3時間コース:平和を考えるコース

(1)黄金森(こがねもり)公園陸上競技場

多くの史跡が並ぶ、緑豊かな総合公園
広い園内には、野球場や陸上競技場を有する「黄金森(こがねもり)公園陸上競技場」は、周辺に多くの史跡が並び、遊歩道を登ると見晴らしのよい空間が広がる町民憩いの場です。戦時中は、黄金森の丘には約30もの壕があったといわれ、現在も、公園内には「沖縄陸軍病院 南風原壕群20号」をはじめ、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるための多くの石碑や平和の鐘などが遊歩道沿いにたっています。
黄金森公園陸上競技場
黄金森公園陸上競技場
黄金森公園陸上競技場
 

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(2)黄金森(こがねもり)公園 沖縄陸軍病院 南風原壕群20号

沖縄陸軍病院 20号壕

 
映画「ひめゆり塔」の舞台となった病院壕
映画「ひめゆりの塔」の主人公であるひめゆり学徒隊が看護補助要員として従軍した病院壕群で、実際に中を見学できるようになっています。20号は当初内科として機能していましたが、戦局が悪くなると外科の患者が急増し、元の外科を第一外科、内科であった20号を第二外科に改めました。20号は長さ約70m、高さ約1.8m、横幅約1.8mの人口の横穴壕で、入り口から中央に向かってカーブした作りになっています。これは入り口からの銃弾などの攻撃を防ぐ意図があったといわれています。中央部分は19号、21号と交わる交差点のようになっており(19号壕、21号壕は落盤しており立ち入り不可能になっています。)、壕の中で一番広いこの場所が手術場となっていました。手術場の近くの通路には壁に横幅90cmの寝台が2段作り付けてあり、上の段には重症患者が、下の段には比較的軽症の患者が寝かされていたといいます。実際にガイドの説明を聞きながら20号の見学を経た後、南風原文化センターで病院壕の再現レプリカを見ると、より沖縄戦の凄惨さを実感できることでしょう。
沖縄陸軍病院 20号壕


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(3)黄金森(こがねもり)公園 飯あげの道

黄金森公園 飯上げの道

 
食糧調達のための過酷な道
第二次世界大戦中、ひめゆり学徒隊が利用した飯炊き場から陸軍病院壕までの山道は「飯あげの道」と呼ばれています。沖縄陸軍病院 南風原壕群20号の食糧調達のためには、黄金森(こがねもり)を登り、さらに下って南風原文化センターの横を通り、集落の中にある炊事場までの約800mの道のりを行かなければなりませんでした。大量の砲弾が降り注ぐ中、比較的安全な夕暮れ時に攻撃を避けながら、醤油樽に詰めた食糧を担いで行くのはとても過酷な行為でした。若い学徒隊の乙女らは、二人ひと組みになり足元のおぼつかない険しいこの道を行き来しましたが、ここで攻撃にあり命を落とした者もたくさんいました。道は整備され現在はその一部を残すのみですが、通行可能となっていますので、沖縄陸軍病院 南風原壕群20号を見学ののち、この飯あげの道を実際に歩いてみるのもいい体験になるでしょう。

飯あげの道を抜けると、南風原文化センターがありますので、お時間のある方は、病院壕の再現レプリカもぜひご覧ください。
黄金森公園 飯上げの道


黄金森公園 飯上げの道
  
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黄金森公園陸上競技場地図
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