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平成25年第2回臨時会 会議録

2014年2月3日
 平成25年 (2013年) 第2回 南風原町議会 臨時会   

第1号

1月31日 

 

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日程 件名 備考
日程第1 会議録署名議員の指名   
日程第2 会期の決定  
日程第4 議案第3号 平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業における売買契約について 議案説明 ・ 質疑応答 ・ 採決

 

 会議録

 

○議長 中村 勝君 ただいまから、平成25年第2回南風原町議会臨時会を開会します。

 

○議長 中村 勝君 それでは、ただちに本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりであります。

 

開会(午前1001分)

 

日程第1.会議録署名議員の指名


 

○議長 中村 勝君 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって13番 玉城 勇議員、15番 大城真孝議員を指名します。

 

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日程第2.会期の決定

 

○議長 中村 勝君 日程第2.会期の決定の件を議題とします。お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間にしたいと思います。これに異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

○議長 中村 勝君 異議なしと認め、したがって、会期は本日1日間と決定しました。これから議案の上程に入ります。

 

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日程第3.議案第3号 平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業における売買契約について

 

○議長 中村 勝君 日程第3.平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業における売買契約についてを議題とします。まず、提出者からの提案理由の説明を求めます。城間俊安町長。

 

○町長 城間俊安君 おはようございます。議案第3号を提案する前に、先だって27日、28日に沖縄県オスプレイ撤回の件で41市町村長、41市町村議会議長、さらに県議会議長、各種構成団体も含めて144名の皆さん方が東京集会、また政府要請行動を行ってまいりました。沖縄県の基地の問題、オスプレイの問題で厳しい状況に置かれていることに対して、沖縄県内ではマスコミ等、新聞報道等でも取上げ活字になるわけですが、本土においてはやはり他人事で痛みを知らない部分があるのかと、本土と沖縄県との乖離が大きいと実感させてもらいました。しかしながら、本土、全国のマスコミが沖縄のこの厳しい状況に置かれている立場を活字にして取上げてもらうことで少しでも影響を感じてもらえればいいという思いで、また町村議長会を代表して東京集会では中村議長が沖縄の厳しい現状、町村議会の立場、決議された経緯等を皆さんの前で発言なされました。そしてまた沖縄県の実行委員会の立場と集会に参加している団体とのパレードでも少し間を置きながらやるなかで、日本国民もいろんな考え方を持っているのだなと、私たち沖縄県が苦汁を飲まされている苦しさよりもオスプレイ賛成だと、私たちが反対することには非国民扱いのように捉える方々もいらっしゃるわけです。そのように捉えるのであれば本土にオスプレイをもってくるような垂れ幕もあればいいのにと思いながら、沖縄だから賛成、本土であったら賛成するのか。賛成だと言葉を唱えるがこれを誘致しようという、国土の0.6パーセントにおいて74パーセントを沖縄県に米軍基地が集中していることを捉えてこれを本土にもってくるのだと言うのであれば聞こえもいいのだが、賛成は沖縄県であるから賛成なのかというように沖縄県民とは乖離がある。しかし、国民の皆さん方には知ってもらえるようにという思いで私たちもさせてもらいました。いろいろな角度から要請したことは、今までかつてない東京集会、要請行動を起こしたことは、大きな意義、インパクトを与えることができたのではないかと思って、即解決はできなくても一歩一歩、沖縄県民の痛みを知ってもらうような声を出していくことも大事だと痛感させてもらいました。去年の沖縄県民大会、今年は東京集会をやったことは、大きな波紋、歴史の1ページに刻まれていくような集会だったのではなかったと思っております。そういう状況であったことを報告しておきます。

 議案第3号 平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業における売買契約について。沖縄振興特別推進交付金を活用した平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業について、下記のとおり売買契約を締結するため議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。記 契約の目的 南風原町小中学校電子黒板購入事業。契約の方法 指名競争入札。契約金額 1,7839,500円。契約の相手方 沖縄県浦添市沢岻2丁目17番1号、株式会社オーシーシー、代表取締役 山根健次郎であります。その内容等においては、担当から説明させていただきます。

