兼城の石獅子
那覇へ向けられた石獅子
この石獅子は、上間(那覇市)への邪気返し(フーチゲーシ)目的で造られたと言われています。
一対で作られているため、もう一基あったと言われていますが現在は消失しており、一基を残すのみです。
南部一帯にはヒーザン(火山)として恐れられていた八重瀬岳(やえせだけ)への火返し(ヒーゲーシ)として造られた石獅子が点在していますが、この兼城の石獅子が上間への邪気返しと言われているのは、当時人々にとって八重瀬と同様に恐れの対象であったことがわかります。
【特記】有形民俗文化財
アクセス
【住所】南風原町字兼城190-1
【駐車場】なし