3回の予防接種を公費(無料)で受けるためには2024年(令和6年)11月までに1回目の接種をすれば
最短4ヶ月で完了することもできます!
・対象者:1997年(平成9年)4月2日 ~ 2008年(平成20年)4月1日生まれの女性
・期 間:2025年(令和7年)3月末まで
※9価ワクチン(シルガード9)の場合、15歳以上では3回の接種が必要となります。
※初回接種を2024年(令和6年)11月中に始めることで3月末までに3回接種することができます。
※予診票の再発行については、下記のURLから申込をするかお電話や窓口での対応も受付けております。
(WEB申請)子宮頸がん予防(HPV)予防ワクチン予診票再発行←クリックするとWEB申請が出来ます。
※スマートフォンからQRコードを読み込んでの申請も可能です。
日本では年間約11,000人近くの方が子宮頸がんを発症し、約2,900人の方が死亡しています。 子宮頸がんは初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、しばしば発見が遅れてしまいます。
子宮頸がんの原因にはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。HPVは主に性行為により感染し、多くの女性が感染するごくありふれたウイルスです。 HPVには100種類以上のタイプがあり、その内の15種類が子宮頸がんの原因となる発がん性HPVに分類されます。
HPVは感染しても多くの場合、感染は一時的でウイルスは自然に排除されますが、HPVが排除されずに感染が長く続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんを発症すると考えられています。
ワクチンは体内に抗体をつくり、HPVの感染を防止します。
詳細はこちらのリンクよりご確認下さい→ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)
平成25年6月14日に開催された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策調査会(合同開催)(以下「合同会議」という。)において、「ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛等が、HPVワクチンの接種後に見られたことから、この副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、積極的な勧奨を差し控える」こととなったため、南風原町においても対象者宛の予診票送付を控える等、積極的な接種勧奨を差し控えていました。
その後、厚生労働省における審議会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ることが確認されたことから、厚生労働省は、令和3年11月26日付け文書において、積極的な接種勧奨を差し控えている状態は変更とし、令和4年4月から、個別の勧奨を実施しています。
南風原町におきましても、令和4年4月以降、対象者へ予診票発送による接種勧奨を開始しています。
また、積極的な接種勧奨を差し控えている期間に接種機会を逃してしまった方を対象とした「キャッチアップ接種」も実施しています。
つきましては、今後、子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス感染症)接種を受ける際には、必ず事前にワクチンの安全性・有効性や接種による副反応を充分にご理解いただいた上で、接種するようお願いします。
【厚労省リーフレット(概要版)】 【厚労省リーフレット(詳細版)】
※外部リンク ※外部リンク
【9価ワクチンリーフレット 【9価ワクチンリーフレット
(定期接種版)】 (キャッチアップ版)】
※外部リンク ※外部リンク
【ワクチン接種を受けた方へ】 【キャッチアップ接種リーフレット】
※外部リンク ※外部リンク
1)対象者
【定期予防接種】
◎小学校6年生から高校1年生の女子(標準接種年齢は中学1年生)
令 和 6 年 度 対 象 者 | 学 年 | 接 種 期 限 |
平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれ | 高校1年 | 令和7年3月31日まで |
平成21年4月2日~平成22年4月1日生まれ | 中学3年 | 令和8年3月31日まで |
平成22年4月2日~平成23年4月1日生まれ | 中学2年 | 令和9年3月31日まで |
平成23年4月2日~平成24年4月1日生まれ | 中学1年 | 令和10年3月31日まで |
平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれ | 小学6年 | 令和11年3月31日まで |
※1 令和6年4月1日~令和7年3月31日までは、キャッチアップ接種として接種可能です。
【キャッチアップ接種】
・対象者
◎平成9年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの女子
・キャッチアップ接種対象期間
◎令和4年4月~令和7年3月31日まで
2)接種費用
無料(全額公費負担)
※対象年齢以外の方が接種を希望する際は、任意接種となり全額自己負担となります。
ワクチン種類
〇子宮頸がん予防ワクチンには「サーバリックス」と「ガーダシル」と「シルガード」の3種類があります。
〇「サーバリックス」「ガーダシル」のいずれも子宮頸がん患者の約6割から見つかるHPV16・18型の高リスク型の
