下でけがをしたという報告が本当になかったのですね。それで今回の議員の質問で学校に確認をしましたらありますよと、学校としては先ほどありましたようにスポーツ災害安全会へ請求していきますのでそれで災害請求が報告ということで受け止めていた可能性もあります。そこは今後、校長会あたりで周知してまいりたいと思っております。

 この湿気対策でございますが、これまでわれわれは暑さ対策だけで考えてクーラーをどうしようとか、休み時間には児童生徒は外で精一杯元気よく運動してもらって次の授業に臨んでもらう、学校でのクーラーというのはどうかというこれまでの考え方でございます。他市町村では新築の校舎でもクーラー整備をしていない校舎もありまして、大里南さんはあるのですけれども、那覇市でも1校に1学級入れているとか全体にクーラーが整備されている学校はなかなかございません。本町も特別教室は入れたのですが、また南星中学校の1教室、一番暑い角の教室には整備した経緯もございますが、全教室となりますと方針も転換しなければいけないですし、予算的なこともございます。そういった点でこれまで考えはございませんでした。しかし、今後、町長部局ともいろいろ相談をしまして、まだまだ時間はかかるかと思いますが、調査検討して、例えば新築とかあるいはまた大規模改造などでメニューにないかどうか、丸々クーラーだけを単費というわけにはいきませんから、そういった調査・研究もしてみたいと思っております。その際、考えられますのが今回ご指摘のとおり、われわれの感覚としては、教室にクーラーを設置するわけですが教室は閉め切るわけでございます。ということになると、廊下とかトイレにはクーラーはないわけでございます。そうすると、理想としましては全館クーラーということになるわけでして、結構な規模になります。そのへんもひとつのハードルになると考えておりますが、いずれにしましても児童生徒の安全・安心の観点からは今後調査研究する必要があることは認識いたしております。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。今まで私もこの湿度の問題は、普通にあることだと思ったものですから、そんなに気にしていなかったのが実情です。子どもたちもこれが普通だと、本来ですと教室に水溜りがあるのは有り得ないのですけれども、建物の中はそういう状況ですので、今後、全館空調設備を入れるだけではなくて、壁に珪藻土を入れるとかそういった湿度対策というのもあると聞いていますし、また廊下がタイル張りでは湿気で駄目になるのも早くなるのではないかと思いますので、そういった校舎を長持ちさせるためにもぜひ、壁紙だったり資材についても検討していただきたいと思います。そうですね、北丘小学校も山のほうにありますので湿度が高くて壁も濡れているということがあるものですから、工事が始まっていますけれどもそういったこともぜひ検討していただきたいと思います。教育長から前向きな答弁だったと受け止めていますので、子どもたちの環境整備ということでぜひがんばっていただきたいと思います。この質問は、以上で終わりたいと思います。

 

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 問4ですが、北丘小学校の正門について、車の乗り入れができるのがこの正門以外になくて、何か問題があって正門から入れなかったら車の乗り入れができない状態にあります。ぜひこの進入路を前向きに調査していただきたいのですけれども、これまでそういった調査をやってこられたかどうか。裏門と言いますかそういった整備をやろうとしたことがあるのか、そういった調査をされたことがあるのかお伺いしたいと思います。

 

○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 北丘小学校通学路の件についてお答えいたします。内部でこの件について検討したことがあるかとのことでございます。大規模改造をする工事の時点、それから課題として先ほど議員からもございましたように高台になっていることもありまして、実際調査設計は入れてございませんが、内部ではどうにかしなければいけないというようなことは多々話がされています。費用をかけて調査をする時点まではいっておりませんが、町長からも災害等発生したとき、一本の道で出入するわけですし、他の学校等につきましては、出られる所が2カ所あるというようなこともあります。北丘小学校については、傾斜という部分が今後課題としてありますので、調査検討してまいりたいと思います。これまで特に調査をするところまで至っておりませんでした。

 検討についてのお話でございますが、教育委員会ではルート的にどうなのだろうかという話を内部ではしてございます。北丘幼稚園の所から出ることのできる門がございますけれども、そのへんにつなげないかということと、北丘ハイツ側に駐車場がございますけれども、そこから道路へ出ることができないか内部で検討してございます。しかしながら、調査経費等には至っていないということでございます。

 

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議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ありがとうございます。2カ所ほど検討されているとのことだったのですけれども、実際、北丘小学校は避難場所としても指定されています。指定されて、もし大量の人が正門から上って来た場合、車の乗り入れができないとか、救急車両が入りたくても入れないとか病院に運べないといった事態にもなりかねないと思うのですね。北丘小学校は大きな木も多くて、もし災害で地崩れがあったり木が倒れたりした場合、救急車両が入れないことが予想される状態にあります。正門側ではないですけれども、新川階段側が3度ほど崩れた経緯もありますし、どういった状況になるか分からないなかで車の乗り入れができない可能性が出てくるというのはやはり解消しなければいけない問題ではないかと思います。正門1本で北丘小学校全校生徒838名ですか、530世帯ほどなのですね。平日の授業参観ですと仕事の途中を抜けて車で来られる方が多いですから、にこにこ坂、正門から入ってきた坂に路駐される方も多く往来ができない状態になって、下の町道にもかなり迷惑をかける状態になることもあります。それで給食センターの車が入れないとか、一度は救急車両が入れない事態が実際ありました。そういった状態を解消するためにも、ぜひあと1本、通学路、車の乗り入れができる道を確保していただきたいと思います。傾斜があるとのことですけれども、いろは坂のように真っ直ぐ道を通すだけではないいろんな方法があると思いますから、そういったことも考えてぜひ開けるよう考えていただきたいと思います。北丘小学校は高台にある小学校になりますので、このあいだの避難計画のなかでも南風原町は津波が来ないだろうというような予想の基での作成となっていたのですけれども、実際、津嘉山とか山川近辺でもそういった可能性がある、兼城のような低い所もありますし、また近いですので避難して来ることも有り得ると思います。そのような避難場所としての位置付けからも、北丘小学校の通学路、車の進入路の整備が必要だと思います。そこで町長、ぜひ前向きな答弁をいただきたいのですけれども、いかがでしょうか。

 

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○議長 中村 勝君 城間俊安町長。

 

○町長 城間俊安君 お答えします。先ほどの教育長の答弁は、前向きな答弁だと思っております。公共施設、校舎は避難場所、災害のときに皆が避難する場所にもなっておりますので、おっしゃるようににこにこ坂、万が一そこを通れなくなれば避難した方々にどう対応するのかということもあります。やはり北丘ハイツの所にいろは坂みたいなかたちは、今の技術であれば可能だと思っております。また、宮平の児童館の所にどうなのか、どちらがベターなのか。授業参観のとき、担当課長とその現場を見てこういう状況であると、これに対しては避難場所として考えていったほうがいいと同じような意見でありましたので、教育委員会も私たちも避難場所として今後進めるという、大規模改造をしているこの時期に、これまでも調査検討して進めていけるよう歩調を合わせて進めたいと思っております。