 

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議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 議案第3号について、補足して説明をさせていただきます。お手元に配布しています資料で、ただいま町長が提案しました裏のページに入札結果の報告書を付けてございます。去る1月25日に小中学校電子黒板購入事業の入札を行いました。設計額が消費税抜きで申し上げますと2,1599,000円で、入札の予定価格が消費税抜きで2,060万円で設定でございました。それに対しまして7社に応札をお願いしましたら、5社で入札が行われております。2社が辞退で5社のなかから先ほど町長からありましたように、株式会社オーシーシーが1,699万円の1回目で落札でございます。

 

 それでは、事業の概要について説明をいたします。事業名 平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業。納入の場所が町立小中学校、納入期限が平成25年3月27日、現場説明として平成25年1月11日に行っております。入札日が先ほど申し上げました1月25日。それと設計金額が消費税込みで2,2679,055円です。

 備品の内容が、投影型電子黒板アクティブボード一式ということで、今回18台の購入予定でございます。その機器の仕様が次のページ、別紙1です。2つの備品がございまして、それを組合せて電子黒板となります。投影型電子黒板アクティブボード。型式としましては、AVB1524-05でございます。これは平成21年度に導入しました電子黒板と同じ型になります。そして付属品としまして専用ソフトウェアインストール用CD、それから2番目にパソコン用の接続ケーブル、3番目に転倒防止用の器具、4番目にプロジェクターの予備ランプ、5番目に延長ケーブルとUSBの延長ケーブル、それと電子黒板と周辺機器に接続するケーブルのタグ、それから同じく10メートルの同軸ケーブルです。

 それから保守としまして、(1)電子黒板本体について5年間の保証モデルとする。(2)納入後も装置の操作・保守・修理等の技術的相談に応じ、2時間以内に対応できる等、アフターサービスを継続的に行うことのできる業者であることという仕様でございます。

 それから、今申しましたのはスクリーンの部分になりますので、それを動かすパソコンの部分です。その機器の仕様としてメモリがギガ以上、CPUはインテル、それからHDDが250ギガ以上、OSがWindows7のProfessional32ビット、それからDVDも使えるパソコンになります。付属品はそれを操作するためのマウス、キーボード、ケーブル等でございます。その他(1)でパソコン本体についても5年間の保証モデルとする。それから翌営業日出張修理ができるようにとしてございます。そういったことで今回、アクティブボードとパソコンという備品でございます。

 

 次のページにスクリーンの画がございます。アクティブボードマルチメディアスタンドで、これが黒板になります。それに付随するスタンドがあって、それと上にはプロジェクターがございますのでそれで映し出します。両端にはスピーカーが付いている構造になります。それから、上下に移動ができますので、最低の位置が178センチメートル、それから高く伸ばせまして246センチメートルまで操作ができます。幅が186.8センチ、奥行きが89センチになるものでございます。次のページは、その構成品でございますが、先ほど説明した内容になります。それから次にパソコンの画がありますけれども、EndeavorAT991Eという電子黒板を動かすパソコンをセットで購入となります。ディスプレイは電子黒板になりますのでディスプレイは付きません。そういった機器2つを組み合わせて、今回の電子黒板購入となります。

 

 それから、現況を資料1として本日配布してございますのでそれの説明をいたします。左側に学校名です。6校ございます。上から南風原小学校から南星中学校まで6校ございまして、これまで平成21年度の事業で小学校で4台入れてございます。中学校は3台を学年ごとに入れて、小学校では年の高学年に入れてございます。活用状況としては、主に特別教室に入っていて、移動して使うかたちになってございます。確認をお願いいたします。既存が小学校には4台、中学校には3台入っています。今回、各学校とも3台ずつを追加して導入する提案でございます。よろしくお願いいたします。

 

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○議長 中村 勝君 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。4番 花城清文議員。

 

