「なーどーい」「さーい」の声が響く 喜屋武(きゃん)

2015年2月2日
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普段はとても静かな喜屋武の集落です。メインストリートであるメーミチを歩くのも喜屋武に住んでいる人くらいです。
そんな静寂を叩き割るように、夜のメーミチが騒然と熱くなる日があります。
旧暦の6月25・26日の二夜に亘って、俗に「けんか綱」と称される「喜屋武の綱曳き」が催されるからです。
たとえ夫婦であっても生家によって「東・西」に分かれるため、その日ばかりはライバル同士になり、綱を引き合います。綱曳きがおわりに近づくと、服がボロボロになっている人は珍しくなく、中にはけがをしてしまう人も。
あくまでも「喜屋武人(きゃんちゅ)の、喜屋武人による、喜屋武人のための綱曳き」です。古くから沖縄の一集落に息づいた綱曳きの、生の空気を味わえるため、隠れファンも多いといわれています。
 
町無形民俗文化財「十五夜遊び」の里
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旧暦の8月15日に行われる「喜屋武の十五夜遊び」では、昔から伝わる集落の伝統芸能が披露されます。かつて喜屋武では、「大遊び(うふあしび)」「遊びぐゎー」といった村遊び(祭り)が盛んに行われていましたが、現在では、「十五夜遊び」が脈々と受け継がれています。主な演目としては、町内で唯一現存する組踊「長者の大主(うふすー)」や「舞方棒 (めーかたぼう)」、獅子舞が演じられます。喜屋武独特の芸風も多く、町指定の無形民俗文化財に指定されています。
 


名護(なご)の殿(とぅん)
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喜屋武集落のはじまりの伝承をもつ「名護の殿」は今でも大切な拝所(うがんじゅ)です。現在は、喜屋武の農村公園内の一角となっており、お年寄りのみなさんがゲートボールを楽しむ風景などがみられます。


 
製糖工場跡
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喜屋武にはかつて、いくつかの製糖工場がありました。それぞれ親族単位で運営されていた製糖工場も、時代の機械化が進むなかで一つの工場にまとめられていきました。
 


うまうぃーぐわぁ跡
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現在、翔南(しょうなん)小学校がある場所は、昔は広々とした原っぱで、集落の祭りや行事が開催されたり、青年たちが草競馬の練習などをしたところでした。うまうぃーとは、馬追い(草競馬)をした馬場という意味です。
 


喜屋武のソーメン
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喜屋武では、昔から新築や結婚などのグスージ(お祝いごと)の席で、赤飯や三枚肉などのごちそうとともに、ちょっと変わった一品が出されます。「喜屋武のソーメン」は、汁がほとんど入っていない器に、そうめんと豚肉、紅ショウガだけというシンプルなものですが、これが食べてびっくりなおいしさです。豚肉のだし汁で茹でたそうめんは、ソーメンチャンプルーともソーメン汁とも違う不思議なおいしさで、今でも喜屋武のお祝いの席には欠かせないごちそうです。
 


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