 

議長 中村 勝君 6番 赤嶺奈津江議員。

 

○6番 赤嶺奈津江さん ご答弁、ありがとうございます。教育長も町長も整備を考えているとのことですので、学校としても避難場所としてもきちんとしたかたちで使えるような道にしていただきたいと思います。築30数年たって、やっと念願かなっての整備になってくるのかということもあります。地域の方々からも北丘は逃げ道がないよねと言われていましたので、実際に学校で何かあったときに逃げる道として、そしていろんな活用方法が出てくると思いますのでぜひ早めに対応していただくことをお願いして、以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

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○議長 中村 勝君 暫時休憩します。

 休憩(午前1050分)

 再開(午前1101分)

○議長 中村 勝君 再開します。順次発言を許します。8番 宮城清政議員。

 

〔宮城清政議員 登壇〕

 

○8番 宮城清政君 それでは、一般質問をさせていただきます。私は、3点お伺いしたいと思います。まず1点目、地域インターネット促進事業活用状況についてであります。(1)役場と自治会を結ぶ町内ネットワークとして地域インターネット促進事業が導入されております。設置時期とその活用方法はどうなっているかお伺いします。(2)各自治会と公共施設は接続されていると思うが、現在、活用している自治会はどれくらいあるかお伺いします。(3)パソコンが古くて活用できない状況であれば、そのパソコン機器を入れ替えて地域インターネット促進事業を活用できるよう検討できないかお伺いします。

 2点目であります。照屋・喜屋武・本部の下水道整備についてであります。(1)照屋・喜屋武・本部の下水道事業計画はどうなっているかお伺いします。(2)今後の設計から施工までのスケジュールはどのようになっているかお伺いします。

 3点目、県営住宅の再整備計画についてであります。平成25年9月定例会時点での県の計画によると、第一団地が90戸、第二団地は460戸が最適となっておりました。その後、第一団地自治会からの強い要望を受けて県の再生整備計画はどのようになったかお伺いします。以上3点、よろしくお願いします。

 

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○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。

 

○副町長 国吉真章君 まず1点目の地域インターネット促進事業の利用活用について(1)ですが、町民サービスの向上、インターネットの普及啓発を図るため、平成11年度の地域インターネット促進事業で各字・自治会公民館18カ所にパソコンを設置し、インターネットを活用することで最新の行政情報、地域情報を送受信する環境整備を行っております。(2)については、地域インターネット促進事業により整備された回線は、当時主流だった電話回線を使って町がプロバイダーとなり、インターネットサービスを提供していました。そのため、回線速度が低速であることや通信料が従量制のため高額になること等から、現在、使用している自治会はありません。(3)についてであります。インターネット回線接続については、現在平成12年度当時と比べかなり普及しており、各通信会社でさまざまな商品があります。料金プランも定額制で大きな経済的負担にならないものも多いことから、各自治会の判断で整備をお願いしたいと思います。パソコン機器については、町が地域インターネット事業で配置した機器の老朽化等により、3自治会は独自で14自治会はコミュニティ助成事業で新機器が配置されており、必要に応じて同交付金の活用が可能だと考えています。

 

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 2点目の照屋・喜屋武・本部の下水道事業についてであります。(1)と(2)については、関連しますので一括して答弁いたします。ご質問の3地区については、現在、下水道の認可区域となっております。そのなかで雨水整備については平成26年度から照屋地区の雨水幹線工事に着手し、順次整備を図る計画で進めています。汚水整備については、平成25年度に照屋交差点付近までの実施設計を終え、現在、幹線工事を下流側である山川地区から整備を進めており、3地区の集落内の整備にはいましばらくの時間を要すると考えております。

 3点目の県営住宅の再生計画についてであります。平成24年度に策定された県営団地の再生計画では、第一団地が90戸、第二団地は460戸が最適となっていましたが、昨日も南風原小学校体育館で地域住民を集めての説明会が開催されていましたが、そのなかでも第一団地集会や町からの要望によって、基本設計では第一団地が230戸となっています。第二団地については、460戸より減になるようであります。以上です。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 それでは、順を追って再質問をいたします。まずインターネット促進事業の活用状況(1)、答弁では平成11年度の事業で自治会公民館18カ所にパソコンを設置したとありました。費用的にはどれぐらいかかったかお分かりでしたら答弁願います。

 

○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。このインターネット促進事業は、自治会、字のみならず公共施設も含んでおりますので、当時の予算規模でおおむね5,000万円程度の支出だったと思います。詳しい資料の持ち合わせではないのですが、5,000万円規模の事業となっております。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 私も資料をいただいております。委託料で2,900万円、工事で2,600万円ですからおよそ5,500万円かかっていますね。それをかけて行政、地域情報を送受信する環境整備を行ったとの答弁でございました。この送受信ですけれども、地域の自治会との送受信ですから、具体的にどのようなやり取りができたのかお聞かせください。

 

○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 非常に端的に申し上げますと、eメールであります。町がプロバイダーとなって、まず電話回線のダイアルアップ方式で接続して、それからインターネットの世界に入っていくということで、メールアドレスも各自治会に付与されておりまして、それでeメールの環境下に置かれるということです。電子メールでの送受信ということです。それから、地域の情報、その他の情報というのは、インターネットを介して仕入れることになります。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 やり取りとしてはeメールということで、あとの情報はインターネットでということです。その当時、ホームページはどのようになっていたか分かりますか。私の頭ではイントラネットと聞いていました。イントラネットとインターネットの違いは詳しく調べてはいないのですが、イントラネットがつながっている自体はいろんな情報の交換ができるのかなと、やり方があるのかなというイメージであったものですから今回質問しています。例えば自治会とはeメールでやり取りができる。その他の公共施設関係、例えば学校とはどのような感じのやり取りができるのですか。

 