○4番 花城清文君 おはようございます。質問をする前に、町長、議長に去った27日、東京で行われましたオスプレイ配備撤回のための集会あるいは政界への要請行動等に参加され沖縄県民の声をしっかり届けたものだと思っています。お二人の行動を高く評価します。お疲れ様でした。今後ともオスプレイが沖縄から撤去されるように一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします。議長、町長、お疲れ様でした。

 それでは質問します。これも通告してありましたのでその通告にしたがって質問します。まず町長、教育長に感謝します。子どもたちの教育力を高めるためにそういう教材を整備してくれますことを非常に評価します。ありがとうございます。今後とも子どもたちの教育のために必要なものはしっかり備えて教育力を高めていただきたいと思います。お願いしておきます。では質問します。今の授業は確かチョークで黒板に板書していると思いますが、この電子黒板の使い方、実際の授業でどういうふうに活用していくのか具体的に教えてくれますか。そしてこの電子黒板は全職員が使いこなせるものなのかどうか一緒に答えてくれますか。

 それからもう1つは、部長から説明がありましたが私は各小中学校にこの電子黒板が設置されることを非常に評価します。ただし、中学校では学年に1台、小学校では6年生としているが残りはどうするのか。小学校にもありますが特に中学校の特別教室はどうするのか。普通学級も含めて今後どういうふうに整備していくのか答えてくれますか。

 そしてもう1つは、この電子黒板も沖縄振興特別推進交付金を財源にあてています。確か南風原は6億6,000だったか割り当てがあったと思います。その6億6,000万円の全部を使い切ったのか、残額はあるのかお答えください。そしてもし残があるならば、会計年度もあと少ししかありませんのでこの残をどう活用していくつもりなのかそれも答えてくれますか。以上、答えてください。

 

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○議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 ただいまの花城議員からの質問で電子黒板はどのような使い方をするかとございました。おっしゃるように、通常は黒板とチョークを利用して授業を行っております。平成21年度に電子黒板を購入しまして、本格的には平成22年度から授業に使用しております。電子黒板は、教科書と一緒の使い方という視点で見ますと、デジタル教科書というものがありまして教科書と同じようなデジタル化されたものがあり、それが電子黒板に映るようになっています。利点としましては、黒板と一緒でチョークの赤だったり青だったりアンダーラインを引きたい場合にはタッチパネルを操作しますとその色ラインが表れます。重要部分を丸で囲んだり、黒板と同じように電子ペンが使えます。また、デジタル教科書は重要部分をアップして映し出すことができます。それによって子どもたちがそこに集中をするという利点です。それから、動画であったり写真であったりすぐに取り込むことができる。これまでの白いボードに作った物を貼り出すという先生方の作業が、電子データでできる。それから必要であればインターネットから情報を取り出すことができる。それから、先生が準備したものをそのまま電子黒板に貼り出してそのまま活用ができることと、本日行った授業について普通の黒板だったら消しますけれども電子黒板はそれを保存できて後日、前の授業ではこうでしたと引き出して生徒に見せることができるという利点等もございます。電子黒板と黒板の違いは、迅速にそういったことができるということですね。電子媒体を使って生徒たちに活用してもらうという利点があります。

 それから先生方は全員使えるかとのことでございましたが、先生方には導入直後から各学校で電子黒板の活用方法の研修会等を行ってございます。先生方には研修会を実施していますけれども、台数が各学校限られておりますので全職員がそれを教室に持ち込んでやっている部分にまでは至っていないことがあります。台数の関係からもできる先生方が活用していくかたち、それから教科も限られているところもありますので今のところ職員には使えるよう研修はしているけれども全部が使ってというところには至っていない。そういうことがありまして徐々に台数を増やしていって、その利用・活用を広げていきたいということでございます。

 それから、中学校におきましては、現況として3台、特別教室に設置されております。小学校と違いまして中学校は教室を移動して授業を受けます。美術であったり理科であったり音楽であったり、電子黒板がある所に生徒を移動させてそういった授業を行っているところもございます。

