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議会活性化調査特別委員会の最終報告

2014年6月27日

議会活性化調査特別委員会の調査報告


  南風原町議会は、議会の活性化のため平成23年6月定例会に「議会活性化調査特別委員会」を立ち上げました。
 特別委員会に付託された事件について、これまで45回にわたり議論を重ねて、その経過については、これまで3回の中間報告書をまとめてきました。
  平成26年6月定例会中、最終報告書の提出を議長へ行いました。

 最終報告書の提出をもって特別委員会は調査を終了することになります。特別委員会における調査・検討を終了するにあたり、その結果について一部中間報告した内容も含めて、町民の皆さまへご報告いたします。

  

調査事件


議会活性化、議会改革等に関する調査・検討

 

調査期間


平成23年7月14日~平成26年6月6日

  

調査・検討結果の概要


  

調査・検討事項

 概要  結果
   地方分権の進展で、市町村の権限や機能が拡大する中、議会が果たす役割と責任は重要となっている。そのことから、議会改革が必要となっている背景、全国的な動き、県内の動きなど、議会・町民・執行部に関することについて、調査検討を行った。
    議論の中では、まず始めに、議会活性化等の改革を積み重ねながら、議会基本条例を策定することが議会改革につながり、最終的に開かれた議会、わかりやすい議会を目指すことで、議会基本条例の制定を含め調査検討することとした。

条例制定

平成25年12月定例会

南風原町議会政務活動費の交付に関する条例について  政務活動費については、議員活動の活性化と議員の資質向上を図るため、議員の政策の調査・研究に必要な経費の一部を交付する。
    議員は、政務活動費の使途の透明性を確保するため、その支出に係る証拠書類等を整備、保存することとした。

条例制定

平成26年3月定例会

予算・決算の審査方法の改善について 現状の審査方法を調査・検討した結果、「運用改善」することで、現行の連合審査会方式を採用することとした。

平成24年3月定例会から

実施

議会活動報告会の実施について

※(第3回からは議会報告会)

議会活動報告会を開催するにあたり、「議会活動報告会の基本的な考え方」をまとめ、この方針の趣旨に基づいて議会活動報告会を開催した。

第1回:平成24年4月   

第2回:平成25年4月
第3回:平成26年5月

議会基本条例に関連南風原町議会基本条例についてする主な改革

1.一般質問の取り組み
(ア) 一般質問通告書を明確に分かりやすく具体的に記載することを確認した。
(イ) 対面方式の採用(平成25年3月定例会から実施)
(ウ) 答弁書を事前に配布することとした。(平成25年9月定例会から実施)


2.反問権制度の導入
(ア) 反問権の運用について基準を定めた。(平成26年3月定例会から実施)

3.議員相互間の自由討議
(ア)議員相互の議論を尽くして合意形成に努めるための手段として、必要に応じて自由討議を実施することとした。


4.議決事件の追加
(ア)地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第2項に規定する議会の議決事件について、重要な5計画を議決事件として定めた。

5.議員研修会の開催
(ア)議員研修の充実強化に努めることを定めた。


6.町民への積極的な情報公開(開かれた議会、分かりやすい議会)
(ア) 議案に対する議員の賛否を公表
(イ) 議会インターネット配信(ライブ中継・録画中継)
(ウ) 議会だよりの充実
(エ) 議会ホームページの充実
(オ) 会議録の迅速化と公開
(カ) 議会傍聴の促進

 その他の改革事項

 南風原町議会基本条例の制定に当たり、関連する規則等の見直しについては、特別委員会の意見を参考に、議会運営委員会で協議し改正することとした。

 

1.南風原町議会運営委員会規程の見直し
(ア) 「会派」について必要な事項を定め、委員外議員の出席を現状に合わせ定めた。


2.南風原町議会傍聴規則の見直し
(ア) 傍聴人の定員を現状の傍聴席に合わせて規定し、傍聴受付票と傍聴券の様式を定めた。
(イ) 議会傍聴者に議案資料の提供等について必要な事項を定めた。


3.南風原町議会図書室管理規程の見直し
(ア) 議員の調査研究活動に資するため、規程の全部を改正し必要な事項を定めた。

 

まとめ


 地方分権の進展により、自立的な自治運営を支えるために、議会の役割はますます重要となっています。
 こうした要請に応えるため町民に身近な議会として、「分かりやすい議会」の運営、「開かれた議会」を目指して、町民を代表し、独立した機関としての政策の決定、その監視と評価を行う機能を果たし、更に政策立案及び政策提言を高めていくために、議会そして議員は、常に自己研鑽、資質の向上を図りながら議会改革を推し進めて行く必要があります。
 町民の参加と協働のもと、公平・公正にして透明性のある議会づくりを通して、町民の意見が反映でき、町民に開かれ信頼される議会として成長していくことで、町民の福祉向上、町政の発展に寄与することに繋がっていくことになります。
 結びに、町議会で実践してきた議会報告会を更に充実発展するための意見交換会(各種団体等)の開催や、その他の改革事項について、次期議会においても確実に実践されますよう、今後の取り組みに期待してまとめとします。

 

議長へ提出した報告書


 最終報告書.pdf(155KBytes)議会改革の取り組み.pdf(122KBytes)具体的な調査・検討事項.pdf(211KBytes)活動経過.pdf(142KBytes)

 議会活性化調査特別委員会.JPG

委員長:照屋仁士 副委員長:赤嶺奈津江 委員:赤嶺雅和・知念富信・宮城清政・金城好春・大城毅

お問い合わせ

議会事務局
沖縄県島尻郡南風原町字兼城686番地
電話:098-889-3097
ファクシミリ:098-889-4499