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議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 今は町内LANと言っています。ローカルエリアネットワークです。ある組織内のネットワークで、当然それには情報系と基幹系がございまして、課税とか福祉の情報という個人情報を多いに含んだ住民基本情報も含めてあったり、庁内だけでやり取りができるメールであったり、各研修室の予約とかそういった内部で事務的に必要なネットワークがあります。それがイントラと言いますかLANですね。ある限定された区域のネットワーク。これはセキュリティなどの問題がありますので外からは入れないようになっています。地域に行ったのはインターネットでございまして、今はホームページも整備されて、インターネットにつながる環境があればどなたでも、全てではないのですが施設の予約、学校開放の施設の予約、それから公民館講座の申込、それから例規を見るとかそういったことは外からでもできます。当然、LANでもできるのですが、LANは制限がかかっておりまして、外からは入れないような状態になっています。主に事務的なものもありますし庁舎の管理的な限られた組織のネットワークです。それとの区分になると思います。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 限られた区分での情報提供、外に漏れてはいけないようなものがあったり、それがLAN内ではできるけれども外へは漏れないという理解でよろしいですか。自治会ではそうではなかったと、自治会にはインターネットをつないだだけでeメールしかできないということで、では平成12年当時にホームページはあったのですか。ホームページを見るということで理解をしました。(1)はそういうことで理解します。

 (2)にいきます。結局、今はどこも使用していないと。僕のイメージとちょっと違うので確かにそうなるのかと思ったりはするのですけれども、例えば自治会が施設借用の件もこれを通してできるとか、ライン内で自治会もつながっているようなイメージがあったものですから、そういうこともできて非常に便利な通信で、自治会からの情報提供のやり取りができるものと思っていたものですから今回こういう質問をしております。現在、答弁のなかで通信料が従量制のため高額になるとありましたけれども、金額的なものも分かりますか。自治会でインターネットにつないだおかげでいくらかかるとか、そのへんはどうでしょうか。

 

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○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 先ほど副町長の答弁のなかで従量制とあったのは、使った分だけ払うというシステムです。今はいろんな通信会社で料金も違うのですが、当時は電話回線で3分10円でした。ですから、使えば使うほど加算されていく。今のようにデータ量もそんなになかったと思うのですが、機器の問題や回線の速度の問題で展開していくところで時間が相当かかったと思います。今のようなつなぎっ放しにすると、それはもうとてつもないと言いますか、電話をずっとつなぎっ放しの状態です。具体的にどの地域がいくら使ったというようなことを当時調べたかどうか把握していないのですが、今はいろいろな情報がホームページで動画も含まれていたりしますのでその当時の回線を仮に使おうとしたら、実際的には非常に難しいと言いますかなかなか表示されない状態にはなると思います。今はほぼ定額の制度と言いますか商品が用意されていますので、地域によってはそれぞれで接続されているということです。料金の詳しい額までは調査しておりません。

 

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議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 平成12年の3月議会だと思うのです。議事録がありますけれども、この議事録によりますと、ソフト面におけるシステム開発については行政情報提供システム、生涯学習支援システム、公共施設利用予約システム、福祉情報提供システム、災害情報システム、議会議事録検索システム、この6つのシステムを予定している。この6つのシステム開発を急いで、役場と町民を結ぶ双方向によるインターネットができる環境づくりをやっていくという答弁になっていると思いますけれども、このなかでも公共施設利用予約システムなどあります。先ほど部長からありましたように、地域とつなぐだけの事業ではなくて、全部網羅しての事業となっているようです。当時の主要施策の成果によると、1億1,000あまり予算が計上されていて、その財源の内訳で一般財源が6,000ある予算であったと記録があります。当時これを自治会に設置した当初、このやり取りというのはなかったのですか。本部だけのことですが、だいぶ前から全然活用していないと聞いたものですから、地域に5,000万円も予算を付けて設置したこの当初はどのような状況だったか分かりますか。eメールのやり取りというのはどのような状況だったか分かりますか。

 

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○議長 中村 勝君 休憩します。

 休憩(午前1123分)

 再開(午前1124分)

○議長 中村 勝君 再開します。当時の担当だったということで産業振興課長が答えるようです。金城郡浩産業振興課長。

 

○産業振興課長 金城郡浩君 お答えします。地域インターネット事業のなかで双方向というのがテーマになっていまして、各字から情報を提供して、それを受け止めてまた町から情報を再度出すということがテーマになっていました。先ほどおっしゃっていた議会情報を検索したり、それから子育て情報ということで今も目安箱などがあるのですけれども、町にeメールですとかインターネットから何かこういうことをやって欲しいなどというものに町から回答するというようなものを準備していました。今おっしゃっている各字からのホームページについても、作成できるようにということで準備はしてあったのですけれども、その当時、そういった類の技術がまだ一般的ではなかったものですから、それは実施されていません。実施がされたのは南風原町役場と各小中学校で、各字でそこまでできた字はございません。ただ、各字での主な使い道としましては、できるだけ文書などのやり取りはインターネットを通じてやってくださいと当時お願いをしていました。それから、各施設の予約についても各字でIDを取得してどうにかそれを一緒に使うことができないかとか、またはインターネット事業を入れることでどの施設が空いているか各字は検索して事前に確認してもらった上で役場に電話をすれば、役場とのやり取りも短くなるであろうというような趣旨の基で整備されたものでございます。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 おそらくこれは各地域、自治会としてはそんなにまで活用はなかったイメージです。その当時ですから14年ほど前ですから、そんなに機械には強くなく、インターネット、パソコンというのは町から設置提供されたけど、簡単に言えば結局使いこなせなかったと言いますか、電話したほうが早いとか行ったほうが早いというかたちにしかなっていないのかと非常にもったいない感じがします。そこで、本部の書記に聞いた段階では、2,000円弱の金額が落ちていたそうです。要するに、使わなかったからそれは定額なのか何なのかよく分かりませんが、多く使えば従量制ということでかかるわけだから、おそらく以前からあまり使っていないのかという感じを受けております。そういったことで、現在は使っていないというイメージは持ちました。(2)は終わります。

 (3)です。各自治会はほとんど、新しいと言っても2、3年前か3、4年前、町からの240万円の予算でしたか、それで取ったということも聞いております。パソコンが新しくなってこのシステムと言うのですか、メールだけではなくて、先ほども申しましたように施設の予約あるいはいろんな情報のやり取り、電話回線ではなくても新たに何らかのかたちで町が例えば予算を付けてやることは可能なのかどうか。これはもちろん、相手があることですので、うちは要らないと言う自治会であったらしようがないと思うのですが、以前は電話回線だけであまりそういうものはできなかったイメージは持ちましたけれども、そういうことが可能かどうか。新しいパソコンの人も今もって変わらない状況なのか、そのへんは開発できるかというイメージもあるのですがどうでしょうか。

 