 残りの分についてはどうするかですが、町として整備計画、予算の関係もございますが整備としては全クラスに電子黒板を設置したい考え方は持ってございます。そしてデジタルテレビ等の関係も少しございますので、そういったところも含めてまた今後検討もしながら、新しい電子機器等もできましたら検討に入れながらICT事業の整備をしてまいりたい。今のところ小学校にはこの電子黒板が4台入ってございますが、学校からの要望等ももっと活用できるよう台数導入をして欲しいということもございますので徐々に増やしてまいりたいと考えております。

 

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議長 中村 勝君 新垣吉紀総務部長。

 

○総務部長 新垣吉紀君 町の全体的な事業での一括交付金の状況についてお答えいたします。議員おっしゃったように、交付金ベースで6億6,000万円、その額は全て事業として財源は充当されております。おっしゃったような例えば入札残等が出た場合、それはそれぞれの事業である条件で内諾は得られております。ですから、事業の性質によっては例えば数量が増やせるもので同じような目的の別の例えば物を購入できるもの等はございます。当然、割り振られた額については全て使い切るというものを最後まで努力いたします。当然のことでございます。ただし、事業の内容によっては、例えばこれはこれだけの枠で認めたのだよということでそれらの入札残が仮に出た場合、県と交渉はしていくのですが例えば事業の変更、数量の増ができない場合には最終的には不要で出すことはあると思っておりますが、基本的には全て内諾が得られるのであれば充当していきたいと考えております。

 

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議長 中村 勝君 4番 花城清文議員。

 

○4番 花城清文君 電子黒板の設置ですが、実際に今、設置しようとしているのが小学校の特別教室もあると思いますけれども、中学校と違って特別教室はそんなにないと思う。中学校はそれぞれ教科指導が分かれていて移動があるかもしれないが、小学校の場合、授業においても担任が国語、算数、社会といろんなものを担当してその教室で授業があると思う。そうするとやはり普通学級の教室も大事ではないかと思います。特別教室以上に、子どもたちが一日生活する場所、勉強する場所はほとんど動かないのでそこのほうがかえって大事ではないか、普通教室に入れるべきじゃなかったのか。特別教室になると使う人についても、台数が少ないどうこうと言っていたが、使う人と使わない人が出てきたのでは子どもたちの教育にも課題が出てこないかと思います。また未設置のところ、特に小学校の場合、普通教室で教育をしていくからそこを大事にすべきではないかと思います。学校からは要請もあるようですから、今後取り組んで欲しいと思うがどう考えるかお答えください。中学校も設置は特別教室なのでしょうか。これもやはり普通教室も大事かと思います。特別教室に移動することもあるかもしれないが、中学校においても教室を移動せずにそこで授業を受けることもたくさんあります。そういった面で中学校においても普通教室への設置も大事だと思いますので一緒に答えてくれますか。

 それから沖縄振興特別推進交付金ですが、皆さんの考え方を支持します。ぜひそうして欲しい。国からのせっかくの交付、割り当て額が決まっているのだからそれをしっかり使い切る。町のために、子どもたちのためにすっかり使い切る姿勢で今後も行政運営をして欲しいということで、この件についてはまず皆さんにお願いして終わります。では、教育委員会にどう考えるかお答えいただけますか。

 

議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 ご指摘のとおり、現在、特に小学校ですが普通教室のクラス数に応じて現在は4台しか配置されていません。導入するときには各学年で1台ずつを配置して、授業に応じて移動させて活用をするかたちで入れてございます。本来でしたら全学級で、黒板と同じような機能で、電子媒体で子どもたちの集中力を高めることができるという利点もございますので、今回は3台のお願いでございますが徐々に増やしていって、また現状も見ながらこの台数を入れてどうなのか、毎回全クラスが電子黒板を使うというわけではございませんのでそのへんどう効率良く児童生徒の授業に活用できるか現場の学校サイドとも調整をしながら有効に活用してまいりたいと思います。中学校におきましても現況は理科、英語、数学等、生徒が移動できるということで特別教室に入れて概ね活用しておりますけれども、おっしゃるように普通教室にもできましたら電子教科書が利用できますのでそういったところも検討して、学校サイドともどのぐらい台数を増やせば足りていくか十分有効活用できるか含めて検討しながら随時予算の許せる範囲内で導入してまいりたいと考えております。

