字大名ヒージャガーと石碑
「那覇への幹線通りの名残」
大名の、首里に向かう旧街道にある共同井戸で、個人の屋敷東側にある。
井戸は直径1mの楕円形をしており、水深4m、深さ1mまで石積みされており、現在でも水量は豊富である。
側には石碑があり、漢文でヒージャガーの出来た由来が刻まれている。
碑文によると、この道路は雨天時には往来が難渋するので、1769年にこれを改修し、樋川を築かせたという。
この道は急な坂でヒージャーカービラと呼ばれ、かつて与那原から宮城橋を通り首里に至る幹線通りであった。
その街道を裏付ける現在も唯一残っている井戸として、また石碑として歴史的に重要な文化財である。
【場所】〒901-1101 沖縄県南風原町字大名80
【種別】史跡
【駐車場】なし