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○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 お答えいたします。機器につきましては、議員おっしゃるように21年度以降に14自治会が地域コミュニティセンターを活用して購入しています。しかし、地域によってはネット回線をつないでいないところ、事務機器として使っている所もあるのですが、10カ所は光ケーブルを契約しまして定額制で活用しているということです。先ほどの議会の検索、施設の予約、公民館、生涯学習関係、これはネット環境があればどなたでも利用できる状態にはあります。それから、先ほど言ったわれわれ組織内のネットワークはやはり外から入ってきたらセキュリティなどの面であまりよろしくない面が多々ありまして、それは別にしましても今必要なと言いますか、ご意見を言うこともできますし施設の予約、状況の確認についてはネットの環境さえ整えば可能だということです。それを町がということになりますと、先ほども答弁があったのですがそんなに高額ではなくて契約ができる状況がありますので各自治会の判断によって接続するなり対応していただければと考えております。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 確かにインターネットにつないでいれば情報はおのずと入ってくる。町の情報、いろんな情報がホームページ等々で入ってくることは分かります。このインターネットに接続していない自治会は、結構あるのかという感じはいたしますが、切られているのか何なのか、利用していないからとも聞いています。意見としては、せっかくあるパソコンですので事務作業に使うだけではなくて町の情報を知って、何かあったら電話で聞くなり自治会の三役あたりで住民へも知らせができるかたちで非常に便利になるイメージがあったものですからこの質問をしております。インターネットは皆つながれている状況ではありますか。

 

○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 お答えする前に、私は先ほどコミュニティセンターの助成事業というように申しました。申し訳ございません。一般コミュニティ助成事業の間違いでございますので、訂正させていただきたいと思います。

 ネット環境を整えている字が10カ所です。それぞれ通信配給会社と自治会の判断でやっているとは思うのですが、それ以外の9自治会は、例えば事務所がないとか常勤ではないとかそういう感じに見えます。本来他の理由があるかも知れないのですけれども、主にずっと公民館、コミュニティセンターにいる所ではほぼつながっているのではないかという感じがしております。もしかしたら自治会長なり、書記、会計の自宅にはそういった環境があって、それを活用なさっているのかそこまでは調査していないのですが、ほぼ常勤とそうではないところで分かれている感じがいたします。

 

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議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 町の情報を知ることは、自治会の三役として責任がある、役目だと考えますので、今の時代ですからこういう機器は利用しておおいにやっていくような指導と言うのですか、そのへんの話も区長会あたりでやって欲しいと思います。機械に疎いからできないと言う自治会はしようがないとしても、情報を仕入れて区民の皆さんにお知らせするのが自治会の役目だと思っていますのでそのへんのご指導をお願いしたいと思います。私事、本部のことで申し訳ないのですが、本部の書記は車がないものですから、パソコンでいろいろ調べて済むのだったら非常に便利になる、自治会行政も便利になると感じておりますので、そのへんはひとつお願いしたいと思います。

 

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それでは、2点目です。照屋・喜屋武・本部の下水道事業計画ですけれども、関連して一括して答弁をいただきました。一括して質問もしたいと思います。雨水幹線工事は平成26年度から照屋地区で着手すると、順次整備を図っていくとのことですので年次ごとに工事が進んでいくかというニュアンスを受けましたがどうですか。

 

○議長 中村 勝君 神里操也区画下水道課長。

 

○区画下水道課長 神里操也君 ただいまのご質問にお答えします。照屋の雨水幹線につきましては、今年から工事着手しまして、順次、次年度以降も整備する計画になっています。津嘉山地区工事との兼ね合いもございますので、いつまでに整備ということは申し上げられませんが、順次整備していく予定となっております。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 もちろん、津嘉山北地区の区画整理事業との兼ね合いで、優先順位と言いますか、たぶん面整備を終えて下水道も一緒にやっていかなければ仕上げができませんのでそれはそれでいいと思うのですが、下水道工事をしていないのは照屋・本部・喜屋武の3地区だけですよね。それで区民からもいろんな声が出始めています。雨水幹線はそのまま年次的にやっていくということでこれは見えてくると思いますが、問題は汚水なのですね。一般区民は汚水のほうが下水道だと思っていますので、この汚水についても実施設計を終えているというこれは具体的に山川から照屋交差点まででいいのですか。

 

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○議長 中村 勝君 神里操也区画下水道課長。

 

○区画下水道課長 神里操也君 お答えします。汚水の設計につきましては、山川から照屋交差点まで実施設計を終えております。整備につきましても、もちろん下流側でございます山川地区から幹線工事を順次進めてまいりまして、照屋交差点が3地区の合流部となりますので、そこまで1キロあまりの整備は今後順次進めていくということで予定しております。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 これは幹線ですよね。汚水幹線で目途がついているのが、下流側の山川から照屋十字路までということになっていますけれども、この汚水に関しても随時設計を入れて、あるいは支線工事も進めて、津嘉山との兼ね合いもあるのですが、ここまでやっておいて途切れて、また期間を置いてという考えなのか。できるのであればそのまま幹線をし、また実施設計を入れてこれも随時やっていくと。先ほどから何年度を目標にというのが出てきていないのですので、平成26年度から事業は始まるイメージがあるのですが汚水もそのまま年次的に進めていく考えなのかどうかそれだけ教えてください。

 

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○議長 中村 勝君 真境名元彦経済建設部長。

 

○経済建設部長 真境名元彦君 お答えいたします。喜屋武・本部・照屋、3地区の下水道整備につきましては、継続して整備を進めていく予定となっております。今現在は、照屋十字路交差点まで実施設計が終わっております。ただ、工事そのものが山川地区の下流側の幹線工事ということでやっておりまして、通常の面整備に比べ幹線工事のほうは費用的なものがかかりまして、今しばらく照屋交差点までは期間を要することになっております。その幹線工事の進捗状況に応じまして随時3地区の面整備の実施設計を入れながら、また各地区の下水道の事業説明会を開いていきたいと考えております。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 この3地区の下水道も動き出したということですので、順次途切れることなく。もちろん、幹線は1年でぱっとできるようなものではないと思っておりますけれども、すでに進めているということがあれば地域も納得すると思いますので、そのまま続けるかたちでやっていただきたいと思います。

 それでは3点目ですけれども、県の住宅課の説明会が昨日ありまして、私も参加をしました。通告書を出してからこの説明会があると聞きましたので昨日参加しましたけれども、県では230戸、現在の戸数を確保する、基本設計ではそうなっているということでした。急いでやるような、1棟、2棟、3棟側からやると言うような前倒しで設計もさせたと聞いていますのでそのへんはおそらく団地自治会の皆さんの希望どおりになっているので僕も前に一般質問をした関係で一安心しました。答弁でも230戸となっているとありましたので、これは非常にいいと思ったのですが、9棟、10棟は取壊したあとどうするかなかったものですから、売払うのか、何かに利用するのか情報をお持ちでしたら。

 

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議長 中村 勝君 金城敬宝まちづくり振興課長。

 