 

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議長 中村 勝君 4番 花城清文議員。

 

○4番 花城清文君 ぜひ各学級に設置ができるように取り組んで欲しいと思います。同時に、その電子黒板が設置されるものとして教職員へ事前に研修が必要だと思います。設置されてから勉強するのではなくて、設置される前から教職員は研修を受けて使いこなせるようやるべきだと思います。その点についてもお願いしておきますね。

 それから、予算の調整権は町長にしかないので町長にぜひお願いしたい。教育委員会ではそういう方針を持っている。各学校、各教室に設置をしていきたい方針を持っておられるので、町長の姿勢と言うのか考え方と言うのか、ぜひ教育委員会をサポートして欲しい。町長はどう思われるのか答えていただけますか。

 

議長 中村 勝君 城間俊安町長。

 

○町長 城間俊安君 お答えします。議員がおっしゃるように、私たちも子どもたちの学力向上、いろいろな健全育成のためにも電子黒板の有効活用だと教育委員会からも聞いておりますので連携しながら、また当然、子どもたちに必要なものを考えていくことは教育部局も町長部局も方針は一つだと思っておりますのでそのように頑張っていきたいと思います。

 

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○議長 中村 勝君 他に質疑ありますか。10番 宮城寛諄議員。

 

10番 宮城寛諄君 質問いたします。今回18台ということで、トータルではこれまでに入っているものもあるわけですから40台になるのかな。そうなると、電子黒板を導入したことで例えばランニングコストだとかそれはどういうふうになっていくのか。学校の電子黒板の状況を見ると、小学校から中学校まで各学校によって利用状況が違うのですよね。例えば南風原小学校だったら理科、英語、算数、社会。津嘉山小学校が算数と国語のみです。北丘小学校が算数、理科、総合、英語。それから翔南小学校では年生でも音楽など入っているわけです。ですからこの電子黒板がどの授業に適しているのか、通常の黒板でできるものではないのかどうか。要するに、先ほど部長は今後、各教室にも導入していきたいとおっしゃっていましたけれども、それはそれでこの学科に合った電子黒板であればどんどん増やして欲しいし全部入れて欲しいと思います。ところが、学校を見ると南風原小が校だけでもこれだけ利用方法がまちまちなのです。だからこの電子黒板はどの教科に利用しているのか。もしそういうことがあるのであれば、私は小学校であれば国語と算数だとか科目が決まるのではないかと思うのだけれども、全部違うというところでこの電子黒板なるものが果たしてどの学科に適しているのかよく分からない。ただこういう新しい機器が出たから導入したという感じを受けないでもない。それで今度、交付金があるからということでこの際だからちょっと増やしておこうかというような安易な見方も僕はできないでもない。もちろん、学校側、先生方からも導入して欲しい、増やして欲しい要求もあるということですのでそれはそれで効果は上がっているのでしょうけれども、実際にはどうなのでしょうか。どの学科に適していて、どこが効果が出ると、だからこういうふうに導入していくのだと、増やしていくのだというような考えがもし皆さんにあるのでしたらその点をぜひ聞かせて欲しいと思います。

 それとこの電子黒板の導入は、国からのそういった何と言うのでしょうか文部科学省から電子黒板での授業を今後進めると、学習指導要領に基づいてのそういうことなのか。それとも業者からそういうものがあるよということで、南風原町としても教育委員会としてもこういう授業のほうがいいだろうということで薦められたのか、本当のところそのへんどうなのですか。その2点をお伺いします。

 

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○議長 中村 勝君 赤嶺正之教育長。

 