ヒトパピローマウイルスの感染を防ぐことができます。
「シルガード」は、HPV16・18型に加え、ほかの5種類のHPVも防ぐため子宮頸がんの原因の約8割を防ぐことができます。
〇「サーバリックス」と「ガーダシル」は、一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。
「シルガード」は、一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。
標準的な接種間隔
〇サーバリックス
2回目:初回から1か月以上あけて接種
3回目:初回から6か月以上あけて接種
〇ガーダシル
2回目:初回から2か月以上あけて接種
3回目:2回目から6か月以上あけて接種
○シルガード
(1回目の接種を15歳未満で接種する場合)
2回目:初回から6か月以上あけて接種
(1回目の接種を15歳以上で接種する場合)
2回目:初回から2か月以上あけて接種
3回目:初回から6か月以上あけて接種
※いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましい。
※標準的な接種間隔で接種できない場合
〇サーバリックス
2回目:初回から1か月以上の間隔をあけて接種
3回目:初回から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をあけて接種
〇ガーダシル
2回目:初回から1か月以上の間隔をあけて接種
3回目:2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて接種
○シルガード
(1回目の接種を15歳未満で接種する場合)
2回目:初回から5か月未満で接種する場合、3回目の接種が必要
3回目:2回目から3か月以上あけて接種
(1回目の接種を15歳以上で接種する場合)
2回目:初回から1か月以上あけて接種
3回目:2回目から3か月以上あけて接種
(注)1か月後とは、「翌月の同日以降」を意味します。 例:5月1日の1か月後は6月1日
比較的軽度の副反応は、一定の頻度で起こることが知られています。
ワクチン接種後にみられる主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。
発生頻度 | サーバリックス | ガーダシル | シルガード |
50%以上 |
疼痛、発赤、腫脹、疲労感 |
疼痛 | 疼痛 |
10~50%未満 | 掻痒、腹痛、筋痛・関節痛、頭痛等 | 腫脹、紅斑 | 腫脹、紅斑、頭痛 |
1~10%未満 | じんましん、めまい、発熱等 | 掻痒・出血・不快感、頭痛、発熱 |
浮動性めまい、悪心、下痢、 掻痒、発熱、内出血 |
1%未満 |
注射部位の知覚異常、 感覚鈍麻、全身の脱力 |
硬結、四肢痛、筋骨格硬直、 腹痛・下痢 |
嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、 出血、血腫、倦怠感、硬結 |
頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症等 |
疲労・倦怠感、失神、 筋痛・関節痛、嘔吐等 |
感覚鈍麻、失神、四肢痛 |
まれに重い症状が報告されています。
これまでに報告のあったその他の重い副反応については次のとおりです。
・アナフィキラシー:呼吸困難、じんま疹などを症状とする重いアレルギー
・ギラン・バレー症候群:両手・足の力の入りにくさなどの症状とする末梢神経の病気
・急性散在性脳脊髄炎(ADEM):頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状とする脳などの神経の病気
※予防接種は義務ではありません。ワクチンの効果や安全性と副反応などを十分理解し、接種しましょう。
厚生労働省では、HPVを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談を受け付けています。
TEL : 03-5276-9337
受付日時 : 月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始除く)
その他HPVに関するQ&A → 厚生労働省サイトをご確認ください(外部リンク)。
【医療、救済等に関すること】
沖縄県保健医療部ワクチン接種等戦略課 TEL : 098-866-2013
【学校生活に関すること】
沖縄県教育庁保健体育課 TEL : 098-866-2726
まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
子宮頸がん予防ワクチンの予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関が各都道府県に設置されています。沖縄県においては、琉球大学病院が協力医療機関となっています。
琉球大学病院(麻酔科) TEL : 098-895-3331 (内線3420)
【定期接種の際の救済制度】
ワクチンは、HPV16型と18型の感染による子宮頸がんの発症を防ぐことはできますが、全ての子宮頸がんを予防できるわけではありません。 そのため、ワクチンを接種していても、20歳を過ぎたら、子宮頸がん検診を受ける必要があります。 また、接種前に感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治したりする効果はなく、あくまで接種後のHPV16型、18型の感染を防ぐものです。