○まちづくり振興課長 金城敬宝君 お答えいたします。現在、使っております9棟、10棟につきましては、余剰地というような位置付けになっておりますけれども、今後どのような活用をするかについては県からまだ示されておりませんので町として把握できていない状況となっております。

 

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○議長 中村 勝君 8番 宮城清政議員。

 

○8番 宮城清政君 余剰地、県として計画があったらすでに出てきていると思うので、それがないのかと思うのですけれども、駐車場関係は新しい建物のところで1世帯1台分は確保するということでしたのでそこを駐車場とするのではないと私は理解していますが同じ理解ですか。

 

○議長 中村 勝君 金城敬宝まちづくり振興課長。

 

○まちづくり振興課長 金城敬宝君 先ほどの答弁のなかで9棟、10棟というような答弁をいたしましたけれども、現在の9棟付近につきましては駐車場の計画となっております。10棟の活用についてまだ計画されていないというような内容となっております。今の9棟の箇所は駐車場計画となっております。

 

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○議長 中村 勝君 休憩します。

 休憩(午前1149分)

 再開(午後100分)

○議長 中村 勝君 再開します。通告書のとおり順次発言を許します。13番 玉城 勇議員。

 

〔玉城 勇議員 登壇〕

 

13番 玉城 勇君 それでは、午後一番で質問をさせていただきます。今期の議会は、最後の質問でございます。簡潔にやっていきたいと思っておりますので、ご協力をお願いいたします。それでは、4点質問しますのでよろしくお願いします。まず1点目に、広域図書館の計画について。町立図書館の図書が少ないと、また面積も狭いとの意見があります。町民の声を聞いたことがあるかお伺いします。(2)これまで町立図書館には、どのような要望があったかお伺いします。(3)町長は、南風原町以外の自治体も含めて活性化して南部の発展ができると最近よく言っておられます。広域事業を提案し、検討していく状況を作っていくことが大事だと言っておられますので、そこで(3)の一括交付金の活用で広域図書館の提案ができないかお伺いします。

 

 2番目に、小中学校の図書の充実についてお伺いします。(1)学校図書について、学校、児童、生徒の要望や意見等を調査したことがあるかお伺いします。(2)学校図書等の要望に対して、年次計画があるかお伺いします。

 3点目に、町内地域の均衡発展について(1)町内各地域の均衡発展には、産業、都市計画、都市化等を含めてどのようなことが考えられるかお伺いします。

 4点目に、町内土地改良区内の位置確認についてお伺いします。この質問に入る前に、先日質問しました土地改良区内の停止線については、作業が完了し車がスムーズに通行しております。停止線で停まったり、相手に譲ったりしながら、特に宮城、喜屋武地区の土地改良区ではよく見受けられました。本当にご苦労様でございました。そこで(1)町内土地改良区内の位置確認表示板の設置について計画は進んでいるかお伺いします。(2)平成2512月定例会で位置確認表示板の設置を東部消防組合と調整したいという答弁がありました。話合いは行われているかお伺いします。以上、4点お願いします。

 

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○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 それでは、質問事項1番の広域図書館の計画についてご質問にお答えします。(1)でございますが、町立図書館の窓口やメールによって町民の声は届いているものと認識いたしております。(2)でございますが、町立図書館への要望については、新聞の全国紙の種類の増、開館時間の延長、利用者用のパソコンの設置、他市町村図書館からの本の取り寄せ、コピー機の設置等要望がございましたが、それにつきましては対応済みでございます。また、横断検索への加入につきましては、先日の答弁のように今後検討してまいりたいと考えております。(3)でございますが、広域図書館の建設につきましては、一括交付金の対象事業に図書館設置は含まれていないものと考えておりまして、また、広域図書館は他市町村と関係しますので一括交付金を活用しての広域図書館建設は本町一存では非常に厳しいものがあると考えております。

 質問事項2.町立図書館図書の充実についてでございますが、(1)図書の充実につきましては、各学校の図書館司書が毎年、図書購入希望調査を教職員対象に調査しております。また、児童生徒からは、直接口頭でリクエストを受けたり、図書委員を中心に各学級へ希望調査を行ったり、リクエストボックスを設置して要望・意見等を収集しております。(2)でございますけれども、学校図書室は教育に寄与する専門図書室であることを念頭に置き、購入希望書やアンケート結果を踏まえ全国学校図書館協議会図書選定基準を参考にして各分野のバランスを考慮しながら、次年度の図書購入計画を各学校とも策定をいたしております。以上でございます。

 

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○議長 中村 勝君 国吉真章副町長。

 

○副町長 国吉真章君 質問事項3点目、町内地域の均衡発展についてお答えします。町内各地域の均衡発展には、産業・都市計画・市街化区域等を含め地域発展の原動力である地域の人口を維持し、もしくは増やす施策が均衡発展に必要と考えられます。

 質問事項4点目(1)と(2)については、関連しますので一括してお答えいたします。東部消防へ確認しましたところ、位置表示がなされればより迅速かつ正確に位置確認が行えるということでした。現在、東部消防組合側と設置に向けた協議を行っているところであります。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 それでは、順を追って再質問をさせていただきます。まず1点目の広域図書館の計画について(1)町立図書館の図書が少ない、面積が狭いことに対しての町民の声は届いているとのことでございますが、図書が少ないことに対しての対応はどのように考えておられるか。面積についての意見はなかったのかお伺いしたいと思います。

 

○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 再質問にお答えいたします。図書館について、町民の意見と言いますかお声として図書が少ないとございました。これについての対応はということでございます。昨日の一般質問にもございましたように、3万冊以上の図書が設置できることに対してましてまだそれを満たしていないところもございますので、随時、図書館司書あたりの計画で年次的に予算を付けて整備していく、図書を揃えていくというようなことでございます。図書館の本は、入る規模の冊数を一挙に入れるというような蔵書の仕方よりも年次的に対応して、新しい本はその時に町民が求めている本を入れていきながら対応できる冊数については配置をするといったことでできますので、本を一挙に入れたらこれで終わりということではないと考えております。随時、本は入替えをしなければいけない。それに向けてはそれなり一定の町民要求に耐え得るような予算を組んで要求には対処してまいりたい。