○教育長 赤嶺正之君 お答えいたします。寛諄議員から電子黒板はどの科目に適しているかという趣旨のご質問でございますし、あと1点は方針的なものと理解したのですけれども、まずどの科目に適しているかでございますが、基本的にはどの科目でも使える、適していると判断いたしております。と申しますのもまずお手元の資料でお分かりのとおり、台数が限られているものですから学校としましては学校なりの判断で理科あるいは英語、算数、社会という科目に活用しているわけですけれども、全普通教室に1台ずつ常設されているのであれば当然1時間目から6時間目までずっと先生方はこれを活用するやり方になると考えております。現段階では、学校では学年、学年、学年とだいたいフロアが決まっておりますので、年生の学年フロアには1台しかありませんからこの1台を時間割を決めて順番で先生方が活用している状態でございます。それが各教室に配備された場合には、1時間目から6時間目まで使えるというようなことも考えるわけでございまして、教育委員会としましてはできる限り町長部局にもお願いをしまして計画的に普通教室全部に配備していきたいというのが計画でございます。ただ、予算的な問題もございますので一朝一夕に実現しませんが、計画的に進めていきたいと思っております。

 それから、低学年に関しましては板書というのが非常に重要視されております。漢字の書き順やノートのまとめ方、そういったものは年から教えていきますのでなかなか電子黒板でそこまではとの意見もございます。年生の場合はやはり黒板との併用もあろうかと思いますが、そのへんは各学校で工夫していくと考えております。

 それから補助金があるから、あるいはまた文科省の方針なのかというご質問の趣旨かと思いますが、町の教育委員会といたしましては先ほど部長からありましたように子どもたちの注目度が良くなっていくことが明らかでございます。先生方の言い草ですけれども、子どもたちの食い付きがいいと、電子黒板でもって授業を進めると子どもたちの注目度が全然違いますねというようなこともございますので、それは平成21年度時点から言われておりましたので教育委員会といたしましてはやはり子どもたちが授業に集中するというような点で電子黒板を今後活用していきたい方針を持っております。以上でございます。

 

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○議長 中村 勝君 10番 宮城寛諄議員。

 

10番 宮城寛諄君 特に国の方針ではないとのことです。子どもたちの授業について何にでも効果が上がって、電子黒板を使うことによって子どもたちが集中できると、それで今後は予算があれば全ての教室にということですよね。年生については、黒板と併用してとのことですが、ということは今後この電子黒板を入れたら普通の黒板ですと学校、教室を作ってそれを設置すればだいたいがこの教室を壊して建替えするまでずっと設置したままですよね。費用としてはチョークぐらいしか出てこないでしょう。ちょっと書きが悪くて塗り直すことはあるでしょうけれども、まず最後まで30年ぐらいは使うことになります。電子黒板の場合は、今日の契約を見ても5年保証だと、そのつどやはりメンテナンスをしたりすれば費用がかかることになります。となりますと、これから電子黒板を導入して、これまでもそうですが40台でいったいランニングコストはどれぐらいかかるのかと考えるのです。今回の黒板でも単純計算で100万ぐらいですか。一旦導入すればそれが普通の黒板のように半永久に使えるわけではないと思いますので、また買換えなければいけないということでランニングコストも大分かかると思いますが、そのへんは皆さんどのように計算されているのですか。

 

議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 ご質問がございましたランニングコストについて申し上げます。電子媒体機器でございますので、先ほども申し上げました5年が保証期間です。お互いのパソコンもその年数がくればそれを変えなければいけない、役場の庁舎内も一緒ですけれどもそういったところが発生してまいります。パソコンを通じてボードに映し出す、その頭脳的な部分のパソコンはだいたい5年を目処で考えておりますのでそのへんのコストがかかります。それから、デジタル教科書を教科ごとに揃える費用がかかります。それも教科書改訂があるときにはそのまま変えなければいけないというようなことが出てきます。教科書改訂が出たときに、その教科のデジタル教科書を準備するのであれば買換えなければいけないというコストがかかってきます。それがいくらという試算はまだ出してございませんが、今考えられますことは、電子黒板を多く普及することによって活用するところが多くなりますのでそれに基づいて教育委員会としてもデジタル教科書の整備をして授業に活用していく、それが教科書改訂のときには買換えなければいけないことが出てきます。それとパソコンの寿命、耐用年数が来たときには変えなければいけないコストがかかってくると考えられます。現在、学校に入れていますパソコン等も耐用年数等が来ましたら買い替えをしてございますので、デジタル電子機器でしたらそういったことが今後のコストとして考えられております。

