“夢を賭けた”第1回ブラジル移民、イッパチ
1895年~1935年。南風原村津嘉山に生まれたイッパチは、日系人で最初の歯科医師になった津嘉山出身の友人、金城山戸(きんじょうやまと)らとともに、1908年、第1回移民としてブラジル へ移住しました。イッパチというニックネームは、この移民船・笠戸丸の中でつけられたようです。山戸とイッパチは幼なじみで、山戸は医師へ、イッパチは賭博の道へ入りました。花形賭博師として活躍したイッパチは、稼いだお金を困窮している沖縄県人に分け与えました。また 日系人社会の福祉関係で篤志家としても知られています。