 それから面積については、確かに昨日からございましたように隣市町村、豊見城、糸満、西原等の規模に比べれば町の図書館面積としては小さな面積であることはご存知のとおりであると思います。しかしながら、図書館として設置してございますし、南風原町の特色ある造りということも含めて、可能な限りの本を揃えて、町民の要求するようなところも含めて対応してまいりたいと考えております。面積については、確かに小さいという意見もあるようでございます。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 これまで一般の方から連絡がありまして、利用するのに蔵書が少ないという声がありました。図書館に行っても自分の求める図書がなかなかないというのもございますので、部長のお話では年次的に揃えて、あるいは入れ替えしていくとのことでありますけれども、やはり希望でありますので確かにそこへ多くの本を揃えるのは難しいと思います。先日の質問あるいは答弁にありましたように、近隣市町村の図書館を利用していくということもありますけれども、本町において蔵書をもっと増やして展示して町民に貸出をしていく方法としてどういったことが考えられるか。となりますと、面積は少ないけれども蔵書をたくさん持つという方法は、図書館以外に倉庫が必要だと思うのですね。建物以外に蔵書を保管してなおかつ管理されて、この図書館にはないのですが倉庫にはあると、そこから本を持ってくるということにすれば、町内文化センターあるいは新しい建物にしても活用しながら、図書館の本を置く場所を別に設ける、そこから持ってくるという方法を考えますと、少しずつ本を増やすのではなくて、あるいはある一定規模の本を増やしていくという取り組みも必要ではないかと思います。今後の対応はどのように考えているかというのは、そこらへんだと思うのです。担当部署としてどのように考えていかれるか、もう一度答弁をお願いしたいと思います。

 

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○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 お答えいたします。議員の質問のなかに、本を増やす方法として現在の図書館とは違って別の建物等を用意してそこに本を保管しそこから貸し出していくというような手法等につきまして、これまで内部で話す図書関連ではそういう発想はありませんでした。これもひとつの今の規模を大きくするという考えとしてはあるかとも思いますが、現在のところは先ほど申し上げましたように今の規模でどうにか蔵書を増やして、今後も年間的に予算を組んで、また町民、人それぞれ自分の読みたい本は違ってくると思います。確実にそれに応えることは難しいと思いますけれども、新しい本を揃えて町民要望に対応してまいりたい。今のところ別に母屋を建ててそこに本を保管し蔵書として増やしていく考え方はございませんでした。今後、検討するのであれば提案のあった方法もあるではないかと思いますが、現対応としては現在の図書館を活用して対応していく考えでございます。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 部長がおっしゃったような方法で年次的に増やしていくというのも分かります。いつも町長がおっしゃっているように、ないものを作ろうと、文化でもそうですね、南風原町にないものを作っていこうということです。ですから、図書館の規模はこれぐらいしかない、入る蔵書も限られている。では、それを増やすにはどのように考えていくかというこれまでの町長の発想をぜひ活かしていただきたい。どうすればふやせるのか。どうすればもっと町民にこの図書館を利用してもらえるか。それを満足させるためにも新たな発想が必要でありますので、ぜひ町長の考えを活用していただいて、枠を外した発想をお願いしたいと思いますけれども、今一度、今後、その図書館の範囲内でやっていくのか、あるいは部長は今後検討していくとのことでありますがどのように取り敢えず考えていくのかお願いします。

 

議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。町立図書館の充実についてでありますが、先ほど議員からご提案のありました件につきましても非常に良いアイディアだと、部長からもありましたように内部でも気が付かなかったところでございまして、なるほどと思った次第でございます。しかし、部長からも答弁がございましたように、やはり図書は短期間で、1年間で500冊、600冊と揃えきれるものではございませんで、やはり計画的に年次的に増やしていきたいということです。当面は取り敢えず、現在3万2,000冊のキャパがあるわけですからその目標をぜひ達成して、それでまた将来的には議員ご提案の件も検討しながら、規模自体は小さいのですけれども内容としては近隣にはない特色ある図書館を目標に努力をしてまいりたいと考えております。内部検索だったり、先ほどから出ております横断検索システムといったITも導入しながら、今後、特色ある図書館を目指してまいりたいと考えております。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 教育長、ひとつそのように進めていただきたいと思います。(2)については、先ほどの答弁で了解しました。まだできていないものについては検討していただきたいと思います。(3)の一括交付金活用での広域図書館の建設でありますけれども、今回の一括交付金の事業につきましては、観光事業とか沖縄県市町村の自立に向けた事業について利用できるということでありますので、この図書館を観光事業と絡めて計画していくということもあります。実は、平成25年度につきましては一括交付金も約10パーセントが広域で活用できるように県が管理していると、広域事業を進めていくための資金が確保されているわけでありますので、そういったものを活用できないのかどうか調べていたらどうかということなのですが、どのように考えられるか、今の時点ではどうでしょうか。

 

○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 広域的な図書館を一括交付金でできなかというようなご質問にお答えいたします。先ほど教育長からの答弁にもございましたように、これまでの発想として図書館については議員もご存知のように一括交付金は観光であったり自立であったりという視点で活用されております。図書館についても、どうして沖縄県の図書館と他府県との図書館は違うのかという視点が出てくると思います。それでこれまで図書館という発想はできておりませんが、おっしゃるような一括交付金での図書館という発想も内部ではございませんでしたし、また広域的な取り組みというのは町長からもございましたけれども相手の自治体、団体との意思疎通と言いますかお互いが作らないといけないということがなければなかなか難しいかと思います。しかしながら、町の考え方として一括交付金での事業はございませんでしたので検討の場に上げておりませんでした。その発想も可能かどうか、まずは検討してみたいと考えております。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 それでは、また町長のお話をしますけれども、南部広域の発展のためには、この広域の図書館も必要かと考えております。南風原町含めて与那原町、南城市、八重瀬町、ここが大きな図書館を持っていない地域であります。ここでこの検討ができないものなのか。と言いますのは、先日も新聞に載っておりました南城市が本庁舎を佐敷のゆいんちホテル近くに建設を計画していると、知念、佐敷を閉庁するということです。ここで提案しているのは、旧大里村の役場、保健センターがありますが、一部しか使っておりませんのでそこを南部広域の図書館にしていくとか、あるいはもっと進んでいきますと県の分館とかそういった発想も含めて検討できないものかどうかお伺いしております。いかがでしょうか。

 

○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。議員から具体的な市町村名も挙げていただきまして検討できないかとのご質問でございますが、最初の答弁で申し上げましたとおり、規模は小さくても本町として特色ある図書館づくりを目指したいという意思がございますし、また他の市町村でどういった考え方があるのかまだまだ分かりません。われわれの一存で広域的な図書館を推進することもなかなか難しいと考えております。そのために、仮にその方向性でいくといたしましても、1市3町の地ならしと申しますか意思確認といった各自治体のまちづくり等々も関連してくると思いますし、一朝一夕で結果が出るものとも思っておりませんので難しいことだと判断いたしております。以上です。