 

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議長 中村 勝君 10番 宮城寛諄議員。

 

10番 宮城寛諄君 大分コストはかかるようです。ただ私は金がかかるから止めたほうがいいと言っているわけではないのです。教育に対してそれなりの金額、予算をかけなければいけないことは分かりますが、入札するときや今回は5年保証ということですがそのコストの問題、メンテナンスの問題だとかいろいろ含めて入札に付すべきだし、では今後どうなるのだろうというそのへんまでやっていかないとそのあと保守や切、役場のコンピュータを見ても3回ぐらいですか切替えていますよね。そういうかたちで電子機器の場合は費用がかかり過ぎるところもあるものですから、それはそれで子どもたちの授業に十分役立っているであれば導入して構わないと思うのですけれどもただそのへんのランニングコストも十分に考えてやらないと、特に機器を選択するときにやらないといけないのではないかとは思います。

 この表を見て、教育長はどの授業にもということだったのですが、私は例えば全国テストだとかいろいろあってこういうところが弱いからこれを使おうとかいう指導があってもいいのかなと思ったのですけれども、私もこれぐらい学校によって科目が違うとは考えていませんでした。学校側に任せているようでありますが、それで十分に効果が上がっているのであればそれはそれで結構なのですけれども、そのへんは今後も検討してぜひ良いようにやってください。終わります。

 

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○議長 中村 勝君 他に質疑ありませんか。11番 大城 毅議員。

 

11番 大城 毅君 では質問します。寛諄議員からもあったように、今回の契約で合計40台になるわけですね。平成21年度の事業で実質的には平成22年度からの全面活用のようで、丸2カ年ぐらい活用してきたことになるわけです。これに対する評価が良かったから購入するというのが筋書き、理屈だろうと思うのですけれども、その点の先生方、児童生徒の皆さんからの評価は、客観的に私たちに説明できる資料としてお持ちですか。それをまずお示しいただきたい。

 それから、他の自治体、県内あるいは全国的な状況はどうなっているのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、最初の説明のところで平成21年度と同形式の物だと説明がありました。こういった電子機器の世界は、それこそ日進月歩でどんどん改善が加えられていくという認識が私にもあるわけですけれども、2年前の形と同じだとなるともっと改善された機器ももちろんあるのではないか。もっと使いやすい、先ほどの言葉で言えば注目度がもっとアップするようなそういう物もあっていいのではないか。おそらく南風原町だけがやっているわけではないでしょうし、それは全国的な流れだろうと思うので、そういうなかであればもっと各社間の競争もされて使いしやすい良い物も出てきているはずです。そういった点でなぜそうなっているのか、その3点についてお答えください。

 

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議長 中村 勝君 新垣好彦教育部長。

 

○教育部長 新垣好彦君 1点目の大城議員の質問です。良かった点など客観的に先生方と生徒からの意見等も出ているかとのことでございます。先生方には電子黒板の導入においてアンケートと言いますかそれを集約してございます。それを読み上げます。導入して良かった点では、電子黒板ソフトや動画等のデジタルコンテンツを利用することで児童生徒の授業に対する集中力が増したと、2点目に電子黒板ソフトを利用して正解などの情報を隠したり表示させたり効果的に児童生徒に見せることにより理解が深まった、デジタル教科書などのデジタルコンテンツと併用して授業を行い拡大したり縮小、それから動かす、さらには教科書等に実際に書き込みながら授業を行うなどの視覚効果を用いての理解力が深まった、それから児童生徒が目線を上げて集中して話を聞くようになり授業のテンポが良くなった、電子黒板ソフトや動画またはデジタル教科書が効果的に利用できることで授業の事前準備にかかる教諭の負担軽減を図ることができるなどが良かった点です。それから、要望など改善が必要な点として3点ほど挙がっております。それも読み上げます。台数が少なく授業で利用できる時間に限りがあり、学校現場からも台数を増やして欲しいとの要望がある、台数が少ないため短い休み時間での電子黒板の移動が大変である、数年ごとに人事異動があるため新しく転勤してきた教諭に対して機器の操作や電子黒板操作の定期的な研修会を行う必要があるという学校サイド現場からのアンケート等に基づいて良かった点と課題点をご説明いたします。

