軽便鉄道(けいびんてつどう)

2015年2月2日
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戦前栄えた、県民の足「軽便鉄道」
戦前の沖縄には県が経営する沖縄県営鉄道が走っており、県民から「軽便(けいびん)鉄道」の愛称で親しまれていました。1914年から戦争で焼けてしまうまでの1945年までの間、県内各地を走っており、与那原(よなばる)線、嘉手納(かでな)線、糸満(いとまん)線の3つの路線・合計22の駅がありました。このうち、南風原町内には、2つの路線が通り、全22駅のうち5カ所の駅がありました。当時から南風原が南部の交通の要だったことがうかがえます。南風原町内にあった駅は、「南風原駅」「宮平(みやひら)駅」「津嘉山(つかざん)駅」「山川(やまかわ)駅」「喜屋武(きゃん)駅」の5つです。

路線図
 
〈南風原駅跡〉
与那原線の駅で無人駅。当時、駅には引き込み線が設置されていて、貨車に多くの荷物を積み込み、帰ってきた機関車につないで、那覇・与那原に送り出したそうです。

〈宮平駅跡〉
与那原線の無人駅。駅の横には踏切があり、軽便が通過する時には、踏み切り番が手で遮断機を上げ下げしたそうです。

〈山川駅跡〉
糸満線の駅。当初は「停留所」でしたが、農作物の出荷が急増し、貨物の積み込みなどに時間がかかったため、地元からの要請により、その後停車時間の長い「停車場」となりました。
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