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 教育長。もし仮に広域として可能であれば、南風原町の図書館はもちろん町の特色ある図書館、特に南風原は歴史・文化を重要にしている地域であります。そこに本当に南風原町の特色ある図書を集めてくる。僕の考えとしては、将来的に考えて欲しいのは、まだまだ南風原町の図書館は小さいと思いますので、そこに町の特色ある図書を集め、さらには子ども専用の図書館にしていく、キッズランドではないのですけれども子ども専用の図書を揃えていく。そして一般の方は広域の図書館に行っていただくようにすれば、本町にとって本当に素晴らしい特色ある図書館ができるものと思われます。ですから、もし可能であれば、先ほど部長がおっしゃったように、一括交付金の活用が可能であるか調査されて、あるいは広域での図書館の調査をされて、他の自治体との協議ももちろん必要でありますけれども、そういうテーブルをセッティングするといったことができれば、近いうちにそのような構想がもてるのではないかと考えられますのでぜひそれも含めて検討していただくよう要望したいと思います。よろしくお願いします。

 

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 それでは、次に移ります。2点目の小中学校の図書充実についてであります。(1)については、調査しておられますので了解したいと思います。(2)についてでございますが、児童生徒あるいは学校が希望する図書、あるいは冊数が購入できているかどうかお伺いいたします。

 

○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 学校の図書の件に関してです。児童生徒が希望する本が購入できているかでございます。最初の答弁にもございますように、図書館の基準と言いますか、学校図書の基準がございます。それについて学校へ確認をいたしますと、その基準に応じての各学校で持っている本の数は、ほぼ100パーセントで、100パーセントを超える所もある。しかしながら、学級数が多くなったので100を割っている学校もあるというのが現状であります。それから、毎年、学校から図書についての要望がございます。それは図書館司書をとおして、学校をとおして、先ほどの答弁にもありましたように子どもたちのアンケート等を取ってそれが必要であるというようなところも含めて予算の要求もし、学校からの図書の要望については100パーセントやっていることを含めますと学校の図書について要望は満たされていると考えております。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 100パーセントに達しているとのことでありますけれども、予算とか冊数とか制限はかけていないですか。先日、議会で北丘小学校の大規模改造事業で調査したときに、たまたま図書室に入りまして、校長先生の話では学校図書が学校設立当時からございましてその表紙が破れていたり外れていたり、テーピングをして補修しているものもございます。すでに30年を超えましたので、やはり新しい図書との入替えあるいはもっと増やしたいというお話でありましたけれども、そこらへんの話は教育委員会等ではなさっているのか。このへんについて、実際に100パーセントなのか再度お願いします。

 

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○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。ただいまのご質問に関しましては、学校の経営方針と申しますか、教育委員会といたしましてはそこに要因があるのではないかと考えております。と、申しますのも、南風原中学校が新築された際に古い図書をだいぶ処分いたしまして、そのときに基準冊数に足りないというような状況になりました。そこで何とかしなければいけないということで、図書館司書の方々に集まってもらいましていろいろと意見交換をしたことがございます。その段階で、学校の図書の予算が学校管理費のなかのプールで11節に計上されているというようなことで実際図書司書からは要望したのだけれども、予算もそのとおり計上したつもりなのですが、執行の段階で11節でございますのでやれ新聞料金に変わったりだとか学校の範疇で執行していた模様で、司書として買いたい本がなかなか買えないという意見がございまして、その時点から細説を設けまして各小学校に図書費ということで同じ11節のなかでも一般的に紐付きと言いますかこれは図書費ですよというかたちで執行を縛った経緯がございます。それが現在も続いておりまして、各学校から要求してくる図書費に98パーセント予算額は付けておりますので、今の段階ではおそらく司書の方が購入したい分について予算は満足に付けていると私たちは判断いたしております。しかし、執行する段階で校長先生が思っている本よりも司書の考えているものを優先的に購入している可能性もありますし、そのへんに関しましては学校経営ですので教育委員会としては学校の範疇だと判断いたしております。以上です。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 やはり学校サイドのお話を聞きますと、図書購入数が少ないと、もっと予算を増やしたいのだけれども厳しいというのが現実であります。それに対して南風原中学校、南星中学校は、OBの皆さんが毎年資金造成をして図書購入費、部活動費の助成をやっている状況であります。それはそれとして、新しい図書の購入あるいは学校が予算のなかで購入できない図書の購入をやっておりますので、それにさらに町の予算があればもっと子どもたちにとって必要な本が数多く購入できると思います。そのへんの検討をもう一度、学校サイドとあるいは図書司書との打ち合わせが必要ではないかと思うのですけれども、これについての協議はどのようになされていますか。

 

○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 図書の購入について学校とどのような調整をしているかでございます。直接、教育委員会でどの本が必要であるという細かい部分について随時やってございません。予算要求のときに、学校側から金額がいくらですとくる予算をこちらは要求して予算に上げて学校を確定しているというようなことでございます。ちなみに、規模によって違いますので予算額は違いますけれども、年間だいたい同額、大きい所で60近くあったり30だったり、学校からの要望に応じてその予算を付けてございますのでそれで対応できるものだと考えております。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 ぜひ本年度は図書の購入について学校サイド、司書と協議をもっていただいて、本音の部分の要望を聞いていただきたいと思います。ぜひその場を設けていただきたいと思っておりますので検討していただきたいと思います。

 それでは、3点目に入りたいと思います。先ほど副町長がおっしゃったように、地域を活性化していくためには人口の維持ではなくて人口を増やしていく環境を作っていかなければいけないと思います。この人口を増やすためにはどうすればいいか。その検討、調査をされたことはあるのかお答えをお願いします。

 

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○議長 中村 勝君 休憩します。

 休憩(午後140分)

 再開(午後142分)

○議長 中村 勝君 再開します。金城敬宝まちづくり振興課長。

 

