善綱御嶽(ユクツナウタキ)
「亀に噛まれて守り神となった男を祀る」
宮平に住んでいた善綱大屋子(ユクツナウフヤク)は、ある日、西原の我謝の海岸で大きな亀を捕らえ背負って帰路についた。
ところがその途中亀に首をかまれて死んでしまった。
やがて彼は葬られたが、2、3日たって、なんとお墓にあるはずの遺体が消えてしまい、村人たちは大変驚いたが、その時天から声が聞こえ、彼は宮平村を守る神となって天に召されたというのだ。
それ以来、善綱大屋子のお墓は宮平村を守る拝所となっている。
【場所】〒901-1113南風原町字宮平161