 それから、他自治体の状況はどうなっているかでございます。それについては資料がございます。那覇市から金武町まで15団体の資料がございますが、各学校に1台ずつは配置されているというような視点と、配置されている状況はということで南風原町が各小学校に4台と中学校にございます。今後導入する計画はありますかについては、導入したいというかたちでなっております。南風原町ほどに多くの学年に入っている所は少ないようであります。

 それから、3点目は型式ですが、今回、平成21年度2月ぐらいに入札してございますのでそれと同じ型です。導入して3年目で、視点としまして同じ形態を入れたほうが講習会もしてございますので操作ができるということで、機種が変わってしまった場合にはまた戸惑いますのでそういったところでそのようにやってございます。バージョンは一緒のようで、そのように機器の設定をしてございます。以上でございます。

 

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○議長 中村 勝君 11番 大城 毅議員。

 

11番 大城 毅君 先生方からのアンケートを紹介していただきました。今の報告の範囲では集中力だとか効果があると受け取れるわけですけれども、これは先生方の思いですしそれはそれで受け取れるわけです。数値化は難しいかもしれませんし客観化は難しいかもしれませんけれども、相当な費用がかかっているわけで、1台100万円というこれをどう見るか見方はいろいろあるわけですが教育現場からの要望という点で他にもいろんな要望があるはずなのです。先生方からの要望、生徒からの要望とたくさんあるはずです。そうしたなかでこれが新しい、平成21年度から始まったとはいえ新しい事業として大きなウエイトを占めているのではないかということからすると、他の様々な要望との関係で優先順位と言うのか新たに教育を充実させたり新たに設けたりするうえでこの電子黒板の優先度が果たしてどの程度のものなのだろうという点から、例えば南風原小学校のグラウンド、役場から学校線を下って行きますと左側がグラウンドですけれどもそこの防球ネットなどもぼろぼろでほとんど役に立たないかたちになっている。見ているとしばらく放置されて、何の対策も取られているように見えないのですね。そういったことなど学校の要求は多岐にわたっているはずなのです。そうしたなかでのこのような政策の優先順位というものは、客観的な資料でもって説明されて予算が付けられていくべきものだろうと当たり前の一般的な話をしているつもりです。そういう点での説明も議案の説明にあたっては必要だと思います。これは予算の実態なのかもしれませんが、そのように考えています。以上です。終わります。

 

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○議長 中村 勝君 他に質疑ありませんか。

(「進行」の声あり)

○議長 中村 勝君 質疑ないようですので、これで質疑を終わります。ただいま議題となっております議案第3号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

○議長 中村 勝君 異議なしと認めます。よって議案第3号については、委員会の付託を省略することに決定しました。これから議案第3号について討論に入ります。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

 

○議長 中村 勝君 討論なしと認め、これで討論を終わります。これから議案第3号 平成24年度南風原町小中学校電子黒板購入事業における売買契約についてを採決します。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(起立全員)

○議長 中村 勝君 起立全員であります。よって本案は、原案のとおり可決されました。

 

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○議長 中村 勝君 次に、議決事件の字句及び数字等の整理についてお諮りします。本臨時会において議案が議決されましたが、その字句、数字その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

○議長 中村 勝君 異議なしと認めます。したがって、字句、数字その他の整理は、議長に委任することに決定しました。以上で本日の日程は全部終了しました。会議を閉じます。

 

○議長 中村 勝君 これにて平成25年第2回南風原町議会臨時会を閉会します。お疲れ様でした。

 

閉会(午前1102分)

 

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