○まちづくり振興課長 金城敬宝君 人口を増やす施策など、今どのようにやっていますかというような質問でございますけれども、大変難しいご質問です。南風原町の現状としましては、全区域とも那覇広域の都市計画区域となっております。そのなかで市街化区域の人口比率が約70.4パーセント、調整区域内で約29.6パーセントということで、ほとんどが市街化区域に偏っている状況となっております。面積的には、全体面積における市街化区域が37パーセント、調整区域が63パーセントとなっております。『統計はえばる』をちらっと見ますと、やはり調整区域の人口が減っている状況があります。平成14年と平成24年の人口の動きということからしまして、調整区域の自治会で減っているところが見受けられます。やはり調整区域ということがあって住宅が建てられず人口が伸び悩む、あるいは減少している状況かと思います。そういうことがございまして、南風原町では平成16年に大名・宮城地区、そして宮平区域、照屋・本部・津嘉山・山川区域、神里区域の4地区を緩和区域に指定を受けております。今までの市街化調整区域というのは、ある程度条件が厳しいと言いますか建築するためには条件がかかると、緩和指定区域内であれば南風原町内はもちろんですが町外の方でも建築することは可能ですよという区域となっております。そして、大名地区が平成25年、東新川地区が平成26年に一部が緩和区域の指定を受けております。そういうことによって、今後、人口も伸びてくるのかと考えられております。また、平成27年に県の用途区域見直しが那覇広域にございますので、それに向けて喜屋武・本部・照屋区域、そして宮平の南風原中学校体育館裏手側一部の区域、そして与那覇の集落裏手側と言いますか与那原バイパスが計画されている区域と与那覇との間に調整区域が細長く残りますのでこれも含めて3地区に、今回の見直しに向けての調査委託を入れているところでございます。そういう状況でございます。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 各地域の均衡発展については、いろんな方面から考えなければいけないのですけれども、取り敢えず今日は、まちづくりの観点から市街化について中心にやっておりますが、この人口が増えない地域についてどのように取り組んでいくのか、なんで人口が増えないのか、これを調べて解決していく作業が必要だと思うのです。詳しく言いますと、宮城、山川、神里、なかなか人口が増えないですね。地域の子どもたちは他所に出て行くわけです。転出が多い。しかし、転入は少ない。そういう人口が減る時期もあるのです。そういったものの原因は何なのか、なぜ人口が増えないのか調査をして、その地域についてはこういった事業を入れなければいけない、あるいは大幅な見直しをしなければいけない、町として町全域を均衡発展させるためには、県とのやり取りも必要だと思うのですが、行政そのものが率先してやっていかなければ、完全にバランスが崩れる状況にもあるのです。そのへんをもう少し真剣になって考えて欲しいと思います。行政にはいろいろな事業があります。それを進めるのも大変だと思いますけれども、やはり地域がどんなにがんばっても人口が増えないという所もありますので、そういった所をどうしていくのか、そこをぜひ考えていただきたい。先ほど課長がおっしゃったように、市街化区域に人口が集中している、本町の人口7割はそこにいらっしゃるわけです。周辺に3割もいないわけです。しかし、面積は60パーセントを超えているわけです。いい意味で言えば、広い地域に人は少なく住んでいるということでいいのですけれども、都市域については4割弱の所に7割以上の人が住んでいますといった表現もできますが、本町の各地域が活性化していくためにネックになるのは人口増なのです。それについてぜひ具体的な取り組みをお願いしたいと思います。今期はこれが最後です。引き続きできませんけれども、ぜひ南風原町民が等しく良い環境の中で生活ができるよう行政としての取り組みをお願いしたいと思います。

 

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 それでは、4点目の土地改良区についての質問をさせていただきます。まず(1)の質問については、現在、東部消防組合と設置に向けた協議を行っているとのことでございますので了解したいと思います。(2)についてでありますけれども、これも協議は行っているとのことですが、やはり町長がおっしゃったように、もし東部消防ができなければ南風原町単独でもやっていきたいというお話もございますので今年度中に設置ができるようやっていただきたいことと、できましたら東部消防管内一緒にやったほうがいいと思いますので協議を早めに進めていただいてできるように取り組んでいただきたいと思います。町長のお考えをお聞きしたいと思います。

 

○議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 東部消防と実際に、以前議員が参考にということで、ニライ消防が設置した読谷村の標識を見せていただきました。まず宮城地域のイメージで具体的な協議は進めているのですが、これは行政の視点からではなくて、ここの場所をどういうふうに伝えるのかなかなか通行者が分からないということでありますので、この場所を知らない、どう表現していいか分からない人の立場から、何番というふうにこの人がどのぐらいの範囲で見ることができるのか、スパンはどれぐらいなのかをニライ消防のほうへ実際に地図を取り寄せることができないか研究は進めているところです。議員がおっしゃった本町のみならずというところについても、南風原からこういった案が出ていますということで、他の2町でこういった箇所がいかほどあるか含めて相互で調査を進めていきながら、どこが設置であるのか、本町から先陣を切ってやるのもよしということで、東部消防とはそういった段階です。表示の方法、スパン、あとは3町一緒にやるのかも含めての協議を行っているところです。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 総務部長はそのようにお考えですけれども、足踏みしてはいけませんので、他の地域はどうやっているか調査をするのではなくて実際今事例があるわけですから、これについて本町が前向きにどのように取り組んでいくかです。ですから、もしこの3町が東部消防として歩調が合わなければ、本町独自でもまずはやっていくのだという思いがなければ、この道は動かせないです。こちらはやりますけれども、皆さんはどうしますかというぐらいの考えを持って協議をしていかなければ、案内板の設置あるいは東部消防何番、南風原町何番というものを独自にどんどん提案していかなければ、この事業は足踏みしてしまいます。仮に本町だけやるにしても、南風原町、西原町あるいは大里の一部、あるいは山川神里土地改良区、東風平の一部というように行政区が変わってくるラインがあるのです。そのへんも含めての協議にしなければいけませんので、先ほどの停止線にしてもそうです。その協議を率先して自分たちで進めていく思いをぜひ持っていただいて、臨んでいかなければいけないと思います。町長、ぜひお考えをお聞きしたいと思います。

 

○議長 中村 勝君 城間俊安町長。

 

○町長 城間俊安君 勇議員がおっしゃるこの表示板は、私も大事だと思っております。好春議員からも東部消防でこういう標識を設けるべきではないかという質問がありまして、西原・与那原・南風原の消防でやったほうが公平にできるのかと、できればこれが基本だとあります。しかしながら、与那原・西原等において行政の動きが鈍ければ町単独でもやっていきたいと、本来なら東部消防管内は消防の意思として西原・与那原・南風原も同じように表示を設けていくべきですが、しかしながら行政の動きが鈍いようであれば、南風原町単独でも年内にできるよう話合いもさせていきたい。調整がスムーズにいけば3町とも年内、もし3町の歩調が合わなければ南風原町独自でも表示板は年内にできるよう実施をしてまいりたいと思っております。

 

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○議長 中村 勝君 13番 玉城 勇議員。

 

13番 玉城 勇君 最後の答弁、ありがとうございました。ぜひそのようにやっていただいて、地域住民はじめ町民の安全を守っていただきたいと思います。今のようにはっきりとおっしゃっていただいたら、6選もまた大丈夫ですので、ぜひがんばっていただきたいと思います。ありがとうございました。終わります。

 

○議長 中村 勝君 休憩します。

 休憩(午後1時57分)

 再開(午後02分)

○議長 中村 勝君 再開します。順次発言を許します。4番 花城清文議員。

 

 

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